ハルカラ「空は快晴!こんな日は〜・・・焼きキノコパーティ!略してキノパでーす!」
ファルファ「キノパ楽しそう!」
フラットルテ「肉じゃないのだ・・・」
カービィ「我慢我慢。」
アズサ「見た事ないのばっかりだけど、本当に大丈夫なんでしょうね?」
ハルカラ「勿論ですよ〜!しっかり食用の物だけを選んで来ました!近くの森のどのキノコが食べられて、どれが食べられないか。もう完全に覚えていますから!絶対に大丈夫です!」
カービィ「君前科あるよね?その自信は何処から湧いてるの?」
ハルカラ「わーっはっはっは!」
アズサ「まぁそこまで言うなら信用するよ。」
ハルカラ「それではキノパ!開始でーす!」
バターを引いた鉄板でキノコを焼いて、エルヴィンを垂らす。
キノコのバターエルヴィンが完成。
ハルカラ「それだけで超美味いですから!」
カービィ「美味しそう!じゃあ実食!」
早速実食。
ハルカラ「どうですか?」
アズサ「さ・・・さ・・・酒持って来ーい!!」
カービィ「炭酸飲料飲みたーーーい!!」
ライカ「これはいけますね!」
フラットルテ「肉じゃないけど、これはこれで美味しいのだ!」
シャルシャ「美味。」
ファルファ「こんなに色んなキノコが生えてるんだね〜!森って凄ーい!」
ロザリー「ささっ!姐さん!兄貴!」
2人にワインと炭酸飲料を注いだ。
アズサ「いやぁ〜!焼いたキノコにバター醤油のコンビネーション最高〜!」
カービィ「炭酸飲料とベストマッチ!!」
ハルカラ「醤油?」
アズサ「これは何てキノコ?味が濃厚!」
ハルカラ「クロドワーフダケですね!大きくなり過ぎる前のを厳選して採って来ました!」
カービィ「こっちの茶色いキノコは?」
ハルカラ「ノームノカクレガです!この辺では生えないので、部屋で育てています!成長するとノームが隠れられる程大きくなるんですよ!」
カービィ「この朱色のキノコもノームの隠れ家と同じ?」
ハルカラ「はい!それもノームノカクレガ。」
ノームノカクレガをアズサが食べる。
ハルカラ「じゃなくてノームニナルダケですね!食べるとノームみたいに小さくなる所謂毒キノコです!」
カービィ「え?」
アズサ「ゴックン。」
カービィ「あ。」
アズサ「・・・今、毒って言った?毒って言っちゃった?」
ハルカラ「お師匠様〜。笑顔が怖いです〜。」
アズサ「あんなに大丈夫だって言ったのに〜〜〜!!!!!」
カービィ「ナチュラルに毒キノコも用意してるんじゃないよ!!!!」
ハルカラ「採って来たものは問題ありません!これは部屋で育てていた奴です!」
アズサ「知るかーーーーーー!!!!!!」
”ドクン!”
