呉爾羅ですが、なにか?   作:VSシリーズ

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前回から始めたアンケートですが、とりあえずどんな感じになるかイメージを持ってもらうために、後書きのステータスの表示の仕方を試しに変えてみました。参考になればと思います。
今回はスキルを鑑定しまくる回ですが、文字数が制御しきれなくなって、もうちょっと省略すれば良かったかなとか思ったり……。ほとんど説明回だと思っていただければと思います。

2021/09/16
耐性系のスキルあたりに追記などをしました。
また、読者の方からの誤字報告を適用させていただきました。誤字報告していただき、ありがとうございます。


出動! スキル鑑定団!

大きな反省点が見つかってしまったけど、私はどうにか気を取り直した。

そして、スキルポイントを使って鑑定のレベルを上げていった。

念のために、レベルを一つ上げるごとに試しに鑑定を使ってみて、効果を確認していった。 

 

LV4だと、種族名の下に色のついた4本の横棒が追加されていた。

その横棒を一つずつ鑑定していったら、それぞれ「HPバー」「MPバー」「SPバー」と出てきた。

下のSPバーについては、上の黄色と下の赤の2本がくっついているような感じだ。

 

HPとSPなら予測は付いていたけど、MPは具体的には何を意味するのか分からなかったのもあり、この三つを対象に、さらに鑑定して意味を調べた。

 

『HP:ヒットポイント』

『MP:マジックポイント』

『SP:スタミナポイント』

 

出てきた言葉を、更に鑑定。

 

『ヒットポイント:ダメージにより消費されるポイント』

『マジックポイント:特殊能力により消費されるポイント』

『スタミナポイント:運動により消費されるポイント』

 

この説明により、私の予想と同じく、HPは体に傷を負ったりすると減る、いわば残りの生命力を表すようなものである可能性が高いことが分かった。

SPについても、スタミナという理解で間違いなかった。

あと、この説明からすると、MPは一部のスキルを使うときとかに消費するためのものじゃないかと思ってもいいんじゃないかと考えられる。

もしかしたら、SPもそうかもしれないけど。

後でしっかり確認しておかないと。

 

LV5だと、SPバーの下に『ステータス 強い』という表記が新たに加わっていた。

さらにLV6になると、『強い』という表記の代わりに複数の項目が出てきて、HPやMPも併せてステータスが数値として表示されるようになった。

それぞれを鑑定した結果も含めると、以下の項目が出てくるようになった。

 

『平均攻撃能力:その個体の平均的な物理攻撃能力を表す。平均であるがゆえ、部位によってその数値は異なる』

『平均防御能力:その個体の平均的な物理防御能力を表す。平均であるがゆえ、部位によってその数値は異なる』

『平均魔法能力:その個体の平均的な魔法運用能力を表す。平均であるがゆえ、作業によってその数値は異なる』

『平均抵抗能力:その個体の平均的な魔法防御能力を表す。平均であるがゆえ、属性によってその数値は異なる』

『平均速度能力:その個体の平均的な物理速度能力を表す。平均であるがゆえ、部位によってその数値は異なる』

 

どの項目の数値も4000を超え、5000を超えるものもいくつかあったけど、比較対象がまだないから高いのかどうか分からなかった。

けど、最初の「強い」という表記に間違いがなければ、多分高い方だとは思った。

 

そして、LV7にまで鑑定がレベルアップすると、ついに私が今持っているスキルも鑑定で出てくるようになった。

鑑定結果に含まれる単語を、さらに鑑定して意味を調べることができるのは既に分かっていた。

つまり、鑑定結果に出てきたスキルを対象に鑑定を使用することで、自分が所持しているスキルの効果を、ようやく正確に知ることができるようになったんだ。

だいたいは名前から想像できるような効果だったけど、ちゃんと正しく理解できた方がいいに決まってるよね。

 

所持しているスキルは、一通り鑑定してみた。

まずは地竜のスキルから振り返ってみよう。

 

『地竜:地竜種が有する特殊スキル。レベルにより特殊な効果を発揮する。LV1:土ブレス、LV2:石纏、LV3:生命変遷、LV4:地恵、LV5:大地ブレス、LV6:食地、LV7:地竜ブレス、LV8:大地纏』

