カービィとスローライフファミリー   作:naogran

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特別編「カービィと豆の木」

ある日の高原の家。

 

???「カービィ!カービィ!カービィったら!」

 

カービィ「ポヨ!?」

 

高原の戦士カービィ。元は現代人で榊翔太と言う名の高校生だが、交通事故に巻き込まれて死亡し、カービィの姿でこの異世界へ転生した。

 

アズサ「皆起きてる中であなただけお寝坊さんよカービィ。」

 

高原の魔女アズサ。元は現代人で相沢梓と言う名の会社員だが、仕事の過労死で死亡し、魔女としてこの世界へ転生した。

 

カービィ「ふあぁ〜〜〜・・・」

 

大きく欠伸した。

 

カービィ「おはようアズサ。僕だけ寝坊なんて珍しい。」

 

アズサ「ホラ、顔洗って来なさい。」

 

カービィ「うん。」

 

部屋を出て浴室へ。

 

 

 

 

浴室で顔を洗って出た。

 

カービィ「ふぅ〜。スッキリした。」

 

ロザリー「おはようございます!兄貴!」

 

カービィ「おはようロザリー。」

 

幽霊のロザリー。嘗てナスクーテ町のハルカラ製薬工場建設地に住んでいた商人の娘だが、金に困った両親に売られた後に自殺して幽霊となり、今はカービィとアズサ達と一緒に暮らしている。

 

カービィ「皆起きてる?」

 

ロザリー「はい。ハルカラの姉貴はリビングに居ますよ。」

 

 

 

 

リビング。

 

カービィ「ハルカラおはよう。」

 

ハルカラ「先生。おはようございます。」

 

エルフのハルカラ。調薬師でハルカラ製薬の社長で、今はカービィとアズサ達と暮らしている。

 

カービィ「新しい栄養酒の考案中?」

 

ハルカラ「はい。次はどんなのが良いのか考えています。」

 

カービィ「あんまり過激なのは止めてよね?催淫とか。」

 

ハルカラ「まだそんな栄養酒考えていませんよ!」

 

カービィ「まだって何?まだって・・・」

 

 

 

 

家を出た。

 

ファルファ「パパおはよ〜!」

 

シャルシャ「おはよう。父さん。」

 

カービィ「2人で読書?」

 

姉妹のファルファとシャルシャ。実はカービィとアズサによって倒されたスライム達の精霊で、カービィとアズサの娘。

 

カービィ「じゃあ2人共、僕森の方へ行って来る。」

 

ファルファ「行ってらっしゃ〜い!」

 

シャルシャ「気を付けて。」

 

 

 

 

 

 

森の奥へカービィが走る。

 

森では、小鳥が鳴いてる。

 

途中で河原を発見し、スピアカービィに変身してスピアスローで槍を投げた。槍が見事魚に刺さり、魚をゲットした。

 

更に森の奥へ進む。

 

茂みから覗く。そこには、ロングハンマーイノシシ1頭を発見した。スナイパーカービィに変身して、ハリボテを出してぎたいしながら匍匐前進する。

 

ロングハンマーイノシシの後ろまで移動し、弓矢を引いてショットで仕留めた。

 

仕留めたロングハンマーイノシシをマジックカービィのハットで収納した。

 

 

 

 

 

 

一方高原の家の庭では。

 

フラットルテ「ん〜。」

 

ブルードラゴンのフラットルテ。レッドドラゴンの一族と対立関係にあるが、今はカービィとアズサに服従する立場となり、一緒に暮らしている。

 

ライカ「zzz・・・・・」

 

レッドドラゴンのライカ。当初はナンテール州最強のドラゴンと呼ばれて少々高慢になっておったが、最強であるカービィとアズサの力で己の未熟を痛感して、カービィとアズサを慕っている。

 

フラットルテ「そろり・・・そろり・・・」

 

ベンチで眠っているライカの横のクッキーに近付き。

 

フラットルテ「いただき!」

 

ライカ「ッ!」

 

フラットルテ「うわ!?」

 

クッキーを取ったフラットルテに気付いたライカが、フラットルテをロープで縛った。

 

フラットルテ「離せなのだ!!!」

 

ライカ「・・・・・」

 

再びライカが眠くなり、ロープが緩んだ。

 

フラットルテ「ビックリしたのだ・・・」

 

ロープからフラットルテが脱出した。

 

ライカ「zzz・・・・」

 

そこにカービィが森から帰って来た。

 

カービィ「ヤッホー!」

 

眠ってるライカに挨拶して家へ帰った。

 

 

 

 

 

 

家に戻ったカービィが、アズサ達に収穫を見せた。

 

アズサ「凄い!大収穫じゃない!」

 

カービィ「今日はたまたまだけどね。」

 

フラットルテ「肉なのだ!嬉しいのだ!」

 

アズサ「今日も変わりなかった?」

 

カービィ「悪いスライムが少し出ただけ。」

 

アズサ「じゃあ、今日の晩ご飯は奮発するわよ!」

 

 

 

 

 

 

翌日。カービィとライカがフラタ村へ買い物。

 

ライカ「カービィ様。必要な物はこれで以上です。」

 

カービィ「よし。じゃあ帰ろっか。」

 

ライカ「ん?」

 

噴水広場でリュートを奏でているフードを被った男が居た。

 

ライカ「ライブでしょうか?」

 

カービィ「何かありそう。ちょっと行ってみよ?」

 

 

 

 

噴水広場。

 

カービィ・ライカ「・・・」

 

男はリュートを奇妙に弾いている。

 

ライカ「ククさんのお知り合いでしょうか?」

 

カービィ「そうには見えないけど・・・」

 

演奏が終わり、男が一礼した。聴いていた観客達が拍手をした。観客達が去った後。

 

男「気に入ったかね?カービィ。ライカ。」

 

カービィ「そうだね。・・・え!?」

 

ライカ「え!?」

 

名前を呼ばれて2人がビックリした。

 

カービィ「僕達の名前を知ってるの?」

 

男「知ってるとも。私は何でも知っているぞ?」

 

ライカ「あなたは一体何者ですか?占い師ですか?」

 

男「フフフフフフ。」

 

フードを脱いだ男の顔は、左目に眼帯をした男だった。

 

カービィ・ライカ「・・・!?」

 

男「フハハハハハハ!占い師か。まぁ似たようなものだな。私はな・・・不思議を運ぶ男だ。」

 

カービィ・ライカ「不思議を運ぶ男・・・?」

 

男「気軽に運び男とでも呼んでくれ。カービィ。音楽は好きか?」

 

カービィ「うん!大好きだよ!音楽があれば盛り上がるしね!」

 

男「じゃあ、不思議が奇跡を運ぶと信じるか?この世には本当に不思議な奇跡がある。君達もそう思っている。」

 

ライカ「どうして私達がそう思うんですか?」

 

男「音楽を聴けば、どんな悲しみや憎しみや怒りが忽ち消え去る。何故なら、音楽の中にも不思議が潜んでいるからだ。」

 

カービィ「音楽の中にも不思議が・・・」

 

男「だが、不思議や奇跡が潜んでいるのは音楽の中だけじゃなく、色んな所にもあるんだ。例えば。」

 

そう言うと男は、懐から小さな袋を出した。

 

ライカ「何ですかそれ?」

 

男「この中には、不思議な豆が入っているんだ。」

 

ライカ「不思議な豆?」

 

カービィ「どんな豆なの?」

 

男「この豆を撒けば、不思議が起こるんだ。」

 

カービィ「どんな不思議が起こるの?」

 

男「それは言えない。どうだね2人共。もし良かったら、君達にこの豆を譲ってあげても良いんだが。」

 

カービィ「僕達に譲る?何を根拠に?」

 

ライカ「詐欺の臭いがしますね。私達を騙せると思ったら大間違いですよ?」

 

男「不思議な豆。奇跡を起こす豆。」

 

袋から豆を出した。

 

男「ホラ。」

 

緑色の小さな豆が5粒。

 

男「信じなくても構わない。だが、これを君達に譲る。君達はお客様第一号。どうかねカービィ、ライカ。その記念として、この豆を無料サービスで渡そう。」

 

ライカ「・・・カービィ様、どうしましょうか?」

 

カービィ「何か気になる事が山々だけど、譲り受けないと返して貰えなさそうだから・・・分かった!それなら決めた!」

 

男「よし!交渉成立だ!君達は運が良い!」

 

カービィ「そうとも!僕達は運が良い!ライカ、帰ろう。」

 

ライカ「はい。」

 

豆を受け取って、ライカと一緒に帰って行った。

 

男(・・・頼んだぞ。高原の戦士よ。)

 

 

 

 

 

 

家に帰った後、その豆を皆に話した。

 

アズサ「これがその不思議な豆?」

 

ライカ「その方の話によりますと、豆を撒けば不思議が起こるとか何とか。」

 

アズサ「カービィ。まさかアンタ汚い手に染められたとか?」

 

カービィ「断じてない!その人がタダで譲ってくれたんだ。まぁ信じなくて構わないけど。」

 

ハルカラ「ん〜・・・薬の材料として使えそうになさそうですね。」

 

アズサ「薬草として使える訳なさそうね。」

 

ファルファ「植えてみる?」

 

ロザリー「何処へ植えるんですか?」

 

カービィ「家の中とか?」

 

シャルシャ「外の方が良いと思う。日光と夜光で育つかも知れない。」

 

カービィ「じゃあ植えてみるか。」

 

 

 

 

家から少し離れた所に豆を植えてみる。

 

カービィ「これで準備OK。もしかしたら見た事のない花が咲くかもね。」

 

 

 

 

その夜。

 

ロザリー「zzz・・・・」

 

浮遊しながら眠ってるロザリーが、少し開いた窓を抜けて外へ出た。

 

