モルモットとふしぎな目覚まし時計   作:✿▽✿

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無事ゴルシ完凸出来ました( ੭•͈ω•͈)੭ワ~イ
早くマンハッタンカフェ来てくれぇーーっ!

あと体操服追加は神ですね。\!神☆運☆営!/


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晴れてタキオンとのトレーナー契約を終えた俺はある程度の練習メニューと食事メニューを考えたものをタキオンへと見せた。概ねタキオンは了承していたが、速さを追求せず身体作り中心のメニューであることと、紅茶に砂糖を少量だけ入れることには反発の意を見せた。

 

練習メニューについては説明をすれば分かってくれたようだが、砂糖に関してはそれはもうとんでもないほど嫌がっていた。常人より頭を使っているから足りなくなった糖分補給にはうってつけだとか言っていたが……正直俺はタキオンの激甘紅茶は飲みたくない。普通の紅茶も好きならなんであんなに甘くしたのか謎だ。自分ではまだまだ若いと思っているのだが、アレだけは自身の老いを感じるのだ。味覚のな……

 

一応制限をするようにと言ったもののタキオンは守らないであろうことは簡単に予想できるのでどうにかしてあのストライク・イーグルもどきの飲み物を制限させるのが俺の仕事だろう。前は食事を作り始めてから頻度が減ったが……

 

「……しかし、ウマ娘の体は不思議だな……アスリートをする人間じゃあこの量は食べすぎだ。」

 

両手に持っている弁当を見下ろしてそんな事を呟いた。

 

食べ盛りという時期もあるのだろうがやはり何度見ても慣れないものはある。俺は本当に触りだけ知っているくらいだがウマ娘用の栄養学もあり、ヒトとは消化酵素や栄養吸収率、更には味覚までも少し違うのだとか。それにしても、それにしてもだがあんなはちみーとかいう見ただけで吐き気がしそうなくらい甘そうなものをよく飲めるものだ。

 

(濃いや多いは分かるのだが……何故硬さを変えるという概念があるのか……そもそもドリンクと冠しているのに硬さとは何なのか?タキオンもおいしいと言って飲んでいたし……)

 

もし輪廻転生をしてウマ娘に生まれ変わったのなら飲んでみたいところである。色々なウマ娘たちを見るに恐らく普通に好物になるだろうが。

 

「ん……女神像……?」

 

まるで古代ローマの彫刻(肌はローブを着てほとんど隠されているがわずかに見える身体にはしっかりと美しい筋肉(トモ)が彫られている)かのような三つの女神像の前にある疑問が浮かんだ。

 

(……ひょっとして、だが……"あの"ウマ娘達は……)

 

あの時ドアを叩き、目覚まし時計を置いた三人のウマ娘。彼女らが何者か分からなかったが髪の毛の長さなどはこの女神像と似通った部分があるが……

 

「…………いや、まさか、な。」

 

ウマ娘の在籍数はトレーナーの数の何十倍なのだ。勿論知らないウマ娘もいるだろうし、そんなふざけた推論を信じるよりかはまだ見ていないウマ娘がいると考えた方がよほどマシだ。

 

(……タキオンの所へ急ごう。)

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ガラガラガラ

 

「タキオン、いるか?」

 

いつもの実験室へ向かうと、何やら中身の入った試験管がいくつかあった。暫く待つと相手は眠そうに目を擦りながら奥から出てきた。

 

「……何だ、トレーナー君かあ……ふぁあ……」

 

「寝不足か?」

 

「昨夜は実験が捗り過ぎてね……自室で実験をしたあともう時間が遅かったから早めに学園に来て寝ていたん……ぁぁ」

 

話の途中であくびを繰り返すタキオンだが……こんな調子で大丈夫なのかと聞かれそうだが強く言おう、大丈夫だ。何故かって?それはタキオンはスイッチの切り替えがとんでもないほど上手いのだ。ぐでーんとだらけていたと思えばそこにたまたま訪れたダイワスカーレットの応対をシャキっと普段通りにこなすくらいにはオンオフの切り替えをすることができる。というか寝不足になっても練習にはしっかり打ち込んでくれるし、寝坊もしないのでその辺はしっかりしているのだと思う。

 

(……こういうトコは変わらねえな……)

 

「そうなのか……これ、朝食と昼食だ。」

 

「ん……?ああ確かそんな約束もしていたね……」

 

ゆったりと丸椅子に座り朝食の弁当を取る。先程詰めたのでまだ温かいので美味しい筈だ。

 

「結構時間を使いそうだ。」

 

「タキオン、言っておくが朝食は───」

 

「朝食の重要性は知っているよ。レースをするウマ娘たるもの流石に疎かにはしていない。 ま、効率的に食べれるものが好ましいが」

 

「……そうか」

 

とか言っているが、彼女は効率と栄養だけ重視した結果ミキサーにぶち込んで飲料にして飲むだけという謎の食事になっていたが……まあ栄養も効率は悪く無いが見た目は不味い。これは持論だが、ヒトにも言えるがウマ娘という生物は物事を楽しむこと───つまるところテンションが大切なのだ。

 

楽しいから続けるというのは何にだって言える。例えるならゲームだ。何処に何があるのか、どの店にどんな値段で売っているのか。敵のステータスはどんなものなのか。これらは膨大な情報だが、熱中していると覚えるのは容易い。

 

楽しいから走る───これだけのことがどれだけのアドバンテージを生み出すのかは計り知れない。トレーニングを積み、レースで勝ち、更にモチベーションを上げる。この好循環が続く限り、モチベーションが続く限りそのウマ娘はとても強くなるだろう。

 

トレーナーをやって4年目だが、欲求に勝るスパイスはないと思っている。勝ちたい、何かを貰いたい、楽しい。それらの欲求を枯らさない為に動くのが俺達トレーナーの仕事だと思っている。

