厨二病提督の崩壊鎮守府再建   作:ライadgj1248

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 前々から書きたかった外伝の投稿です。しかし本編の外伝的なお話なので、本編のネタバレにならないように、なかなか書けずにいたお話です。
 とりあえずカスミチャンカワイイヤッターくらいのテンションで読んで頂けると幸いです。


1話

 我の名は織田信雄である。第六天魔王織田信長の子孫にして、この時代において希少な提督としての才能を持つ者である。祖先である信長の野望は天下統一であったが、我の野望は艦娘ハーレムである。美女と美少女に囲まれてちやほやして貰うのは男のロマンである!!その野望を叶える為にはつまらない士官学校を卒業して、一人前の提督として鎮守府へと着任し、優秀な提督として華麗な指揮で艦隊を勝利に導く必要がある!!一足先に鎮守府へと着任した我が盟友の葛原が羨ましい・・・

 

「織田!!貴様こんな所におったのか!?呼び出しの放送に応じないとはどういう了見だ!?」

 

 ふむ、この騒いでおるおっさんは・・・教官の一人の・・・ダメだな。モブのおっさんの名など思い出せん。

 

「何を言うかと思えば・・・我に従って欲しければ美女か美少女に生まれ変わってから出直してくるが良い。」

 

「貴様!!なめた態度をとりおって!!演習で私に勝てたからと言って、調子に乗るのも大概にしておけ!!」

 

「はっはっはっ!!まだそのような事を気にしておられるか?教官どのは器が小さいな?はっはっはっ!!」

 

 何を隠そう、我は盟友の教えを受けて指揮官のなんたるかを学んだのだ!!最早モブの教官ごときが勝てる相手では無い!!

 

「相変わらず生意気なクズめ!!貴様と話していたら無駄に時間を浪費してしまうわ!!さっさと学長の所に行け!!」

 

「ふむ、学長殿がこの我になんの用事があると言うのか?」

 

「ふっ、喜べ。貴様の着任する鎮守府が決まったのだ。」

 

「なんと!?それは朗報であるな!!では急ぎ学長殿の元へと向かう!!さらばだ教官!!」

 

「二度と顔を見せるなクズが!!」

 

――――――――――――――――――

 

 学長殿の話をまとめると、長門鎮守府の原田提督の後任として着任する事、明日には長門鎮守府へと着任する事、特例として士官学校所属の艦娘を一人連れて行けるとの事だ。ならば連れて行く艦娘は決まっておる!!疾風の如く廊下を駆け抜けて、艦娘達の待機室へと向かう。

 

「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ・・・か、霞殿は居られるか!?」

 

 待機室の艦娘達が驚く中で、奥の方に座っていた霞ママがこちらへと向かってくる。

 

「なによ、そんなに慌てて?なにか用事でもあるの?」

 

「霞殿!!覇道を進む我の右腕となりて、我を勝利へと導いて欲しい!!」

 

「はぁ・・・なに?また演習?」

 

「否!!これは我の提督としての人生を左右する話である!!我の鎮守府着任が決まった。そして初期艦として士官学校所属の艦娘を一人連れて行く事が出来るのだ!!ならば我が最も信頼する霞殿に頼むしかあるまい!!この我には霞殿の力が必要なのだ!!」

 

「ちょ、ちょっと!!こんな所で恥ずかしい事言わないでよね!!ま、まあ、あんたがそこまで言うなら仕方ないわね♪本当に私が居ないとなんにも出来ないクズなんだから♪」

 

 よし。これで霞ママの協力は得られた。いつもの罵倒もとても柔らかく聞こえる。今日はすごく機嫌が良いのであろう。

 

「うむ、これから宜しく頼むぞ!!では早速荷造りをしてこの士官学校からはおさらばするとしよう!!」

 

「は、はぁ!?ちょっと待ちなさいよ!!他にもやることあるでしょうが!!提督として赴任する為の同意書に、軍刀と拳銃の所持の許可申請、あと私を連れて行くならその許可書も必要よ!!あとは軍服等の必要な物の手配に、私物を持って行きたいなら配送の手続きも必要よ!?葛原の時みたいに車のトランクに収まる程度の私物なら気にしなくて良いけど・・・とにかくやることやらないといけないのよ!!」

 

「あ、はい、ごめんなさい・・・」

 

「全く・・・とりあえず必要な書類を集めて来てあげるから、あんたは荷造りしてなさい!!」

 

「い、イエス、マム!!」

 

「はぁ・・・本当にあんたはなんにも出来ないクズなんだから・・・」

 

 そんな事を言いつつも色々と世話をしてくれる美少女が霞ママである。ツンデレもまた良いものだ。

 

――――――――――――――――――

 

 一通り書類の提出と荷造りを終わらせた。これでいつでも出発出来るだろう。

 

「そう言えば書類で見たけど、あんたが着任する鎮守府って長門鎮守府なのね。葛原の着任した北九州鎮守府の隣じゃない。」

 

「ふむ、そうであったか?やはり我と盟友は共に力を合わせて、果てしない困難を打ち砕く運命であったか・・・」

 

「あんたが一方的に迷惑かける姿しか想像出来ないわよ・・・」

 

「では盟友に知らせるとしよう。」

 

「そうね。隣の鎮守府に着任するなら、挨拶くらいはちゃんとしておきなさい。」

 

 霞ママの同意も得られたので、士官学校の通信室へ行き北九州鎮守府へと連絡をする。

 

「こちら北九州鎮守府所属の金剛デース。どのようなご用件ですカ?」

 

「ふむ、葛原に汝の盟友からだと伝えてくれ。」

 

「What!?May you?貴方は誰ですか?」

 

「ほう、我が名を知りたいと・・・ならば聞くが良い!!我はかの第六天魔王織田信長の子孫にして、いずれはこの世界の覇権を握る漢!!織田信雄である!!」

 

「What!?ノブナガ!?Ah・・・Hey榛名、何か変な人から通信があったネ!!」

 

 グフ・・・あの提督love筆頭の金剛から変な人扱いされてしまった・・・そもそも電話で聞こえる声の大きさで変な人とか言わないで欲しいのだがなぁ・・・

 

「えっと・・・軍用の回線ですか?それとも民間からの回線ですか?」

 

「軍用回線ネ。」

 

「ならば提督の判断を仰ぎましょう。軍関係者からの通信は対応すると仰っていたのですよね?」

 

「OK・・・提督にはもう少し休んで欲しかったけど仕方ないネ・・・」

 

 我は心に傷を負ってしまったが、盟友へと代わってくれるようだな。しかし先日連絡した時は大淀が秘書艦だったが、今日は金剛の日らしい。まあ、秘書艦を日替わりで頼むのも、多くの艦娘と交流出来て良いものだからな。盟友も分かっているではないか。




 ダメ提督更正機の霞ちゃんはこのクズを更正させる事が出来るのか!?
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