カービィとスローライフファミリー   作:naogran

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ナタリー「今回の魔法石分、12000Gになります。」

アズサ「ナタリーさん。何時もありがとう。」

この日、アズサとカービィは、ファルファとシャルシャを連れて冒険者ギルドを訪問し、魔法石の換金をして貰った。

ナタリー「お2人が考案の食べるスライム今日も完売しましたよ!」

カービィ「あれれ今日も!?凄いじゃん!」

ナタリー「もうスライムを倒すより、お菓子作りに専念された方が儲かるんじゃないですか?」

アズサ「いやぁ、お金持ちになりたい訳じゃないから・・・」

カービィ「もう十分お金あるから・・・」

ナタリー「あ、そうだ。お手紙が来ておりましたよ。」

1通の手紙を渡した。

カービィ「お手紙?」

アズサ「誰からだろう?」

ファルファが封筒を開けて手紙を読む。

ファルファ「ふーんこんなのあるんだー!」

シャルシャ「初耳。」

アズサ「なんて書いてあるの?」

ファルファ「世界精霊会議のお知らせだって!」
シャルシャ「世界精霊会議のお知らせだって。」

カービィ「世界精霊会議?」


第14話「アンデッドを捜索した」

帰宅して世界精霊会議を皆に言った。

 

全員「世界精霊会議?」

 

シャルシャ「世界中の精霊達が、ナンテール湖の畔に集まるらしい。姉さんとシャルシャが招待された。」

 

ライカ「2人はスライムの精霊ですものね。」

 

フラットルテ「会議なんて聞くだけでげんなりするのだ。」

 

ハルカラ「それって、打ち上げはお酒飲み放題ですか!?」

 

アズサ「いや、ハルカラは精霊じゃないし。」

 

カービィ「ただの酒好きだし。」

 

ハルカラ「うぅぅ・・・」

 

ファルファ「ファルファ行きたーい!」

 

シャルシャ「シャルシャも!」

 

アズサ「子供2人だけで行くのは母親として心配かなぁ・・・」

 

ファルファ「じゃあママもパパも一緒に行こー?」

 

シャルシャ「保護者同伴可。と書いてある。」

 

アズサ「え?じゃあ4人でのんびり行って来ようか!」

 

 

 

 

 

 

後日。アズサ、カービィ、ファルファとシャルシャは世界精霊会議に行く為、馬車に乗って旅行をする事に。

 

ファルファ「わーい!旅行旅行〜♪ママとパパと旅行〜!」

 

シャルシャ「zzz・・・」

 

馬車の揺れが心地良いのか、シャルシャがうたた寝している。

 

アズサ「シャルシャ眠いの?」

 

シャルシャ「今日が楽しみで眠れなかった・・・」

 

アズサ・カービィ(それ、遠足の前日になる奴・・・)

 

”ガコン!”

 

アズサ・カービィ・ファルファ・シャルシャ「うわっ!」

 

馬車の車輪が石に引っ掛かって揺れた。

 

カービィ「石に引っ掛かったのかな?」

 

アズサ「2人共荷物パンパンだね。」

 

カービィ「大荷物だけど何が入ってるの?」

 

ファルファ「色んな精霊さんに会えるからね!」

 

シャルシャ「ちゃんと準備して来た。」

 

アズサ「そっか〜。何が入ってるのかな〜?」

 

ファルファ「えへへ〜。秘密〜。」

 

 

 

 

 

 

川の畔で休憩がてらの昼食を挟む。

 

アズサ「じゃーん!ママとパパ特製のたまごサンドだよー!」

 

お弁当箱の中にはカービィとアズサが作ったたまごサンドが入っている。

 

ファルファ・シャルシャ「わあー!いただきまーす!」

 

たまごサンドを食べる。

 

ファルファ「美味しいー!」

 

シャルシャ「フラタ村の高原で育てられたニワトリの卵は、コクのある味わいでフワフワトロトロ。」

 

カービィ「気に入ってくれたみたいで良かった!」

 

ファルファとシャルシャの頬に付いてるパンをアズサが取ってあげた。

 

