モルモットとふしぎな目覚まし時計 作:✿▽✿
───というわけで私め、✿▽✿【ハルウララ】投稿ペースを少しでも上げれるように頑張ります。とかいいつつも番外編に筆乗りすぎて遅れたんですけどね……
メイクデビューを見事勝利し、デビューを果たしたタキオン。話し合いの結果、次のレースは9月に行われる最初のOPレース。芙蓉ステークスを走ることに決めた。得意の中距離のレースをわざわざ待つので、ここは勝って重賞のレースへの出走権を得たい所だ。
タキオンの練習は順調だ。練習強度を少し上げ、更にスタミナとスピードに磨きを掛けている……のだが、スタミナばかりが伸びているような気がする。あまり偏ってバランスの悪いトレーニングをしている筈ではないのだが……やはり差しや先行を得意とする以上スピードは欲しい。これからはスピードを上げることを念頭にトレーニングを続けることにする。
(体育館は今日は使えないから……ジムでフィットネスバイクとランニングマシンで調整しつつ、坂路を走らせて終わりかな。)
少々キツいが休日なので時間はたっぷりある。朝はジムで、昼食を取って昼からはグラウンドで練習だが、未だ8月だ。熱中症対策にドリンクや傘と折りたたみ椅子で簡易休憩所を作っておく必要があるだろう。
(確か先日の練習で買い置きが無くなったからあとでドリンクを買わないと駄目だな。……ほかの備品は……大丈夫か?)
忘れないようにメモに書き込みながらもパラソルと椅子をナイロンヒモで固定する。以前に括った時は固結びをしてしまい切断してしまったので何度でも使い回せるよう蝶々結びで縛った。それらを背負い、記録用のノートやペン、カメラ、クーラーボックスなどを持っていく。
「鍵よし、財布よし、弁当よし。行くか。」
準備が整ったのでジムに向かおうとドアを開けると、そこには一人のウマ娘が立っていた。
彼女の名前はダイワスカーレット。タキオンに連れられて観戦したあの秋華賞でのウオッカとの大接戦は興奮した。……いやぁ……凄かったなぁ……
話を聞くに、ダイワスカーレットはどうやらタキオンを待っていたらしい。こんなに早い時期から交友関係があったのだと驚いたが彼女をタキオンの所へと案内することにした。途中、彼女から荷物を持とうと提案されたが断った。流石に持たせるのは悪いからなあ……
「随分と荷物が多いんですね。」
「ああ、熱中症対策にパラソルと休める椅子。そして水や万が一の時の為に経口補水液も入れてある。あと弁当かな。」
「弁当……あっ!もしかしてタキオンさんのお弁当ですか?この前一口貰いましたがとっても美味しかったです!」
「そう言われると嬉しいなあ。」
やはり美味しかったと言われる分には嬉しい。だって作り甲斐があるもの。
やれ甘めの味付けにしなければいけないとか、やれ作ってもらえないだとか弁当の会話に花を咲かせつつ、ジムへと到着した。
トレセン学園ジム───その設備の多さは折り紙つきで、具体的にはランニングマシーンからエアロバイク、果てにはサンドバックまでもが配置されており他の追随を許さない。また、数時間連続しての使用には予約が必要であり今日は4時間ほどの予約を取っている。予約はトレーナーもウマ娘もどちらでも取れるのだが、やはりターフを走った方が
(風の噂で設備を100倍にするなんて聞いたけど……ま、そんな金も土地もないし実現は無理だろう。……いや、理事長ならばあるいは……?)
「───飲むかそンなもン!?」
「おや?私はそこで買ったスポーツドリンクを君に差し入れようとしているだけじゃないかシャカール君?」
「オレの知ってるスポドリはそンな色してねェよ!!!」
何を話しているのかと伺ってみるとエアシャカールに薬を渡そうとするタキオンの姿があった。休憩所というか、ベンチでそんなやりとりをしている為に誰も近づかず半ば占有してしまっているので注意をしよう。
「タキオン。」
「おや、トレーナー君にスカーレット君じゃないか。」
「タキオンさん!この前の美容液の───」
仲が良さそうに会話をする二人であった。タキオンはダイワスカーレットには何か思うところがあるのか、とても当たりが優しいのだ。実験的なことはあまりせずにこうやって美容液や日焼け止めクリームなどの全く害のない製品をテストさせている。確かそのことについてマンハッタンカフェが扱いが違うだとか言っていた覚えがある。
「アンタが……タキオンのトレーナーか?」
「何か、用が?」
「いや……今日は光ってねェんだな。」
「……多分、もう少しで光るから……」
「なんか……ワリィな……」
別に光ること自体は嫌いじゃないんだが……いかんせんイメージがな……
アグネスタキオンのトレーナー。ではなく、光っているトレーナーとして覚えられていた。光ってないと誰……?みたいな反応になるのがつらい……インタビューとかで今日は光ってらっしゃらないんですねとか言われるとねえ……?まあそりゃあ光らせてサイリウム人間〜とか自分でやってたけど、それはそれとしてだ。
モルモットにも人権はあるのだよ。
「ああ、そうだ。トレーナー君、今度はこれを飲んでくれよ。」
紫色の液体が入った試験管を手渡される。……二人の飲むのか……?という疑念の目線が刺さるものの、先程も言った通り別に光ること、つまり薬を飲むことは別に苦じゃないのでグイッと一気に飲み込んだ。少し粘度が高く、大体ぬたくらいのねっとりとした液体であったが何とか飲み干せた。
「ん……?うおお……ッッッ!?」モリモリモリ
「うおッ!?」「わあっ!?」
「うーむ……もう少し配合する割合を見直してみるか……」
何と、真っ赤に光る髪の毛が伸びてきたのだ。髪はどんどん伸びていき、大体腰ほどにまで伸びると止まった。
「タキオン、これは……?」
「本来であれば感覚器官が鋭敏になる薬だが……何故か髪が赤く光って伸びるというだけの薬になってしまったようだ。」
「出来れば今度は床屋の世話にならない薬にしてくれ。」
「えェ……」
何故かドン引きしているエアシャカールであったが、それよりも俺はこの髪の毛はライブの時に振り回せばいい感じになるのではないかと期待を寄せた。
中途半端な終わりだけど……次回はレース回でしょうか?
エアシャカール(CV中田譲治)でも違和感無い説
エアシャカールって話し方がイメージ的に一方通行さんなんですよね。
シャカール君以外にも当てはまるのですが、もしも「そのキャラクターの話し方とか色々間違ってるぞニワカ野郎」というガチ勢の方がいればズバっと指摘してほしいです。(特に呼び方とか……)
あと以前タキオン専用の効率の良いトレーニングメニューと表記していましたが、ゲームでいう所の大体トレーニングレベル5くらいだと思ってください。分かりやすく言えばずっと夏合宿状態ですね。
この物語を進めていく上でトレーナーの名前を出した方が自然なシーンが出来たのですが皆さん的にはどう思いますか?
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出してもいいよ
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出したらダメ
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自分で決めてくれ┐(´д`)┌ヤレヤレ