アズサ「っ!!」
突然アズサに異常が走った。
ハルカラ「お師匠様?」
シャルシャ「母さん!」
ファルファ「ママ!」
ライカ「アズサ様!」
フラットルテ「ご主人様!」
ロザリー「姐さん!」
カービィ「アズサ!!」
毒キノコを食べてしまったアズサが倒れてしまった。
しばらくすると、アズサが目を覚ました。
アズサ「な、何?何が起きたの?」
ライカ「ア、アズサ様・・・?」
ファルファ「ママ可愛いー!」
アズサ「可愛いって・・・?」
カービィ「アズサ!ホラ!」
手鏡でアズサを映した。
アズサ「え?・・・え!?何これ!?まさか・・・」
彼女に起こった異常。それは・・・
アズサ「完全に子供だな・・・」
子供になってしまったのだ。
ライカ「幼児と言って良い見た目ですね。」
カービィ「ハルカラ!!」
ハルカラ「すみませんすみません!!縮む以外に害はないので安心して下さい!!元に戻る方法すぐ調べます!!」
アズサ「そうして・・・」
ハルカラ「はいーーーーーー!!!」
外に出て元に戻す方法を探しに行った。
アズサ「その内戻れると良いんだけどね・・・」
カービィ「大丈夫でしょう。」
ライカ「あの、アズサ様・・・」
アズサ「ん?」
ライカ「大変申し上げ難いのですが・・・可愛いです!!」
アズサ「泣く程!?」
カービィ「ライカ!?」
フラットルテ「はーいたかいたかーい!!」
アズサ「そう言うので喜ばないから!!子供じゃないから!!」
ロザリー「身体は小さくなっても、魂の重さは変わらないんですね。」
アズサ「あなたには何が見えてるの!?」
カービィ「(コナンかな?)本当・・・僕と同じ身長だね。ねぇアズサ。ちょっと良い?」
アズサ「え?」
急にカービィがアズサを持ち上げて、頭に乗せた。
カービィ「おぉ!軽い!こうして見ると、妹って感じだね。」
アズサ「私カービィの妹じゃないから!!」
すぐにアズサを降ろした。
カービィ「アズサ、その服だと不憫だと思うよ。大人サイズだし。」
アズサ「それが問題ねぇ・・・」
カービィ「じゃあ服を出してあげるよ!アーティスト!!」
アーティストカービィがキャンバスに子供になったアズサに合う服を書いて実体化させた。
その後ライカがクッキーを出した。
ライカ「カービィ様のお陰でピッタリな服が出て来て良かったです。」
ファルファ「はいママ!あーん!」
アズサ「あーん。だから子供じゃ・・・」
シャルシャ「黙想録上巻。知識と体験の本質的相違。」
アズサ「何その本・・・」
シャルシャ「直感的に認識について論じた名著。」
カービィ「子供が読む本なの?それ。」
アズサ「子供に読み聞かせる本じゃないでしょ。子供じゃないけど。」
シャルシャ「聞いている内に眠くなる。幼児のお昼寝にも良い。」
カービィ「そうなのね?」
夕方。アズサとファルファとシャルシャがソファーで気持ち良さそうに眠ってる。
カービィ「微笑ましいねぇ〜。さて、夕飯の支度支度。」
今日の晩御飯。アズサはお子様ランチ。
アズサ「これは・・・お子様ランチ?」
ライカ「アズサ様の見た目に合わせてファンシーにしてみました!」
カービィ「ライカがどうしてもって言うから。」
アズサ「楽しそうだね・・・ハルカラは?」
カービィ「ハルカラなら今も部屋で戻す方法を模索中だよ。」
アズサ「頼むよ・・・」
カービィ「アズサ。後でドクターで戻せるかどうか試してみるね。」
アズサ「分かった。」
ライカ「あの、アズサ様・・・1つお願いが・・・」
アズサ「ん?何?」
ライカ「頭を撫で撫でさせて貰って良いですか・・・?」
カービィ「余程可愛いんだろうね・・・」
アズサ「よし分かった!もうこうなったらとことん甘やかすと良いよ!こっちも腹を決めた!」
早速ライカがアズサを撫で撫でする。
ライカ「アズサ様・・・可愛過ぎます〜。ちょっとむくれてる顔も可愛過ぎます。」
フラットルテ「あ!!ライカだけズルいぞ!!」
カービィ「あ、フラットルテ。」
フラットルテ「フラットルテの方も優しく撫でていますよねぇ〜?ライカよりソフトな撫で方ですよねぇ〜?」
ライカ「そんな事ありません!!我の方が優しく撫でられます!!」
フラットルテ「フラットルテの方が気持ち良いに決まっているのだ!!」
アズサ「張り合うか撫でるかどっちかにして・・・」
その後。アズサの部屋でドクターカービィが異常を治す薬を作った。
カービィ「はいアズサ。」
早速アズサがその薬を飲む。
カービィ「どう?」
アズサ「・・・変わる気配がない。」
カービィ「僕でも無理みたいだね。ごめん。」
アズサ「ううん。気にしないで。」
彼女は本棚の上の櫛を取ろうとしたが、子供の身長である為届かない。
アズサ「ダメだ、届かない・・・」
カービィ「子供だと不憫なんだね。」
すると櫛がアズサの手元に落ちた。
ロザリー「姐さん。どうぞ。」
それはロザリーの浮遊魔法の力だった。
カービィ「ロザリー。」
アズサ「あ、ありがとうロザリー。」
ロザリー「あの姐さん・・・良ければその・・・私がブラッシング致しましょうか?」
アズサ「ロザリーまで・・・」
カービィ「皆アズサに惚れちゃってるね・・・」
アズサ「うん・・・じゃあお願い。」
彼女にブラッシングして貰う。
ロザリー「・・・ああ、何か遠い記憶ですが・・・昔屋敷に住んでいた頃、こんな風にお人形遊びをしていた気がします。」
アズサ「お人形・・・」
カービィ「遂にお人形にまでされたね・・・」
アズサ「嬉しくないような・・・」
”バァン!!”