ファルファ「えへへ〜。」

 

シャルシャ「ふふ。」

 

たまごサンドが順調に減っていく。そして最後の1個になった。

 

ファルファ・シャルシャ「あ。」

 

カービィ「よし。」

 

最後の1個を2つに分けて、ファルファとシャルシャにあげた。

 

カービィ「どうぞ。」

 

ファルファ「ありがとー!」

 

シャルシャ「感謝する。」

 

 

 

 

 

 

昼食を終え、馬車に乗って再び湖へ向かう。森を抜けると見えてきたのは・・・

 

アズサ・カービィ・ファルファ・シャルシャ「わあああーーー!」

 

広大で綺麗な湖・ナンテール湖だった。

 

ファルファ「わああー!綺麗ー!」

 

シャルシャ「ナンテール湖は数千年前、ブルードラゴンの兄弟喧嘩で出来た穴に、雨水が溜まって出来たと言われている。」

 

アズサ「良い景色だね〜!」

 

カービィ「あっこ、ウォーターで滑ってみたいな〜。」

 

アズサ「あれ?会場ってここなんだよね?」

 

シャルシャ「夜に開催すると書いてある。」

 

アズサ「じゃあ、ゆっくり日が暮れるを待とうか。」

 

カービィ「だね。じゃあ早速!ウォーター!」

 

ウォーターカービィに変身し、ナンテール湖の上を滑る。

 

カービィ「いやっほー!」

 

 

 

 

 

 

あっと言う間に時間が過ぎ、夕方になった。カービィが湖から戻って来た。

 

カービィ「ふぅ〜気持ちの良いサーフィンだった〜。ポペ?2人共寝ちゃってる。」

 

ファルファとシャルシャがアズサの膝枕でぐっすり眠ってる。

 

アズサ「長旅で疲れちゃったみたい。」

 

カービィ「そっか。」

 

アズサの隣にカービィが座る。

 

カービィ「気持ち良さそうに眠ってるね。」

 

アズサ「全く可愛い娘達め〜。」

 

 

 

 

そして夜になり、空にオーロラが輝いてる。

 

カービィ「zzz・・・・」

 

スリープカービィが眠ってると、湖が光り輝いた。

 

カービィ「ペポ?」

 

光り輝く湖を見て目が覚めた。

 

カービィ「アズサ!起きてアズサ!」

 

アズサ「ん・・・?どうしたのカービィ・・・?」

 

カービィ「見て!湖が!」

 

アズサ「え・・・?」

 

光り輝く湖を見てアズサも驚いた。

 

アズサ「ファルファ!シャルシャ!」

 

眠ってるファルファとシャルシャを急いで起こした。

 

ファルファ・シャルシャ「ん・・・?」

 

ナンテール湖に沢山の精霊が集まって来た。

 

ファルファ「うわー!凄ーい!」

 

シャルシャ「これが精霊達・・・!」

 

アズサ「こんなに大勢集まるんだー!」

 

カービィ「僕達の知らない精霊が沢山!」

 

ファルファ「こんばんはー!ファルファって言います!」

 

もじゃもじゃの精霊に食べるスライムを渡して挨拶する。

 

アズサ「早!」

 

カービィ「我が子ながらコミュ力お化け・・・!ん?」

 

一方のシャルシャは不安な顔をしている。

 

シャルシャ「・・・・」

 

カービィ「シャルシャ、緊張してる?」

 

シャルシャ「うん・・・」

 

アズサ「ママが付いてってあげよっか?」

 

カービィ「パパも付いてるよ。」

 

シャルシャ「うん・・・」

 

 

 

 

噂話をしてる3人の精霊の方へ行ってみる。

 

精霊A「まあそんな噂が!?本当かしら?」

 

シャルシャ「あ、あの・・・」

 

3人の精霊「ん?」

 

シャルシャ「こんばんは・・・」

 

アズサ(シャルシャ!行けー!)

 

精霊B「あら可愛い!どなたかしら?」

 

シャルシャ「スライムの精霊シャルシャ。今回が初参加。」

 

名刺を3人の精霊に配った。

 

アズサ(子供が名刺配り!?)

