本編の方ばかり書いてましたが、そろそろこっちも進めないと本編にかなり遅れてしまうので・・・本編に追いつかないとやりたかったネタも出せないので。
霞ママの様子を見に行ったが、残念ながらまだ起きておらぬとの事だ。少し寂しいが仕方あるまい。ここは我がしっかりとせねばなるまい。それにしても霞ママの面倒を見て下さっておる鳳翔さんはとても美人であるな。霞ママも駆逐艦にあるまじきママ力だが、鳳翔さんは格別のママ力を感じる。流石は全ての空母の母とも言われるお方だ。鳳翔さんと別れて祝勝会会場へと向かうと、そこには既に北条様が居られた。
「あら?遅かったですわね?もうすぐパーティーが始まりますわよ?主役が遅れては始められませんわよ?おーほっほっほっ!!」
「そうか、待たせたな。」
「おお!!お待たせ致した!!むむっ!!小森嬢も来ておられたか!?」
「あ・・・うん・・・」
小森嬢を発見出来るとは珍しい。小森嬢も艦娘達に勝るとも劣らない美少女である。しかし物凄く怖がりな性格故に、滅多に発見する事が出来ぬのだ。そのわりには顔が怖い盟友には懐いておられるのだ・・・解せぬ。
「ふむふむ。これで自由の翼のメンバー勢揃いであるな!!これは吉兆!!今日の宴は我の提督就任と小森嬢の実地研修の開始、それに我が盟友が大戦果を上げた祝いである!!皆で大いに盛り上がろうぞ!!」
「おーほっほっほっ!!織田はよく理解しているようですわね!!褒めて差し上げるわ!!」
「ありがたき幸せ!!」
ふむふむ。やはり北条様は物事の道理というものをよく理解して下さっておる。我ら自由の翼のメンバーが揃えば、どんな困難であろうとも打ち砕くであろう!!
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我の最高にカッコイイ挨拶を済ませ、青葉殿からの取材も一段落したところで、盟友が木曽殿に呼び出されておった。あの眼帯に凛々しい立ち姿・・・木曽殿であれば我の良き理解者となってくれるだろう。
「りょ・・・料理・・・取ってくる・・・」
ふむ?小森嬢がおかわりとは珍しい。彼女はその小柄な体格相応に、かなりの少食であったと思うが?まあ、北条様が最高の食材を揃えてくれて、それを間宮さん率いる料理上手な艦娘達が作ってくれた料理だ。ついつい食べすぎてしまうのも無理は無い。
「あら、でしたら私も一緒に行きますわ!!私も少し食べたりませんわ!!おーほっほっほっ!!」
「・・・・・・え?あ、うん・・・」
「ほら、行きますわよ!!」
ふむふむ、流石は北条様である。あまり人付き合いの得意ではない小森嬢だ。盟友が艦娘達に連れられてしまっまので、小森嬢が会場で一人になってしまい寂しい思いをしないように配慮したのであろう。
それにしても艦娘達が盟友とその場で話始めたようだな。どうにも出撃に関して朝潮と不知火が交渉しておるようだ。二人ともとても真面目な駆逐艦であるから、盟友とは気が合うかもしれぬな。はぁ・・・我も朝潮ちゃんに慕って欲しいし、ぬいぬいに睨まれたい・・・
そんな事を考えていると盟友の元に夜戦バカと名高い川内殿がやって来て、あれよあれよと言う間に夜戦の準備を始めてしまった。せっかくの祝勝会の最中だと言うのに・・・しかしあの川内に夜戦を我慢しろと言う方が無理というものか・・・
「ただいま戻りましてよ!!」
「おお北条様!!これはまた豪勢なものですな!!」
北条様の皿にはこれまた豪華な食事が盛り付けられておる。北条様はそれなりの健啖家であるからな。対して小森嬢は普段は少食なのだが、今回はそれなりに食事を盛っておるな?ちゃんと食べ切れるのであろうか?
「もちろんですわ!!食は全ての源ですもの!!良い食事をしっかりと食べて英気を養う事が、体調管理の基本ですわ!!ほら、小森さんもしっかり食べないと大きくなれませんわよ?おーほっほっほっ!!」
「あ・・・はい・・・」
うむ、確かに小森嬢は小柄であるし、少々痩せ気味であるからなぁ・・・少し心配である。我は恰幅が良い体型をしておるし、盟友も鍛えられた身体をしておる。そして北条様は素晴らしくスタイルが良くて、ついつい目がその万乳引力で引き寄せられてしまう。もちろん小森嬢の華奢な身体つきに魅力が無いかと問われれば、断じて否だと言うがな。
「よう、うちの提督の盟友だってな?少し話良いか?」
北条様達が戻って来たタイミングで声をかけられたので振り返ってみると、そこには天龍殿と龍田殿がおられた。二人とも見事な胸部装甲をお持ちである。
「ぬ?おお!?天龍殿か!!それに龍田殿も!!我が盟友の元で戦う艦娘であれば我の同志だ!!断る理由はない!!」
「ええ構いませんわよ。そこに座りなさい。」
「ありがとよ。」
天龍殿は盟友が使っていた椅子に腰掛けたが、龍田殿はその後ろで立っておる。ぬう?椅子はまだあるから座れば良いのに?
