呉爾羅ですが、なにか?   作:VSシリーズ

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前回、誤字報告を読者の方からいただいたので、適用させていただきました。
こういう場合、誤字報告していただいた方のお名前を出していいものかどうか分からなかったので、この場でお礼を伝えさせていただきます。ありがとうございました。

誤字報告だけでなく、作中で気になったことなどがあれば、お気軽にご感想で書いてくださればと思っています。過激な言葉などが使われていなければ、こちらとしても嬉しいです。


スキルのレベリング中……

マテリアがシェルターを作り終わったので、その中に入って食事をすることにした。

大蛇の体を端の方に運んでから、それを囲むようにシェルターを作ってくれたので、わざわざ大蛇を運ぶ必要はなかった。

 

蛇と同じように、鱗の邪魔がない体内から食べていってる。

その蛇と同じ感じかなと思っていたけど、食べた感じは、どちらかというと蛙の方が近い。

なぜかというと、蛇にはなくて、蛙にはある、酸による痛みがあったから。

蛙は、毒と酸の二つの属性を複合した液体で攻撃をしてくる魔物だった。

そのためか、毒による苦みと、酸が原因と思われる痛みが、食べた時に襲ってくる。

この毒と酸による攻撃をしてきた大蛇を食べている時にも、それと同じ感覚がするのだ。

まあ、魔物の強さから考えて、エルローバラギッシュの毒と酸の方がずっと強力だろうけど。

あと、前に食べた時の蜂と同じように、体が少し痺れるような感覚もする。

麻痺属性も含めた攻撃をしてきたから、それもそうだけど。

 

味としては美味しくはないけど、スキルの熟練度を稼ぐ点では優れていた。

猛毒耐性や酸耐性、それに強麻痺耐性のレベルが、食べることで上がっていった。

特に酸耐性は、他の二つに比べて上がるのが早い気がする。

味はともかくとして、戦わなくてもスキルのレベルアップができるのは嬉しかった。

 

今後のことを簡単に考えたけど、とりあえず探知を使いこなせるようにするため、情報過多による頭痛を緩和する外道耐性の強化を目標に行動することにした。

そのため、外道耐性が十分に高まるまでは、このシェルターの中で過ごすことを決めた。

その間の食料は、この大蛇があれば無駄に食べたりしない限り賄うことができると思う。

 

どうやら赤色のSPは、ものを食べることで回復することができるらしい。

過食の説明文から予想して、ステータスを見て確認できた。

だから、赤色のSPがどれだけ減っているかは、私の今の空腹状態を表しているんだと思う。

前に赤色のSPを大量に消費したと予想される事態になったときも、そのあとすごくお腹が減っていたし。

蜂に猛毒を注入されて死にかけた時、地竜の効果の一つである生命変遷でHPを回復して、赤色のSPが消費されたみたいだ。

つまり、赤色のSPの減りが大きくなり過ぎないように気を付けて生活する必要がある、というわけ。

 

体を動かすトレーニングとかは控える必要があるだろうけど、それ以外にやってみたいことは結構ある。

このシェルターの中に入っているあいだは、それらに対して取り組んでいくことにしよう。

できれば、食べるものが無くなる前に、外道耐性が目標まで強くなってくれると助かるけどね。

 

 

 

そんな感じで、エルローバラギッシュとの戦闘の後は、シェルターの中で穏やかな日々を送っていた。

 

頭脳担当(ブレイン)である私は、外道耐性のレベルアップに専念した。

探知を発動させ、取り込んでくる大量の情報量による痛みに耐え、限界だと思ったら探知を切り、痛みが完全に引いたら、また探知を起動する。

それの繰り返しで外道耐性の熟練度をためていき、レベルを上げていった。

そのおかげで、スキルが進化して外道大耐性にまでなった。

 

『外道大耐性:魂を直接犯す効果に対しての防御能力が大幅に増加する』

 

進化したおかげで、探知の痛みも少し和らいだ気がする。

というか、大蛇と戦闘する前と比べて、探知の痛みがかなり抑えられてると思う。

レベルアップやスキルによるプラス補正の増大とかで、抵抗のステータスが大きく上昇したからかな。

そうだとしたら、これもステータス増強系のスキルを大幅に強化した恩恵だね。

 

