カービィとスローライフファミリー   作:naogran

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榊翔太。高校生2年生。

ごく普通の高校生で、ごく普通に友達と高校生活を送ってるゲーム好きの一般的な少年。

しかし通学途中に大型トレーラーにぶつかってしまい、そのまま息絶えてしまった。






死亡した翔太は、女神・メガーメガと出会った。

翔太「あぁ・・・僕って死んじゃったんですね・・・」

メガーメガ「そうです。あなたは学校へ行く最中に事故に会い、17歳で事故死してしまいました。」

翔太「そっか・・・将来が何も決まらないまま他界しちゃったなぁ・・・」

メガーメガ「代わりと言っては何ですが、来世ではとことん幸せな生き方が出来るようにして差し上げます!大抵の事は自由に出来ちゃいますんで!」

翔太「え?本当に?願いは自由なの?」

メガーメガ「はい。私は女性には甘いですが、特別にあなたのお願い事を聞きます。」

翔太「女性に甘いって・・・女神様が公平じゃなくて良いの?」

メガーメガ「良いんです!」

翔太「ジョン・カビラ?だったら!無茶振りとして不老不死で頼みます!」

メガーメガ「はい!」

翔太「ええ!?そんなあっさり出来ちゃうの!?凄いな女神様・・・」

メガーメガ「では、身体の中をマナがグルグルと循環して、老いる事のない身体で転生させましょう。他には?」

翔太「えっとそうだなぁ・・・あ!女神様、僕の頭の中が見える?この姿にしたらな〜って。」

メガーメガ「フムフム・・・了解しました。そのお姿と力で転生させましょう。それと、あなたの他にその世界に転生した魔女が居ますので、その方に会えば良いでしょう。」

翔太「へぇ〜。僕の他に転生者が居るんだ。」

メガーメガ「他には?」

翔太「それで充分です。僕にとって満足な願い事はこれ以上ないです。」

メガーメガ「分かりました!不老不死で希望するお姿と力で、のんびりとした高原へ転生させましょう!えーーい!」

こうして翔太は、ある姿になって高原へ転生された。






草原が広がる高原。

翔太「高原・・・綺麗だぁ・・・」


第1話「レベルMAXになっていた」

高原を歩くと、水溜りがあった。

 

翔太「お、おぉ!」

 

水溜りに映っていたのは、カービィだった。

 

カービィ「これが僕!?凄い!カービィそのものだ!」

 

自身を膨らませて浮遊する。

 

カービィ「僕の好きなキャラになれるなんて最高だ!コピー能力は・・・」

 

頭の中でコピー能力を思い浮かべると、ソードカービィに変身した。

 

カービィ「能力は銀河に願いをと同じだ。これなら困らずに済むね。ん?」

 

向こうに1軒の家があった。

 

カービィ「誰かの家かな?ごめんくださーい!」

 

しかし誰も出ない。

 

カービィ「居ないのかな?」

 

???「あら?誰か居るわね。」

 

カービィ「ん?」

 

後ろに振り向くと、買い物袋を持った1人の魔女が立っていた。

 

カービィ「あ、この家の住人さん?」

 

魔女「ん!?あれって・・・カービィ!?」

 

カービィ「え?僕の事知ってるの?」

 

魔女「キャー!可愛い!」

 

カービィ「ええ!ちょっと!?」

 

急に魔女に抱かれた。

 

魔女「柔らか〜い!」

 

カービィ「ちょちょちょっと!(何なのこの魔女・・・ん?魔女?)」

 

 

 

 

 

 

メガーメガ『あなたの他にその世界に転生した魔女が居ますので、その方に会えば良いでしょう。』

 

 

 

 

 

 

カービィ「・・・もしかして君は、転生した高原の魔女さん?」

 

魔女「え?何で私を知ってるの?」

 

カービィ「だって僕も転生された人だし。」

 

魔女「ええ!?そうだったの!?」

 

 

 

 

家にカービィを招いた。

 

魔女「そうなんだ。事故で。」

 