 

地竜のスキルは、やっぱりこのスキル単体で複数の技を使えるスキルみたいだった。

その技の半分くらいは知っていたけど、使ったことがない技や、意識せずに使っていたけど地竜のスキルによるものだと知らなかった技もあった。

つまり、鑑定なしだと、地竜で使える技のうち半分しか使いこなせない可能性もあったということ。

やっぱり鑑定で調べられるようにしてよかったと思った。

 

地竜のスキルの近くに並んでいた龍鱗や甲殻、鉱体などは、防御を強化するスキルのようだった。

できれば強化していきたいスキルではあるんだけど、熟練度の稼ぎ方がよく分からなかったりする。

今度いろいろ試してみないと……。

 

次はHP高速回復とかのスキル。

 

『HP高速回復:HPが時間経過とともに回復する。自然回復しないような怪我でも回復可能』

『MP回復速度:MPが自然回復する速度が上昇する』

『MP消費緩和:MPの消費量が減少する』

『SP回復速度:SPが自然回復する速度が上昇する』

『SP消費緩和:SPの消費量が減少する』

 

まあ、これらのスキルも、だいたい名前から推測した通りの効果かな。

あと、呉爾羅の技の一つで身体能力を向上させていた時に入手した魔闘法や気闘法も調べてみたけど、どうやらこれらも身体能力を上げるスキルだったみたい。

身体能力というか、ステータスを一時的に上昇させるみたいだけど。

魔闘法の場合はMPを、気闘法の場合は赤い方のSPを消費して、平均攻撃能力や平均防御能力をブーストさせるスキルだった。

同時に発動すれば、発動した分だけ恩恵をしっかり受けられるみたいだから、スキルのレベルを上げて呉爾羅も併せて使っていきたいところ。

 

次は「~強化」という名前で統一されている――私は強化系と呼んでいる――スキル群についてだけど、こっちも鑑定してみたら名前通りの効果だったかな。

 

『破壊強化:物を破壊する際のダメージにプラス補正が働く』

『打撃強化:打撃属性による攻撃能力が増加する』

『衝撃強化:衝撃属性による攻撃能力が増加する』

『火炎強化:火属性による攻撃能力が大幅に増加する』

『土強化:土属性による攻撃能力が増加する』

 

破壊強化の説明文は少し違ったけど、まあ想像からかけ離れているわけじゃなかった。

火炎強化に関しては、火強化のスキルから進化したからか「大幅に」という一言が加わって、より強力なスキルになったのが分かる。

他のスキルも、早く進化させたいところだね。

 

火攻撃と土攻撃に関しても、自身の攻撃に火属性や土属性を付与するスキルってことは分かっていたから、特にいうことなし。

あ、でも進化して火炎攻撃とかになるかな、とは思ってる。

 

『立体機動:壁走りや天井着地などの三次元的な動きを可能にする』

 

深い穴に落ちた時に取得したけど、あの時このスキルを手に入れたおかげで助かる可能性が上がったかもしれないと思うと、感慨深い気持ちになる。

今はトレーニング中ぐらいしか活用できてないけど、そのうち活躍することを祈ろう。

 

で、次は思考に関係するスキル。

 

『集中:集中力が増す』

『思考加速:思考を加速させ、知覚できる時間を引き伸ばす』

『予見:予測効果が高まる。それにより未来の可能性が僅かに見えるようになる』

『並列意思:複数の事柄を同時に思考可能になる効果が高まる。さらに意思が増えるようになる』

『記憶:記憶力がよくなる』

『高速演算:思考の演算能力を大幅に強化する』

 

これらのスキルも、鑑定してみた限りだと名前の通りの効果だね。

進化前から使っているスキルも多くて、戦闘も含めてお世話になる機会が多いスキルの皆様です。

これからも愛用させていただきます。

 

戦闘でお世話になると言えば、確率系のスキルも忘れてはいけない。

 

『命中:あらゆる状況における命中率にプラス補正が働く』

『回避:あらゆる状況における回避率にプラス補正が働く』

『確率補正:確率が関与するスキルの力にプラス補正が働く』

 

