MULAストーリー   作:Lcrcl (エルマル)

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足りなかった。


一歩

♪SharaX - Black Magic

 

side天照

 

魔王「─────!」ボォォ

 

……ッ。

 

天照「全員、構えなさい。まだ終わって─」

 

魔王「オォォッ!」ドッ

 

天照「なっ!?(まさかまだこの速さで動けるとは!)」サッ

 

光速で魔王を避け、即座に炎月も魔王から遠ざける。

 

魔王「千年前も受けたこの技ァ…確かにこの俺でもただでは済まないダメージを受ける。だが─」

 

サグメ「…!(また大技が…!)」スッ

 

 

 

バキッ

 

魔王「初見じゃないものは対処するのも当然だろう…?」

 

背後からそんな音と魔王の声が聞こえた。月斗が…サグメを庇って魔王の拳を受け止めていた。

しかし開いている手に魔王は火を纏い…

 

魔王「イフリート」ゴッ

 

月斗「ゴフッ…!」

 

サグメ「月斗!(月斗は大ダメージを受け──)」

 

魔王「させん!」バゴッ

 

サグメ「ガッ…」

 

八意月斗  気絶、戦線離脱

八意サグメ 気絶、戦線離脱

 

2人もダウンしてしまった、その時間…炎月の技を受けて経ったの15秒。

 

炎月「月斗、サグメ!クソッ…」

 

魔王「安心しろ、次はお前だ」グッ

 

一体どうすれば魔王を……?

 

素戔嗚「させるかよォ!神眼解放、死滅大三角!」

月夜見「畳みかけるぞ!神眼解放、月華夢双!」

 

私が次の手を焦る間に、頼もしい弟妹は動いていた。

 

魔王「デス・アックス」シュッ

 

ギギギッ…!

 

素戔嗚「(神眼開放2つに対してオノで拮抗するのかよ、化け物が…!)」

 

魔王「俺の足止めに精一杯のようだな?」

 

天照「(足止め…ですって?)」

 

私達は魔王を、殺す為に来たハズ………そうよ、そのハズだわ。

 

天照「(無理してでも、コイツを仕留めなくては!)光遍立方衝ォッ!」

 

魔王「何!?」

 

ドギュゥン!

 

月夜見「姉上、無茶だ!ここは私達に任せろ!………お前達、何をしている!加勢しろ!」

 

『はい!』

 

2度目の神眼開放をした私に対し、月夜見は止めようと加勢を求める。…でも。

 

天照「………それでも、私はやるわ。あの子、透の為にも!」

 

魔王「(透…あの厄介だった妖怪神か)…ッ、体が焼かれ…!」

 

ルメ「神眼開放、ウィンデヴィオス…風遁・螺旋手裏剣!」

 

AYF「神眼開放、必縛呪怨」

 

神綺「……神眼解放、神魔経絡!」

 

依姫「ヤマタノオロチ・インストール!」

 

豊姫「トヨタマヒメイア・マチカネンシス!」

 

留美「マッド・ウィンド!」

 

神眼持ちの人達はそれぞれ開放を発動し、そうでない人も技を使い魔王に集中砲火する。

 

魔王「グホォッ、貴様ら…!(こうなったら、一気に…!)」

 

パメラ「………」

 

ルメ「パメラ…?」

 

ーーー

 

sideパメラ・マリオ

 

幽香「パメラ、少し重要な事を教えておくわ」

 

パメラ「?」

 

幽香「いくら私みたいな強者でも、攻撃する隙というのは必ずできるわ」

 

パメラ「うん…でもそれってかなり短いよね?」

 

幽香「大丈夫よ…その時は、貴方が習得した『その技』を使えばいい」

 

ーーー

 

魔王「ムムムッ…!」

 

魔王は魔力を溜め、一気に放出するつもりだ。でも攻撃を受けながら溜めているからには隙が生じるハズ!