カービィ「そう。交通事故で亡くなってから、君が会った女神様に色々聞いたんだ。まさかその魔女がこの世界に左遷されたなんて。」

 

魔女「左遷とか言わないでよ・・・」

 

カービィ「ごめんごめん。あ、僕はカービィ。前世は榊翔太。」

 

魔女「私はアズサ。アズサ・アイザワ。高原の魔女よ。」

 

カービィ「ねぇアズサ、僕この世界は初めてなんだ。だから仲間に入れてくれないかな?」

 

アズサ「そうねぇ・・・私のスローライフに磨きが掛かるし、丁度良いかも。良いわよ。ようそこ我が家へ!」

 

カービィ「ありがとうアズサ!」

 

アズサ「あなたって、力とかあるの?」

 

カービィ「うん。頭の中でコピー能力を思い浮かべたら使えるよ。」

 

アズサ「へぇ〜。便利だね。」

 

 

 

 

 

 

その日から2人のスローライフ生活が始まった。

 

兎に角ダラダラと過ごし、寝たいだけ寝て。スリープカービィでぐっすり寝る。

 

畑の手入れもやって、ウォーターカービィで畑に水やりをする。

 

身体を動かしたい時はスライムを倒す。アニマルカービィで追って引っ掻く。

 

魔法石は貴重な収入源で、毎日最低25体は倒すようにしている。

 

近くの森に入る事もあった。アズサは魔女だから薬草がすぐに分かる。

 

時折薬を作る。ドクターカービィで薬草作りの手伝いをする。

 

その薬草を村に売りに行ったりもする。

 

屋根の上で寝る。スリープカービィで寝る。

 

 

 

 

ほんの少しの労働と、のんびりした毎日。これぞ正しく悠々自適。第2の人生はとても素晴らしいものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから300年の年月が流れた。

 

アズサ「26匹目っと。」

 

今日も何時も通りスライムを倒してる。

 

カービィ「スマッシュパンチ!!」

 

ファイターカービィのスマッシュパンチがスライムを倒した。

 

アズサ「ま、300年も続けていればちょっとはレベルも上がってるか。」

 

カービィ「ん〜・・・あんまり変わんない気がするね。」

 

アズサ「そんなもんかな?」

 

 

 

 

 

 

フラタ村。

 

村人A「あ!高原の魔女様と戦士様!」

 

アズサ「こんにちは!」

 

カービィ「どうも!」

 

村人B「先日の薬、良く効きました!」

 

アズサ「良かった!」

 

カービィ「お大事にね!」

 

 

 

 

300年生きている為、このフラタ村の歴史はこの2人が知っている。

 

急病人の診察で薬を治した。ドクターカービィでアズサの助手を務めた。

 

疫病の流行を食い止めた事もあった。バブルカービィで疫病を封じ込めた。

 

 

 

 

そのお陰で2人はこの村の守り神となっている。

 

 

 

 

冒険者ギルド。

 

アズサ「こんにちは〜!」

 

手に入れた魔法石を換金して貰った。

 

ナタリー「10400Gになります。」

 

受付嬢のナタリーがお金が入った袋を出した。

 

アズサ「ありがとう。」

 

カービィ「じゃあまたね。」

 

ナタリー「あの!お2人方!」

 

アズサ「何?」

 

カービィ「ん?」

 

ナタリー「前からちょっと気になっていた事があるのですが、お2人って今どれ位の実力なんですか?」

 

カービィ「実力?バトル的な意味で?」

 

アズサ「体した事ないんじゃないかなぁ?冒険者登録はしてるけど、冒険なんてした事ないし。」

 

カービィ「右に同じく。」

 

そこでナタリーが2枚の石板を出した。

 

ナタリー「1度ステータスを見せて貰えませんか!?」

 

アズサ「そう言えば300年間ずっと測定してなかったかなぁ?」

 

ナタリー「お2人はずっとこのフラタ村を見守っていてくれたじゃないですか!だからきっととてつもないステータスだと思うんです!」

 

アズサ「別に良いけど、私はちょっと薬草に詳しいだけの魔女だよ。期待されても。」

 