「どうしましたの龍田さん?」
「私は天龍ちゃんの付き添いで来ただけですから〜私の事はお構いなく〜」
「そうなんですの?そんな些細な事気にしないで座ったら良いと思うのですが・・・まあ、良いですわ。それで天龍さん、何か聞きたい事でも?」
「まあな。まどろっこしいのは苦手だから率直に言うけどよ、俺はうちの提督の事がよく分からねぇ。だから提督の友人らしいあんたらからも話を聞きたい。」
確かに我等程あの気難しい盟友を理解しておる者も居ないであろう。ここは一つ助けになってやろう。
「うむうむ、我が盟友はなかなか面倒な性格をしておるからな。無理も無い。」
「そうですの?葛原は合理主義者ですし、物事をはっきりと言うタイプだからわかり易い方だと思いますわ?」
「我等は盟友の言動に慣れておるからな。その対応にも心得がある。初見では冷静沈着で冷酷な姿に見えるかも知れぬが、あれでなかなか味方には優しい奴だぞ。」
「それは・・・まあ、思い当たる節がある。俺達の待遇が急激に向上したのは事実だ。それに一部の駆逐艦共に優しく接しているとこも見た。あと面談ではきちんと話を聞いて貰えたと言う奴も多い。」
「うむ、流石は我が盟友だな。」
「しかしだな・・・随分とキツイ事も言われた。ここはその・・・ブラック鎮守府ってやつだったんだが、あいつ着任早々になんて言ったと思う?『前任者の悪行については予想出来るし調査する』とか『理不尽だろうが軍に居る以上命令に従え』とか『私も上の連中に捨て石として着任させられた』とかだぜ?こっちに配慮なんて全くなかった。あれは本当に悔しかった・・・」
「なるほどのぅ。我が盟友はなかなか厳しい事を言う。」
「まあ、葛原ならそんな事を言ってもおかしくないですわね。むしろ葛原らしいとも言えますわ。」
「それが分かってるならなんであんた達はあいつの友人でいられるんだよ!?人の気持ちを理解してくれなくて当然みたいに考えてるのかよ!?」
おおう!?天龍殿は怒るとかなり迫力がある。この我が気圧されてしまうとは・・・
「葛原が優しい嘘を言わないからかしら?葛原が口にするのは厳しい現実ですわ。確かに人の心情に配慮するような事は苦手だと思いますが、この厳しい世界を生き抜く為に必要なものです。だから私は厳しい現実を直視してなお悲観的にならず、必要な行動が出来る葛原を高く評価してますわ。」
「うむうむ、確かに盟友はかなり厳しい奴だが、あれで意外と面倒見が良いからな。あと味方だと思っている奴には嘘をつかん。隠し事はするがな。盟友が嘘をつく相手は敵かどうでも良い相手だけである。」
「味方には嘘をつかねぇか・・・」
「天龍殿、気になるのであればもっと盟友に質問してみるのが良いと思う。盟友は真面目に質問してくる奴を無碍にはせぬ。きちんと盟友なりの回答をするか、答えられぬものにははっきりとそう言う。盟友を理解したいならばそれが一番手っ取り早い。」
「ですわね。小森さんは何かあります?」
「え!?あ、その・・・い、意外と優しい・・・でも容赦ない・・・かな?」
「うむうむ、盟友はなんだかんだ言って味方には優しいところもあるからのう。敵だと判断した相手には一切容赦せぬがな。」
「なるほどな。参考になった。ありがとな。」
「うむ、こらからも盟友を頼むぞ。何かまた分からぬ事があれば、我等に相談すると良い。」
「ええ、葛原は厳しい性格ですが、きちんと結果を出す男ですわ。信じてついていけば悪い事にはならないはずですわ。」
「おう。分かった。」
天龍殿は深々と一礼してから立ち去った。少しばかり迷いが晴れたのであれば重畳だな。
「さて、では食事の続きを・・・ぬぅ?」
ふと気が付くといつの間にか小森嬢の姿が見えぬな?それに我の皿にはこんなに料理が残っていなかったと思うのだが?・・・・・・まあよいか。追加の料理を取りに行く手間が省けたと考えよう。
問題児四天王の絆?を表現出来たかな?