モルモットとふしぎな目覚まし時計 作:✿▽✿
中距離ならグレートリーグでもいけるか……?(慢心)あと世間ではエイシンフラッシュ、ドトウやタマが出るとか囁かれていますが……サイゲさん、ここで裏切ってカフェは来ませんよね?
モブウマ娘は番号のみです。名前考えるので一日使っちゃう……(´・ω・`)
葉が赤く染まりきり、すっかり慣れた北風によってもう半分以上の葉が落ちたのではと思ってしまう時期。ジュニア期の重賞を争ってレースが開催された。
京都ジュニアステークス───中距離を主戦場とするウマ娘にとって、今後を左右するであろうGⅠレース「ホープフルステークス」に出走する足掛かりとなるレースだ。幸いにもタキオンはこのレースを望まなかったので今回はGⅢ勝利でGⅡレースへの優先的な出走権を得る為の目的、いや、"通過地点"といった方がいいだろう。
だが……現状タキオンは伸び悩んでいるというのも事実だ。以前に全距離のタイムを計測した結果、担当となった時にどの距離が得意で、どれほど走れるのか───という目的で短マイル中長すべての距離を走らせたが、今回最もタイムが伸びていたのは長距離であったのだ。いくら走り切れる体力がついてもタキオンの最も得意とする距離は中距離なので、測定するにあたって走らせた3000Mという距離は必要がないのだ。厳密にいえばクラッシック路線なのだから菊花賞を走らねばならないのだが……怪我が怖いので長距離はあまり走らせたくない。
しかし、現状の伸び率のままでは皐月賞に勝てるかどうか。スタミナにものを言わせてハイペースな逃げをさせてもいいがタキオンは逃げはあまり得意ではない。しかし
『晴れ渡る青空の下で行われるこのレース。各々のウマ娘がこれからトゥインクルシリーズを駆け抜ける上で非常に大事な一戦となります。』
『王道の距離ですから、これからスターとなる選手も登場するかもしれませんね。』
『今ゲートに入った3番人気の5番。』
『パドックでは愛想よくしていましたね。3番人気となりましたが気合十分といった感じでしょうか。』
『2番人気、3番。』
『前回はマイルレースを出走しましたが、中距離でも結果は残せるか期待ですね』
『最後に入場一番人気アグネスタキオン。』
『逃げから差しまで幅広い戦術を取れるウマ娘ですね。大外枠ですが今回はどういった作戦でくるのでしょうか。』
『各ウマ娘ゲートに入りました。』
パドックからここまで全て見てきたがタキオンの敵になりそうなウマ娘はいないように思える。……おかしいな、重賞だというのに全く緊張しないというのは初めてだ。
(怖くない……この感覚は重要かもしれないな……)
トレーナー歴たった3年の俺だが勘が研ぎ澄まされているのかもしれない。……つまり、皐月賞が怖いということは───いや、考えるのは止そう。
『───スタートしました。ああッと、4番大きく出遅れたか!?』
『なんとか遅れを最小限に止めた形ですね。』
『先頭は6番、9番、11番の三人が横並び、後ろに5番が付いている。それに続いて3番、16番、アグネスタキオン、17番、13番、7番、少し離れて1番、14番、15番、2番、最後方は4番、8番、10番、12番。』
『それぞれ得意の位置につけていますね。出遅れた4番も上がってきています。』
『第一コーナーを曲がって頭一つ抜けた6番。9番は内、11番は外を走る。すぐ後ろには5番がいるぞ。』
『続けて16番、3番は位置が逆転。アグネスタキオンはその後ろ、その横17番は外に出過ぎているか?』
(硬直展開だな……前は6人だがタキオンはかわせるか……?)