カービィ「僕もアズサの助手的な立場だから期待されても何もないと思うよ。」

 

2人が石板に左手を乗せてステータスを表示させた。

 

 

 

 

 

 

レベルが99になってる。

 

 

 

 

 

 

アズサ・ナタリー「・・・・」

 

カービィ「ペポ?」

 

ナタリー「うわああああ!?レベル99!?お2人方!マジ強過ぎです!」

 

カービィ「いやいや石板が壊れてるんじゃないの?だって僕達スライム位しか倒してないよ?経験値が10840086なんて可笑しいでしょ?」

 

ナタリー「いえ待って下さい!お2人は365日、300年間欠かさずスライムを倒していらっしゃいましたよね!?」

 

アズサ「そうだね。1日平均25匹位かな?」

 

カービィ「今日は26匹倒してるね。」

 

ナタリー「加えてここ!魔女様と戦士様は獲得経験値増加と言う特殊能力を得られてます!モンスター1匹ごとに獲得経験値2増えると言う事です!」

 

アズサ・カービィ「たったの2?」

 

ナタリー「スライムの基礎経験値は2。でもこの能力で4になります!なので!4x25x365x300=1095万!!」

 

カービィ「そんなに倒してるの!?」

 

アズサ「継続は力なりとは言うけれど・・・」

 

ナタリー「大型ドラゴンの経験値が2500と言われていますから、ドラゴンで換算すると4380匹倒した事に!!」

 

アズサ・カービィ「超ドラゴンキラーだ!!」

 

ナタリー「無茶苦茶です!!世界一強いに決まってます!!」

 

アズサ「えぇ・・・世界一・・・?」

 

ナタリー「お2人はやっぱり偉大なる大魔女と大戦士だったんですね〜!」

 

カービィ「いやぁ・・・照れるね。」

 

アズサ「嘘でしょ・・・この強さが知れ渡って・・・どんどん有名な魔女になってしまったら・・・私のスローライフがーーーーー!!」

 

カービィ「あ!!そうだった!!僕達のスローライフに悪影響が出ちゃう!!!」

 

アズサ「ナタリーさん!!この事は絶対に口外しないで下さいね!!」

 

カービィ「僕からもお願い!!」

 

ナタリー「どうしてですか!?偉大なお2人をもっと称えたいです!!」

 

カービィ「ステータスは個人情報そのもの!」

 

アズサ「あなただって、胸の大きさを広められたくはないでしょ?」

 

ナタリー「大きさには自信があります!」

 

豊富な胸と。

 

アズサ「うぐっ!?」

 

貧相な胸。

 

カービィ(比べ物にならないね・・・)

 

アズサ「何か言った?」

 

カービィ「いやなにも?」

 

アズサ「兎に角!私達のステータスは誰にも言わないで下さい!私達はひっそり静かに暮らしたいんです。」

 

ナタリー「分かりました!お2人が最強だと言う事は、一切外に漏らさないと約束します!お2人を裏切るような事は絶対に致しません!」

 

カービィ「もし裏切ったら許さないよ?」

 

ナタリー「大丈夫です!私を信じて下さいな!」

 

アズサ「はぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

その後2人は、渓谷にある滝の前に立った。

 

アズサ「レベル99?どうにも信じられない。」

 

カービィ「やっぱり強くなったのは気のせいじゃないの?」

 

アズサ「そうよねぇ。毎日スライムを倒した位であんな数値に。・・・全てを凍てつかせよ!!」

 

凍結魔法が一瞬で滝を凍結させた。

 

アズサ「ガチだった・・・」

 

カービィ「コピー能力!トップ!」

 

トップカービィに変身し、コマを飛ばした。コマがちょこんと当たると、氷が一瞬で粉砕された。

 

カービィ「こっちもガチだった・・・」

 

 

 

 

 

 

その夜。コックカービィが明日の朝食を作ってる。

 

カービィ「アイス!」

 

アイスカービィのこちこちといきで冷凍保存。

 

 

 

 

翌朝。解凍した朝食を食べていると。

 

”コンコン”

 

アズサ・カービィ「ん?」

 