こっちも説明文が名前の通りなんだけど、「あらゆる状況」っていうのは検証してみたいところ。

確率補正のスキルは、命中と回避がLV10になった時に派生したスキルだ。

今までは命中と回避のスキルを鍛えてきたけど、今度はこっちのスキルレベルが上がるようにトレーニングしたほうがよさそう。

 

隠密や迷彩といったスキルも、相手に察知されない確率を上げてくれる重要なスキルだ。

最近は強くなってきたけど、周囲への警戒を怠らないようにしていた最初の頃を忘れないように、これらも大事にしていきたい。

 

最近手に入れた鑑定と探知に関しては、以下の通りだった。

 

『鑑定:ものの情報を読み取る』

『探知:感知系全てを複合したスキル。概要:魔力感知、術式感知、物質感知、気配感知、危険感知、動体感知、熱感知、反応感知、空間感知』

 

うん、鑑定は分かる。

だけど探知が明らかにおかしい。

まさか九つのスキルを複合したスキルだとは思ってなかった。

そりゃ頭が痛くなるほどの情報量になるわけだわ。

後でそれぞれのスキルについて調べておかないと……。

 

で、ここまで鑑定してきて、影魔法――というか、魔法についての情報を手に入れることができるようになったことに気が付いた。

スキルとしては手に入れても、魔法を使うには具体的にどうすればいいのか分からなかったから、ずっと使ってなかったせいで存在をすっかり忘れてた……。

まあ、使えるのなら使ってみたいので、影魔法のスキルも鑑定してる。

 

『影魔法:影を操る下位の闇魔法。使用可能な魔法はレベルによって異なる。LV1:濃影、LV2:大影、LV3:影表』

 

とりあえず影魔法について分かったのは、呉爾羅や地竜のスキルと同様に、スキルのレベルが上がると使用できる技が増えるということだった。

他にも魔法のスキルがあるなら、おそらくこの点は同じだと思う。

 

この説明だけじゃ、魔法の使い方を理解することはできない。

だけど、この説明文に含まれる「魔法」という単語を鑑定すれば、魔法を扱う方法が分かるんじゃないかと私は期待を抱いた。

そして、この単語に対して鑑定を使用したんだけど、まあ、うまくはいかなかった。

 

『魔法:魔力をスキルで変化させ、現象として確立させたもの』

 

さすがにこの説明だけじゃ、魔法の使い方なんて分からない。

でも、ヒントは見つけることができた。

そのうち、このヒントから切り込んでいってみたいと思ってる。

魔法に関して本格的に取り組むのは、それからでいいと今は考えることにした。

 

あと、LVごとに使用できる影魔法の効果も、一つずつ鑑定してみた。

 

『濃影:影が濃くなる』

『大影:影の大きさを変更する』

『影表:影を光の中でも発生させる』

 

……うん。

正直、何の役に立つのか分からない。

魔法に対する意欲がなんとなく弱くなっちゃうのは、もしかしたらこの微妙な効果が原因なのかも……。

気を取り直して、次のスキルに移ろう。

 

『過食:食事を限界を超えて摂取可能になる。また、その分のスタミナを余剰分としてストックすることができる。ただし、その分太る。レベルの上昇によってストックできる量が増える』

 

このスキルに関しては、今まで想像していた以上の効果で、かなり驚いた。

たくさん食べているときにレベルが上がる印象が強いスキルだったけど、こんな効果だったなんて……。

胃袋が多少膨らむようになるくらいだと思ってた。

その実、ト○コから来たような効果のスキルだった。

鑑定して、ようやく分かる凄さよ……。

 

次は、視覚に関係するスキルについて。

 

『暗視:光源がなくとも視覚が働くようになる』

『視覚領域拡張:可視光域を広げる』

 

どっちも名前から考えられる効果だったけど、改めて考えると、何気に凄いスキルだよね。

視覚領域拡張に至っては、今まで気づいていなかったけど、もしかして普通なら見えないものも見えるようになってる?

赤外線とか紫外線とは、人間の目だと本来なら見えないものが可視になってる?