ロザリー「zzz・・・・?」

 

外に出た時、不思議な音が聞こえた。

 

ロザリー「・・・・zzz・・・・」

 

しかしロザリーは気のせいだと思って再度寝た。

 

 

 

 

だが、気のせいではなかった。植えた豆から木が生え始めた。その木は物凄い速度で成長して行った。

 

 

 

 

ロザリー「・・・?」

 

目を開けたロザリーが成長する木を見た。

 

ロザリー「・・・・」

 

しかし気のせいだと思ってまた眠ろうとした。

 

ロザリー「・・・ん!?」

 

だが下から別の木が生え始めた。

 

ロザリー「な、何だ!?」

 

すぐに避けて、急速に成長する木をただ傍観する。

 

 

 

 

木は尚も急速に成長し続け、蔦が複雑に絡まり続ける。そして木は天高く昇り、月まで伸びた。

 

 

 

 

ロザリー「・・・・・・」

 

天高く成長した豆の木。

 

ロザリー「・・・はっ!な、何だ!?」

 

我に返ったロザリーが、豆の木にビックリして眺めた。

 

ロザリー「これって・・・まさか兄貴が植えた豆から成長したのか・・・?」

 

するとロザリーが何か感じた。

 

ロザリー「ん?何か聞こえる?」

 

木の上から何か音が聞こえた。その正体は・・・

 

 

 

 

ネズミ「はぁ、はぁ、はぁ!」

 

 

 

 

1匹のネズミが駆け下りる音だった。

 

ネズミ「きゃっ!」

 

バランスを崩して葉の上に落ちた。

 

ネズミ「危ない危ない。」

 

起き上がって駆け下りる。

 

 

 

 

ロザリー「ネズミ?」

 

 

 

 

すると1羽のフクロウが現れて、ネズミを追い始める。

 

ネズミ「大変!!」

 

急いでフクロウから逃げる。

 

 

 

 

ロザリー「逃げろ!早く!」

 

 

 

 

ネズミ「キャアア!!」

 

フクロウの羽ばたきで落下する。

 

ネズミ「よっ!」

 

蔦に捕まって落下を免れた。だがフクロウが迫って来る。

 

ネズミ「危ない!」

 

上に上って避けた。フクロウが豆の木に激突した。

 

 

 

 

ロザリー「大丈夫か!?早く逃げろ!」

 

 

 

 

外で声を出してるロザリーにカービィ以外の全員が起きた。

 

 

 

 

ロザリー「あ!」

 

 

 

 

フクロウの爪がネズミに迫る。

 

ネズミ「キャアア!!」

 

避けたネズミが落下する。フクロウが急降下してネズミを追う。

 

ネズミ「キャアアアアア!」

 

落下するネズミ。だがフクロウは豆の木の蔦に絡まって身動きを失ってしまった。

 

 

 

 

ネズミは起きたアズサのパジャマのポケットに入った。

 

ロザリー「姐さん!皆さん!」

 

アズサ「何なの・・・?この木・・・」

 

ファルファ「大きい〜!」

 

ライカ「アズサ様。ポケットに何か入ってますよ?」

 

アズサ「え?」

 

ポケットから気を失ったネズミが出て来た。

 

アズサ「ネズミ?」

 

フラットルテ「何なのだ?そのネズミ。」

 

アズサ「分からない。」

 

そのネズミを地面に降ろした。

 

ネズミ「・・・ん・・・ん?」

 

気を失ったネズミが目を覚まして、アズサ達を見た。

 

アズサ「あなたは誰なの?」

 

ネズミ「もしかして、人間の方々ですか?」

 

アズサ「そうだけど・・・」

 

ネズミ「初めまして。私はルルアです。」

 

カーテシーで挨拶した。

 

アズサ「は、初めまして。」

 

ハルカラ「ルルアさん。あなたは何処から来たんですか?」

 

ルルア「私はこの木から降りて来たんです。」

 

ファルファ「木の上から?」

 

ルルア「私は元々人間なのですが、悪い魔女にネズミの姿に変えられてしまったんです・・・」

 

シャルシャ「悪い魔女?」

 

ルルア「その魔女は私達の国を乗っ取る計画を・・・」

 

アズサ「魔女って、私と同業者かな?」

 

ロザリー「多分違うと思いますよ?」

 

 

 

 

そこに遅れて起きたカービィが豆の木を見に来た。

 

カービィ「あの人の言った通りだ・・・あっと言う間にこんなに成長しちゃって!やっぱりあれは本物の不思議な豆だったんだね!凄く大きい豆の木だなぁ〜。何処まで伸びたんだろう?」

 

アズサ「カービィ!」

 

カービィ「皆!ん?そのネズミは?」

 

ルルア「私はルルアです。初めまして。」

 

カービィ「僕はカービィ。もしかして君は、この豆の木から降りて来たの?」

 

ルルア「そうです!」

 

カービィ「どうしてネズミが豆の木に居たの?」

 

ルルア「実は・・・」

 

アズサ「この子の話だと、この子元々人間らしいのよ。」

 

カービィ「人間?じゃあ魔法でネズミに変えられたとか?」

 

ルルア「そうなんです!それでお願いがあって・・・」

 

カービィ「ん?」

 

ルルア「私達を助けて下さい!このままだと、私達の国が壊されてしまうんです!」

 

カービィ「私達の国?じゃあこの豆の木の天辺にその国が?」

 

天高く伸びる豆の木を眺める。

 

カービィ「よし!決まった!」

 

ルルア「え?」

 

カービィ「皆!登ろうよ!」

 

アズサ「そうね。この子の国が壊されるなら、その野望を打ち砕きましょう!」

 

ライカ「はい!」

 

 

 

 

 

 

着替えたアズサ達と共に、豆の木を登る。

 

ルルア「気を付けて下さい!」

 

ハルカラ「うんしょ・・・うんしょ・・・」

 

横に伸びる蔦に登って真下を見る。

 

ハルカラ「あわわわわ・・・」

 

もう家は小さくなってる。

 

 

 

 

アズサ「ハルカラ!大丈夫!?」

 

ハルカラ「ご心配なく〜!」

 

頑張って登るハルカラが心配。

 

 

 

 

しばらく登ると。

 

ファルファ「わぁ〜!」

 

朝陽が顔を出した。

 

 

 

 

再び登り続ける。豆の木は雲の上まで伸びて、巨大な雲まで伸びている。

 

 

 

 

巨大な雲の中。

 

アズサ「結構登ったわね・・・」

 

フラットルテ「一体何処まで伸びるのだ・・・?」

 

ルルア「もうすぐです!頑張って!」

 

カービィ「あ、頂上っぽいよ!」

 

遂に豆の木の頂上に着いた。

 

ロザリー「井戸の中みたいですね。」

 

そこは、井戸の中のようだった。上に出口がある。

 

 

 

 

井戸から外を覗く。

 

カービィ「ん〜・・・うわっ!?」

 

そこに、白いロングドレスを着た少女が立ってこっちを見てる。

 

カービィ「・・・・・」

 

少女「・・・・・」

 

カービィ「え、えっと・・・」

 

少女は、後ろの雲に座った。

 

アズサ「誰?あの子?」

 

ルルア「あ!」

 

少女にルルアが駆け寄った。

 

 

 

 

ルルア「お願い目を覚まして下さい!救世主を連れて来ました!」

 

少女「・・・・・」

 

だが少女は何も答えない。

 

ルルア「お願いです!目を覚まして!」

 

必死に説得するルルアを少女が持った。

 

少女「さぁ、向こうで遊んでらっしゃい。」

 

座ってる雲から小さな雲を出して、ルルアを乗せて押した。

 

少女「私はネズミが嫌いなの。」

 

 

 

 

ルルア「うぅぅ・・・」

 

カービィ「よっと。」

 

井戸から出た。

 

少女「あなたは誰?」

 

カービィ「ん?よいしょっと。」

 

後ろの雲に乗って上昇する。

 

カービィ「僕はカービィ。」

 

少女「カービィ。」

 

カービィ「君は・・・誰なの?」

 

少女「私は、クラーラ姫。」

 

カービィ「お姫様!?」

 

クラーラ「雲の上の天使なの。」

 

カービィ「天使・・・」

 

クラーラ「あなたは、自然の匂いがするわ。」

 

カービィ「僕高原に住んでるの。親は居ないけど、家族は居るよ。国王と王妃は居ないの?」

 

クラーラ「2人共、殺されたの。」

 

カービィ「え!?殺されたって!?」

 

クラーラ「でも私は幸せなの。」

 

カービィ「え・・・?」

 

両親が殺されたのに、クラーラは幸せに溢れている。その事にカービィが疑問を抱いた。

 

カービィ「ねぇ。どうして殺されたのに幸せなの?」

 

クラーラ「優しいルピナス王子と、明日結婚するの。」

 

カービィ「ルピナス王子?」

 

 

 

 

城の入り口前にクラーラが雲から降りた。

 

カービィ「ほいっと。」

 

同じくカービィも雲から降りた。

 

クラーラ「いらっしゃいカービィ。シュバルツ夫人に紹介してあげるわ。」

 

カービィ「シュバルツ夫人?」

 

クラーラ「ルピナス王子のお母様よ。優しくてとても美しい方よ。」

 

カービィ「へぇ〜。」

 

2人が城の中へ入った。

 

 

 

 

遅れてアズサ達も城の前に立った。

 

アズサ「私達も行こう。」

 

ルルア「待って皆さん!シュバルツ夫人は凶悪人です!無闇に近付くと呪われてしまいます!」

 

ハルカラ「ルルアさんはそのシュバルツ夫人に・・・?」

 

ファルファ「ん?」

 

シャルシャ「姉さん?どうしたの?」

 

ファルファ「今誰か居たような・・・」

 

 

 

 

 

 

城の中。クラーラがカービィを案内してる。

 

カービィ(何だろう・・・?装飾品や家具がない・・・何か可笑しい・・・)

 

周りを見ている間にクラーラが先へ行ってしまった。

 

カービィ「あ!待ってクラーラ!」

 

 

 

 

着いた場所は、大広間。

 

カービィ「クラーラ?何処に居るの?」

 

辺りを見回す。

 

カービィ「あ!」

 

右後ろの柱の裏に居た。

 

クラーラ「私のルピナス王子。」

 

カービィ「え?」

 

彼女はそのルピナス王子の肖像画を眺めてる。その肖像画は・・・

 

 

 

 

 

 

厳つい顔をした大男の絵だった。

 

 

 

 

 

 

カービィ「こ、これが王子・・・?」

 

クラーラ「とっても優しくて、スマートなルピナス。」

 

カービィ「え・・・?」

 

再度ルピナス王子の肖像画を見た。

 

カービィ(いやいやいや!スマートじゃなくデブだし厳ついし!この子どうしちゃったの・・・!?)