ドアを開けると、4人組のパーティが立っていた。

 

アズサ「はい何でしょう?」

 

剣士「あなた達が高原の魔女アズサさんと戦士カービィさんですね?」

 

カービィ「そうだけど・・・冒険者パーティの皆が僕達に何の御用で?」

 

剣士「あなた達と腕試をさせて頂きたい!」

 

アズサ「えぇ・・・?私薬草採ったりして細々と暮らしてる魔女ですよ・・・?」

 

カービィ「僕も寝たいだけ寝て畑を耕してるただのピンクボールの戦士だよ・・・?」

 

アズサ「私達なんかと戦って何の意味が・・・」

 

剣士「ここにレベル99の魔女と戦士が居ると聞いて来ました。」

 

アズサ・カービィ(ドキッ!!)

 

カービィ「いやいやあれは誤解だよ誤解!石板が壊れて変な数値が出ただけだから!僕達の実力はレベル10・・・いや3程度だよ。」

 

魔女「嘘を吐いても無駄です!あなた達の身体からは溢れんばかりの魔力が漂っています!とんでもない大物なのは間違いない!」

 

カービィ「・・・アズサどうする?埒が明かないよ・・・」

 

アズサ「はぁ・・・分かった。では手合わせしましょう。」

 

 

 

 

仕方無く手合わせする事に。ペイントカービィが地面に円を描く。

 

アズサ「ただし条件があります!私達が勝ったら、高原の魔女と戦士は大した事なかったと言って回りなさい!私達は出来る事なら戦いたくはないんです!この円から出たら負け!1回出た人は退場ね!」

 

カービィ「そっちは全員が出たら敗北ね!」

 

アズサ「では、始め!!」

 

魔女「風よ、今こそ我の僕となりて吹き荒れよ!」

 

竜巻魔法を発動した。

 

アズサ(成る程。竜巻の魔法ってこう使うのか。なるべく弱く・・・弱く。)

 

カービィ「コピー能力!トルネイド!」

 

トルネイドカービィに変身した。

 

アズサ「風よ、今こそ我の僕となりて吹き荒れよ。」

 

特大な竜巻が起こった。

 

カービィ「え!?わわわわわわわわわわわ!!」

 

その竜巻にトルネイドカービィが飲み込まれ、回転して更に威力が増した。

 

魔女「嘘ーーーー!?」

 

剣士「逃げろーーーー!!」

 

戦士「飲み込まれるぞーーーー!!」

 

僧侶「キャーーーーーー!!!」

 

その竜巻に4人が巻き込まれ、遠くにある木に吹き飛ばされた。

 

カービィ「き・・・強烈・・・」

 

巻き込まれたカービィはまだクルクル回ってる。

 

 

 

 

 

 

冒険者ギルド。

 

アズサ「ナタリーさん!!」

 

ナタリー「お2人方。」

 

カービィ「絶対口外しないって約束したよね!?」

 

ナタリー「私は誓って言ってません!」

 

カービィ「じゃあどうして僕達の情報が広まったの・・・?」

 

 

 

 

???「俺さ!」

 

 

 

 

そこにカウボーイの男が現れた。

 

アズサ「え!?誰!?」

 

カービィ「誰このカウボーイ!?」

 

ナタリー「あなたは!口が軽い事で有名な冒険者のエルンストさん!!もしかして、あの時の後ろのテーブルで!?」

 

カービィ「知られちゃった理由がこれか・・・」

 

エルンスト「魔女様と戦士様のレベルが99だなんて、信じられなかったが・・・」

 

冒険者A「噂は本当だったんですね!!」

 

冒険者B「あのとんでもない魔法!この目でしかと拝見しました!」

 

女給「まさしくレベル99!!」

 

そんな事があり、高原の魔女と戦士はレベル99。それが広がってしまった。

 

 

 

 

翌日。何時も通り朝食を食べていると。

 

”ドオオォォン!!”

