MULAストーリー   作:Lcrcl (エルマル)

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別れの時…。


世界一の配管工の最期

sideマリオ・マリオ

 

……。

俺は、勝った。

グリッチは、消えた。

しかし、その次の瞬間、俺の意識は途絶えた。

…………。

 

「ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…」

 

マリオ「…ん…んんっ…知らない…天井だ…」

 

ここは…病院か?

よく見ると、俺の口には呼吸器が付けられている。

そして…

 

アルカ「マリオ!!」ダキッ!

 

周りには仲間たち全員がいた。

ジーノもどうやら修理され、生き返ったようだ。

 

ルイージ「兄さん…具合はどう?」

 

マリオ「……最高だ」

 

キノピオ「本当か?よかったぜ…」

 

カービィ「僕、役に立てなかった…」

 

マリオ「いや…もしお前が吹っ飛んでなかったら…真っ先に死んでいただろう」

 

アド「もう…怖いこと言わないでよ…」

 

マリオ「いや…こんなもん怖く無いぞ…なんせ…この中に…死人が…出るからな」

 

ノリオ「死人?誰ですか?」

 

アルカ「……マリオ、嘘よね?」

 

クッパ「誰だ、その死人ってのは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリオ「……俺だ」

 

全員「!?」

 

ハリー「おいおい、見苦しい嘘つくなよ…」

 

マリオ「いや…本当…だ…ゲホッ…」

 

アルミ「…おとー…さん…?」

 

マリオ「ハァ…ハァ…どうやら…お話の…時間…は……もう……すぐ…終わる……ようだ…な…」

 

アルカ「まさか、リミッターを限界まで解除して…!」

 

ルイージ「死ぬな、兄さん!」

 

マリオ「……俺は…幸せ者……だな…仲間たちに……囲まれて……死ねる………なんてな…」

 

カービィ「マリオ…諦めないでよ!」

 

アド「ここで死んだら幸せ者じゃないよ!」

 

マリオ「いや……今が…幸せ…だ…」

 

ノリオ「あなたが死んだら、誰が一番煎じになるんですか!」

 

クッパ「まだワガハイと決闘してないぞ!」

 

…そんな約束、したんだっけな…。よく覚えてないや…。

 

アルカ「私の力を分けるから、お願い…マリオ…死なないで……お願いだから!」キュィィィン…

 

アルミ「おとーさん…いなくならないでよ!うぅぅ…」

 

アルカは力を分けようとし、アルミは泣くのを必死に堪えている。

 

マリオ「アルカ……それ…は………もう……無意味だ…」

 

アルカ「そんな…マリオ…マリオォォォォ!」

 

マリオ「最期の…一言…だ……アルミ………俺の帽子を…あげるぜ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………長生きしろよ、俺の娘」パサッ…

 

「ピッ…ピッ…ピッ…ピーーーーーーーー…」

 

俺はそこで息を引き取った。

35年の人生。

盗撮して捕まり、脱獄したり…

箱から解放した幽霊が俺のファンだったり…

一回死んで生き返ったり…

帽子に呪いがかけられてしまったり…

2年前にタイムリープしたり…

警察が国家を乗っ取ろうとしたり…

とんでもないデスゲームに参加して世界を救ったり…

犯罪だらけの異世界にいったり…

幽霊が生き返ったついでに時間停止能力を手に入れたり…

刑務所から大量脱獄事件が起きたり…

オルゴール箱が盗まれそうになったり…

 

本当に、いろいろあったな。

アルカ…アルミ…そしてみんな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さよならだ。

 

世界がバグった! 完。




マリオ編、完。
次回もよろしくお願いします。
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