 

パメラ「…………」

 

じっと待つんだ、その機会を!

 

ルメ「パメラ…?」

 

パメラ「………!」

 

魔王「(そろそろだ、後少しで放出できる…!)」

 

見えた…!

 

ゴォォォォ…ッ

 

…聞こえた!

 

パメラ「行くぞ………!」スッ

 

僕のパワーは他の人達と比べて弱い、だから貫通力を極限まで…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パメラ「擬・『蒼』!」ギュン

 

僕は霊力と妖力を凝縮し、放った。

      ↑!?

 

魔王「……ガァ!?」ズドッ

 

side天照

 

パメラが何らかのエネルギー弾を放つと、それは魔王の体に風穴を開けた。

 

魔王「何、だ今のは…!?(この俺の体に風穴だと…!?)」

 

炎月「ナイスだ、パメラ!」ドッ

 

動揺している隙に炎月は速攻を仕掛ける。

 

炎月「ルナブレイズ…!」ギュン

 

…命中。

 

魔王「…ガァァァァ!?」

 

炎月「うおおおおおおおおっ!」

 

このまま魔王を…!

 

魔王「(やられてたまるか…)貴様諸共だ!エクスプロージョン…!」

 

炎月「ッ…!」

 

 

 

ドガァァン……!

 

 

 

大爆発が起き、煙が晴れた先にあったのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炎月「ガッ…」ドサッ

 

魔王「危なかった…が、あと一歩足りなかったな」

 

風穴が修復されている魔王と、気絶し倒れた炎月だった。

 

炎月 気絶、戦線離脱

 

魔王「………そして、貴様もだ」スッ

 

不味い、疲弊した私達じゃパメラが…!

 

「猛毒手々!」

 

魔王「…チッ」

 

 

 

 

 

 

メイ「アルヤさん、甲さん。パメラ君と疲弊した方々を頼みます」

 

ネロ「僕達が時間を稼ぐ!」

 

フラワー「魔王が何よ、やってやるわ!」

 

気付いてるのか否か、3人の片目には…薄らと十字が刻まれていた。

 

天照「………!」

 

これが、次世代ってヤツなのね……

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

side坂田日花

 

腕を回復させようとしていた私は、何故か精神空間にいた。

 

炎月「日花」

 

日花「炎月…?」

 

炎月「前、俺を倒せば獄炎の天使を代替わりするって言ったな?」

 

日花「ええ…」

 

炎月「俺はさっき魔王に気絶させられた。だから魔王に特攻を持つのは日花、お前しかいない……今、代替わりするぞ」

 

日花「出来るの?」

 

炎月「条件は先代が自由に決められるんだ」

 

ボッ

 

日花「その火は…?」

 

炎月「『獄炎の天使』の力を具現化した火だ。受け取れ」

 

…スッ

 

炎月が渡してきた火は、いつの間にか治っていた私の右手の上で揺らめいていた。

 

炎月「魔王はかなりダメージを負ったが、それでも厄介な相手だ………頼んだぞ」

 

日花「フッ……任せなさい」

 

ーーー

 

日花「…!」

 

精神空間から戻ってくると、私の外見は変わっていた。髪色が紫色、目は橙色…そして片目に赤い十字が刻まれていた。

 

日花「この感覚…力が湧いてくるわ……」

 

この姿は…獄炎の天使という称号にちなんで、こう名付けよう。

 

日花「インフェルナ」

 

…さて、と。

 

日花「魔王討伐、行きますか!」




…………が、進んだ。

月夜見→月華夢双
月のエネルギーを一点集中させ攻撃する。

素戔嗚→死滅大三角
三角形の空間に海を発生させ、相手を襲う。

神綺
90億→250億(神眼片目:白)
魔界の創造神。へカーティアと同格。
神魔経絡
魔界のエネルギーを纏いぶっ放す。

次はメイ、ネロ、フラワー、日花で戦います。

次回もよろしくおねがいします。
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