 

アズサ・カービィ「え?」

 

ドアを開けて外を見ると。

 

アズサ「え!?」

 

カービィ「ポヨ!?」

 

 

 

 

赤いドラゴンが居た。

 

アズサ「え、ええと・・・そう言うご用件でしょう・・・?」

 

赤いドラゴン「お前達が最強の魔女と戦士か。」

 

ドラゴンがやって来ちゃった。

 

赤いドラゴン「我はこのナンテール州最強のドラゴン・ライカである。最近風の噂で、ここに最強の魔女が居ると聞いてやって来た。」

 

カービィ「まさか、僕達と手合わせしたいとか言うんじゃないだろうね・・・?」

 

ライカ「話が早いな。」

 

アズサ(何処まで噂が広がってるんだよ!!)

 

カービィ(せめて人間達の範囲で止まって欲しかったよ!!)

 

アズサ「私達は最強の称号なんて欲しくありません。ここで静かに暮らしたいんです。」

 

カービィ「だから最強の称号は君に譲るよ。」

 

ライカ「そんな事で納得出来るか!我と戦え!白黒とハッキリ付けようではないか!!」

 

アズサ(モーレツにメーワクー・・・)

 

カービィ「もし嫌だと言ったらどうするの?」

 

ライカ「暴れてやる。」

 

カービィ(キョーレツにメーワクー・・・)

 

アズサ「はぁ・・・分かりました・・・家を壊されたら困りますし、やりましょう・・・」

 

カービィ「でも僕達最強を名乗ってないからね?余裕で弱かったら手加減してよね?」

 

ライカ「良かろう。我も最強である事が確認出来ればそれで良い。」

 

 

 

 

こうしてライカと戦う事になった。

 

アズサ「今しばらく、地上より別れを告げる。」

 

カービィ「ワープスター、来て。」

 

アズサが浮遊し、カービィが上空から飛来したワープスターに乗って浮遊する。

 

ライカ「ほう。流石は魔女と戦士。だが、空を飛んだ程度で対等になったと思うなよ?ガオーーー!!」

 

口からドラゴンブレス。

 

カービィ「こちこちブリザード!!」

 

アズサ「全てを凍てつかせよ!!」

 

アイスカービィがこちこちブリザードでアズサの凍結魔法に乗り、ドラゴンブレスを相殺した。

 

ライカ「クッ!高位の魔女と戦士と言うのは本当らしいな!だが如何に魔法に長けていようとも!これはどうだ!!」

 

カービィ「アイアン返し!!」

 

アイアンカービィに変身し、ライカのドラゴンの爪を杖のアイアン返しで弾いた。

 

ライカ「クッ!逃がすか!!」

 

アズサ「全てを凍てつかせよ!!」

 

カービィ「こちこちといき!!」

 

アイスカービィのこちこちといきとアズサの凍結魔法で、ライカの口を凍らせた。

 

ライカ「ーーーーー!?」

 

口が凍らされたライカが落下した。

 

アズサ「どう?頭がキーンとした?」

 

カービィ「少しは頭冷えた?」

 

 

 

 

ライカ「ーーーー!!」

 

口が凍り、パニックになったライカがウロチョロする。

 

 

 

 

アズサ「ち、ちょっと!?私達の家壊さないでよ!?」

 

カービィ「壊しちゃダメだよ!!!」

 

 

 

 

ライカ「ーーーーー!!」

 

だがライカはそのまま2人の家をぶっ壊してしまった。

 

 

 

 

アズサ・カービィ「・・・・・」

 

怒りが心頭した2人が地上に降りた。

 

ライカ「冷たい・・・」

 

カービィ「ファイター。」

 

ファイターカービィに変身。

 

アズサ「壊すなって・・・言ったじゃん!!!」

 

カービィ「ダブルライジンブレイク!!!」

 

ライカ「グアアアーーーー!!!」

 

ダブルライジンブレイクでライカがKOした。

 

ライカ「な・・・何と言う力・・・我がこうも無様に倒されるとは・・・」

 

アズサ「ねぇ、ドラゴンのライカさん。私達の家、直して下さいね?」

 

カービィ「変な真似をしたら・・・」

 

アズサ・カービィ「許しませんからね。」

 