 

シャルシャ「これは、食べるスライムと言う名刺配り。お近付きの印にどうぞ。」

 

3箱の食べるスライムも配った。

 

アズサ(手土産まで!?)

 

カービィ(何かの接待!?)

 

アズサ(カバンの中身はそれだったんだ・・・)

 

2人のカバンの中に入っていたのは、大量の食べるスライムだったのだ。

 

精霊B「これはこれは。ようこそ精霊の集まりへ。滝の精霊です。」

 

精霊C「火山灰の精霊だ!」

 

精霊A「積乱雲の精霊よ。」

 

カービィ(そしてこの3人、災害系の精霊だった!?)

 

アズサ「シャルシャの母親やっています。高原の魔女のアズサです。」

 

カービィ「高原の戦士でシャルシャの父親のカービィだよ。宜しくね。」

 

3人の精霊「高原の魔女と戦士!?」

 

カービィ「え、何どうしたの!?」

 

積乱雲の精霊「噂通り高原の魔女と戦士は存在したのね!?」

 

火山灰の精霊「ブルードラゴンも魔族も滅ぼしたって言うあの!?」

 

滝の精霊「神に最も近い存在だとか!?」

 

アズサ「いや盛り過ぎだから!何も滅ぼしてないし!!」

 

カービィ「皆仲良くやってますから!!それとこの噂を広めた張本人に文句を言いたい!!」

 

積乱雲の精霊「ほぼ噂通りっと。」

 

カービィ「何かメモしてないアンタ!?」

 

積乱雲の精霊「噂と言えば、あの南部の集落の噂は本当かしら?」

 

火山灰の精霊「ずっと歳を取らないって奴の事か?」

 

滝の精霊「死んでもいないし、生きてもいないとか。」

 

積乱雲の精霊「そうそう!おまけに体臭がキツくて香水で誤魔化してるって!」

 

アズサ「いや・・・噂好き過ぎでしょ・・・」

 

カービィ「何処の井戸端会議だよ・・・」

 

 

 

 

ファルファと合流して、他の精霊を見る。

 

カービィ「こんなに沢山の精霊がいるなんて、何か興味深いね。」

 

アズサ「でも可笑しいな。」

 

カービィ「え?何が?」

 

アズサ「いや、会議始まらないね。」

 

滝の精霊「じゃあまたお喋りしましょうね。」

 

火山灰の精霊「次回までに新ネタ仕入れとくよ。」

 

積乱雲の精霊「それじゃまた次回。」

 

アズサ・カービィ「え?」

 

ナンテール湖に集まった精霊達が畔から姿を消した。そして夜空のオーロラも消滅した。

 

アズサ「もう終わり・・・?」

 

カービィ「会議って言うか、世間話みたいだったね・・・」

 

するとその時、湖に何かが現れた。

 

アズサ「ん?」

 

カービィ「な、何だ?」

 

湖に現れたのは・・・

 

 

 

 

 

 

女性の姿をした精霊だった。

 

 

 

 

 

 

アズサ・ファルファ・シャルシャ「おお!?」

 

カービィ「だ、誰!?」

 

精霊「世界精霊会議どうしてしたか?」

 

アズサ「会議ってやってました?」

 

精霊「ええ勿論!」

 

アズサ「でも、皆雑談ばかりでしたよ?」

 

カービィ「うんうん。世間話しかなかったよ?」

 

精霊「世界精霊会議はね、精霊同士で集まってお話しするだけの集まりなの。」

 

アズサ・カービィ「はあ。」

 

ファルファ「ファルファは色んな精霊さん達とお話し出来て楽しかったー!」

 

シャルシャ「シャルシャはもう少し会議らしさが欲しかった。」

 

精霊「そうね。大昔はちゃんと会議してたんだけど、興味のない精霊が来なくなっちゃって。それで会議は辞めちゃったの。」

 

アズサ「斬新な解決策だな・・・」

 

カービィ「斬新って言うかストレートだね・・・」

 

アズサ「それであなたは?」

 