 

 

 

 

 

 

2階から謎の人物がカービィを見てる。

 

???「・・・」

 

カービィを見た後すぐにある部屋へ入った。

 

 

 

 

何もない部屋。

 

???「ピンク球・・・珍しいねぇ。それも男だ!アハハハハハハハ!!!」

 

高笑いしながら鏡の前に立った。

 

???「この私の美しさの餌食になるならあの子も本望だ。フフフフフ。」

 

 

 

 

大広間。

 

クラーラ「お義母様〜!お義母様〜!何処に居るの〜?」

 

カービィ「・・・・?」

 

クラーラがクルクル回りながら義母を呼ぶ。そこに義母がやって来た。

 

カービィ「もしやあれが・・・?」

 

クラーラ「お義母様。此方カービィ。」

 

義母の正体こそ、シュバルツ夫人である。

 

シュバルツ夫人「坊や。お腹は空いてるの?」

 

カービィ「あ、そうだった。朝ご飯食べてなかった。」

 

シュバルツ夫人「遠慮はいらないよ。美味しい物を沢山用意してあげましょう。」

 

カービィ「美味しい物?」

 

シュバルツ夫人「クラーラ。」

 

奥に指を差した。

 

クラーラ「はい。お義母様。」

 

シュバルツ夫人「部屋で大人しくね。用事が済んだらお化粧を直してあげましょう。」

 

カービィ「あの、クラーラ?」

 

シュバルツ夫人「さぁ。ご馳走はこっちですよ。」

 

彼女に連れられて食堂へ。

 

 

 

 

近くのテーブルの下。

 

ネズミ「待て逃がすな!!」

 

ネズミ2匹「待って!」

 

追おうとするネズミを2匹のネズミが取り押さえた。

 

ルルア「将軍!大臣!夫人!」

 

そこにルルアが戻って来た。

 

ルルア「救世主を呼んで来ました!アズサさん達です!」

 

そこにアズサ達も来た。

 

アズサ「えっと・・・初めまして。救世主?のアズサです。」

 

ルルア「皆さん!此方将軍と大臣と大臣夫人です!そして彼等は城の兵士達です!」

 

大臣「よくぞ来て下さいました!私達はシュバルツ夫人の呪いでネズミにされた身であります・・・!どうかあなた方に協力を要請したいのです・・・!」

 

ライカ「アズサ様。これは。」

 

アズサ「えぇそうね。私達に出来る事があるなら何でも。」

 

 

 

 

 

 

一方カービィはシュバルツ夫人と食堂へ向かってる。

 

カービィ(何もないし、人の気配もない。それに何だろう?この人から人間の生気を感じない。)

 

???『〜〜〜〜〜〜〜。』

 

突如、横に通ずる道の奥から謎の声が聞こえた。

 

カービィ「・・・?」

 

シュバルツ夫人「・・・」

 

するとシュバルツ夫人が右手を水平に伸ばした。魔法の力で扉を閉めた。

 

カービィ「・・・」

 

シュバルツ夫人「さぁ、食堂はもうすぐですよ?」

 

 

 

 

螺旋階段に着いた。

 

カービィ「ん?」

 

螺旋階段の真ん中に長方形の箱があり、扉が開いた。

 

カービィ「うわっ!?」

 

その箱に入った。

 

 

 

 

箱の中。

 

カービィ(動いてる・・・これってエレベーター?)

 

エレベーターが螺旋階段の上へ上昇してる。

 

カービィ(ヴァーニアさんとファートラさんと一緒に行った世界樹みたいだ・・・)

 

するとエレベーターが到着し、扉が開いた。

 

 

 

 

食堂。

 

シュバルツ夫人「さぁ。着きましたよ。」

 

エレベーターから降りた。

 

カービィ(入り口がここだけ?僕を逃がさない気?)

 

シュバルツ夫人「そこにお座り。」

 

後ろの椅子が動き、カービィを座らせた。

 

カービィ「おわっ!?」

 

シュバルツ夫人「ご馳走はすぐですよ。」

 

そう言ってキッチンへ入って行った。

 

カービィ「・・・ん?」

 

周りの装飾品は、悪魔の銅像や凍結された蛇やドラゴンの肖像画や巨人の顔など恐ろしい物ばかり。

 

カービィ(やっぱりこの城は可笑しい!早く出なきゃ!)

 

椅子から抜け出したが、椅子の手摺が手に変わってカービィを拘束した。

 

カービィ(嘘でしょ!?)

 

そこにシュバルツ夫人が料理を持って来た。

 

カービィ「?」

 

シュバルツ夫人「お食べ。」

 

その料理は、何の変哲もないスープ。

 

カービィ(スープ?でも何か違和感を感じる。)

 

魔法でスプーンが動き、1口掬った。

 

カービィ「・・・」

 

スープを食べようとした時。

 

???『お止し!お止し!食べるのお止し!』

 

カービィ「!?」

 

謎の声が聞こえてカービィがスープを食べるのを妨害した。

 

シュバルツ夫人(ええい!お喋りめ!)

 

両手を交差し、カーテンで音を妨げた。

 

シュバルツ夫人「お食べ!」

 

カービィ「嫌だ!」

 

シュバルツ夫人「美味しいよ?」

 

カービィ「食べたくなー・・・ん!?」

 

口を開いた瞬間にスープが口に入ってしまった。

 

カービィ「ペポ〜〜〜・・・」

 

スープを食べたカービィに眠気が走り、何度もスープを食べる。

 

カービィ「もっと・・・」

 

今度は皿が宙に浮き、スープを残さずカービィの腹の中へ流し込んだ。

 

カービィ「ポペ〜〜〜・・・」

 

シュバルツ夫人「!」

 

そして、カービィが眠ってしまった。眠ったカービィにシュバルツ夫人が近付いた。

 

シュバルツ夫人「何て美味そうなんだろう!この可愛らしい姿!お前は私の、この美しさに相応しいご馳走だよ〜。」

 

”ガコン!”

 

突然物音がした。

 

シュバルツ夫人「ムッ!?息子が帰って来たか!」

 

急いで眠ったカービィをキッチンへ運んだ。

 

 

 

 

キッチンの奥にある3つの巨大な鍋。その中で真ん中の鍋が飛び出して蓋が開いた。シュバルツ夫人がその中にカービィを入れて、蓋をして戻して食堂へ戻る。

 

 

 

 

食堂。シュバルツ夫人がカービィに用意した食器を魔法で消した。するとカーテンに巨大な影が現れ、その影がカーテンを捲って食堂へ入った。その正体は、クラーラの婚約者のルピナス王子だった。

 

シュバルツ夫人「森で何をしてたんだい?どうせまたトカゲやミミズ達と遊んでたんだろう!え?」

 

ルピナスは何も言わず、持っていた薪を暖炉の横に置いた。

 

シュバルツ夫人「全く明日は結婚式だって言うのに、何と思ってんだろう?」

 

ブツブツ言いながらキッチンへ入った。ルピナスは薪を整理して、テーブルの椅子に座った。

 

ルピナス「・・・・」

 

そこにシュバルツ夫人が大量の肉を盛ったプレートを運び、魔法でルピナスの前に肉を置いた。

 

シュバルツ夫人「お前にはあの洞穴の暮らしがそんなに懐かしいのか?金のスプーンより棒切れのフォークかい?金の服より。」

 

椅子に座って爪ヤスリを出して爪を磨ぐ。

 

シュバルツ夫人「獣の皮かい?馬鹿馬鹿しい。お前はどうでも私は嫌だよ。」

 

ルピナス「・・・」

 

黙々と肉を食べる。骨はプレートの横に綺麗に並べる。

 

シュバルツ夫人「明日からお前は王子。私は女王。分かってるだろうね?」

 

ルピナス「・・・・」

 

黙々と食べ続けていると。

 

ルピナス「ん?」

 

突然何かの臭いを嗅いだ。

 

シュバルツ夫人「!?」

 

徐々に臭いを辿る。

 

シュバルツ夫人「な、なな何だよ!?」

 

ルピナス「地上人の臭いだ。」

 

臭いを嗅ぎながらキッチンへ向かう。

 

シュバルツ夫人「地上人なんか居やしないよ!居やしないよ全く!お止め!」

 

キッチンの前に立って止めるが、ルピナスは邁進する。

 

シュバルツ夫人「あーチクショウ!本当に居やしないんだってば!!」

 

 

 

 

キッチンの奥へ邁進するルピナス。

 

シュバルツ夫人「分かったよ!お前にも分けてやるよ!けど今はダメだよ?明日の結婚式のご馳走にとっておくんだよ!」

 