ライカ「わ、分かった!!どうにかする!!あの、我は住処の山にそれなりのお金を貯め込んでおりますので・・・取って来ても宜しいでしょうか・・・?」

 

アズサ「良いけど・・・」

 

カービィ「もし逃げたらその時は・・・」

 

2人が悪魔の顔でライカを脅した。

 

ライカ「ヒエエエエエーーーーー!!!!絶対に約束は守りますーーーーー!!!」

 

急いで住処へ戻って行った。

 

アズサ「・・・」

 

無残に壊れてしまった家。

 

カービィ「僕達の家が・・・」

 

アズサ「はぁ・・・しばらく村に泊まるか・・・」

 

 

 

 

 

 

夕方。フラタ村に訪れた。

 

村人C「あ!魔女様!戦士様!」

 

村人D「ドラゴンを倒したんですね!」

 

村人E「逃げて行く姿が見えました!」

 

アズサ「すみません・・・ドラゴンには勝ったんですが、家が壊れてしまって・・・」

 

カービィ「少しの間、泊めて貰えないかな?」

 

 

 

 

村役場・来賓室。ベッドが2つある。

 

カービィ「おぉ!凄い!」

 

アズサ「でもここ来賓用の部屋ですよね?私は宿の部屋でも・・・」

 

娘「いえいえ。恐ろしいドラゴンから村を守ってくれた魔女様と戦士様です。どうかご自由にお使い下さい。」

 

アズサ・カービィ「あはは・・・」

 

娘「あの、魔女様!戦士様!」

 

アズサ「え?」

 

カービィ「何?」

 

娘「私幼い頃、魔女様の薬で助かった事があるんです。」

 

カービィ「・・・あ!あの時の!?」

 

娘「思い出してくれたんですね!この村には、魔女様に助けられた人がいっぱい居るんですよ。」

 

 

 

 

その後ベッドに寝転がる。

 

アズサ「まっ、たまには好意に甘えるのも悪くないか。」

 

カービィ「アズサ、今日の晩御飯どうする?」

 

アズサ「・・・よし、彼処へ行こうか!」

 

カービィ「良いね!行こう!」

 

 

 

 

夜・酒場・冴えた鷲に来店した。

 

アズサ「こんばんはー!」

 

カービィ「ハーイ!」

 

女将「いらっしゃいませー!まぁ!」

 

主人「高原の魔女様に戦士様!」

 

客達「魔女様と戦士様にカンパーイ!」

 

皆で乾杯した。カービィは水で乾杯。

 

アズサ「何時ものオムレツを頂こうかな?後ビーフシチュー。」

 

カービィ「何時ものスペシャルコースで!」

 

オムレツとビーフシチュー、そしてスペシャルコースが到着した。

 

アズサ「ん〜!やっぱりここのオムレツは最高ですねぇ〜!」

 

カービィ「ここのスペシャルコースは絶品だねぇ〜!」

 

主人「俺等もお2人に、この村を守って貰えて最高ですよ!」

 

客達「アズサ様とカービィ様最高ーーーー!!」

 

アズサ「あはは・・・まぁ、いっか。」

 

カービィ「フラタ村にカンパーイ!!」

 

客達「カンパーイ!!!」

 

 

 

 

 

 

翌朝。

 

アズサ「ん〜・・・昨日は良い夜だったなぁ〜。」

 

カービィ「ふぁ〜〜〜・・・よく寝た。あ、アズサおはよう。」

 

アズサ「おはようカービィ。何か魔女やってて良かったよ。」

 

カービィ「だね。僕もそう思うよ。」

 

”コンコン”

 

娘「お休みの所すみません。お2人に会いたいと言う方がお見えになられたのですが。」

 

アズサ「え?」

 

カービィ「僕達に?」

 

 

 

 

面談室へ行くと、赤い服を着た少女が2人を待っていた。

 

少女「あ!昨日はご迷惑をお掛け致しました!」

 

入って来たアズサとカービィにいきなり謝罪した。

 

アズサ「昨日?あの・・・何処かでお会いしましたっけ?」

 

カービィ「僕達初対面のなんだけど・・・」

 