突然ドアがハルカラの手によって激しく開いた。
ハルカラ「遅くなりました!!」
アズサ「お!元に戻すメドでも立った!?」
ハルカラ「はい!」
敬礼からの、何故か土下座。
ハルカラ「分かりません!すみません!」
アズサ「何でちょっと良い顔した!!」
カービィ「何しに来たの君!!」
ハルカラ「正直に打ち明けて謝るしかないと決めたらこう言う顔になりました!ただただ誠心誠意謝罪します!」
カービィ「まぁ正直は大事だけどね・・・」
アズサ「何の解決にもならない・・・こうなったら魔族に頼るしかない!」
魔族を召喚。
アズサ「ーーーーーーーー!!!」
”ジャボーン!”
安定の浴室召喚。
ベルゼブブ「良いお湯だったのじゃ〜。」
カービィ「もう慣れてるね。浴室召喚。」
ベルゼブブ「ん?此奴は誰じゃ?ヤケにアズサに似ておるが・・・まさかアズサとカービィの娘か?」
アズサ「私だよ!アズサだよ!毒キノコのせいで小さくなったの!」
ベルゼブブ「・・・・・・・可愛いのじゃ!!!可愛いのじゃ!!!」
カービィ「遂にベルゼブブまで惚れちゃった!?」
アズサ「子供扱い止めて!!」
ベルゼブブ「子供扱いを嫌がるとは益々可愛いのじゃ!!!」
落ち着いた所で、ベルゼブブに訳を話す。
ベルゼブブ「成る程。それで魔族の知恵を貸して欲しいと言う訳じゃな。」
アズサ「お願い!何とかしてよ!ずっとこのままなのは困る!」
ベルゼブブ「困るかのう?このまま最強の子供として生きるのは良いではないかのう?」
アズサ「じゃあベルゼブブと言う偉大な悪魔は幼女に負けたって言い触らすからね。」
ベルゼブブ「それはズルいのじゃ!」
カービィ「見事な煽り・・・」
ベルゼブブ「仕方無い・・・元に戻る方法をヴァンゼルド城で調べるのじゃ。お主も来て貰うぞ。」
アズサ「分かった!」
カービィ「僕も行く!」
ベルゼブブ「後、シャルシャとファルファも連れて行く。」
カービィ「何で?」
ベルゼブブ「フッ。妾が嬉しい。」
カービィ「私利私欲?」
早速リヴァイアサンのファートラに乗ってヴァンゼルド城へ向かう。そんな中、ヴァーニアが振るいまくり、アズサ達に大量のお菓子を作ってあげた。ファルファとシャルシャがアズサに食べさせたり、カービィが吸い込みで巨大プリンを頬張る。
就寝の時は、ベルゼブブがアズサとファルファとシャルシャを抱きながら寝る。
スリーブカービィは気持ちの良いベッドでゆったり寝てる。
翌朝。ヴァンゼルド城に到着。
ベルゼブブ「はぁ〜・・・天国のような時間じゃったぁ〜!可愛さが爆発なのじゃ〜!」
カービィ「ベルゼブブの情緒がイキイキしてるね・・・」
アズサ「あの、この事はペコラに内緒にしてくれないかな?バレたら確実にややこしい事になるから。」
ペコラ「ご機嫌よう。お姉様。お兄様。お待ちしておりました。」
アズサ「え!?」
ティータイムしてるペコラに見付かってしまった。
カービィ「ヤッホーペコラ。」
ペコラ「フッフーン。魔王の力を見縊られては困ります〜。」
アズサ「・・・・」
ペコラ「キャーーー!お姉様がこんなに可愛くなられるなんて〜!」