精霊「あら、申し遅れちゃったわね。私は滴りの精霊ユフフ。招待状を送ったのは私ね。」

 

アズサ「滴りの精霊?」

 

カービィ「雫となって落ちる水の事?」

 

ユフフ「ええ!可愛いスライムの精霊がいるって聞いて、どうしても会いたくなっちゃって。もう夜も遅くなってきたし、良かったら私のお家に来ません?」

 

カービィ「え?」

 

アズサ「でもそんな・・・」

 

ユフフ「遠慮する事ないのよ?ウフフ。」

 

 

 

 

 

 

折角だから、4人はユフフの家で一泊する事になった。暖かいスープをご馳走して貰ったり、お茶を飲みながらお話しをしたりもした。

 

しばらくしてファルファとシャルシャが一緒のベッドで就寝した。

 

 

 

 

ユフフ「はい。蜂蜜湯。」

 

アズサ「あ、ありがとうございます。」

 

ユフフ「いいのよ。敬語じゃなくて。あなた達も長く生きているんでしょ?」

 

カービィ「あ、そうだね。ありがとう。」

 

蜂蜜湯を飲んでみる。

 

カービィ(ペポ〜。あったまる〜。)

 

アズサ(何か実家にいるみたいだな。)

 

ユフフ「実はね?私が招待状を出した目的って、あなた達にも興味があったからなの。」

 

アズサ「え?」

 

カービィ「僕達にも?」

 

ユフフ「あなた達は高原の家で、色んな子を家族として迎え入れて楽しく暮らしているわよね?」

 

アズサ・カービィ「うん。」

 

ユフフ「あなた達は家族皆から頼られる一番大きな存在。でも、あなた達自身は誰かに頼ったり、思いっ切り甘えたり出来てないんじゃない?」

 

アズサ「そりゃあ私達だって大変だって思う事はあるのだけれど・・・」

 

カービィ「うん。僕達2人はあの子達の大黒柱だから守って行かなきゃって思ってて・・・」

 

ユフフ「そう。あなた達はいつだって家族の事を1番に考えてきたわね。だから、あなた達にも頼ったり甘えたり出来るママが必要よ。アズサ。カービィ。家族の為によく頑張ってきたわね。」

 

彼女はアズサとカービィに暖かいハグを与えた。

 

アズサ「・・・ママ・・・」

 

カービィ「母さん・・・」

 

2人は、ユフフの暖かいハグを貰った。

 

 

 

 

 

 

翌朝。アズサがベッドの上で目を覚ました。

 

アズサ「ん・・・ユフフママ・・・」

 

 

 

 

そしてカービィもベッドの上で目を覚ました。

 

カービィ「・・・母さん・・・」

 

 

 

 

リビングにはファルファとシャルシャが椅子に座っていた。

 

ファルファ「おはようママ!パパ!」

シャルシャ「おはよう母さん。父さん。」

 

アズサ「おはよう・・・」

 

カービィ「早いね・・・」

 

シャルシャ「母さん父さんそれ・・・」

 

ファルファ「どうしたの?」

 

アズサ「え?」

 

カービィ「何が?」

 

アズサ「えええ!?何コレーーー!?」

 

カービィ「ペポォーーーー!?」

 

下を見ると、何故か濡れていた。

 

アズサ「こここれは・・・!!!」

 

カービィ「何で!?何で濡れてるの!?」

 

ユフフ「あらあら、ごめんなさい。私のせいね。」

 

アズサ「え!?」

 

カービィ「あそっか!ユフフは滴りの精霊だから・・・!」

 

ユフフ「そう。密着すると水が滴る感じになっちゃうの。」

 

アズサ「なんだ・・・そう言う事か・・・」

 

カービィ「焦ったぁ・・・」

 

シャルシャ「理由は分かったけど。」

 

ファルファ「何でユフフさんと密着してたの?」

 

アズサ「え!?あ、そそそれは・・・!」

 

カービィ「こ、これはその・・・!」

 

ユフフ「ウフフ。大人になれば解るわよ。」

 

ファルファ「へぇ〜。」

 

シャルシャ「大人とは謎の存在。」

 