だがルピナスが、キッチン奥の3つの鍋を引き出した。左右の鍋の蓋を開けた。何も入ってない。

 

シュバルツ夫人「ルピナス止めな!!」

 

最後に真ん中の鍋の蓋を開けた瞬間。

 

ルピナス「!?」

 

真ん中の鍋に入ってるはずのカービィの姿がなかった。

 

ルピナス「何もない?」

 

シュバルツ夫人「逃げた!?ルピナス!捕まえろ!チクショウのピンク球め!この城から逃がしはしない!ルピナス!城中捜すんだ!早く!」

 

 

 

 

 

 

大広間。

 

ファルファ「シャルシャ!行くよ!」

 

シャルシャ「うん!」

 

ルルアと一緒に全速力でテーブルの下へ走った。

 

ファルファ・シャルシャ「はぁ、はぁ、はぁ。」

 

誰にも見付からずに済んだ。

 

ファルファ「こっちこっち。」

 

手招きする。

 

 

 

 

ロザリー「はい。」

 

次にロザリーが大広間に入り、ライカとフラットルテと一緒にテーブルの下へ潜った。

 

アズサ「探したんだから。でもカービィ、無事で良かったわ。」

 

カービィ「うん。睡眠薬無効化の特殊能力があったから、寝たフリしてて良かった。」

 

アズサ「そのシュバルツ夫人?って人、何でカービィを狙ったの?」

 

テーブルの下に入った。

 

カービィ「寝てるフリして聞いたんだけど、僕を明日の結婚式のご馳走にするって言ってた。」

 

ハルカラ「先生をですか!?」

 

ライカ「許せませんね!カービィ様を食すなど!」

 

フラットルテ「ご主人様を食べるなぞ許せないのだ!」

 

ルルア「早く早く。」

 

ネズミ達もテーブルの下へ向かってる。

 

”ビシュン”

 

全員「!?」

 

巨大な足音が徐々に近付いてる。ネズミ達が全速力でテーブルへ隠れる。

 

 

 

 

大広間にルピナスが現れた。

 

 

 

 

カービィ「デケェ・・・!これがルピナス王子・・・」

 

アズサ「あれが王子・・・?ただの大男にしか見えないわね・・・」

 

 

 

 

ルピナス「・・・・」

 

近くにあるもう1つのテーブルに座って辺りを見回す。

 

 

 

 

将軍「現れたなルピナス!」

 

 

 

 

ルピナス「ふぁ〜〜〜・・・」

 

 

 

 

将軍「今日こそ仕留める!!」

 

剣を鞘から引き抜いた。

 

 

 

 

ルピナス「ふぁ〜〜〜・・・」

 

大欠伸してる。

 

 

 

 

将軍「ソリャアアアアーーー!!!」

 

全速力でルピナスに迫り。

 

 

 

 

将軍「受けてみろ!!」

 

剣をルピナスの足に突き刺した。だが。

 

将軍「あれ?」

 

ルピナス「・・・・・」

 

気付いてないルピナスは周りを見回すばかり。

 

将軍「もう1度!!」

 

再度剣を突き刺した。

 

ルピナス「〜〜♪」

 

しかし全く気付かないルピナスは、鼻歌を歌いながら立ち上がって歩く。

 

将軍「クゥッ・・・!!おのれ貴様!!!」

 

諦めない将軍がルピナスに近付き。

 

将軍「トドメだ!!!」

 

今度はアキレス腱に剣を突き刺して、手をパンパンさせる。

 

ルピナス「〜〜♪」

 

将軍「ーーーーー!?」

 

アキレス腱を刺されたのに、ルピナスは平然としてる。

 

将軍「・・・・・」

 

予想外の事で将軍が気絶してしまった。

 

ロザリー「ッ!!」

 

気絶した将軍をロザリーが浮遊魔法でテーブルの下へ運んだ。

 

ルピナス「?」

 

その時ルピナスが、カービィ達が隠れてるテーブルに目を付けた。テーブルの下を覗こうとした時。

 

 

 

 

シュバルツ夫人「ルピナス!」

 

 

 

 

ルピナス「ん?」

 

シュバルツ夫人「何をグズグズしているんだ!あんなピンク球1匹まだ見付からないのか!だらしがない!」

 

怒ったシュバルツ夫人が去った。

 

ルピナス「・・・邪魔が入ったが、そろそろ見付かるぞ〜。」

 

ウキウキしながらテーブルを持ち上げた。

 

ルピナス「あれ?」

 

しかし時すでに遅し。テーブルの下に誰も居なかった。

 

 

 

 

 

 

一方カービィ達は、ネズミ達と一緒に何処かへ向かってる。

 

 

 

 

それは、ネズミの抜け道。

 

ファルファ「何があるんだろう?」

 

ライカ「付いて行けば分かりますよ。」

 

アズサ「ここならあの男に見付からずに済むね。」

 

カービィ「僕が立っても狭くないね。」

 

ハルカラ「お師匠様〜・・・痞えて動けません・・・」

 

アズサ「もう何してんのよアンタは・・・」

 

 

 

 

それでも何とか抜け道の奥へ進む。

 

ルルア・大臣・ネズミ兵士「よいしょ!よいしょ!よいしょ!」

 

出口を塞いでる壁を押して開けた。

 

ルルア「こっちです!」

 

皆が出口を抜けると。

 

カービィ「わぁ!!」

 

 

 

 

 

 

宝石、王冠、金貨、楽器等の金銀財宝の宝物庫だった。

 

 

 

 

 

 

ロザリー「凄え・・・!」

 

シャルシャ「金銀財宝が沢山・・・」

 

フラットルテ「ここに通じてたのか・・・」

 

全員が宝物庫に驚きを隠せない。

 

カービィ「・・・・」

 

 

 

 

???「誰!?」

 

 

 

 

カービィ「え!?」

 

突然女の声が聞こえた。

 

ライカ「何者ですか!?」

 

竪琴「何て事なの!?誰!?ドロボー!ピンク球に魔女にドラゴンにスライムにエルフに幽霊よ!!」

 

ロザリー「姐さん!あの竪琴です!」

 

アズサ「竪琴!?」

 

金貨の山の天辺に置かれてる竪琴から声がした。

 

ハルカラ「凄い光景です・・・あわわわ!」

 

転んで宝箱の金貨に突っ込んでしまった。

 

竪琴「キャアアアーーーー!!!嫌だ嫌だ嫌だ!ドロボーよ!ムグググ・・・!」

 

大声出してる竪琴にネズミ兵士達が口封じした。

 

カービィ「ビックリしたぁ・・・言葉を持つ竪琴だ・・・へぇ〜!」

 

金貨を手に取った。

 

カービィ「大量だぁ!」

 

アズサ「にしても凄いわね・・・夢じゃないみたいね。」

 

ライカ「はい・・・」

 

カービィ「この宝物を一山頂いて、今後の生活の足しにしよう!」

 

シャルシャ「父さん。」

 

カービィ「どうしたの?」

 

シャルシャ「この人。」

 

渡されたロケット。その中には、クラーラの写真があった。

 

カービィ「クラーラ・・・?綺麗だけど、何処か可笑しい。初めて見た時から違和感感じる。」

 

ネズミ達「くぁwせdrftgyふじこlp!」

 

カービィ「ああもう!1人ずつ喋ってよ!」

 

竪琴「ムググググ・・・・!!」

 

カービィ「そうだ!!」

 

ホバリングで金貨の天辺へ移動した。

 

カービィ「言葉を持つ竪琴さん。頼みがあるんだ。綺麗で頭の良い竪琴さん。少しだけ教えてくれない?今のクラーラは正気?どうなの?」

 

ネズミ兵士達がそっと竪琴の口を解放した。

 

竪琴「ぷは〜。苦しかった。私は何でも知ってるのよ?教えてあげようかしらピンク球?私は汚い子は大嫌いなのさ!」

 

カービィ「焦らしてないで早く教えてよ。」

 

竪琴「じゃあ話すわね。ここは昔はそりゃあ楽しい国だった。シュバルツ夫人と息子のルピナス王子が現れる前はね。シュバルツ夫人はクラーラの両親、つまり国王陛下と王妃様を殺した。そして家来達をネズミに変えたのよ。」

 

アズサ「そこはあの子達から聞いてるわ。」

 

竪琴「シュバルツ夫人の計画はただ1つ。天使の世界の女王として君臨する事。そしてその方法はただ1つ。クラーラと自分の息子のルピナス王子を結婚させる事。だけどルピナスはあの通り。誰が結婚なんかするものか。」

 

ライカ「・・・じゃあもしかしてクラーラ様は?」

 

竪琴「そこでシュバルツ夫人はある作戦を仕掛けた。」

 

カービィ「クラーラに洗脳魔法を?」

 

竪琴「その通り。クラーラは狂っちゃってる。でもさ、正気に返る時だってあるのよ?」

 

カービィ「どんな時に?」

 

竪琴「それは眠ってる時だけ。皮肉なもんだねぇ〜。」

 

カービィ「眠ってる時だけ・・・(じゃああの時の声はクラーラの声なの?)」

 

 

 

 

”ガシャン”

 

 

 

 

アズサ「ッ!?」

 

カービィ「ッ!!」

 

宝物庫の鍵が開いた。

 

ライカ「奴ですアズサ様!」

 

アズサ「皆隠れて!」

 

宝箱や壺の中に身を潜める。

 

カービィ「ミニマム!」

 

ミニマムカービィで小さくなり、近くの宝箱の中に隠れた。

 

 

 

 

扉が開き、ルピナスが現れた。

 

 

 

 

ルピナス「・・・言葉を持つ竪琴よ。ピンク球は来なかったか?」

 

 

 

 

カービィ(僕を捜してる・・・!)