今の私の体は人間じゃないけど、スキルの力でどんどん人間離れした存在になってる気がする……。

今更な感じはするけど。

 

で、ここでくるのが「~耐性」という名前で統一されている、耐性系のスキル。

耐性系のスキルについては多くの種類を持っているけど、大体が対応する属性への防御能力が増すといった効果だった。

いくつか取り上げると、こんな感じ。

 

『火耐性:火属性に対しての防御能力が増加する』

『猛毒耐性:毒属性に対しての防御能力が大幅に増加する』

『重耐性:重属性に対しての防御能力が増加する』

 

耐性系のスキルの説明はこんな感じがほとんどだったけど、違う感じの説明もあった。

 

『大地無効:土属性に対しての防御能力が極限まで増加する』

『睡眠耐性:睡眠をとらないことで生じる悪影響が減少する』

『恐怖耐性:恐怖を覚えにくくなる』

『外道耐性:魂を直接犯す効果に対しての防御能力が増加する』

『苦痛無効:苦痛による身体及び精神に対する能力制限を無効化する』

『痛覚軽減:痛覚を低減する。その際危険信号は継続される』

 

他のスキルはともかく、一番気になったのは大地無効のスキルだった。

私が持っているスキルの中でも、今回の鑑定で初めて存在を知ったスキルだった。

たぶん、地竜という種族が生まれながらに持っているスキルなんだと思う。

極限まで、というのがどれくらいなのかは正確に分からないけど、名前の通りダメージをゼロにしてくれるのかもしれない。

他の耐性系スキルも、最終的にこれと同程度の性能のスキルにまで進化するのかな……。

 

それと、いま所有している耐性系スキルに対応する属性についてだけど、一部気になる属性もある。

今度その属性について、しっかり調べておこうと思う。

 

で、五感強化系の効果を確認した後は、主にトレーニングをすることでレベルを上げていた、身体能力とかを向上させるためのスキルなんじゃないかと思っていたスキルとかを鑑定して、その効果をハッキリと知ることになった。

 

『身命:スキルレベル×10分HPにプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『魔蔵:スキルレベル×10分MPにプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『瞬身:スキルレベル×10分SP(黄)にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『耐久:スキルレベル×10分SP(赤)にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『剛力:スキルレベル×10分平均攻撃能力にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『堅牢:スキルレベル×10分平均防御能力にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『道士:スキルレベル×10分平均魔法能力にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『護符:スキルレベル×10分平均抵抗能力にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『縮地:スキルレベル×10分平均速度能力にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

 

どうやら、私の予想はそこまで外れていなかったらしい。

正確には、身体能力というかステータスにプラス補正がかかるスキルで、数値という分かりやすい形で恩恵を受けていたみたいだけど。

魔量・術師・護法のスキルに関してはどんな効果なのか予想がついてなかったけど、瞬身や剛力と同類のスキルだとは思ってなかった。

 

ちなみに、抵抗能力というのは火や毒といった属性に対する防御力らしい。

 

あと、これらのスキルはレベルアップ時にステータスに成長補正がかかるみたいだけど、そのレベルアップの時に上がっている基礎能力値もステータスとイコールなのかもしれない。

スキルでレベルアップ時に成長補正がかかるのなら、それとは別に本来上がるべきステータスの成長値というものがあってもおかしくはないはず。

某有名な携帯獣ゲームでも、レベルアップで強さの指標となる数値が増加しているし。

レベルアップしたときに、改めてステータスを確認してみることにしよう。

 

そして、私が生まれ変わってから一番お世話になっているといってもいいスキル、呉爾羅も鑑定した。

地竜のスキルと同様に複数の技が使えるようになり、身体能力――おそらくステータスを上昇させてくれる効果があるのは、鑑定前から分かっていた。

でも鑑定してみたら、その恩恵が予想以上で驚くことになった。

 

『呉爾羅:ステータス全種にスキルレベル×100分プラス補正が掛かり、レベルアップ時にスキルレベル×10分の成長補正が掛かる。また、レベルにより特殊な効果を発揮する。LV1:白熱光、LV2:自己再生、LV3:放射熱線、LV4:螺旋熱線、LV5:細胞活性、LV6:体内放射、LV7:引力熱線、LV8:超再生、LV9:放射線流、LV10: 轟天熱線』

