モルモットとふしぎな目覚まし時計 作:✿▽✿
実は曇らせタグが無くこっそりと追加したのは秘密……
追記:誤字報告ありがとうございますm(__)m
ノート半分ほどのページに渡る観察と考察の結果、ダイワスカーレットの加速について少しだけ紐解くことができた。
彼女の加速は"レースの終盤付近"で"先頭を走っている"と加速が始まる。逆にタキオンが先行すればあの爆発的な加速は起きないのだ。この発見はとても大きく、予めタキオンに先行させればあの苦戦がウソみたいに無くなっていた。
この事象について本人にも一応質問したものの特に何も思い当たらないらしい。手掛かりらしい手掛かりが見つからないのでこれをタキオンに生かすのは難しいと思う。タキオンは解き明かそうと色々やっているようだが……
(解き明かせないものを取り入れるのは難しいだろう……それに、変な癖でもついてしまっては大変だ。)
いつだって新しいものを使うことはリスクが付きまとう。俺はそういった不穏分子が嫌いなことは恐らく理解してくれるだろう。石橋を叩いて割る───まあ割るのは本末転倒だがそれくらい慎重に慎重を重ねる方が安心できる。んまぁ、わかりやすく言えば某RPGゲームの命中90%みたいなのは俺は信用できないといえばいいだろうか。
「……もう、11月か……」
月日は早いもので、暮れがもうすぐそこまで近づいている。3月には大阪杯があるのだ。前哨戦として他のレースに出てみるのも良いかもしれないが……手の内をバラしてしまうかもしれないのが怖い所だ。以前にも言った通りシニア級は技量が高くあっという間に差すことが難しい位置に追いやられるかもしれないのだ。追いやられてしまえば最後、京都ジュニアSのように強引に突破することもできず皐月賞のように負けてしまうだろう。
当然それらを防ぐ手段は考えてある。そう、レース運びの知識を得ることだ。
当然俺一人で資料なんかを集めることができるとは思わない、なのでいくつかの
タキオンがやらかした時に上手く尻拭いもしなきゃいけないしなぁ……
……そういえば、タキオンが大規模な実験をやってるとこを見てないな……前に寮の全員を巻き込んだ実験をした時は申し訳程度だがお菓子を大量に作って渡したんだっけ……
懐かしい思い出に浸りながら事細かに追憶していく、確かニオイによるどーたらこーたらとか……最終的にフジキセキにバレて寮での実験の存在を言われてタキオンを叱ったんだっけか。
最近も実験の頻度はあまりないし、タキオンは一体どうしたのだろうか。いやまぁ、実験ができない程ハードに鍛えているのは事実なんだが……それにしてもな回数だ。先月は6本くらいしか薬を飲んでないし、本当にどうしてしまったのか。
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~side タキオン~
「長かった……これで……!」
ついつい声を上げて喜んでしまう。でもそれは仕方のないことだと私は言いたい。何故ならば心待ちにしていたものが手に入ったり、料理などを食べたり、私達であれば大きなレースに勝てたりした際には感嘆の言葉を漏らしても仕方がないだろう。
ん?そういう反応をしたことがないって?ならばフ〇ム系ゲームをおススメするよ。
(……何か、今変なことを考えていたような……まあいいか。)
この薬は摂取することで骨を強くする薬だ。カルシウムを摂るサプリメントなんかと同じだが、こちらはそれの数十倍以上の効能が現れるのだ。ドーピングではないのか───という質問があるだろうが、これはドーピングではないとハッキリ言えるだろう。一般的なドーピングとして有名である『アナボリックアステロイド』などもホルモンが作用することで筋肉量増大の効果がみられるものである。所謂筋肉増強剤はスプリンターや深い芝などを走るウマ娘が一歩の踏み込みを強くしたい際に使うのだとか。逆にステイヤーは持久力を高めるために造血剤、古典的な方法では輸血なだが、それらを使う傾向にあるようだ。
ではこの薬がドーピングではないという点についてだが……これは骨を作る性ホルモンなどを活性化するようなものもなく、ただただカルシウムとビタミンDを補う薬なのだ。しかし効果は実証されており、とある伝手の実験結果ではほぼ98%の骨の強度が数十パーセントほど上昇したという結果も残っている。これほどまで期間を掛けたのは実験結果待ちであった為だ。
だが、そもそもウマ娘の"ドーピング"とはこの中央においてほんの一部を除いて行われていないのだ。これは地方のトレセンでも言えることだろうが、トレーナーとの密接な関係性を築いていることが多いからである。これはトレーナー君曰く感情というものにヒトよりも振り回されるらしく、ドーピングをする好ましい関係性を失う可能性がある為に自然と防がれるということらしい。まあ、確かにトレーナー君と契約解消という事態になれば私の身に不都合が生じるので十分な抑止力になることは分かる。次に検査の存在だ。かなり精密な検査を実施し、ドーピングが判明した場合最低でも無期限出走停止処分が下される。走ることが目的で学園に来ているウマ娘にとっては実質退学処分に等しく厳しいといえば厳しいがURAのアンチ・ドーピング運動の一環ということらしい。トレーナーにもアンチ・ドーピングの知識や啓発を積極的に取り組んでおり、想像の通りトレーナー君はかなり肩身の狭い思いをしているようだ。
幸いにも私の実験は短期的な強化を主眼に置いたものではない。そもそも能力を伸ばすことにおいては彼が考案するトレーニングをこなす方が効率が良いので自然とそういう方面の実験は少ない。まあ、何故か彼は
……長話が過ぎたねぇ。
兎も角、これで私の怪我の"可能性"は断たれるということになる。今まではセーブしていたトレーニングもオーバーワークを超えても怪我をする可能性は万が一、いや億が一にもないのだ!
「これで共に高みへ……速さの可能性を見よう!」
試験管にある液体を嚥下し、私は満足感とえもいわれぬ幸福感に包まれる。効果が完成されるのは1月……シニア級になったあたりだ。大阪杯には十分に間に合うだろう。
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出典:競馬法-JRA 20頁 https://jra.jp/company/about/law/pdf/01.pdf
キタサンのおかげで借りれるサポが増えたの嬉しいですねぇ……
皆さんはメジロドーベルを引いたでしょうか。私はキタサンで溶かしたので引いておりません;;
メジロブライトはかなり好みなので引きたいが……どれだけガチャ禁しなきゃいけないのか……
ちなみに実際には競馬法というものがあり、『出走すべき馬につき、その馬の競走能力を一時的にたかめ又は減ずる薬品又は薬剤を使用した者』という記述からタキオンの永続的な云々の由来?だったのかなと驚いたりと……相変わらずネタが細かいなと感心しました。
ウマ娘の世界では恐らく普通にドーピングの法案やら連盟やらがあると思うので、URAはそれらに厳しくしているという設定にしました。まあルナちゃんとか許さないだろうし中央に来れているということはかなりのエリートなので使わないという意識を持った子たちばかりなのではないかと思います。
本音言えば中高の女子がドーピングとかしてほしくないし……ということでドーピングをするウマ娘は中央ではごくごく少数ということにしました。
この物語を進めていく上でトレーナーの名前を出した方が自然なシーンが出来たのですが皆さん的にはどう思いますか?
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出してもいいよ
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出したらダメ
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自分で決めてくれ┐(´д`)┌ヤレヤレ