少女「あ、この姿でお見えに掛かるのは初めてですね。我はライカ。昨日のレッドドラゴンです。」

 

アズサ「えええーーーーー!?」

 

カービィ「ええーーー!?嘘ーーーー!?」

 

この少女が昨日のレッドドラゴンのライカだと知った2人が驚愕した。

 

ライカ「ドラゴン族は、こうやって姿を変える事が出来るんです。我が貯金していたお金を持って参りました。」

 

大量の金貨が入った袋。

 

アズサ「ありがとう!これだけあれば修理位出来るでしょう。」

 

カービィ(うっかり吸い込んじゃったらゴールドカービィになれそう。漫画で見た通りに。)

 

ライカ「そ、それと・・・その・・・実はお願いがありまして・・・」

 

アズサ「何?」

 

カービィ「どうしたの?そんなに照れて。」

 

ライカ「わ・・・我を・・・我を弟子にして頂けないでしょうか!?」

 

アズサ「え?弟子?」

 

カービィ「僕達の?」

 

ライカ「はい!魔女様と戦士様と戦って、我がまだまだ未熟である事を痛感しました!ナンテール州最強と言う思い上がりを捨てて、一から勉強したいと思っている次第です!!」

 

カービィ「新しい自分を磨き上げるんだね?」

 

ライカ「そうです!」

 

アズサ「その心構えは美しいけれど、私達は特殊な訓練で強くなった訳じゃないの!近所のスライムを倒す生活を続けてたらこうなっただけで・・・」

 

ライカ「我は、ドラゴンとしての力を過信し・・・傲慢になり・・・腕を磨く事をして来ませんでした・・・その結果が無様な敗北なのですから!!その魔女様と戦士様の努力の積み重ねこそ見習いたいのです!!」

 

アズサ・カービィ「真面目か!!」

 

ライカ「住み込みで働かせて下さい!!お2人の生活を学びたいのです!!」

 

カービィ「ん?住み込み?」

 

アズサ「と言う事は、料理作ってくれたり掃除してくれたりも?」

 

ライカ「はい!勿論やります!!」

 

アズサ(これはもしかしたら、私達のスローライフに更なる磨きが掛かるかも。)

 

カービィ(交代でやれば、2日間休める。)

 

アズサ「分かりました!あなたを弟子にする事を認めましょう!」

 

カービィ「ようこそ僕達の生活へ!」

 

ライカ「ありがとうございます!!」

 

アズサ「所で、ライカって歳幾つ?」

 

カービィ「女の子のプライバシーが・・・」

 

ライカ「生まれてからかれこれ300年になります。」

 

カービィ「ほぼタメ口・・・」

 

 

 

 

 

 

壊れた家へ帰って来た。

 

アズサ「ん〜・・・」

 

ライカ「どうかしましたか?」

 

アズサ「修理するにしても、3人で住むとなると手狭かなと思って。増設した方が良いかな?」

 

ライカ「じゃあ折角ですし、我が建てましょか?」

 

アズサ「建てるって、あなた建築士じゃないでしょ?」

 

ライカ「材料の木や石さえあれば、後は組み立てるだけです。お任せ下さい。」

 

カービィ「じゃあ僕も手伝うよ。人数は多い方が有利でしょ?」

 

ライカ「ありがとうございます。ではお願いします。」

 

 

 

 

こうして、カービィ・ライカ式ログハウスの建て方が始まった。

 

まずは、森から大量の木を仕入れる。エスパーカービィの念力も大量の木を仕入れる。

 

そして、木の皮を手際よく剥く。カッターカービィで木の皮を剥く。

 

資材を効率よく運ぶ。エスパーカービィの念力も効率よく運ぶ。

 

そして組み立てる。リフォームカービィで壊れた家と組み立てるログハウスを補強する。

 

 

 

 

あっと言う間に夕方になった。

 

アズサ「おーい!今日はもうお開きにしよっかー!村に戻ろー!」

 

カービィ「あれ?もうそんな時間か。ライカ、そろそろ終わろうか。続きは明日からにしよう。」

 

