MULAストーリー   作:Lcrcl (エルマル)

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優香の能力

鬼火を操る程度の能力
普通に火を操る。ただ、色は紫色で、数千度である。

今回は最後なので長いです。


天助と優香⑥

side熊野優香

 

勇儀「鬼失格だな…!」ドッ!

 

優香「んな事どうでもいいのさ…」

 

スッ

 

優香「フンッ!」ボッ

 

拳に火を纏う。

 

優香「火炎撃!」ドゴォ!

 

勇儀「グッ…そらぁ!」シャッ

 

左から拳が飛んでくる。

 

優香「はっ、でぇい!」ドガッ!

 

勇儀「うおっ!?」グラッ

 

しかし、勇儀の体勢を崩すことで攻撃を避けた。

…追撃だ。

 

ボッ

 

足に火をつけ、宙返りをする。

 

優香「炎突!」ドゴォ!

 

勇儀「ガフッ…!」

 

そして反転してかかと落としを決めた。

 

優香「ふぅ…」

 

萃香「くそっ…」

 

傷が治った萃香が私の前に立つ。

 

優香「さあ、どうする?また2人がかりで私と天助を殺すか、諦めて逃げるか」

 

萃香「…1つ、きいていいか?」

 

優香「何だ?」

 

萃香「お前は、人間をどうしたいんだ?」

 

優香「…仲良くしたいんだ」

 

萃香「…そうかい。ならもういい。…勇儀」

 

勇儀「なん、だ?」

 

萃香「部下たちに伝えろ、退却だと」

 

勇儀「!?」

 

萃香「分かったかい?」

 

勇儀「…分かった」

 

立場は萃香が若干上なのである。

 

ザッ

 

「優香の姉貴…」

 

優香「じゃあな、お前ら。私は人間を味方することにした」クルッ

 

天助「………」

 

優香「帰るぞ、天助」

 

天助「あ、ああ…」

 

スタスタ

 

『姉貴………』

 

後ろからそんな声がした。

当分は会わないだろうな…

 

ー-------------------------------------

 

カチッ

 

天助「よし、これで完成だ!」

 

優香「何がだ?」

 

天助「鬼に対応した傷薬だ。かなり時間をかけたぜ」

 

鬼用の、薬だと?

 

優香「ソレで何するつもりだ?」

 

天助「さあな。人間を味方する鬼が優香だけとは限らないだろ?」

 

優香「なるほどな…」

 

天助「……優香」

 

優香「何だ…」

 

天助の方を向くと…

 

ドンッ

 

優香「っ…!」

 

私の隣に腕を壁にドンとされた。

(壁ドンである)

 

天助「俺と…付き合ってくれないか?」

 

なんと告白をされた。

 

優香「…私は、鬼だぞ?」

 

天助「そうだな」

 

優香「お前より長く生きるんだぞ?」

 

天助「どうにかして寿命を延ばすさ」

 

優香「私なんかで、いいのか…?」

 

天助「…お前がいいんだ、優香」

 

優香「天助…!」

 

ギュッ

 

天助を抱きしめた。

 

優香「私と、付き合ってくれ…!」

 

天助「…喜んで」

 

こうして、私と天助は付き合う事になった。

そして結婚したのはなんとその1か月後である。

 

ー-------------------------------------

 

side基山優香

 

天助と結婚して数年が経った。

 

天助「優香、大事な話がある」

 

優香「どうした…?」

 

天助「優香…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はこれから、1000年間特訓をしようと思ってる」

 

…は?

 

優香「…は?」

 

天助「100年ごとに帰ってくるつもりだ」

 

優香「ど、どういう事だよ!?」

 

天助「言った事は言ったぞ?」

 

優香「そうじゃなくて…何でいきなり1000年特訓するとかバカげた事を言ってるんだ!?寿命は100年だろ!?」

 

天助「それを伸ばすのも特訓の1つだ。ちなみに、特訓するのは平行世界で…」

 

優香「天助」

 

天助「ん、何か質問でも「それじゃない」…?」

 

優香「何で、特訓する事にしたんだ?」

 

天助「…お前を守るためだ」

 

優香「私を…?」

 

天助「ああ。俺はもっと強くなって、お前を守りたいんだよ」

 

優香「そ、そうか…」

 

天助「100年後、帰ってくるからさ」

 

優香「……ダメだ。ちょっとそこで待ってろ」

 

スタスタ

 

天助「…?」

 

コレだな。

 

優香「天助、コレを持っててくれ」スッ

 

天助「コレは…?」

 

優香「精神で会う事ができるようになるものだ。寂しくなるからな」

 

天助「…ありがとな」

 

優香「どうってことないよ」

 

そして、準備は進んでいき…

 

優香「…天助」

 

天助「…優香」

 

2人『また、会おう』

 

…考えてる事は同じか。

 

天助「じゃ、行ってくる」

 

ギュィィン!

 

空間に穴が開く。

天助は手を振りながら、穴の中に入っていった。

 

優香「…フッ」

 

私も強くならないとな。

 

ー-------------------------------------

 

優香「そしてその数年後、天界へ行ってココで暮らし始めたのさ」

 

天助「帰ってきた時少しの間お前を探すのに忙しかったんだよな~!」

 

優香「ああ、懐かしいな」

 

アルミ「…なんか、壮大な話ね」

 

有太「てか、お前ら夫婦なのか」

 

4人はその後も酒を飲み続けたのだった。




次章もよろしくおねがいします。
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