カービィ「哲学的な事言わないで!」

 

アズサ「さ、さあ!2人共お家に帰るわよ!」

 

濡れた2人は、カービィのファイヤーですぐに乾かした。

 

 

 

 

 

 

一泊して貰い、家へ帰る事に。

 

ファルファ「バイバーイ!」

 

シャルシャ「さよならー!」

 

ユフフ「ええ!またいつでもいらっしゃい!」

 

アズサ「うん。ママ。」

 

カービィ「またね母さん。」

 

この世界で生きて300年。カービィとアズサに初めてママが出来ましたとさ。

 

 

 

 

 

 

高原の家に帰宅すると、ぺコラ達が招かれていた。

 

ぺコラ「お姉様!お兄様!おはようございます!」

 

ベルゼブブ「娘達よ元気にしておったか?」

 

アズサ「あなた達何しに来たの?」

 

カービィ「僕達がいない間にお邪魔して・・・」

 

アズサ「ってか、ヴァーニアファートラベルゼブブはまだしも、何でぺコラがいるの?」

 

ぺコラ「お姉様!お兄様!食べるスライムの評判聞きましたよ!とっても美味しいらしいじゃないですか!」

 

アズサ「ええ!?ヴァンゼルド城にも評判が!?」

 

ぺコラ「流石お姉様とお兄様です!でも私も負けてはいられません!クッキーを焼いて来ましたよー!」

 

2人に焼いたクッキーを食べさせた。

 

アズサ「美味しい!」

 

カービィ「趣味レベルじゃない!もうプロ級だね!」

 

ぺコラ「私やりましたー!お2人からお墨付きを頂きました!」

 

ヴァーニア「魔王様のクッキーは世界一を競うレベルです!」

 

ぺコラ「これからも精進致しまーす!では、私は帰りますね。」

 

アズサ「え?ぺコラの用事って、これだけ・・・?」

 

ぺコラ「はい!」

 

カービィ「何コレ・・・暇なの魔族って・・・?」

 

ベルゼブブ「待て待て。妾達は仕事で近くまで来たから寄っただけじゃ。」

 

アズサ・カービィ「仕事?」

 

何の仕事をしているのか、カービィ達に説明する。ファルファとシャルシャはぺコラのクッキーを美味しそうに食べてる。

 

ロザリー「え?私と関係がある事ですか?」

 

ベルゼブブ「幽霊にちょっとだけ近い者じゃ。アンデッドを捜しておる。」

 

カービィ「アンデッド?不死身の魔族って言われてるあの?」

 

ヴァーニア「はい。魔族かと言われるとグレーゾーンですけど、人間の世界では管理していないので、魔族で保護してるんです。」

 

ベルゼブブ「もし人間にアンデッドだとバレた場合、気味悪がられたり最悪火炙りの刑にされたりするかも知れんのじゃがな。難儀しておる。」

 

アズサ「へぇ〜。」

 

カービィ「聞いただけで拷問だね・・・」

 

ぺコラ「そうだ!お姉様とお兄様にも手伝って頂いたらどうでしょう!」

 

アズサ「何で私達が手伝わなきゃいけないのよ!!」

 

カービィ「魔族の仕事に巻き込ませる気なの!?」

 

ベルゼブブ「もしアンデッドが先に人間に見付かったら殺されてしまうかも知れんのう。」

 

ぺコラ「アンデッドさん死んでるのに可哀想・・・」

 

アズサ「何かややこしい・・・」

 

カービィ「わざとらしい演技・・・」

 

ロザリー「姐さん!兄貴!死んでるのに殺されても良いんですか!?」

 

カービィ「何でアンデッドに肩入れしてるの!?」

 

ファルファ・シャルシャ「可哀想・・・」

 

アズサ「あなた達まで!?」

 

カービィ「娘達にまで説得されちゃったよ!」

 

アズサ「はあ・・・はいはい、手伝えば良いんでしょ?」

 

カービィ「こうなった以上やるしかないね・・・」

 

アンデッド捜索の手伝いをする羽目になったのだ。

 

 

 

 

 

 