ライカ「いえアズサ様、カービィ様。我は疲れていませんので。このまま続けられます。ドラゴンは夜目も効きますので、徹夜をすれば明日にでも・・・」

 

アズサ「ライカ!」

 

作業を続けるライカの頬を触った。

 

アズサ「そう言うのは絶対にNO!」

 

ライカ「あの、何か至らない点でも・・・?」

 

カービィ(前世のトラウマ・・・)

 

アズサ「ライカ。あなた今、徹夜をすれば良いとか言ったよね?そこがダメなの!本当にダメ!」

 

ライカ「我はその・・・頑張りを見せようと・・・」

 

アズサ「頑張るって言葉を、良い意味で使い過ぎちゃダメ!」

 

ライカ「ッ!!」

 

アズサ「ホラ。暗くなってるでしょ?これは世界が、今日はここまでと言っている証拠。少なくとも私達は、無理をして強くなった訳じゃない。程々の生活をキープして来ただけ。私の弟子になったからには、あなたにはそれを守って欲しいの。」

 

カービィ「ライカ、これは師匠と先生命令だよ?良いね?」

 

ライカ「分かりました。お2人の言う通りにします。」

 

アズサ「それで良い。これからも疲れたり、もう無理と思ったら遠慮なく言うんだよ?」

 

カービィ「具合が悪かったら躊躇なく相談してね?」

 

ライカ「アズサ様とカービィ様の・・・弟子への気遣い・・・心に沁みます・・・」

 

アズサ「フフッ。大袈裟じゃない?」

 

 

 

 

 

 

翌日。遂にログハウスが完成した。

 

ライカ「あの、これで完成です。お気に召ますでしょうか?」

 

カービィ「中を見てみよう。」

 

アズサ「わぁ〜!」

 

カービィ「2階建でキッチンや多くの部屋も取り揃えているよ。更に部屋全体を補強しているから壊れる心配なし。」

 

アズサ「うん!見事!ライカ出来したよ!カービィも出来したよ!」

 

カービィ「いやぁ〜、僕は手伝っただけだけどね。」

 

ライカ「ア、アズサ様が気に入られたようで何よりです!」

 

アズサ「よし!行こうライカ!今日は村でお祝いだね!」

 

カービィ「フラタ村へレッツゴー!」

 

転生し、カービィと魔女を始めて300年。始めての弟子との生活が始まった。

 

『END』




         キャスト

      カービィ:赤崎千夏
       アズサ:悠木碧
       ライカ:本渡楓

      ナタリー:菊池紗矢香
     エルンスト:高橋伸也
    冴えた鷲女将:川上彩
    冴えた鷲主人:峰晃弘
        剣士:柳晃平
      魔法使い:中村桜
        戦士:藤堂駿介
        僧侶:夏吉ゆうこ

     メガーメガ:井上喜久子



次回予告

カービィ「何時の間にか世界最強になっていたせいで始まった異世界生活。弟子のドラゴン娘・ライカとの生活は、僕とアズサの日常にこれまで知らなかった楽しさをもたらした。だがそんなある日、アズサを「ママ」、僕を「パパ」と呼ぶ小さな女の子が現れる。「妹が僕とアズサの命を狙ってる」と訴える少女。しかし僕とアズサは、そもそも彼女を生んだ記憶も、父と母になった覚えはない。いや全くないからね!?」

次回・娘が来た。

カービィ「もしかして、この子何かを隠している可能性が・・・」
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『カービィ』

声-赤崎千夏




身長・85Cm(スマブラと同じ身長)

職業・戦士

Lv.99

能力・コピー能力(マイナーな奴もあり)

特殊能力・獲得経験値、不老不死、等々

前世で17歳で事故死した高校生・榊翔太が転生する際に、女神様・メガーメガの力でカービィになった姿。

転生後に、先に転生した魔女・アズサと出会い、後に出会うライカと共にスローライフを送る。
頭の中で浮かんだコピー能力に変身して戦う事が可能。
遥か上空にエアライドマシンが飛行しており、マシン名を呼ぶと召喚出来る。
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