 

 

 

 

竪琴「ムグググ・・・!」

 

言おうとしたが、近くに隠れてるネズミ兵士達に口封じされてる。

 

 

 

 

ルピナス「はぁ?」

 

 

 

 

ライカ「誰も来ていませんよ。オホホホ。誰も来やしませんよ。」

 

アズサ(ライカナイス!)

 

ライカが声真似で誤魔化した。

 

 

 

 

ルピナス「そうか。」

 

その場に座り込み。

 

”パチン”

 

指を鳴らすと、木に眠ってる金のニワトリが起きてルピナスの指に止まった。

 

 

 

 

カービィ「?」

 

 

 

 

ルピナス「産め。」

 

すると金のニワトリが金の卵を産み、ルピナスが指で弾いた。

 

 

 

 

金の卵が、カービィが隠れてる宝箱の前に落ちた。

 

カービィ(金の卵だ・・・)

 

 

 

 

金のニワトリが元の場所に戻り、再び眠った。

 

ルピナス「〜〜♪」

 

近くにある棚から、檻に入れられてる動物を出して見詰める。その動物は、トカゲの姿をした蛇。

 

ルピナス「〜〜♪」

 

その動物を戻して閉めた。今度は下の棚を開けた。その中から蜂の人形を出した。

 

ルピナス「〜〜♪」

 

 

 

 

カービィ「?」

 

 

 

 

その蜂の人形の針を押すと、蜂の人形が動き、ルピナスの周囲を高速で飛び回る。そして蜂がルピナスの顔面に向かって突進する。

 

ルピナス「〜〜♪」

 

だがルピナスの拳が、蜂の人形を潰した。

 

ルピナス「ヘヘヘヘ。」

 

 

 

 

カービィ(何だよあの怪力・・・!?)

 

 

 

 

クラーラ『ルピナス〜。何処に居るの〜。』

 

突然クラーラの声が聞こえた。

 

ルピナス「ダァッ!?はいはいはいはいはい!」

 

すぐにクラーラの元へ向かった。ちゃんと宝物庫の扉を閉めて。

 

 

 

 

ルピナスが去った後。

 

アズサ「やっと行ったわね・・・」

 

ハルカラ「怖いお人ですね・・・」

 

 

 

 

カービィ「ふぅ・・・やり過ごした〜。」

 

元のカービィに戻った。

 

 

 

 

 

 

一方クラーラは、部屋で衣装を持って華麗に踊っていた。そこにルピナスが来た。

 

ルピナス「クラーラ。」

 

クラーラ「あぁ。ルピナス。明日の結婚式には、あなたこれを着て頂戴。どお?」

 

その衣装は、結婚式にルピナスが着る衣装。ルピナスが衣装を持った。

 

クラーラ「まぁ、ピッタリだわ。じゃあそれに決めましょうね。」

 

ルピナス「ヘヘヘヘ。」

 

 

 

 

しばらくすると、シュバルツ夫人が部屋に入って来た。

 

ルピナス「ん?」

 

クラーラ「あ、お義母様。」

 

シュバルツ夫人「ルピナス!あの子は見付かったのかい?」

 

ルピナス「いや、まだだ。」

 

シュバルツ夫人「早く捜してらっしゃい!早く!」

 

言われるがままに再びカービィを捜しに部屋を出た。

 

クラーラ「あの子?」

 

座っているクラーラの横にシュバルツ夫人が座る。

 

シュバルツ夫人「クラーラ。お化粧を直してあげましょうね。」

 

クラーラ「優しいお義母様。」

 

シュバルツ夫人「そうよ。ジッとしてるのよ?」

 

持ってる瓶の蓋を開け、クラーラの化粧を直す。だがこの化粧こそ、シュバルツ夫人の持つ洗脳魔法の1つである。

 

シュバルツ夫人「私の愛しいクラーラ。行ってごらん?あなたは明日、ルピナスと結婚するのよ?この城も国も、そしてあなたも、何もかも、この私のモノになるのよ?それでも良いの?」

 

クラーラ「あぁ〜・・・お義母様・・・美しいお義母様・・・嬉しいわ・・・」

 

シュバルツ夫人「女王の冠は、私に良く似合うだろうね。」

 

クラーラ「えぇ・・・明日から・・・お義母様は女王様・・・早く明日になると良いね・・・」

 

シュバルツ夫人「お前は可愛い子だねぇ。」

 

クラーラ「あぁ・・・お義母様・・・」

 

 

 

 

 

 

一方武器庫では。

 

ライカ「これからどうしましょうか?アズサ様。」

 

アズサ「クラーラを助けたいのは山々だけど・・・ちょっと気になる事があってね。」

 

ファルファ「何?ママ。」

 

アズサ「あの豆の木。登ってる時に何か不思議な力を感じるのよ。もしかしたら、危険な力かも知れない。」

 

ハルカラ「では、お師匠様は一旦地上に降りるのですか?」

 

アズサ「えぇ。カービィも一緒に一旦降りるわ。あなた達はどうするの?」

 

ライカ「私はここに残ります。」

 

ファルファ「ママとパパが戻って来るの信じてるよ。」

 

シャルシャ「無事に戻って来て。」

 

ロザリー「私達がルルアさん達をお守りします!」

 

アズサ「ありがとう皆。カービィ。」

 

カービィ「ポヨ?」

 

ドクターカービィが何か薬を作ってる。

 

アズサ「何してるの?」

 

カービィ「これ?ライカ達の為の縮小薬。小さくなる薬。ルピナス達に見付からないように。出来た!」

 

縮小薬をライカ達に配った。

 

カービィ「アズサ。ちょっと用事があるから、先行っといて。」

 

アズサ「用事って何?」

 

カービィ「用事は用事。じゃあね!」

 

 

 

 

 

 

彼が向かった場所は、あの宝物庫。抜け道を通ってやって来た。

 

竪琴「また来たドロボーよ!ドロボーよ!」

 

カービィ「スパイダー!」

 

スパイダーカービィがクモの糸で竪琴を縛った。

 

カービィ「ちょっと静かにしててね?」

 

 

 

 

マジックカービィで、ハットの中に金貨を入れる。

 

カービィ「ん?」

 

宝石の首飾りを見付けた。

 

カービィ「これ、アズサに似合うかな?」

 

ある程度入れて行こうとしたが。

 

カービィ「そうだ。」

 

ハットからマジックハンドが出て、マジックハンドが指を鳴らした。金のニワトリが起きた。

 

カービィ「産め。」

 

金のニワトリが金の卵を産んだ。

 

カービィ「よいしょっと。」

 

ハットを被った。

 

カービィ「これだけあれば充分だね!生活費や寄付の足しにしよう!不思議な竪琴さん!バイバーイ!」

 

竪琴「ムグググググ・・・!!」

 

 

 

 

 

 

夜。カービィが城の外から出ようとした時。

 

カービィ「あれ?」

 

偶然クラーラの部屋を覗くと、眠って魘されてるクラーラを見付けた。

 

カービィ「クラーラ・・・」

 

クラーラ「・・・・・」

 

カービィ(そうか。眠ってる時だけ正気に戻ってるんだ。あの洗脳は、夢の中も干渉しないんだ。)

 

クラーラ「お母様・・・お父様・・・怖い・・・怖いよ・・・カービィ・・・私を助けて・・・」

 

カービィ(クラーラ・・・君を助けたい気持ちはある。でも今は一旦地上に帰る。ここに戻って来たら助けるよ。必ず。)

 

 

 

 

”ギイイィィィ・・・”

 

 

 

 

カービィ「ポペ!?」

 

扉が開き、松明を持ったルピナスがカービィを発見した。

 

ルピナス「彼奴か。」

 

カービィ「ヤバイヤバイヤバイ・・・!!」

 

ルピナス「覚悟オオオ!!!」

 

迫り来るルピナスからカービィが落ちて逃げる。

 

 

 

 

カービィ「逃げろ逃げろ!!」

 

ダッシュで逃げる。

 

ルピナス「逃がすかアアアアア!!!!」

 

飛び降りたルピナスにカービィが。

 

カービィ「ホイール!!」

 

ホイールカービィに変身し、タイヤに変身して高速で逃げる。

 

ルピナス「逃がさん!!」

 

松明を投げ、カービィの逃げる先の柱を壊して道を塞いだ。

 

カービィ「しまった!!」

 

ルピナス「追い詰めたぞ。」

 

カービィ「クッ・・・!」

 

ルピナス「これで!!!」

 

巨岩を持ち上げた。

 

カービィ「ハンマー!」

 

ハンマーカービィに変身してハンマーを構えた時。

 

 

 

 

アズサ「全てを凍てつかせよ!!」

 

 

 

 

駆け付けたアズサが、地面を凍らせてルピナスを転ばせた。

 

ルピナス「グオアアアアア!!!」

 

カービィ「アズサ!助かったよ!」

 

アズサ「今のうちに早く!」

 

カービィ「うん!」

 

ルピナス「クソッ・・・!!」

 

井戸に2人が飛び込む。

 

カービィ・アズサ「ハッ!」

 

 

 

 

井戸の中をルピナスが覗く。

 

カービィ・アズサ「うわあああああああ!!!!!」

 

落ちながら悲鳴を上げる。と言う声の演技で騙す。

 

ルピナス「・・・逝ったか。」

 

2人が死んだ事を確認し、城へ戻って行った。

 

 

 

 

 

 

地上に戻った2人。

 

カービィ「地上に降りた。さて、この豆の木の力を確認しないと。」

 

アズサ「えぇ。」

 

???「お姉様!お兄様!」

 

カービィ・アズサ「え?」

 

そこにベルゼブブとペコラとヴァーニアとファートラが居た。

 

ベルゼブブ「お前達、探したぞ。」

 

