side八意月斗
月斗「…完全に引っ込んでしまったね」
ルメ「今度は甲羅を狙えばいいんでしょ?」
月斗「そうだね」
ダッ
ー甲羅ー
ザクロ「…お?」
ザクロが何かに反応する。
アルカ「どうしたの?」
ザクロ「アレ、見ろよ。穴が開いてるぞ」
見上げると…あ、確かに穴が開いてるね。
ルメ「恐らく甲羅担当がやったんでしょうね」
そこにその甲羅担当が駆け寄ってきた。
月斗「体が完全に引っ込んだから、来たよ」
アルヤ「他は…「そろそろ来るんじゃない?」ですね」
月斗「あの穴に攻撃を当てればいいんだね?」
僕の質問に対し、アルヤは頷いた。
なるほどね…でも。
月斗「もうすこし大きくできそうだね」フワッ
甲羅の穴に向かう。
ルメ「何をするつもりなの?」
月斗「なぁに、やっと能力を活用できると思っただけさ」
スッ
甲羅の穴…その外側に手をかざす。
そして能力を発動する。
ギュン!
月斗「まずはココに圧力をかけて…」ぎゅっ
…一旦能力を解除し、穴を挟んで反対側の部分に能力を使う。
月斗「今度はこっちに…」ぎゅっ
僕がしようとしていることは、こんな感じ。
外側の部分でランダムに能力を発動し、そこに重圧がかかることで、少しずつ脆くなる。
それを繰り返すことで段々甲羅が脆くなり…
…バキッ!
味方『…!』
甲羅の穴が一回り大きくなった。
この行動を起こす条件は…穴を開けておくこと。じゃないとそもそも穴を大きくできないのだ。
スタッ
穴を大きくすることに成功した僕は、地面に戻った。
アルカ「…凄い応用の仕方ね」
どうやらアルカは僕がやったことをある程度理解したようだ。
月斗「なに、この程度一週間前の朝飯前だよ」
ザクロ(一週間前なのかよ…)
月斗「じゃ、後は君達に任せるよ」
アルヤ「了解です!」ギュン
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side坂田日花
日花「ハァ、ハァ…!」ドサッ
炎月と戦い始めて10分程が経つ。…未だに一撃も当たっていない。
全て避けられるか、弾かれるか、止められるかだ。
今の私は体力を温存すべく、スーパー化を解除したけど…それでも強すぎる。
炎月「どうした、その程度か?カンスト状態でそれだけとは言わせないぞ、お前の師匠の方がやれたハズだ」
…!?
日花「アルミさんを、知ってるの…?」
炎月「俺が一方的に、な。完成する前のアルミ・マリオでももっといい動きをしていたハズだ…そうだ、質問をしよう」
日花「?」
炎月「お前は力と技術、どちらに重点を置く?」
アルミの答え:場合によって変える。
次回もよろしくおねがいします。