突然ペコラに抱かれてスリスリされた。
アズサ「元に戻りたいんだけど・・・」
ペコラ「ええ!?勿体無い!少なくとも私が飽きるまではこのままが良いです〜!」
アズサ「ペコラ!!」
ペコラ「では、ご親族の方に聞いてみましょう!お兄様はお姉様がこのままで良いですか?元に戻って欲しいですか?」
カービィ「勿論元に戻して欲しいよ。アズサが子供だと色々不憫だし。」
ペコラ「分かりました。ではファルファちゃんとシャルシャちゃんはママがこのままで良いですか?元に戻って欲しいですか?尚、このままだとお菓子を好きな程あげます!」
カービィ「買収!?」
ファルファ「えー・・・どうしようかな・・・?」
シャルシャ「究極の選択・・・」
アズサ「お菓子で買収されないで!!ママは元に戻りたい!!」
カービィ「パパは元に戻って欲しいって言ったよ!」
ファルファ・シャルシャ「・・・あの。」
ペコラ「では、冗談はこの位にして。」
アズサ・カービィ「冗談・・・?」
ペコラ「お姉様を元に戻す方法を提案致しましょう!」
カービィ「方法は?」
ペコラ「魔族領内。と言っても、城から遠い遠い森の中に世界樹と呼ばれるとてつもなく大きな樹があります。その頂上には、古今東西どんな薬でも取り扱う薬屋さんがあるんですよ。」
アズサ「世界樹?そんな所まで行かないとダメなんだ。」
ペコラ「急がば回れですよ〜?胡散臭い治療法を試すよりは良いでしょ?」
アズサ「分かった。じゃあその世界樹とやらに登ってみるよ。どんな所なの?」
ペコラ「世界樹の内部は空洞で、複雑な迷路のようになっています。頂上は108階。途中には、凶暴な野生動物が出没するエリアも沢山あります。」
アズサ「108階の大規模ダンジョンかぁ・・・」
カービィ「結構気の遠くなるね・・・」
アズサ「でも、行くしかない・・・」
ペコラ「ではヴァーニアさん。お姉様とお兄様を世界樹へお連れして?」
ヴァーニア「あ・・・行かないといけない流れですか・・・ですよねぇ・・・」
ファートラ「妹だけでは心配ですので。私も同行します。」
ペコラ「因みにベルゼブブさんは、留守中溜まった仕事がありますからね。」
ベルゼブブ「うっ・・・分かりましたのじゃ・・・」
アズサ「ママとパパはちょっと行って来るね。」
ファルファ「ファルファも一緒に行きたい!」
カービィ「ありがとうファルファ。でも危ない所かも知れないから、2人共留守番しててね?」
ファルファ「分かった・・・」
シャルシャ「母さんと父さんならきっと大丈夫。」
アズサ「よし。それじゃあ行こう!カービィ!ファートラ!ヴァーニア!」
カービィ「うん!」
城から遥か遠くに存在する世界樹に到着。
アズサ「おぉ〜!実物を見ると衝撃的な大きさ!」
ファートラ「世界樹。懐かしいです。」
カービィ「懐かしい?」
ファートラ「修学旅行以来でしょうか。」
ヴァーニア「私も修学旅行で来ましたね!」
カービィ「修学旅行で?」
アズサ「え?2人共来た事あるんだ。・・・じゃあ行こう!」
世界樹に入った。
アズサ(複雑怪奇なダンジョンだろうと・・・元に戻る為だ!必ず乗り越えてみせる!)