アズサ「皆!」

 

ペコラ「何処へ行ってたんですか!心配してたんですよ!」

 

アズサ「えっと・・・ちょっとね。」

 

ヴァーニア「アズサさん。カービィさん。この木は一体何ですか?」

 

カービィ「そうそう。僕達それを確かめる為に一旦地上に降りたんだ。」

 

ベルゼブブ「どう言う事だ?」

 

ファートラ「ライカさん達は何処に?今はご一緒じゃないんですか?」

 

カービィ「この木の天辺の国に居る。」

 

 

 

 

事情を聞いたペコラが、豆の木を調べてみる。

 

ペコラ「成る程。特殊な力が宿っていますわ。」

 

カービィ「どんなの?」

 

ペコラ「感じた事がない力。それも未解明。たった5粒の豆で、お2人が向かった天辺の国へ通じています。」

 

アズサ「・・・」

 

ペコラ「ん?お姉様、どうされたんですか?」

 

アズサ「いや、ペコラが真面目になるの何か珍しいなって。」

 

ペコラ「どう言う意味ですか!これでも魔王なんですよ!」

 

アズサ「冗談冗談。」

 

ペコラ「はぁ・・・私の推測によりますと、この木を伐った時に力は失われてしまい、木の天辺の国には二度と行けないみたいです。」

 

カービィ・アズサ「え!?」

 

ペコラ「しかも、この木から発する力は、その国の結界を破っています。伐ってしまったら結界は元通りになって永久に辿れないかも知れません。」

 

アズサ「ありがとうペコラ。」

 

カービィ「これを今伐ってしまったら、ライカ達が二度と戻れないし、クラーラ達に二度と会えない。でも伐ってしまったら、国を支配しようとするシュバルツ夫人とルピナス王子の野望を阻止出来ない。アズサ。」

 

アズサ「うん。行こうカービィ。ペコラ達は?」

 

ペコラ「私達はここで、皆さんの帰りを待っています。」

 

ベルゼブブ「お主等、気を抜くでないぞ。」

 

ヴァーニア「カービィさん。アズサさん。どうかご無事で。」

 

ファートラ「ご健闘を祈ります。」

 

カービィ「よし。行こうアズサ!」

 

アズサ「えぇ!」

 

カービィ「アニマル!!」

 

 

 

 

 

 

そして雲の上の国では、夜が明けた。

 

 

 

 

教会では、シュバルツ夫人が人形を複製して、ルピナスがワクワクしている。

 

 

 

 

新婦控え室では、ウェディングドレスを着たクラーラが座って待っている。

 

 

 

 

教会。シュバルツ夫人が複製した人形達を椅子に座らせて、魔法で立たせて座らせる。

 

 

 

 

新婦控え室へ行き、クラーラを迎えに行く。

 

シュバルツ夫人「まぁとっても綺麗だ事。彼方では皆さんお待ちかねよ。さぁ参りましょう。クラーラ。」

 

 

 

 

”ゴーンゴーンゴーンゴーン”

 

 

 

 

結婚式の鐘が鳴り始めた。

 

 

 

 

宝物庫では、ネズミ達が絶望してる。ライカ達はカービィが作った縮小薬を飲んでネズミと同じ大きさになってる。

 

ルルア「クラーラ様・・・」

 

大臣・大臣夫人「ああああああ・・・!」

 

ライカ「結婚式が始まってしまいました・・・」

 

フラットルテ「クゥッ!今からでも壊しに行きたいのだ・・・!」

 

ファルファ「ママ・・・パパ・・・」

 

シャルシャ「早く戻って来て・・・」

 

竪琴「ああもうもう湿っぽいね!泣いたって喚いたって今日は結婚式!もう諦めてくれなくちゃ私が悲しむわよ!」

 

ロザリー「アンタはそれでもこの城の竪琴か!!」

 

 

 

 

アズサ「皆!!!」

 

 

 

 

抜け道からアズサが戻って来た。

 

将軍「お!?」

 

ファルファ「ママ!!」

 

シャルシャ「母さん!!」

 

アズサ「待たせてごめんなさい。これ、カービィから。」

 

解薬を皆に飲ませ、元の大きさに戻した。

 

ファルファ「おかえり!」

 

シャルシャ「母さん!」

 

2人の娘がアズサに抱き付き、アズサが2人を撫でる。

 

アズサ「ただいま。皆。」

 

ハルカラ「うわあーーん!お師匠様ー!」

 

ロザリー「姐さん!」

 

抜け道から、カービィが出て来た。

 

竪琴「キャア!ドロボーよ!皆!ドロボーよ!」

 

ポイズンカービィに変身し、竪琴を脅す。

 

竪琴「イヤアアアアアア!!!!」

 

カービィ「悪いけど急いでるんだ!1つだけ教えて!」

 

竪琴「お、教えるわよ!何でも教えるから乱暴だけは止めて!!」

 

カービィ「クラーラを正気に戻す為にはどうすれば良いの!?」

 

竪琴「難しいわよ?」

 

カービィ「少し難しくたって構わない!!」

 

べたべたポイズンを持って脅す。

 

カービィ「焦らさないで早く教えてよ!!」

 

竪琴「良いかい?勇気のある男が、クラーラの唇にチュッっとキスをすれば、クラーラは正気に返るのさ。」

 

カービィ「キス・・・接吻か。それがクラーラを解放する手段。」

 

竪琴「勇気があるならやってご覧?」

 

カービィ「・・・ッ!!」

 

 

 

 

 

 

結婚式場で、クラーラとルピナスが神父人形の前に立った。

 

神父人形「汝と汝は今ここで、神に誓いて夫婦となり、共に白髪の生えるまで、共に墓場に向かうまで、苦しい時は助け合い、楽しい時は分かち合い、汝は汝を夫とし、汝は汝を妻とする事を誓いますか?」

 

クラーラ「・・・あ・・・」

 

 

 

 

 

カービィ「愛しってっこなーーーーい!!!!!」

 

 

 

 

 

ルピナス・シュバルツ夫人「!?」

 

ワープスターに乗ったサーカスカービィがバトンを投げて人形達を破壊し、元のカービィに戻ってからワープスターから降りた。

 

カービィ「この結婚式は欺瞞だ!!!」

 

シュバルツ夫人「そこの井戸に落ちたんじゃなかったのかい!?ええ!?」

 

何も答えないカービィがクラーラの前に立った。

 

カービィ(クラーラ!目を覚まして!)

 

ジャンプして、クラーラの唇にキスをした。

 

カービィ「・・・」

 

すると、クラーラの瞳が青色から黒色に変わった。

 

カービィ「ッ!」

 

クラーラ「カービィ!どうしたのかしら?体が軽いわ。見て?ホラ!こんなに!」

 

正気に戻ったクラーラが踊る。シュバルツ夫人が牙を見せた。

 

クラーラ「あなたは・・・シュバルツ夫人?」

 

シュバルツ夫人「何てこった!たかがピンク球に夢を壊されるなんて!!」

 

ルピナス「・・・・!!」

 

カービィ「さぁ!こっち!」

 

急いでクラーラをワープスターに乗せて結婚式場から逃げる。

 

ルピナス「おのれカービィめ・・・!!」

 

怒りが爆発し、ルピナスが悪魔のような姿へ変貌した。

 

 

 

 

結婚式場の外。

 

カービィ「来る!」

 

ルピナス「待て!!!!」

 

 

 

 

全力で逃げる2人を追うルピナスの前に。

 

アズサ「止まりなさい!!」

 

ライカ「ここは通しません!!」

 

駆け付けたアズサとライカとフラットルテとロザリーが。

 

ルピナス「邪魔だ!!!」

 

地面を叩き付けて地割れを起こしてアズサ達を吹き飛ばした。

 

アズサ「まだよ!!」

 

浮遊したアズサが、ルピナスに向かって火球を飛ばした。

 

ルピナス「フンッ!!」

 

避けられてしまい、火球が柱をドミノ倒しのように倒れカービィ達に向かう。

 

 

 

 

クラーラ「来るわ!」

 

カービィ「こっちだ!」

 

ギリギリで避けて下へ逃げる。ルピナスは執拗に追い続ける。

 

 

 

 

大広間。ルピナスがダイブしたが、ワープスターが急停止してルピナスが壁に激突して気絶した。その隙にカービィとクラーラが大広間から逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

逃隠れた場所は、地下牢にある4つの井戸の内の1つ。

 

クラーラ「カービィ。」

 

カービィ「何?」

 

クラーラ「ありがとう。」

 

ティアラを外してカービィにお礼を言った。

 

カービィ「いいって。そんな事。」

 

クラーラ「ねぇ、カービィ。」

 

カービィ「ん?」

 

クラーラ「教えてくれる?どうして私の為に、ここまでしてくれるの?」

 

カービィ「僕は困ってる人や危機に陥ってる人を助けるのが当たり前だから。例えこの国の住人でなくても、この国の為なら家族達と一緒に努力するさ。」

 

クラーラ「家族?」

 

カービィ「うん。僕には賑やかで楽しい家族が居るんだ。アズサ達と一緒にご飯食べたり、お祭りしたり、悪いスライム達を倒したりしてるんだ。」

 

クラーラ「とっても楽しそうな家族ね。でも私、お父様とお母様が殺されて・・・」

 

カービィ「・・・でもクラーラ。君には君を支えてくれる使用人さん達が居るじゃない。その人達も、君の家族の一員じゃない。」

 

クラーラ「そうね。ありがとうカービィ。」

 

カービィ「ホッ・・・」

 

 

 

 

 

 

しかしそれを静かに覗いてるルピナスが、槍を持って狙いを定めている。

 

 

 

 

 

 

クラーラ「ねぇカービィ。」

 

カービィ「ん?・・・あ!危ない!!」

 