探知の痛みが引くまで待っている間は、主に考え事をして過ごした。

こんなふうにゆっくりする機会はあまりないかもしれないし、今のうちに考えておかないとね。

そうやって過ごすうちに、思考加速のスキルの隠れた効果について知ることになった。

周りの状況を気にせずに自分の思考に没頭すると、スキルによって加速される思考速度は、いつものように使っている時の何倍にもなるらしい。

これは、思わぬ発見だった。

 

また、考えた内容や、それによって気づいたことを記憶しているうちに、ついに記憶のスキルがLV10になった。

記憶LV10は進化して、記録という新しいスキルになった。

 

『記録:記憶力が高まり、経験したことや覚えたことを忘れないようになる。また、それらを鮮明に思い出すことができる』

 

以前より性能が高くなって、ありがたい。

これでもう、スキルポイントの存在を忘れるような事態にはならない!

……まあ、それは冗談だけど……。

 

他の並列意思についても、各々スキルのレベル上げをしてくれてる。

いつも体の動きを担当してくれるマテリアも、それは同じだ。

赤色のSPを過度に消費しないようにトレーニングとかの激しい運動はしないで生活してるんだけど、魔闘法のスキルを発動して熟練度をためていってる。

 

呉爾羅の特殊効果の中には細胞活性というものがあり、これはエルローバラギッシュとの戦闘で身体能力を向上させた技だと思っていたものの正体であり、正確には、MPとSPを消費してステータスを底上げしてくれたりする効果だと鑑定で分かった。

それと同じようにステータスを一時的に向上させてくれるのが魔闘法と気闘法で、魔闘法はMPだけを、気闘法の方は赤色のSPだけを消費する。

今は赤色のSPを使いたくないから気闘法は使用しないけど、どっちのスキルも、もしもの時のために頼りになる存在になることが期待できる。

まだレベルが低いけど、こうして発動だけしていっても熟練度は溜まるようだから、マテリアがレベルを上げようとしてくれるのは嬉しかった。

 

魔闘法以外のスキルだと、迷彩や無臭のレベルアップも試みているらしい。

周囲の景色に体の色を溶け込ませることや、臭いを発生させないことを意識して過ごしているようだ。

隠密性が上がってほしいと私も思うので、マテリアにはぜひ頑張ってほしい。

 

センスの方は、五感強化系のスキルの熟練度稼ぎを頑張ってくれている。

今回は、目よりも耳で周囲の魔物の存在などを捉えられるようにしているらしい。

あと、視覚領域拡張のスキルについても、このスキルをもっと伸ばしていけないか、今以上に活用できるようにならないか、いろいろと試してくれている。

 

残念ながら、視覚領域拡張はそこまで成果は出てないけど、センスが集中してくれるおかげで、やっぱり五感強化系の伸びは著しかった。

これなら、視覚強化や聴覚強化がLV10になるのも、そう遠くはないかもしれない。

 

それと、大蛇との戦闘中に新しく生まれた並列意思だけど、属性を強化するスキルや、属性を攻撃に付与するスキルを担当することになった。

名前についてだけど、ちょっと物騒な雰囲気になっちゃたけど、本人……本人?の希望で「アサルト」に決まった。

で、アサルトについてだけど、今は外道耐性のレベルを上げることが優先だとして、いっしょに探知の発動による熟練度上げをしてくれている。

この前も思ったけど、私ひとりじゃ厳しいかもしれないから、正直ありがたい。

 

並列意思ごとにやってきたことはこんな感じだけど、大蛇を食べているだけでも、猛毒耐性や酸耐性といったスキルのレベルが上がっている。

特に酸耐性は、強酸耐性という上位のスキルに進化して、さらに酸による攻撃への防御能力がアップした。

それと、HPが毒と酸によって減るのとスキルの力で回復するのを繰り返しているからか、HP高速回復のスキルもレベルアップした。

こうして、リスクが少ない形でスキルが強化されるのは助かる。

 

他のスキルだと、SP消費緩和とかがレベルアップしてる。

赤色のSPを減らさないことを意識しながら行動しているから、このスキルの熟練度がたまりやすくなっているんだと思う。

SP消費緩和以外だと、魔闘法で常にMPがいくらか消費されている状態になっているからか、MP回復速度とMP消費緩和のレベルも上がった。

 

赤色のSPの減少に注意しながら、まだ使ったことがない地竜と呉爾羅の特殊効果を試してみたりもした。

技を使ってみる際は、周囲をよく警戒してからシェルターの外に出ていた。

 