この先の光へ行く。この先でカービィ達を待っていたのは・・・
10階までのエレベーターすぐそこ!1300コイーヌ。
カービィ「何この看板・・・」
アズサ「これ何なの?」
ファートラ「コイーヌは魔族の通貨です。」
アズサ「じゃなくてエレベーターって!」
カービィ「それにこの魔族の観光客の皆さんは何!?」
ファートラ「世界樹は上へ上へと目指す人が多いので、こう言うエレベーターも商売になっているんです。上に行く程お金は掛かりますけど。」
アズサ「もっとダンジョン的かなと思ってたんだけど・・・」
カービィ(東京スカイツリーっぽい・・・)
ファートラ「勿論その要素はあります。11階と12階には野生の世界樹。11階狼や、世界樹12階狼が生息していますので、気を付けないといけません。」
アズサ「獣の名前がいい加減・・・」
カービィ「あれ?ヴァーニアさん何処行ったんだ?」
ヴァーニア「すみませーん!あっちの売店で揚げパン買って来ました!」
カービィ「揚げパン?」
ヴァーニア「はい!ここの揚げパン絶品だって有名なんですよ!」
アズサ「モロに観光地じゃん!!良い匂い・・・ちょっと頂戴!」
エレベーターに乗りながら揚げパンを食べる。
ヴァーニア「アズサさん。子供料金で得しましたね。」
10階。ここでも観光客が多い。
カービィ「観光客が多いね・・・」
アズサ「11階目指そう。まだまだ先は長いから。」
11階へ上がるゲートにて。
アズサ「野生動物保護費用で、1人500コイーヌ?」
カービィ「募金箱?」
ファートラ「因みに13階へ上がる所にもお金を取るゲートがあります。」
アズサ「凄くボロい商売なんじゃ・・・」
11階・密林エリア。
アズサ「これは確かに。恐ろしい獣が出て来そうだね・・・」
カービィ「ん!?」
何かが4人を囲んだ。
狼『グルルルルル・・・!!ヴオオオオオオオ!!!』
1匹の狼がアズサに飛び掛かった。
カービィ「アズサ危ない!!ニードルカッター!!」
ニードルカッターで両腕を巨大なハサミにして構えた。・・・だが狼は襲って来ない。
カービィ「あれ?」
アズサ「え?」
その理由は・・・
狼『クゥ〜ン♡』
カービィ「え?」
狼達がヴァーニアとファートラに懐いてるからである。
アズサ「ど言う事!?」
カービィ「何か懐いてるよ!?」
アズサ「野生動物は!?」
ファートラ「観光客には強い魔族も多いので、反攻しなくなったようです。寧ろ頭を下げて、ご飯を貰う習性になったとか。」
カービィ「野性は一体何処へやら・・・」
17階までのエレベーターはあちらです。の看板を発見。
アズサ「さっきより高い上に対して進めない・・・」
大人1人2200コイーヌ。
カービィ「料金が徐々に高くなってる・・・」
ファートラ「次は18階に、世界樹・18階山猫と、世界樹・18階薔薇と言う貴重な植物が。」
アズサ「っで、19階にまたエレベーターがあるんだよね?」
ファートラ「はい!運賃は3000コイーヌらしいです。」
これまでのエレベーターの運賃・1〜10階の1300・〜17階の2000・〜19階の3000を計算すると、ざっと6300コイーヌ。
アズサ「悪魔的ビジネス!」
カービィ「まさに魔族!」
ヴァーニア「懐かしいですねぇ〜!修学旅行で来た時は、お金をケチって何処まで行けるか試したんですけど、道に迷って集合時間に遅刻しましたよ〜!」
カービィ「絶対ダメな行為じゃんそれ!」
ファートラ「この辺りは、観光産業で生活しているので、迷路の難易度を上げています。穴を設置したり、毒の沼地を追加したりしてるので、エレベーターに乗せようと画策しているのです。」
アズサ・カービィ「創作ダンジョン・・・?」
11階から18階へ向かう。
18階で、18階山猫と遭遇。そして18階薔薇も見学。
それから19階から38階へ。
38階。
ファートラ「今日はもう遅いので、ここで1泊しましょう。」
カービィ「旅館もあるんだね。」
旅館にある露天風呂・混浴。
ヴァーニア「はぁ〜〜〜・・・気持ち良いですねぇ〜〜〜・・・」
カービィ「夕焼けの景色も綺麗〜〜〜・・・」
アズサ「私のイメージの世界樹とはあまりに違うんだけど・・・」
カービィ「もっとこう、複数のモンスターとの戦いとか想像してたんだけど・・・」
ファートラ「えぇ。観光地化の波には逆らえず。それでも、8合目から先はエレベーターもありません。」
アズサ・カービィ(富士山か!)