早速アンデッド捜索を始めた。ヴァンゼルド城の城下町の噴水広場にアズサ、カービィ、ベルゼブブとヴァーニアが集まった。

 

アズサ「で、どうやってアンデッドを捜すの?」

 

ベルゼブブ「そろそろファートラが来る頃かのう。」

 

アズサ「え?」

 

カービィ「ポペ?」

 

上空を飛行してるファートラから無数の紙が町中に散らばった。

 

アズサ「おおお!?」

 

カービィ「紙?」

 

落ちて来た紙を読んでみる。

 

カービィ「アンデッドを見掛けた方はご連絡下さい。懸賞金を差し上げますって?ってかコレ、人間に見付かる前に見付けなきゃ意味ないんじゃ・・・」

 

ベルゼブブ「他に良い案が思い付かなかったのでな。」

 

カービィ「だとしてももうちょっと考えようよ。魔族に絞るとか。」

 

するとそこに、見覚えのある人物がやって来た。

 

アズサ「ん?」

 

カービィ「あ、ブッスラーさん!」

 

武闘家スライムのブッスラーだった。彼女は走り疲れてバテている。

 

ブッスラー「師匠!各地をひたすら走ってチラシを配って来ましたー!」

 

ベルゼブブ「ご苦労じゃった。」

 

カービィ「体力に頼り過ぎてない?」

 

ブッスラー「いえ・・・!強くなればもっとお金が稼げるので・・・!」

 

アズサ・カービィ「相変わらずお金に五月蝿いなぁ・・・」

 

ベルゼブブ「まあこれだけやれば、アンデッドが見付かるのは時間の問題じゃろう。」

 

 

 

 

 

 

夕方。冴えた鷲。

 

ファートラ「誰からも連絡がありません。」

 

ベルゼブブ「どうすればいいのじゃ・・・」

 

情報無し。ブッスラーは飯を頬張ってる。

 

カービィ「前途多難だねぇ・・・」

 

アズサ「アンデッドってどう言う特徴なんだっけ?」

 

カービィ「えっと、ずっと歳を取らない。死んでるようにも生きてるようにも見えるって書いてある。」

 

アズサ「あれ?これって何処かで・・・」

 

 

 

 

世界精霊会議の時。

 

積乱雲の精霊『噂と言えば、あの南部の集落の噂は本当かしら?』

 

火山灰の精霊『ずっと歳を取らないって奴の事か?』

 

滝の精霊『死んでもいないし、生きてもいないとか。』

 

 

 

 

世界精霊会議で3人の精霊が話した噂話を思い出した2人。

 

カービィ「あ!コレだ!」

 

アズサ「うん!皆!アンデッドの居場所が分かったよ!」

 

 

 

 

 

 

南部にある集落へ訪れた。

 

ベルゼブブ「本当にこの集落におるんじゃろうか?」

 

アズサ「うん。でも詳しい場所までは分かんないんだよねぇ・・・」

 

ベルゼブブ「腐った果物が好きなのは分かっとるんじゃが・・・そう簡単に見付かる訳・・・ん?」

 

1人の老婆の持ってるカゴから異臭がした。それは大量の腐ったリンゴだった。リンゴの周りに虫が飛んでる。

 

カービィ「あれだね。」

 

 

 

 

こっそり老婆を尾行する。人里離れた墓地にある小さな家が見えた。

 

老婆「ポンデリちゃん。腐り掛けの果物持って来たよ。」

 

ポンデリ「ふあ〜・・・すみません、ゲームのし過ぎで昼夜逆転してて・・・」

 

獣の耳が生えた少女がドアを開けた。

 

 

 

 

墓石の後ろからカービィ達が覗いてる。

 

ブッスラー「獣の耳があります。」

 

ヴァーニア「猫の獣人ですね。」

 

 

 

 

老婆「本当にいつも不規則な生活だね。」

 

ポンデリ「大丈夫ですよ!お腹が空いた時に食べて、寝たい時に寝てますから。自然に充実なんです。」

 

 

 

 

アズサ(この発言、前世で聞いた事があるような・・・)

 

 

 

 

老婆「じゃあまたね!」

 