 

うん、凄いよね。

やっぱりゴジラって凄いわ、ほんと。

 

身命とかのスキルと同じように、ステータスにプラス補正と成長補正がかかる効果があるわけだけど、まずステータス「全種」が対象ってのが凄い。

補正がかかるステータスの種類が、他の補正をかけるスキルの9倍もあるってことだもん。

この時点で十分性能が高い。

 

次に、補正の数値が凄い。

他のがスキルレベル×10分のプラス補正とスキルレベル分の成長補正なのに対して、それの10倍の数値の補正がかかってる。

つまり、さっきのステータスを上昇させる効果のスキル――いわばステータス増強系のスキルを全部ひっくるめて、さらに10倍の性能にしたようなものということになる……。

しかも呉爾羅のレベルは、最大だと思われるLV10に達しているわけだから、1000のプラス補正と100の成長補正が全てのステータスに入っているということに……。

 

というか、記憶で覚えている限りの呉爾羅のレベルアップのタイミングから高速演算を使って計算してみたけど、呉爾羅の成長補正の数値が私のステータスを占める割合が圧倒的な件について。

どのステータスの数値も半分以上は呉爾羅の成長補正によるものだった。

プラス補正も併せれば、呉爾羅による補正の影響が4分の3にもなるステータスの種類が多かった。

この補正が無かったら、計算通りのステータスだと高いもので1000を超える程度、低いものだと500以下だったから、呉爾羅のスキルの恩恵が凄まじいことがよく分かる。

この補正がもたらす高水準のステータスが無かったら、今まで生き延びることはできなかった可能性は高い。

本当に、呉爾羅のスキルがあって良かったと心の底から思う。

 

……このことを知って、私はあることを決めたんだけど、それはちょっと後で。

あと、まだ使ってなかった技についても知ったけど、それも後で使ってみることにする。

次のスキルの説明にいこう。

 

で、呉爾羅のスキルとともに熟練度がたまっていって、LV10になった時に私を絶望させてくれた禁忌のスキル。

もう効果は嫌というほど知ってるけど、これも一応鑑定した。

 

『禁忌:禁忌を犯した者が得るスキル。決して上げることなかれ』

 

うん、具体的な説明がない所にいやらしさを感じる。

もっと早く知っていれば……とも思ったけど、例え知っていたとしても呉爾羅は使っていっただろうから、そんなに早く知る意味はなかったかも。

まあ、禁忌について考えるのは、気分が悪くなるから、もうやめよう。

 

命名のスキルも鑑定して、残ったスキルについてだけど、これが名前からして異質だった。

 

『n%I=W:鑑定不能』

 

名前が、少なくとも私の知る範囲で、言語の体を為していない。

それに説明文が「鑑定不能」という、実質鑑定することができないことを表すような内容だった。

ハッキリ言って、なんでこんなスキルを持っているのか、全く分からない。

 

……と、鑑定だけで調べたなら、そんな気持ちになったんだと思う。

実は、このスキルに関しては、鑑定する前から存在を既に知っていた。

今回の鑑定で、このスキルを持っているということをはっきり確認できたわけだけど。

 

禁忌のスキルによって与えられた情報の中に、このスキルについての説明もあった。

あまり詳しくは調べてなかったけど、私がステータスや他のスキルを使うことができているのは、どうやらこのスキルのおかげらしい。

この「n%I=W」についてはいろいろと考えてしまうけど、それはまた別の機会にしよう。

 

こんな感じで、私は自分の持っているスキルを鑑定していった。

 

 

 

自分のスキルの鑑定を終えた私は、スキルポイントを使って、ある分類のスキルをレベルアップさせようと考えた。

いちおう、並列意思同士で十分に話し合ってから、実行に移した。

その結果がこちら。

 

『HP:5795/5795(緑)(980up)

 MP:5317/5317(青)(990up)

 SP:5953/5953(黄)(980up)

  :5914/5914(赤)(980up)

 平均攻撃能力:5722(970up)

 平均防御能力:6030(970up)

 平均魔法能力:5165(990up)

 平均抵抗能力:5229(990up)