ファートラ「アズサさん。カービィさん。こんな言い方をするのは可笑しいのですが。」
アズサ「え?」
カービィ「何?」
ファートラ「こう言う機会を下さって、ありがとうございます。妹と旅行へ行く事なんて長らくありませんでしたから。」
アズサ「そうだよね。仕事忙しいし。」
カービィ「姉妹で旅行へ行く時間の余裕すらないもんね。」
ファートラ「すみません。これもれっきとした仕事なのですが。」
アズサ「良いんだよ。こっちも変な事に付き合わせてごめんね。」
ファートラ「さぁ!ここから先はフロアが狭くなるので、上の階へ進むペースも速くなります!明日は84階の宿に泊まりましょう!」
ヴァーニア「そこから先は宿もない本格的なダンジョンです!」
アズサ「うん!ガシガシ行くよ!」
カービィ「負けてられないね!!」
翌日。38階から39階へ。
入り組んだ迷路だが、カービィがホバリングして誘導する。草原を越え、砂漠を越え、遂に84階へ。
84階の宿で1泊。
85階。
ファートラ「気を付けて下さい。この階層には、ヨダレタラシナマケモノと、ハナタラシナマケモノが生息しています。」
カービィ「あれか!」
ファートラ「彼等は凶暴なので襲って来ます!」
アズサ「お子様パーーーンチ!!」
お子様パンチでハナタラシナマケモノを倒した。
カービィ「ボムニードル!!」
ボムニードルでゴルドーの姿になり、周囲のヨダレタラシナマケモノを倒した。
アズサ「ステータス的にはまだそれなりにやれるみたい!」
ヴァーニア「わぁ〜!凄いですね〜!」
すると別のナマケモノ達が襲って来た。
ヴァーニア「こっちは私に任せて下さい!!」
ジャンプからの・・・
ヴァーニア「タァッ!!!」
キックでナマケモノ達を倒した。
カービィ「おぉ!凄い!」
アズサ「あなた達も強いよね!リヴァイアサンだものね!」
ヴァーニア「イエス!」
だがまたナマケモノ達が押し寄せて来る。
カービィ「僕に任せて!!ミサイル!!」
ミサイルカービィがミサイルに変身し、地面に着弾してナマケモノ達を吹き飛ばした。
カービィ「からのレーザー!!」
レーザーカービィがチャージレーザーを地面に着弾して残りのナマケモノ達を吹き飛ばした。
カービィ「まだやる?」
残ったナマケモノ達が怖気付いて逃げ出した。
ファートラ「さぁ、急ぎましょう!」
89階はゲリラ豪雨。パラソルカービィが3人を守りながら進む。
96階は崖地帯。ウィングカービィで3人を引っ張って飛ぶ。
102階は蛇の大群。フェスティバルカービィがアズサとヴァーニアとファートラと踊って蛇達を一網打尽にした。
そして、107階に。
アズサ「はぁ・・・はぁ・・・着いた・・・」
カービィ「もう少しで頂上・・・!」
107階の扉がゆっくりと開いた。
そこは、夕焼けが広がる絶景だった。
カービィ「よっと。」
柵の上に座った。
アズサ「ん〜!」
背伸びするが絶景が見えない。ファートラがアズサを持ってあげた。
アズサ「まだ何も言ってないけど・・・」
ファートラ「それ位分かります。一緒にここまで来たんですから。」
アズサ「そっか・・・」
カービィ「綺麗な絶景〜。・・・ん?ヴァーニアさん。」
ヴァーニア「何です?」
カービィ「何か、涙出てるよ?」
ヴァーニア「え?・・・あれ?何か私・・・可笑しいですね。泣くようなキャラじゃないのに・・・」
ファートラ「ダメよ?まだ仕事中だから。」
ハンカチを出した。