ポンデリ「はーい。」

 

ドアを閉めた。カービィ達がドアの前に立ち、ベルゼブブがドアをノックする。しかし反応が無い。

 

ベルゼブブ「出て来んか。」

 

カービィ「どうする?無理矢理ドアを開ける?」

 

アズサ「いいえ。ここは私に任せて?こう言うタイプは・・・お届け物でーす!サインをお願いしまーす!」

 

カービィ「いやそれで出て来る訳・・・」

 

ポンデリ「はーい。最近は本が届くのが早いです。」

 

カービィ「出て来た。」

 

ポンデリ「え?ひえええええええ!?」

 

ベルゼブブを見て驚いた。ドアを閉めようとしたが、ベルゼブブがドアに足を引っ掛けて閉じるのを防いだ。

 

ポンデリ「ち、ちょっと!何なんですか!?」

 

ベルゼブブ「捜したぞ!お前がアンデッドじゃな?」

 

ポンデリ「違います!僕はただの墓場警備員です!」

 

アズサ「墓場警備員?」

 

カービィ「自宅警備員みたい。」

 

ベルゼブブ「ならば神殿の聖職者に浄化の魔法を掛けて貰おうかのう!真実はすぐ分かるぞ!」

 

ポンデリ「・・・すみません、それだけは勘弁して下さい。何でもしますから。働く事以外。」

 

アズサ・カービィ(間違いない。自宅警備員だ。)

 

 

 

 

 

 

アンデッドの家の中。テーブルに置いてあるカードゲームと、隅に置かれてる箱。そして棚に置かれてる本や荷物。

 

アズサ「・・・・・」

 

カービィ「整理整頓が大雑把だね・・・」

 

ポンデリ「僕の名前はポンデリって言います。アンデッドになって40年ぐらいです。」

 

ベルゼブブ「アンデッドになる前は何をしておったんじゃ?」

 

ポンデリ「王都で1人暮らしを。働くのが嫌で、家に引き篭もってずっとダラダラしてました。その内食べるのが面倒臭くなって、気付いたら餓死してました。っで、死んだ後、窓から月の光を浴びている内に・・・アンデッドになったみたいです!でも結果オーライでした!働かなくても死なない生活を手に入れたんですから!今はそこの窓から、お墓をバッチリ警備していますよ!先日の嵐の時なんか、墓石が倒れるのをしっかり見届けました!」

 

ヴァーニア「要は何もしてないですよね・・・?」

 

ポンデリ「この生活に僕は満足しています。ただ1つ寂しい事があるとすれば・・・遊び相手が居なくなる事ですかね。ホラ、皆大人になっていくじゃないですか。」

 

アズサ「ずっと子供でいられるのって、あなたみたいな存在だけだもんね。」

 

ブッスラー「なーんだ!たかがそんな事ですかー!そんなの体を鍛えれば寂しくなくなりますよ!筋肉は友達!お金は恋人ですからね〜♡」

 

アズサ「アンタ最低かー!」

 

カービィ「汚い話を持ち込まないでー!」

 

ベルゼブブ「まあブッスラーの言う事は最低じゃが、たかがそんな事なのはその通りじゃ。」

 

アズサ・カービィ「え?」

 

ベルゼブブ「じゃがもう心配ないぞ。妾達はこれからはご近所様になるからのう。」

 

ポンデリ「ほえ?」

 

ベルゼブブ「お主には魔族領のヴァンゼルド城下に引っ越して貰うぞ。アンデッドは魔族が保護せねばならん。」

 

ポンデリ「ピギィ!?」

 

ベルゼブブ「そこでなら魔族の友達が出来るじゃろう?ゲームも休日にやり放題じゃ。」

 

ポンデリ「休日!?休日って働く日がある事が前提の概念ですよね!?僕は絶対に働きませんよ!!」

 

ベルゼブブ「う〜ん、埒が明かんのう・・・こうなったらゲームで勝負じゃ!」

 

ポンデリ「え!?ゲーム出来るんですか!?」

 

カービィ「急に目が輝いた・・・」

 