突然カービィがクラーラを押した。

 

クラーラ「え!?」

 

ルピナス「フンッ!!!」

 

先程クラーラが立っていた位置に槍が突き刺さった。

 

クラーラ「・・・ルピナス王子・・・!?」

 

ルピナス「クソッ・・・!喰らえ!!」

 

カービィ「ミラー!!」

 

ミラーカービィのリフレクトガードが槍を防いだ。

 

ルピナス「おのれ・・・!!!」

 

槍を思いっ切り振り上げて。

 

カービィ「ッ!!」

 

ルピナス「ハァッ!!!」

 

思いっ切り井戸の底を突き刺した。それと同時に水が溢れ出た。

 

クラーラ「水!?」

 

カービィ「クラーラ掴まって!!ウォーター!!」

 

ウォーターカービィが波乗りで水の上をクルクル回る。

 

クラーラ「カービィ!上でルピナスが!」

 

カービィ「しっかり掴まって!!」

 

ルピナス「そこだ!!!」

 

身体を突っ込んで捕まえようとしたが。

 

 

 

 

カービィ「ワープスター!」

 

捕まえる寸前に脱出し、待機していたワープスターを呼んで乗った。

 

 

 

 

そのまま城から脱出を図る。

 

カービィ・クラーラ「あ!」

 

 

 

 

だが、出口の前に立ちはだかるシュバルツ夫人の姿があった。

 

 

 

 

カービィ「クラーラ下がって。スマブラ!」

 

スマブラカービィになり、ファイティングポーズを構える。

 

シュバルツ夫人「・・・・」

 

すると周囲が雲に覆われ、落雷が起こった。

 

シュバルツ夫人「勇気?穢らわしいわ!お前みたいな男は大嫌いだ!!殺してやる!!」

 

すると雲の中からコウモリの大群が出現した。

 

カービィ「トアッ!!ティンクルスター!!」

 

ジャンプからのティンクルスターで大群を倒す。

 

カービィ「バルカンジャブ!スマッシュキック!大車輪!」

 

数々の技でコウモリの大群を全て倒した。

 

 

 

 

だが雲の中からルピナスが現れた。

 

 

 

 

カービィ「ッ!!」

 

2人の前に立ちはだかった。

 

シュバルツ夫人「ルピナス!この2人を踏み潰すんだルピナス!踏み殺すんだ!」

 

ルピナス「ヘヘヘヘヘ。」

 

巨大な足を大きく上げて、2人を踏み潰そうとする。

 

カービィ「クッ!!」

 

シールドを張ってクラーラを守る。しかし。

 

ルピナス「・・・・」

 

何故か2人を潰すのを止めた。

 

シュバルツ夫人「何をグズグズしているんだ!早く踏み潰すんだ!!」

 

しかしルピナスは、シュバルツ夫人の方へゆっくりと歩み。

 

シュバルツ夫人「?」

 

ルピナス「お前は・・・俺のあの頃の人生を踏み躙った!!」

 

シュバルツ夫人「なっ!アアアアアアアアアア!!!!!!」

 

彼の巨大な足が、シュバルツ夫人を踏み潰した。

 

ルピナス「やった!」

 

踏み潰されたシュバルツ夫人から、巨大な黒煙が噴出した。

 

 

 

 

 

 

その黒煙は、雲の上の遥か上空へ消えて行った。

 

 

 

 

 

 

黒煙が消え去ると、王国に陽の光が照らされ、青空が広がった。更に、ルピナスによって壊された城内が次々と一瞬で修復された。

 

 

 

 

アズサ「収まったの?」

 

ファルファ「わぁ〜!青い空!」

 

ライカ「あ!アズサ様!」

 

アズサ「ん?」

 

ネズミにされた兵士達、大臣夫妻、将軍が元の姿に戻った。

 

ロザリー「元に戻った!」

 

ハルカラ「じゃあ、ルルアさんも?」

 

ルルア「・・・!」

 

最後にルルアも元の姿に戻った。ルルアは、この城に仕えるメイドの少女だった。

 

シャルシャ「皆元に戻った!」

 

ルルア「魔法が解けた!でも・・・どうしてです?」

 

大臣夫人「シュバルツ夫人が死ななければ・・・」

 

大臣「ワシらは元に戻れない!」

 

将軍「悪が滅びたのだ!!」

 

ルルア「そうです!きっとそうです!」

 

兵士達「わああああああい!!!」

 

大臣夫妻「あぁ!」

 

将軍「正義は勝つ!それしかない!」

 

フラットルテ「皆元に戻って良かったのだ!」

 

ライカ「シュバルツ夫人は倒されたのでしょうか?」

 

アズサ「きっとカービィが倒してくれたのよ。」

 

ルルア「皆さん!あなた方のお陰で、私達は元の姿に戻れました!感謝します!」

 

アズサ「そんなそんな。」

 

ルルア「あ!大変!」

 

アズサ「ん?」

 

ルルア「クラーラ様はご無事でしょうか!?」

 

アズサ「カービィは!?」

 

ファルファ「ママ!パパ達を探しに行こ!」

 

シャルシャ「父さんが心配!」

 

アズサ「そうね。皆、2人を探すわよ!」

 

全員「はい!」

 

 

 

 

 

 

大広間。

 

ルピナス「・・・収まったか・・・シュバルツ夫人。お前の亡骸を拝んでやる。」

 

足を退かすと・・・

 

 

 

 

シュバルツ夫人の人形が壊されていた。

 

 

 

 

ルピナス「人形?どう言う事だ・・・あ!あの2人は!?」

 

周囲を見回すと、出口のドアが開いてるのが見えた。

 

 

 

 

 

 

城の外では、カービィがクラーラをワープスターに乗せて何処かへ向かってる。

 

クラーラ「カービィ!カービィ!」

 

カービィ「おっととと!」

 

すぐにワープスターを急停止させた。

 

クラーラ「何処へ行くの?」

 

カービィ「僕が登って来た井戸さ!彼処から地上へ逃げるんだ!」

 

登って来た井戸を見せる。

 

クラーラ「カービィ・・・私達は雲の上の天使は、ここから降りられない。」

 

カービィ「・・・・」

 

クラーラ「カービィ。あなただけでも・・・」

 

カービィ「バカ!!君を放って逃げれないよ!!!分かってはいるけど・・・分かってはいるけど・・・!!」

 

クラーラ「ごめんなさい・・・カービィ・・・あら?」

 

オブジェの上で落ち込んでるカービィ。

 

クラーラ「カービィ?カービィ!」

 

カービィ「・・・よし!もう決めた!僕が何とかするよ!」

 

ルルア「クラーラ様ー!」

 

カービィ・クラーラ「ん?」

 

城の前にアズサ達の姿があった。

 

ルルア「クラーラ様ー!私です!ルルアです!」

 

クラーラ「ルルア!皆!」

 

カービィ「アズサ!皆!」

 

アズサ「カービィ!!」

 

ライカ「カービィ様!!」

 

ファルファ「パパー!」

 

シャルシャ「父さん!」

 

ロザリー「兄貴!お怪我はありませんか?」

 

カービィ「大丈夫だよ!」

 

クラーラ「元に戻れたのね!ルルア!」

 

ルルア「はい!」

 

大臣夫人「クラーラ様!」

 

クラーラ「リーサ!昔のまま!大臣も元気ですか?」

 

大臣「はい!まだまだ現役です!」

 

クラーラ「まぁ!将軍もお変わりなく!」

 

将軍「光栄ですクラーラ様!」

 

クラーラ「良かった!皆元のまま!嬉しいわ!」

 

 

 

 

 

 

だが城壁からルピナスが突き破って現れた。

 

 

 

 

 

 

クラーラ「ああ!!」

 

アズサ「彼奴!!」

 

 

 

 

ルピナス「ヘヘヘヘヘ!」

 

 

 

 

将軍「貴様は生きておったのか!ウスノロの化け物め!」

 

剣を抜いた。

 

将軍「元に戻ればこっちのモンだ!!」

 

剣を握って走り出す。

 

将軍「ソイヤーーーー!!!」

 

だがルピナスが人差し指で将軍を止めた。将軍は止められたまま剣を振りまくる。

 

将軍「この!どうだ!参ったか!」

 

ルピナス「フフン。」

 

デコピンで将軍を飛ばした。

 

将軍「ソイヤーーーー!!!」

 

飛ばされた将軍が倒れたが、すぐに起き上がった。

 

将軍「惜しい所であった。」

 

アズサ(何処が!?)

