エアグルーヴ育成しました。嵌りそうです。この女帝可愛すぎる。

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ファインモーションに言わせたいセリフを言わせたので完了です。


エアグルーヴのジャパンカップ

― 日本 秋 ―

 

 

―東京競バ場 控室E ―

 

「エアグルーヴ!もしよかったら私のお兄さまに会いに行かない?」

 

応援に来てくれたファインモーションにそう提案されせっかくなので挨拶に行くことにした。

まさかその決断があんなことを引き起こすとは思ってもいなかった……

 

―東京競バ場 控室C ―

 

 

備え付けられたシャワーを浴び、濡れたまま全裸で椅子に座る。

時間はまだ昼を回ったばかり、本命、出走の第10Rにはまだまだ時間がある。

 

「まさか妹が走る日本のターフを走ることになるとはな……」

 

ちなみにだが、この世界はウマ娘だけではなくウマ息子もいる。だがまあ、男女で身体能力に差はあまりなく、一部のレースを除きで男女や階級差は無い。

 

控室とはいえ全裸、いけないことだがレース前の大事なルーティンだ。

 

そういえば我、妹が控室に来ると言っていたがさて、いつ来ると言っていたか……いや、時間は言っていなかったか……?

 

「ピルサドスキーお兄さまお久しぶりです!ファインモーションです!!」

 

思うと同時にバタンと乱暴に扉が開けられる。半年ぶりに直接顔を合わせる愛しの妹のお出ましだ。

 

「久しぶりだな我、愛しの妹よ!ふむ、半年ぶりだが美人に磨きが掛かったか?」

 

「な……は……え……は!!!????」

 

「あ、紹介しますねお兄さま、私と同室のエアグルーヴさんです」

ほう、愛妹が世話になっているウマ娘か、兄としていや、家の長男としてしっかり挨拶しなければな。

 

「ああ、これはどうも、ファインのあ……」

 

エアグルーヴ。彼女を始めて見た時目を、いや、心、いや、全てを奪われた。

初めてだった、俺も健全な10代後半のウマ息子だ、寮の連中とエロ本だって読んだこともある。ただやはり、勃つには少しだけ時間がかかる。

例えるなら炉に火を入れ薪を入れるように。だが、彼女を見たときは違った。

それは、ガソリンに火のついたマッチを入れたかのように一気に燃え上がった。

まあ、簡単に言うと即勃ったそれだけだ。

そして次の瞬間。

 

「きゃああああああああああああああああああああああああああああああ」

悲鳴と共に足を振り上げる彼女。

 

「ウマ娘の脚力でそれはやっっっっ!!!!!!!!!」

高速の反応で息子を守るも……

 

ドズンッ!!!!!

 

「ああ!ピルサドスキーお兄さまのピルサドスキーお兄さまが!!」

 

到底生身同士のぶつかり合いから発せらないような音が控室に響く……

 

「あっ……んんあぁぁっ……ハァァァァァ。んん!ファイン……いったん彼女を外に……」

 

「ああ!わかりましたお兄さま。エアグルーヴその……いったん外にでましょう」

 

「いやっ、その、すまな、いや貴様が、その」

 

「大丈夫ですからいったん外に出ましょう、ね!」

ファインが動揺する彼女を連れ退室する。

 

「ハァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」

その場に蹲り尻尾の付け根をトントンと拳で叩く。気休め程度だがマシにはなるだろう……

それにしても、ジャストミートしたというのに猛りが収まらない息子よ収まりたまえ。痛みは兎も角、さすがに猛りっぱなしでは彼女、エアグルーヴと話すことなどできないぞ……痛みで死にそうだ……

 

 

―15分後―

 

痛みと猛りが収まり、ジャージを直用し廊下にいるであろう二人に声を掛けようと扉を開けると

 

誰もいなかった……

 

「?????????????????????」

 

目の前の光景にフリーズしているとテーブルの上にあるスマホが鳴り画面を見ると

 

『リギルのウオーミングアップが始まる時間だそうですのでまたあとで伺います』

 

とファインからメッセージが届いていた。

 

ふむ、まあいい、どうせ遅くともパドックで会うだろうし何の問題もないな。

 

「さて、俺もウオーミングアップを始めますかね」

そう呟き担当トレーナーに連絡を入れ、靴やタオルを持ち第二競バ場に向かった。

 

 

―東京競バ場 パドック ―

 

「3枠三番三番人気 ピルサドスキー」

アナウンスと同時に外套を脱ぎ去りポーズを取る。

白のロングコートに水色のシャツに白のスラックス、左右非対称のブーツ。頭には黄色と白のチャックのキャスケット帽を耳に掛けている。デビューから着続けている自慢の勝負服だ。

 

「3枠四番10番人気 モノズ」

次の番のウマ息子と交代し舞台袖に下がりそのままターフへ地下バ道を通り移動する。

 

 

―⏰―

 

 

 

「……ピルサドスキー少しいいか?」

返しウマが終わりゲート入場待ちをしていると後ろから声を掛けられた

 

「ん?ああ、エアグルーヴか……」

先に言うと俺はエアグルーヴよりも身長が高い。谷間が凄まじいな……それに短いスカート、いくら下に履いているからといってそれはマズいのでは?まあ、俺たちウマ息子には目の保養だが。いや、この勝負服を作ったデザイナーには爵位を与えてやってもいいかもしれないな。

 

「その、先ほどの事なんだが……」

 

「ああ!そのことか、気にしなくていい、私も妹が来て気分が上がっていて周りが見れていなかったからな」

 

「だが…その……蹴ってしまったし」

 

「痛みは引いたし出走にも問題ないから構わないのだが……そうだ、ディナーに行かないか?」

 

「なっ!」

 

「レース前に言うことじゃないの事はわかっているがこのまま、謝り続けてもしょうがないだろう。で、どうだ?」

 

「……蹴った私が言うのはおかしいだろうが、このレースに勝ったらならそのディナー受けよう」

 

「そうか、まあ私が勝てば良いだけだ。それではいい勝負をしよう」

 

「ああ、そちらこそな」

 

 

 

『各バゲートイン完了、今スタートしました!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




結果は史実通り完璧なレースをしたエアグルーヴをピルサドスキーが差し切ってピルサドスキーが勝ちました。

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