 

「ン……美味しい……」

 

タキオンの場合、実験と食事をしっかりとサポートしてやればモチベーションは保たれると知っている。

 

「……食べている途中だが今後について再確認しようか。」

 

「………」カチャ……

 

一旦食べるのをやめて口の中にあるものを飲み込み、タキオンはこちらへと向かった。

 

いや、食べるのをやめたというか、もう弁当の中身が無くなっていたという方が正しい。この速度で食べ終えるのであればまだ量を増やしても良いかもしれない。

 

「2ヶ月ほどの練習期間を設けてメイクデビューに出走する、だろう?」

 

「その通りだ。この前に渡したメイクデビューまでの練習メニューを(こな)せば勝つ事は容易いだろう。」

 

「やけに自信たっぷりじゃないか。」

 

「あの選抜レースとここ数日行った検査の結果を踏まえてだ。タキオンが持っていた才能が良かったからこそメイクデビューを苦なく越せれるだろうと予測を立てた。」

 

ここで負けるという選択肢は無い。何故なら俺はURAを勝たせる為に過去へと戻ったのだ。同じレースを走るのなら全て一度は体験したレースなので全戦全勝を目指したくなるのは仕方がないことだろう。とか考えているが長距離はあまり出さないようにする。流石に足に掛かる負担が多いので不安なのだ。

 

(初勝利にはたったの2戦で勝てたし大丈夫だろう。レースに対しての本人のやる気も高いしな。)

 

メイクデビューまでまともに練習をさせてくれなかったあの日々を想起させつつ、タキオンに明日は多めに弁当を作っておくと伝えると満足そうに頼んだよと返事が帰ってきた。

 

今日は午前中は授業があるのでタキオンとは一旦別れてトレーナー棟へ向かう。

 

トレセン学園の教室の横に建てられているトレーナー棟だが、チームを持たないのであれば原則一トレーナー一部屋という割合になっている。中はそこそこ広く俺も不自由したことないのだが、一度チームを持っている先輩の部屋を見せてもらった時は驚愕した。

 

ウマ娘とトレーナーにとってここは共に練習メニューを吟味し、レースの作戦を立てる場所……いわば"本部"なのである。しかし、先輩の部屋には大量の書類とコーヒー缶と書類整理に追われるサブトレーナーの姿があるだけであった。

 

なんでもウマ娘に直接関係性があるものは全て部室に運んだらしく、トレーナー室は全くの裏方……書類整理専用の部屋であったのだ。この事実を知った俺はトレーナーがどういうことなのかこの辺りから理解し始めていたがそれは別の話だ。

 

(いつか俺もタキオン以外のウマ娘を担当するのかな……)

 

なんて未来のことを考えながら俺はゆっくりとトレーナー棟へと向かうのであった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〜side タキオン〜

 

時は飛んでメイクデビュー前。レース前ということで早めに練習を切り上げてタキオンは寮へと戻ってきた。同室のアグネスデジタルがまだ帰ってきていないことに、彼女もメイクデビューに出走する予定なのだろうかと思うも、タキオンはタオルとナイロンたわしと着替えを手に取って風呂場へ向かう。

 

脱衣所に汚れた体操服などを脱ぎ捨てタオルとナイロンたわしを手に泥を落とすために洗い場へ向かった。桶を裏返してタオルとたわしを入れ、くぐもった鏡にシャワーを当てると、鏡に反射された自身の身体そのものが目に映った。

 

(…………)

 

タキオンはこの2ヶ月ほど、この身体を清める作業の前に自身の身体を観察することをしているがその度に思うことがあるのだ。

 

それは日を追うごとに"もしや"から"これは"に変わり───今ではこれをすると"喜び"を感じるまでになっているのだ。そして今日もそれは続く。

 

ずばり、タキオンを襲ったのは()()であった。

 

実感とは?

 

ウマ娘は日々成長する。が、その成長を実感するには本人に合ったトレーニングを積み、トレーナーの持つタイマーに表示される数字が小さくなったり、レースで結果を出してやっと成長を実感することができるのだ。無論、身体能力が途轍もないほど高いウマ娘とて一日で劇的に変わるということは非効率な走法を取っていたり、差しが得意なウマ娘が逃げで勝負するなどといったことを除けばほとんどないと言い切って良いだろう。

 

だが、あのトレーナーには知識があった。3年の月日を掛けて完成させたタキオン専用のトレーニングメニューが。100%のトレーニングは身体が追い付かないので程度を落としてはいるが、それでもタキオンの身体にスポンジの如く高い吸収率で身に付いていった。

 

メイクデビューは容易い。トレーナーはそう言った。

 

タキオンは疑問だった。メイクデビューに勝てず、未勝利戦でも勝てないウマ娘はごまんといる。もっといえば()()()()への切符を手に入れれるウマ娘は少なすぎる。月に多くても数度しか行われないレースで一着を取らなければ上へと行けない。仮に行けたとしても負け続きということもあるのだ。

 

ちなみにだが前の世界のタキオンは10戦6勝。G1を3勝しており、ウマ娘の世界では中々の戦績であったと言えよう。

 

それはさておき、タキオンはあの新人の不確かな自信を信じれていなかったのだが、練習や食事などを通じてその自信が何も根拠のないものではなく、計算され尽くしたものだったということを知りえた。

 

これを受けてタキオンの心が変わった。それは要するに……

 

───これは世界が、未来が変わったことと同義だ。




最初の世界では皐月賞、大阪杯、有馬記念を勝っています。彼女は3冠馬だったんですね。

目覚まし時計を使ったあとのアフタートーク的なのいる?(BADENDと原作キャラ曇らせ)

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  • いらん
  • 自分で考えろハゲ
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