 

将軍「今度こそ仕留めるぞ!ソイヤーーーー!!」

 

兵士達も後を続くが、飛ばされた将軍にぶつかった。

 

将軍「怖気ずくな!ソイヤーーーーー!!」

 

また立ち向かうが、クルクル回されて戻って来た。

 

将軍「無念・・・」

 

そのまま倒れて気絶した。

 

クラーラ「将軍・・・」

 

大臣「ええい!もう許せない!行くぞ!」

 

兵士達「オウ!!」

 

カービィ「ダーメダメダメダメ!ダメだよ!勝てっこないよ!ここは僕達に任せて?僕に考えがあるんだ!」

 

クラーラ「カービィ?」

 

カービィ「つまり、あのデカブーちゃんを、この国から追い払えば良いんでしょ?アズサ!行こう!」

 

アズサ「えぇ!皆はそこで待ってて!」

 

 

 

 

2人が余裕綽々のルピナスの前に立つ。

 

カービィ「ゴニョゴニョゴニョゴニョ・・・」

 

アズサ「うん。うん。分かったわ。」

 

耳打ちで作戦を立てる。

 

ルピナス「?」

 

作戦開始。

 

カービィ「ハァーイ!ウスノロのルピナスちゃーん!君はデカイだけで頭は空っぽ!ウスノロのトンチンカーン!間抜けの田吾作!取り柄もない抜け作!アホ印のカボチャそのもの!」

 

挑発されてルピナスの怒りが上がる。

 

カービィ「ホラホラアズサも何か言ってやって!」

 

アズサ「そうね!どうせ彼奴は弱虫よ!悔しかったらここまでおいで!アンタなんかに捕まりはしないよ!ウスノロ王子のバカデカ王子の豚豚王子のベロベロ王子のモタモタ王子のヨレヨレ王子〜!」

 

ルピナス「・・・・!!」

 

アズサ「オーイ!ここまでおいでー!バカヤロー!」

 

カービィ「あれれアズサ怒らせちゃったね!フグが膨らんだみたいにね!」

 

アズサ「驚いたわ!ビックリしたわ!」

 

カービィ「ひっくり返ったでんぐり返った目を剥き出した〜!ニャハハー!」

 

ルピナス「ウオオオオオ!!!」

 

激怒したルピナスが2人を襲う。だが2人が避け、ルピナスが地面に減り込んだ。

 

カービィ「ハハハ!」

 

ルピナス「・・・・」

 

カービィ・アズサ「〜〜〜♪ハァイ!」

 

2人がカービィダンスで煽った。

 

ルピナス「おのれエエエェェェェェ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

オブジェに座ってるカービィを捕まえようとしたが避けられた。

 

カービィ「ハンマー!」

 

ハンマーで頭を殴られ、タンコブが出来た。

 

ルピナス「・・・!!」

 

逃げるカービィとアズサを捕まえようとするが、避けられるばかり。

 

アズサ「はい!」

 

カービィ「スゥーーーー!!」

 

吸い込みでアズサが投げたペイントボールを吸い込んで引き返した。ルピナスが壁に減り込んだ。

 

アズサ「オーーーーイ!!!」

 

ルピナス「!?」

 

アズサ「こっちこっちー!!」

 

オブジェに座ってるアズサが、魔女の帽子を振ってルピナスを煽る。

 

ルピナス「・・・・・!!!!!」

 

怒りが頂点に達し、アズサに向かって邁進する。それはまるで、蒸気機関車のように。

 

カービィ「ハイハイハイ!」

 

ペイントカービィがローラースケートで滑りながら地面に線路を描いた。ルピナスが線路に乗って違う方へ邁進する。

 

カービィ「シャシャシャシャ!!」

 

そして壁にトリックアートのようなトンネルを描く。

 

カービィ「よっと!」

 

アズサの元へ移動し、壁に激突するルピナスを眺めた。

 

 

 

 

その後オブジェが沢山ある中庭へ隠れる。

 

ルピナス「・・・・」

 

オブジェが沢山あってカービィとアズサの姿が見えない。

 

ルピナス「・・・?」

 

だがオブジェからアズサの足が出ている。

 

ルピナス「お!」

 

そっと近付き、勢いよくアズサを捕まえた。だがそれは、アーティストカービィが作ったアズサの銅像だった。

 

 

 

 

本物のアズサは、ルピナスの後ろのオブジェに隠れて笑い堪えてる。

 

 

 

 

一方カービィは、そっとルピナスの後ろに近付いて、足にロープを結んだ。

 

カービィ「トアッ!!!」

 

そのロープを掴んで飯綱落としで高く跳び上がり、急降下してルピナスを地面に叩き付けた。

 

 

 

 

カービィとアズサがルピナスから逃げ、城の方へ。

 

アズサ「あら!?」

 

だがルピナスに先越されてしまった。

 

カービィ「逃げろ逃げろ!」

 

逃げ出したが、ルピナスがカービィを捕まえた。

 

 

 

 

クラーラ「カービィ!!」

 

ライカ「カービィ様!!」

 

 

 

 

ルピナス「ヘヘヘヘヘ!」

 

そこにアズサがルピナスの腕に指を突っ突いた。

 

アズサ「ゴニョゴニョ・・・」

 

耳打ちでルピナスにゲームを申し込んだ。ルピナスはそれに乗って、カービィを両手でシャッフルして握ってる両手を見せる。アズサが右手を選んだが、右手には何もなくルピナスが笑い転げた。アズサは悔しがる。ルピナスが笑いながらカービィが入ってる左手を開いた。その隙にカービィが石ころ変身でトゲ鉄球に変身した直後にルピナスが右手で潰した。

 

ルピナス「・・・・・・・ウワアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

だが当たり前のように痛く、あまりの痛さにルピナスが跳んでしまった。

 

 

 

 

 

 

ファルファ「パパ!!」

 

ロザリー「兄貴!こっちです!」

 

皆が待ってる井戸の方へカービィが向かって、クラーラに手を振った。

 

カービィ「クラーラ!元気でねー!」

 

クラーラ「カービィ・・・」

 

ライカ「行きましょう!」

 

カービィ「ホッ!」

 

井戸へ入って地上へ。遅れてアズサも井戸に着いた。

 

アズサ「あら?」

 

もう戻って来たルピナスがアズサを襲おうとするが。

 

アズサ「待って!」

 

ルピナス「は?」

 

彼を止めて、天使達に手を振って別れを告げる。天使達はアズサに手を振った。

 

アズサ「そうだ。ちょっと手を出して。」

 

ルピナス「?」

 

手を出すと、アズサがルピナスに握手をして井戸へ落ちる。

 

ルピナス「・・・・・!!!」

 

逃げたカービィ達を井戸に入って追う。

 

クラーラ「ありがとう。カービィ。皆さん。」

 

 

 

 

 

 

豆の木。

 

カービィ「おーい!ドロボー!ここまでおいでー!」

 

追って来るルピナスを煽りながら逃げる。

 

アズサ「早く来なさーい!ウスノロで鈍感なルピナース!ここまでおいでー!」

 

 

 

 

地上では、ペコラ達が待っていた。

 

ファートラ「皆さんが戻って来ました!」

 

ペコラ「お姉様!皆さん!」

 

皆が地上に着地した。

 

ハルカラ「ふげっ!」

 

ただしハルカラは落ちた。

 

アズサ「皆!ただいま!」

 

カービィ「アズサ!皆!ここから離れて!早く!」

 

アズサ「皆!カービィから離れて!」

 

女性陣がカービィと豆の木から離れる。

 

カービィ「これで!」

 

ファイナルカッターを握った。

 

ヴァーニア「アズサさん。どうしたんですか?」

 

アズサ「来るわ!」

 

ベルゼブブ「ん?」

 

 

 

 

豆の木を降りるルピナスが姿を現した。

 

 

 

 

ベルゼブブ「何じゃ!?あの巨人は!」

 

アズサ「雲の上の国で暴れ回る厄介者よ!」

 

 

 

 

カービィ「ッ!」

 

ファイナルカッターを構える。

 

カービィ「これを伐ってしまったら・・・クラーラ達に会えない・・・」

 

あの時ペコラが言った通り、豆の木を伐ると雲の上の国へ二度と行けない。

 

カービィ「もう二度と会えない・・・でも構わない!クラーラ!幸せにね!!ファイナルカッター!!!」

 

ファイナルカッターが豆の木を伐った。

 

 

 

 

伐られた豆の木が綻び始め、徐々に消え始める。

 

 

 

 

カービィ「・・・・!」

 

 

 

 

ルピナス「ウワアアアアアア!!!!」

 

豆の木が消え、ルピナスが地上へ落下する。

 

 

 

 

カービィ「ッ!!」

 

”ドゴオオオオオオオン!!!!!!”

 

地上に落下したルピナスの地響きが響き渡り、ルピナスは倒された。

 

 

 

 

 

 

3日後。カービィが外に出た。

 

カービィ「ファルファ。シャルシャ。ロザリー。どう?育ってる?」

 

ファルファ「うん!」

 

シャルシャ「元気に育ってるよ。」

 

豆の木の跡には、一輪の花が咲いていた。

 

ロザリー「兄貴。クラーラさん達は今頃何してるんでしょうか?」

 

カービィ「きっと幸せに暮らしてるよ。国に平和が訪れたんだから。」

 

ロザリー「そうだと良いですね。」

 

アズサ「カービィー!ファルファー!シャルシャー!ロザリー!そろそろピクニックへ行くわよー!」

 

カービィ「今行くよー!皆、行こ!」

 

ファルファ・シャルシャ「うん!」

 

ロザリー「了解っす!」

 

4人がアズサ達と一緒にピクニックへ行った。

 

『THE END』




         キャスト

      カービィ:赤崎千夏

      クラーラ:鬼頭明里

       アズサ:悠木碧
       ライカ:本渡楓
     ファルファ:千本木彩花
     シャルシャ:田中美海
      ハルカラ:原田彩楓
     ベルゼブブ:沼倉愛美
      ロザリー:杉山里穂
    フラットルテ:和氣あず未
       ペコラ:田村ゆかり
     ヴァーニア:小澤亜李
     ファートラ:伊藤美来

    ルピナス王子:杉田智和

       ルルア:夏吉ゆうこ
        大臣:高橋伸也
        夫人:河村梨恵
        将軍:若林佑

   不思議を運ぶ男:前野智昭

   言葉を持つ竪琴:中村桜
      神父人形:浜添伸也

   シュバルツ夫人:ゆきのさつき




次回予告

カービィ「ある日ハルカラと薬草採取のため遠出した僕達は、小豆のような植物を見付けファルファ達の為のスイーツ作りを思い付く。完成したお饅頭は大好評!急遽「食べるスライム」と命名しフラタ村で売り出すも、思わぬ商機に気を良くしたハルカラが、「会える神様」がやっていると言うスタンプカード施策を提案してきて・・・」

次回・神様が来た

カービィ「皆ただいまー!」
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