 平均速度能力:5985(970up)   』

 

いやー、スキルポイントを大分消費したけど、ステータスが一気に上がったのを見た時は気持ちよかったわー。

スキルによるプラス補正の数値を上げられるところまで上げたおかげで、1000近くも増加した。

そう、私がレベルアップさせたのは、身命を始めとしたステータス増強系のスキルだ。

 

自惚れじゃなければ、今の私は生まれた時の何十倍も強くなっている。

それは、呉爾羅のスキルによってステータスが大幅に増強されてきたからのが一番の理由だと思う。

最大で1000にもなったプラス補正、そして何よりも、LVが1上がるごとに高い数値でステータスに加算される成長補正があるおかげで、ここまでのステータスを手に入れることができた。

 

呉爾羅のレベル上げは、効果を体感していたプラス補正を目当てに行なってた。

けど成長補正の面から見ても、早い段階でスキルのレベルを上げていったおかげで、レベルアップによるステータスの上昇値がどんどん大きくなり、基礎能力値の増大に大きく貢献してくれたことが今ならよく分かる。

呉爾羅のスキルがLV10に達すると共にプラス補正も最大の数値になったけど、計算が正しければ、今までの成長補正によるステータスの上昇値は、このプラス補正の3倍近くにもなっている。

やっぱり、呉爾羅のレベルを上げて成長補正を大きくしてからレベルアップしていったのが大きいと思う。

 

要するに、成長補正を上げてからレベルアップしていったことで、私は高いステータスという強みを手に入れることができたんだと考えた。

そのおかげで、あの大蛇相手にも戦えるほどになったと思うと、この強みを活かし、さらに伸ばしていきたいという気持ちになった。

だから、これからLVが上がっていく前に、同じように成長補正が掛かるスキルのレベルを上げて最大まで強化し、レベルアップによるステータスの成長値をより増大させることを決めた。

そうして行動した結果、すぐに反映されるプラス補正も上がって現在のステータスが上昇したから、いまの段階でも十分に得をすることができたよ。

 

呉爾羅の補正の大きさから予想はしていたけど、持っていたステータス増強系のスキルをLV10にしたら、揃って進化した。

そのうえで最大までスキルポイントを使っていったから、7万近くもポイントを消費することになっちゃった。

だけど、そのおかげで成長補正の数値が大きく上がって、LVが一つ上がるたびに成長補正によりステータス全種が200も上昇するようになったから、後悔は……今のところしてない。

 

今回スキルポイントを大量に消費したことで、のちのち耐性系とかのスキルのレベルを上げる必要がある時に困ることになるかもしれないけど、たぶん大丈夫だと思う。

今まで耐性系のレベルを上げる時とかに消費したスキルポイントからすると、2万ポイント以上残っていれば大丈夫……なはず。

絶対に大丈夫とは言い切れないから、どうしたって不安は残っちゃうけどね。

 

でも、ステータスの抵抗能力が上昇すれば、各属性に対する防御力が全体的に上がることになるようだから、少なくとも耐性系のスキルに関しては、そういう必要が出てくる可能性は低くなっているかな。

他のスキルについても、至急でレベルを上げなきゃいけないものはないわけだから、早い段階でレベルを上げた方がいいと分かっているスキルにポイントを使ったのは、そこまで間違いじゃないと思う。

 

とにかく、これで私がステータスの面で今やっておくべきだと考えたことは済んだ。

鑑定で新しい情報を大量に手に入れることができるようになったわけだし、これからのするべきことについて改めて思考をめぐらせて、生きていくための行動をしていこう。

 

 