『上がってくる4番、差すにはまだ早いぞ!?』
『掛かっているかもしれませんね。冷静さを取り戻して欲しいところです。』
あれは落ちたな。と4番に憐みの目を向ける。出遅れると取り戻すために無駄にスタミナを消費してしまうし、遅れたということで気持ちが高ぶりすぎて追いついているのに前に出過ぎてしまう悪循環に陥る可能性があるのだ。まだジュニア期なのでこれが彼女の今後を良くすると思って前向きに捉えた方がマシだろう。
『レースは中盤、先頭を走る6番、11番とのリードは半バ身。9番は後ろへ下がって体力温存か?5番と3番内の取り合い、最後尾12番外へと動いた。』
『12番はコーナーを曲がりながら抜いていくつもりでしょうか?この混戦具合は後ろの子たちは前を上手くかわせるのか見どころですね。』
『最終コーナーを曲がって6番先頭、9番11番は少し外へ5番は伸びないか?』
『アグネスタキオン内から抜いた!前を走る三人を抜いて一気に入着圏内に近づいた!』
『これは……前3人を抜くには厳しい位置取りでしょうか。』
『後続の子たちも上がってくる!アグネスタキオン位置が悪いか!?最後尾12番大外からトップ争いに参加した!残り400───内から強引にアグネスタキオン!同じくトップ争い!』
『内ラチに擦れながら強引に突破しましたね。』
『残り200!内と大外この二人が争───わない!アグネスタキオン速い!前が無ければ、その末脚を遺憾なく見せつけて……今ゴール!!!』
『優勝はアグネスタキオン!2着は12番!3着は6番!』
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レースの休憩兼ウィニングライブの準備の最中、タキオンと俺は少しレースの反省会をすることにした。
「ふうン……今回は少し内に入りすぎたか」
「大外だからって内を狙いすぎだ……あの走りじゃGⅠ……いやGⅡであっても危ういかもしれん。」
ズバッと切り捨てた俺の言葉にタキオンは一瞬動揺したように見えたが、すぐに顎の下に手を当ててどうしてかと聞いてきた。
「最後───抜くときにラチ擦りながら走っただろ?」
「ああでもしないとスパートに遅れてしまうからね。私にとっては必要なことだったのだよ。」
「ああ。そうだ。でもそれが駄目なんだ。」
「…………君、言ってる事が滅茶苦茶だぞ?」
「はぁ……これ、ここ見ろ。」
「柵に擦れて少し黒くなっただけじゃないか。」
「今回はその程度だった……ジュニア期の初の中距離GⅢだからな。だがこれから先はこうも行くまい。強引に突破ばかりしているといずれ怪我をすることになるぞ?」
「なんだ……そんなことか……」
「そんなことって……」
「いやいや、確かに担当ウマ娘の怪我を防ぐように努めるのがトレーナーの仕事だがあの程度でいちいち止められていては困るのでね。……いや待てよ……そういや君、新人だったね……ふぅン」
意味ありげに相槌を打ったタキオンであったがその真意は推し量れなかった。そうこうしている内にシャワーをして着替えるからと楽屋を追い出されてしまった。
(全く……怪我をしたらどうするんだ……)
一度の怪我が致命傷となりうるのだからホイホイされたくない。というかあんな思いはもうしたくないのだ。
(ライブ後は入念にケアをして……団子状態の中団から上がらせる練習でも考えようか……こればかりは誰か得意そうな子でも見つけて協力して貰わないと……畜生、チームとはいかなくとももう一人担当ウマ娘を持ってたらそんな練習もできるんだけどな……)
ちなみに今回は手に持つサイリウムの数を減らしたから大丈夫だろう。これでタキオンのことを応援できる。
レースの描写ムズすぎんか……?もっと情報量多くしても……それだと見にくくなるし小生の文章力だと分かりづらい……
投稿ペース上げるとか言っておきながら何もしていない……というか絶賛スランプってます。
病み病みの実の能力者になったのでそろそろアフタートークでも書こうかしら……
この物語を進めていく上でトレーナーの名前を出した方が自然なシーンが出来たのですが皆さん的にはどう思いますか?
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出してもいいよ
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出したらダメ
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自分で決めてくれ┐(´д`)┌ヤレヤレ