ヴァーニア「・・・」
絶景を眺めながら、ファートラが昔の話をした。
ファートラ「子供の頃だったら、ヴァーニアここでジャンプして落ちそうになってたわね。」
ヴァーニア「そんなおっちょこちょいしないですよ〜。姉さんの方こそ。途中からしんどいって文句が増えてたと思いますよ?それで父さんに、『ファートラは連れて来るんじゃなかったな。』って言われてました。」
ファートラ「火山に登った時は、本当に疲れたんだもの。予定より時間掛かったし。」
ヴァーニア「何でもかんでも、スケジュール通りに正確には行きませんって。」
ファートラ「あなたが適当なだけでしょ?」
ヴァーニア「ん?」
ファートラ・ヴァーニア「あはははは。」
カービィ(本当。良い姉妹だねぇ〜。)
そして遂に、頂上の108階。そこに薬屋があった。
カービィ「やっと着いた!!」
薬屋の店主に尋ねる。
アズサ「すみません!ノームニナルダケってキノコ食べて小さくなっちゃったんですけど、元の大きさに戻る薬ありますか?」
店主「あーはいはい。ちょっと前までは治すのが面倒なキノコでしたけど、最近とある薬が有効である事が分かったんですよ。」
アズサ「本当ですか!?」
店主「えぇ。大ヒットしている薬で・・・」
その薬とは・・・
マンドラゴラ錠だった。
店主「これです。」
アズサ「これって・・・」
店主「洞窟の魔女と名高いエノさんが作った薬です。」
カービィ「マンドラゴラ錠!?」
エノ「こんにちは〜!洞窟の魔女エノです〜!」
そこにエノが薬を持ってやって来た。
エノ「追加の薬、3ケースお持ちしました!」
カービィ「エノ!!」
アズサ「何でここに居るの!?」
エノ「ん!?何処の子ですか!?」
カービィ「見て分からないの!?アズサだよアズサ!!」
エノ「ええ!?高原の魔女様!?」
事情を話した。
エノ「ええ!?わざわざ歩いて来たんですか!?」
アズサ「うん・・・」
カービィ「エノ、もしやあのモンスターで登って来たの?」
エノ「はい。ドラゴンとかは無理ですけど、ワイバーンなら直接来れるんですよ。薬の搬入とかで。」
アズサ「うぅぅ・・・」
カービィ「知ってたらドラグーンかジェットスターかウイングスターでショートカット出来てたのに・・・」
エノ「それに可笑しいですね。マンドラゴラ錠ならヴァンゼルド城に届けてますし・・・搬入の事も魔王様、ご存知だと思うんですけど・・・」
アズサ「なっ!?」
カービィ「嘘!?」
急いでヴァンゼルド城に戻ってペコラに言うと。
ペコラ「ワイバーンなら乗り付けられる事を忘れてましたぁ〜!うっかりです〜!テヘペロ☆」
アズサ「いや、ペコラ絶対分かってたでしょ!」
カービィ「マンドラゴラ錠の事も分かってたんでしょ!?」
ペコラ「何の事でしょう〜?」
カービィ「このしらばっくれ・・・まさに悪魔・・・!」
アズサ「・・・まぁ良いや。折角ワイバーンを乗せて早く帰って来たんだし。さっさと薬飲んでお風呂入りたい。大冒険のお陰でボロボロだし。」
ペコラ「お待ち下さい!どうせなら、皆さんの前でお戻りになられた方が・・・」
アズサ「苦労して手に入れたんだし。その方が感動的かもね。」
皆を玉座の間に呼んだ。
ベルゼブブ「なんとマンドラゴラ錠とは。骨折り損じゃったのう。」
アズサ「終わり良ければすべて良し!大人に戻るよ。」
マンドラゴラ錠を口に入れ、カービィが用意した水を飲む。
”ドクンッ!!”