地竜の技の中で鑑定をするまで知らなかったのは、LV3の生命変遷、LV4の地恵、LV7の地竜ブレス、LV8の大地纏の四つ。

そのうち生命変遷は知らず知らずのうちに使っていて、地恵はMPの回復速度が増すという自動的に発動する効果だったので、地竜ブレスと大地纏を使用してみた。

地竜ブレスは、土で形成された土ブレスや大地ブレスとは違い、熱線のような感じでビームを吐き出す技だった。

熱線とは威力がどれくらい違うのかは分からないけど、見た感じ強力そうなのでメインウエポンにしてきたいと思ってる。

大地纏は石纏の強化版のようで、より頑丈そうな防御になっていた。

どちらも、実戦でさらに活躍してくれそうな技で、心強くなった気がした。

 

というか地竜のスキルは、能動的に使う技だったら、その技を意識すれば使い方を理解できるようになるんだった。

LV6まではそんなふうにして使い方を学んでいたけど、LV7からは忘れちゃってたな……。

そういえば、そのころは禁忌による世界の真実とかの情報をインストールされてショックを受けた頃だった。

そのせいで、すっかり忘れちゃってたんだな……。

まあ、今は鑑定でどんな技があるのか分かるし、もう心配する必要はない、ということで。

 

呉爾羅のスキルの方で試す必要があったのは、LV7の引力熱線LとV10の轟天熱線の二つだけだった。

まずは引力熱線の方を使ってみたけど……これ、ゴジラとモスラとキングギドラの「大怪獣総攻撃」で出てきた引力放射熱線だわー…。

キングギドラの引力光線のエネルギーを背びれにチャージしてから発射した熱線だね……。

引力熱線を鑑定してみたら、関連性を感じさせる説明だったし。

 

『引力熱線:重属性の追加ダメージが加わった放射熱線。重耐性を持たない相手には、防御を一定数無視してダメージを与える』

 

確か、キングギドラの引力光線は、重力制御能力を用いることによってゴジラの頑丈な皮膚でもダメージを与えるものだったはず。

その光線のエネルギーを吸収して放つ熱線なら、重属性、防御を無視といった効果が付くのは決して変なことじゃないと思う。

重耐性を持たないことが前提だけど、相手の防御をある程度無視してダメージを与えるのなら、かなり強いかもしれない。

MPの消費もその分多いから、そこには気を付けよう。

 

轟天熱線の方は、通常の熱線とは違い赤色の熱線で、普通の熱線とは比べ物にならないほど強力な感じがした。

MPの消費もかなりのもので、連発するような物じゃないということはハッキリわかった。

多分これは、「FINAL WARS」で新・轟天号からエネルギーを受け取った後に放たれた、バーニングGスパーク熱線だと思う。

一応、スキルの特殊効果としての名前から想像できなくはない技だった……。

 

『轟天熱線:MPをかなり消費する、通常よりもかなり威力が高い放射熱線。炎、雷、光、貫通、破壊、衝撃など様々な属性の追加ダメ―ジも加わる』

 

こっちも鑑定してみたけど、やっぱり非常に強力な熱線らしいことが分かる。

この轟天熱線は、やっぱりここぞという場面で使うような技みたいだ。

LV10になって覚える技だしね。

基本的には奥の手として考えておくことにしよう。

 

そういえば、このあいだ耐性系のスキルを鑑定したときに気になった腐蝕属性についてだけど、これが意外なものだった。

たしか、称号の「悪食」を手に入れた時に、腐蝕耐性を手に入れてた。

てっきり私は、腐りかけたものを食べても耐性がつくといった感じのスキルかと思ってたんだけど、全然違った。

腐蝕耐性は、名前の通り腐蝕属性への防御力を高めるスキルだったわけだけど、その腐蝕属性を鑑定した結果が、これ。

 

『腐蝕属性:死の崩壊を司る属性』

 

うん、実に恐ろしい属性だった。

こんなに恐ろしい属性があるなんて、知りませんでした。

 

今はまだ遭遇したことがないけど、この腐蝕属性の攻撃をしてくる敵に襲われたら、いったいどうなることやら……。

想像するだけで震えてくる……。

 

そういうことで、スキルポイントで腐蝕耐性を進化させました。

結構使っちゃったけど、まあ命には代えられないからね……。

しかし、大量に消費してから時間がたたないうちにまた使っちゃうとは、もしかして私って、実はかなり無駄遣いするタイプだった……?

