side坂田日花
日花(……?)シャッ
今の所私は炎月との組手に競り勝っている。…おかしいわね?もしかして炎月って近距離戦が苦手なのかしら?
炎月「ッ……(ヤベッ、そろそろ追いつかなくなる)」
日花(…多分慣れてないだけね。さて)スッ
…ギュン
左手にエネルギーを溜め、炎月の隙を突く。
ゴォッ!
日花「煉獄パンチ…!」バッ
炎月「ぃぃっ!?…グォッ」ドゴッ
ヒュン…ドゴォ!
炎月は私の攻撃をモロに受け、少し吹っ飛んだ後地面に激突した。
日花「…あれ?」
私が驚いていると、依姫が説明した。
依姫「はぁ、だから練習しろと言ったのに……炎月は組手が苦手なんだ、お前が察したようにな。慣れない組手に集中してて隙を突かれた…って所か?」
日花「は、はぁ…」
やっぱり苦手だったんだ。
炎月「人の弱点を説明するなよ…」ズイッ
その場から炎月は立ち上がった。
炎月「しかも完璧な回答だったな…俺が言い訳できなくなったじゃねーか」
…こころなしか喋り方が砕けてる気がする。
炎月「…ま、いいか。手合わせを続けるぞ」
日花「ええ…」スッ
♪MULAストーリー - 炎月
さて、どうするか…まずは弾幕かしらね?
日花「フレイムバレット!」ボッ
ダダダダンッ!
両手十本の指から火の弾丸を放つ。
炎月「(弾幕か、なら俺も…)…炎弾!」ボッ
シュバッ!
しかし炎月は自身の周りに火の玉を出し、ソレをこちらに向けて放った。
シュゥゥゥ…
日花「ッ…!」スッ
ダンッ、ダンッ!
弾幕がかき消され、さらに弾幕が飛んでくるので、私はソレを相殺すべくフレイムバレットを追加で撃つ。
…ドシュッ!
日花「ふぅ…「息をつくヒマはあるのか?」…え」
炎月「うおおっ!」バッ
ゴォォォォ…ッ!
炎月の頭上に巨大な火球…ではなく、燃える月が現れた。
炎月「本気じゃないが、コイツでケリをつけてやる!」バッ
日花(え、何アレ!?小さな燃える月が…!)
*月が燃えている。
炎月「くらえ……ルナブレイズ!」ドッ
グォォォォォーーz____ッ!
日花「ッ…!」
こりゃ、あの技をつかうしかないようね…!
日花「ハッ!」ダッ
私の両手に夕暮れの残光のような光を出し、それを拳に纏う。
日花「必殺……サンセット・グロウ!」バッ
ズドォォン!
滅多に出すことのない技で炎月の技を止めにかかる。
ギギギッ…
日花「クッ、ハァァァァ!」
パキッ
日花「え」
炎月「!」
…パリィィン!
月が割れた!?
日花「うわっ」ドサッ
ズサーッ…
私はその衝撃で地面を後ずさる。
炎月「まさか同格の威力とはな…」
日花「?」
炎月を見てみると、結構驚いた顔をしていた。
炎月「お前のさっきの技…いい技だったぞ。依姫…勝負は終わりだ」
依姫「…分かった。引き分けとする!」
手合せはこうして、技の打ち消し合いで終わった。
燃える月、それと黄昏。
次回もよろしくおねがいします。