アズサ「キタキター!」
シャルシャ「シャルシャは危惧する。」
ファルファ「え?」
カービィ「何の危惧?」
シャルシャ「大きくなると・・・」
カービィ「・・・あ、まさか服が・・・」
大きくなったアズサの服がビリビリ破れた。
カービィ「破れちゃった!?パラソル!!」
パラソルカービィのパラソルで服が破れてしまったアズサを覆い隠した。
ペコラ「キャーーー!お姉様破廉恥ですーーー!!妹として見ていられませーーん!!!」
カービィ「ちょっとペコラ!!この事を予想して言ったとしか言いようがないよ!!」
ペコラ「何の事か私分かりません!さっぱり分かりませ〜ん!」
カービィ「悪魔の所業が過酷過ぎる・・・」
アズサ「こうなったら・・・皆でお風呂行くよ!!全員で裸の付き合いだよ!!ペコラも!!良いね!?」
ペコラ「・・・え?」
混浴でお風呂。
アズサ「ふぅ〜。やっぱり大きなお風呂は最高だねぇ〜。」
ベルゼブブ「分かるのじゃぁ〜。仕事で疲れておると余計に染み渡るのじゃ〜。」
カービィ「あの時の露天風呂も良かったなぁ〜。」
そんな中ペコラは1人で黙ってる。
アズサ「ペコラ。」
ペコラ「え!?いやぁー!お姉様!」
カービィ「もしかしてペコラって、皆でお風呂に入るの恥ずかったり。」
ペコラ「い、いえ・・・その・・・私・・・このような事には慣れてなくて・・・」
アズサ「そっかぁ。ペコラって魔王だから、誰かと一緒にお風呂に入ったりしないんだね。でも、やられたらやり返す!」
カービィ「倍返し?」
アズサ「キッチリペコラの裸も見てやるからね〜?」
ペコラ「は、破廉恥です〜!」
アズサ「・・・お風呂は裸が正装だよ?それに、皆も居るから恥ずかしくないでしょ?にしても、今回はあなた。少し冗談が過ぎたね。」
ペコラ「・・・・・」
アズサ「いいペコラ?どんな理由だと、私はあなたのお姉様なんだから。妹が悪い事をしたら叱ります。」
ペコラ「・・・・んにゅ。」
軽くゲンコツされた。
アズサ「分かった?」
ペコラ「ごめんなさい・・・」
アズサ「良く出来ました!これで恨みっこなしだね!」
ペコラ「・・・あの、お姉様。」
アズサ「何?」
ペコラ「私、本を読んで、キスまでなら憧れていたのですが・・・それ以上の事は・・・本には書いてなくて・・・」
アズサ「ふぅ〜ん。そこがペコラの想像の限界なんだね?純真なんだね。」
ペコラ「それで、1つお願いがあるのですけれど・・・」
アズサ「何でも言ってご覧?」
ペコラ「お姉様の胸・・・」
「触っても宜しいでしょうか・・・?」
アズサ「はぁ!?」
カービィ「ペポ!?」
アズサ「どう言う事!?」
ペコラ「私も慣れて行こうかと思いまして!!!胸を触れば免疫が出来るかなっと!!」
アズサ「そんなのはダメだからーーーー!!!」
浴槽から上がってペコラから逃げる。
ペコラ「どうしてダメなんですかー!お姉様ー!」
アズサ「魔王が変な事に目覚めでもしたら取り返し付かないでしょ!!!そのお願いは聞けません!!!」
ペコラ「お姉様ーーー!!」
アズサ「世界の平和の為にも!!あなたは純真なペコラのままで良いのーーー!!」
カービィ「あはは・・・アズサ、前途多難だねぇ・・・」
これから先もペコラに翻弄されて行くアズサであった。
『END』
キャスト
カービィ:赤崎千夏
アズサ:悠木碧
ライカ:本渡楓
ファルファ:千本木彩花
シャルシャ:田中美海
ハルカラ:原田彩楓
ベルゼブブ:沼倉愛美
ロザリー:杉山里穂
フラットルテ:和氣あず未
ペコラ:田村ゆかり
ヴァーニア:小澤亜李
ファートラ:伊藤美来
エノ:遠野ひかる
店主:日岡なつみ
次回予告
カービィ「フラタ村にお祭りの季節がやって来た。250年前から続く伝統のイベントだけど、創設からの歴史を唯一知っている存在になってしまった僕とアズサは、何時の頃からか少し距離を置いていた(皆の自主性を重んじる為)。しかし家族が興味を示し、楽しみにしている様を見て、今年は関わり方を少し変えてみる事を決意した。こうして生まれたのが、一日だけの喫茶店「喫茶・魔女の家」。家族皆で作り上げたこのお店を、村の皆は喜んでくれるのかな?」
最終回・喫茶店を開いた
カービィ「次で最終回!?嘘だと言ってよ!ねぇ!」