これからは、もっと計画的に使わないといけないかもしれない。

 

 

 




以下、現時点の設定など

➀主人公のステータス

フェネグラッド LV10 名前 大原 雅美

・ステータス

 HP:5820/5820( 978 / 1000 / 1000 / 2720 / 14 / 108(25up) )(緑)
 MP:5337/5337( 501 / 1000 / 1000 / 2720 / 4 / 112(20up) )(青)
 SP:5953/5953( 1135 / 1000 / 1000 / 2720 / 14 / 84 )(黄)
  :5914/5914( 1096 / 1000 / 1000 / 2720 / 14 / 84 )(赤)
 平均攻撃能力:5722( 884 / 1000 / 1000 / 2720 / 22 / 96 )
 平均防御能力:6030( 1204 / 1000 / 1000 / 2720 / 20 / 86 )
 平均魔法能力:5165( 354 / 1000 / 1000 / 2720 / 4 / 87 )
 平均抵抗能力:5254( 418 / 1000 / 1000 / 2720 / 4 / 112(25up) )
 平均速度能力:5985( 1145 / 1000 / 1000 / 2720 / 22 / 98 )

※()内の数値は内訳で、左から種族値、呉爾羅のプラス補正、その他のプラス補正、
 呉爾羅の成長補正、その他の成長補正、他の要因

・スキル
 
 地竜LV8,龍鱗LV6,甲殻LV6,鉱体LV2,
 HP高速回復LV8(1up),
 MP回復速度LV8(1up),MP消費緩和LV6(1up),魔闘法LV3(2up),
 SP回復速度LV8,SP消費緩和LV9(1up),気闘法LV1,
 破壊強化LV6,打撃強化LV3,斬撃強化LV4,貫通強化LV4,衝撃強化LV5,火炎強化LV1,土強化LV6,
 火攻撃LV8,土攻撃LV7,
 立体機動LV5,
 集中LV10,思考加速LV4,予見LV4,並列意思LV3,記録LV1(new),高速演算LV5,
 命中LV10,回避LV10,確率補正LV3,隠密LV10,迷彩LV6,無音LV10,無臭LV5,
 鑑定LV7,探知LV10,
 影魔法LV3,
 過食LV8,
 暗視LV10,視覚領域拡張LV4,
 破壊耐性LV3,打撃耐性LV3,斬撃耐性LV2,貫通耐性LV2,衝撃耐性LV3,
 火耐性LV8,大地無効,重耐性LV1,
 猛毒耐性LV7(2up),強麻痺耐性LV5(1up),睡眠耐性LV5,強酸耐性LV2(new),腐蝕大耐性LV1(new),
 恐怖耐性LV4,外道大耐性LV2(new),苦痛無効,痛覚軽減LV3,
 視覚強化LV8(1up),聴覚強化LV8(2up),嗅覚強化LV7(1up),味覚強化LV2,触覚強化LV5,
 天命LV10,天魔LV10,天動LV10,富天LV10,
 剛毅LV10,城塞LV10,天道LV10,天守LV10,韋駄天LV10,
 呉爾羅LV10,
 禁忌LV10,命名LV2,
 n%I=W

・スキルポイント:21700

・称号

 呉爾羅、悪食、魔物殺し、暗殺者

➁呉爾羅の特殊効果で使用できる熱線の元ネタ
・白熱光 :『ゴジラ』(初代)などの熱線
・放射熱線:平成シリーズなどの通常の熱線
・螺旋熱線:『ゴジラVSキングギドラ』の「スパイラル熱線」
・体内放射:『ゴジラVSビオランテ』などの体内放射
・引力熱線:『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』の
      「引力放射熱線」
・放射線流:『シン・ゴジラ』の、背ビレからの「放射線流」
・轟天熱線:『ゴジラ FINAL WARS』の「バーニングGスパーク熱線」

後書きの「主人公のステータス」にて、追加してほしい要素はありますか?(参考までに)

  • ①前回からのステータスの上昇値
  • ➁前回からのスキルのレベルの上昇値
  • ➂呉爾羅などのスキルによる補正値
  • ①と➁
  • ①と➂
  • ➁と➂
  • ①と➁と➂
  • 特になし
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