ベルゼブブ「その代わり妾が勝ったら言う事を聞くのじゃぞ?」

 

ポンデリ「はい!負けるつもりはないので!」

 

 

 

 

カードゲームでポンデリとバトル。

 

ベルゼブブ「魔族の誇りに懸けてアンデッドには絶対負けぬのじゃ!」

 

結果は・・・

 

ポンデリ「やったー!僕の勝ちです!」

 

ベルゼブブ「ぐぬぬ・・・!負けたのじゃ・・・!」

 

アズサ「弱過ぎ・・・」

 

カービィ「初心者レベル・・・」

 

ベルゼブブ「兎に角絶対に魔族領に連れて帰るのじゃ!」

 

ポンデリ「いーやーだー!絶対に働きたくないのー!」

 

するとカービィとアズサから提案が。

 

アズサ「えーっと、こんなのはどうかな?」

 

ファートラ「何ですか?」

 

アズサ「ポンデリは魔族領に引っ越して。」

 

カービィ「そこでゲーム屋を営むってのはどうかな?」

 

ポンデリ「ゲーム屋?」

 

カービィ「君はゲームを皆でやりたいんだよね?」

 

ポンデリ「うんうん。」

 

アズサ「多分、魔族の中にも誰かとゲームを遊びたいって言う人がいると思うんだよ。」

 

ポンデリ「成る程!それなら遊びたい人が沢山来ればお金を貰って遊べるし、もし来なくても働かずに済みます!」

 

アズサ「と言う事で、どうかなベルゼブブ?」

 

カービィ「最高の提案だと思うけど。」

 

ベルゼブブ「・・・最初からアンデッドは魔族の味方じゃ。ポンデリが納得して魔族領に来るのならそれで良いに決まってるじゃろ?」

 

アズサ「良かったねポンデリ!」

 

ポンデリ「はい!ありがとうございます!」

 

ベルゼブブ「そうと決まったら、引っ越しの日取りを決めるのじゃ。」

 

ポンデリ「あ、でも。引っ越しって物凄く面倒ですよね?」

 

カービィ「それぐらい自分でやってよね?」

 

ポンデリ「あ、はい。」

 

『END』




『高原の日々』

ベルゼブブ「アンデッド!そこにいるのは分かっておる!大人しく出て来るのじゃ!」

ゾンビ「グオオオオオオオ!」

アズサ「ぎゃあああああーー!こんなにいたのーーーー!?」

カービィ「ゾンビ呼んじゃってどうするんだよーーーー!!」

『その2』

ベルゼブブ「捜したぞ!お前がアンデッドじゃな!?」

ポンデリ「違います!僕はアンデッドじゃありません!!」

ブッスラー「アンタットONアンデッド♪」

アズサ「何なのよコレーーー!」

カービィ「もうしっちゃかめっちゃかだよーーーー!!」




         キャスト

      カービィ:赤崎千夏
       アズサ:悠木碧
       ライカ:本渡楓
     ファルファ:千本木彩花
     シャルシャ:田中美海
      ハルカラ:原田彩楓
     ベルゼブブ:沼倉愛美
      ロザリー:杉山里穂
    フラットルテ:和氣あず未
       ペコラ:田村ゆかり
     ヴァーニア:小澤亜李
     ファートラ:伊藤美来

      ナタリー:菊池紗矢香
     ブッスラー:伊藤彩沙
       ユフフ:茅野愛衣
      ポンデリ:大野柚布子
      滝の精霊:伊倉かこ
    火山灰の精霊:宮園拓夢
    積乱雲の精霊:竹内恵美子
        老婆:原ミユキ




次回予告

カービィ「ポンデリがお店を始めたと聞き、魔族の国へやって来た僕達。彼女の開発したゲームは大盛況!所がふと、娘達が遊んでるのにベルゼブブが現れない事に疑問を抱く僕達。どうやら真面目に仕事をしているらしいが、普段の素行からは信じられず、ヴァーニアとファートラの手引でこっそり見学に行くのだけど・・・」

次回・ベルゼブブの家に行った

カービィ「意外な一面ディスカバリーした!」
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