以下、現時点の設定など

➀主人公のステータス

フェネグラッド LV10 名前 大原 雅美

・ステータス

 HP:5795/5795( 978 / 1000 / 1000(980up) / 2720 / 14 / 83 )(緑)(980up)
 MP:5317/5317( 501 / 1000 / 1000(990up) / 2720 / 4 / 92 )(青)(990up)
 SP:5953/5953( 1135 / 1000 / 1000(980up) / 2720 / 14 / 84 )(黄)(980up)
  :5914/5914( 1096 / 1000 / 1000(980up) / 2720 / 14 / 84 )(赤)(980up)
 平均攻撃能力:5722( 884 / 1000 / 1000(970up) / 2720 / 22 / 96 )(970up)
 平均防御能力:6030( 1204 / 1000 / 1000(970up) / 2720 / 20 / 86 )(970up)
 平均魔法能力:5165( 354 / 1000 / 1000(990up) / 2720 / 4 / 87 )(990up)
 平均抵抗能力:5229( 418 / 1000 / 1000(990up) / 2720 / 4 / 87 )(990up)
 平均速度能力:5985( 1145 / 1000 / 1000(970up) / 2720 / 22 / 98 )(970up)

※()内の数値は内訳で、左から種族値、呉爾羅のプラス補正、その他のプラス補正、
 呉爾羅の成長補正、その他の成長補正、他の要因

・スキル
 
 地竜LV8,龍鱗LV6,甲殻LV6,鉱体LV2,
 HP高速回復LV7,
 MP回復速度LV7,MP消費緩和LV5,魔闘法LV1,
 SP回復速度LV8,SP消費緩和LV8,気闘法LV1,
 破壊強化LV6,打撃強化LV3,斬撃強化LV4,貫通強化LV4,衝撃強化LV5,火炎強化LV1,土強化LV6,
 火攻撃LV8,土攻撃LV7,
 立体機動LV5,
 集中LV10,思考加速LV4,予見LV4,並列意思LV3,記憶LV9,高速演算LV5,
 命中LV10,回避LV10,確率補正LV3,隠密LV10,迷彩LV6,無音LV10,無臭LV5,
 鑑定LV7(4up),探知LV10,
 影魔法LV3,
 過食LV8,
 暗視LV10,視覚領域拡張LV4,
 破壊耐性LV3,打撃耐性LV3,斬撃耐性LV2,貫通耐性LV2,衝撃耐性LV3,
 火耐性LV8,大地無効,重耐性LV1,
 猛毒耐性LV5,強麻痺耐性LV4,睡眠耐性LV5,酸耐性LV7,腐蝕耐性LV4,
 恐怖耐性LV4,外道耐性LV8,苦痛無効,痛覚軽減LV3,
 視覚強化LV7,聴覚強化LV6,嗅覚強化LV6,味覚強化LV2,触覚強化LV5,
 天命LV10(new),天魔LV10(new),天動LV10(new),富天LV10(new),剛毅LV10(new),城塞LV10(new),天道LV10(new),天守LV10(new),韋駄天LV10(new),
 呉爾羅LV10,
 禁忌LV10,命名LV2,
 n%I=W

・スキルポイント:27700

・称号

 呉爾羅、悪食、魔物殺し、暗殺者

➁鑑定によるスキルなどの説明文について
主にWeb版を参照し、鑑定による説明がないスキルは独自に作成
いちおう関連がありそうなスキルの説明文を参考にしている

➂呉爾羅の成長補正について
通常のステータス強化系スキルを進化+カンストさせるまでは、今までの呉爾羅の
成長補正の数値は、ステータスの半分以上を占めていた(本当)
つまり、プラス補正はそのままだとしても、成長補正がなくなるとステータスの
半分が消え去る計算だった。成長補正は大事。マザーだってスキルによる成長補正が
なくなったら同じことになるに違いない

➃主人公、スキルによる成長補正が最大に
これで成長補正により、レベルアップ1回につきステータス全種が200以上は
上昇するようになった。二十数回分のレベルアップで、アラバのステータスの合計と
同じくらい基礎能力値が成長する。マザークラスになるのだって夢じゃない!
なお、MP・魔法・抵抗に関しては、成長値を2倍にするスキル「傲慢」と、天魔LV10・
天道LV10・天守LV10を複合したスキル「星魔」を持つ蜘蛛子の成長補正も同じ模様

後書きの「主人公のステータス」にて、追加してほしい要素はありますか?(参考までに)

  • ①前回からのステータスの上昇値
  • ➁前回からのスキルのレベルの上昇値
  • ➂呉爾羅などのスキルによる補正値
  • ①と➁
  • ①と➂
  • ➁と➂
  • ①と➁と➂
  • 特になし
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