サンドラ「し、知ってるわよ!」
シャルシャ「心を落ち着かせて書くと良い。」
サンドラ「分かったわ!ちょっと1人で書くから!」
アズサ「うふふ〜〜。」
ある日。高原の家でアズサがサンドラに読み書きを教えるファルファとシャルシャにデレデレしている。
ファルファ「上手上手!」
シャルシャ「ペースはゆっくりで良い。」
ゆっくりと字を書いた。
サンドラ「出来たわ!これで良いでしょ!」
ファルファ「ああ、それだとリンゴじゃなくてリングになってるよ?」
サンドラ「んがっ!」
字を間違えてショックを受けた。
サンドラ「そ、そうよ!あなた達を試したの!よく気付いたわね!」
ファルファ「じゃあもう1回練習しようね!」
サンドラ「分かったわよ・・・」
アズサ「大変良い!何だか娘が増えたみたい。」
カービィ「ちょっとツンデレな娘だけどね。」
サンドラ「私はアズサとカービィの娘じゃないわよ!変な事言わないで!」
アズサ「そう言う所も反抗期的で良い〜!ファルファとシャルシャは良い子過ぎたから。」
カービィ「この親バカ感・・・」
アズサ「じゃあママはお洗濯して来るから、しっかりお勉強しててね。」
カービィ「僕も手伝うよ。」
ファルファ「はーい!」
外。
アズサ「魔女特製の洗剤を入れて。」
カービィ「トルネイド!」
洗剤の入った水をトルネイドカービィが竜巻を起こして洗濯物を洗う。
カービィ「フッ!」
汚れが落ちた洗濯物を高く舞い上げて干す。
カービィ「そしてバーニングアイスで乾燥!」
バーニングアイスの水蒸気で洗濯物を乾燥させる。
カービィ「よし、こんなもんかな?」
アズサ「ありがとう!楽ちん楽ちん!」
シャルシャ「母さん。父さん。」
アズサ「うわあっ!?」
突然シャルシャが現れてビックリした。
カービィ「シャルシャ?」
アズサ「どうしたの?」
シャルシャ「シャルシャに提言がある。」
アズサ「ん?提言とな?」
シャルシャ「今までシャルシャと姉さんは、自主的に学んできた。そこへサンドラさんが加わった事で、学びに新たな広がりを感じている。そこで思った。シャルシャも姉さんもサンドラさんも容姿はまだ子供。もっと子供の多い環境に属する事で更なる発見が出来るのではないかと。」
アズサ「それって・・・」
カービィ「もしかして・・・」
アズサ・カービィ「学校に通いたいって事!?」
シャルシャ「うん!」
数日後。州都・ヴィタメイにある初等教育・セナール塾に新しい仲間が加わった。
ファルファ「ファルファだよー!宜しくー!」
シャルシャ「シャルシャ。姉さんとは双子。」
サンドラ「サンドラ・・・」
先生「新しいお友達と皆仲良くね!」
生徒達「はーーい!」
ファルファとシャルシャとサンドラが初等塾に編入と言う形で入学したのだ。
アズサ(心配で見に来たけど、3人共馴染めるかな〜?)
カービィ(この感じ、授業参観してるみたい。)
透明魔法のアズサとゴーストカービィが様子を見に来ていた。
授業を始めた。
先生「じゃあ早速この問題から。」
ファルファ「はーーい!出来ましたー!」
先生「あら!早いですね!じゃあ次は・・・」
ファルファ「はーーい!出来ましたーー!」
先生「ええ!?早いですね・・・!じゃあ・・・」
ファルファ「出来ましたーー!」
先生「じ、じゃあ次は・・・」
ファルファ「出来ましたーー!」
先生「それなら・・・!」
ファルファ「出来ましたーーー!」
子供とは思えない頭脳で問題を軽々と答えた。これには先生も驚くしかない。
先生「そ、そんな・・・大学レベルの問題ですよ!?」
シャルシャ「姉さんならこのレベルは軽い。」
女子生徒A「天才だ・・・!」
男子生徒A「凄え・・・!」
アズサ(違う意味で馴染めてない・・・!)
カービィ(これ後に虐められないかな・・・?)
授業の後、外でドッジボール。シャルシャにボールが渡った。
女子生徒B「シャルシャちゃんパース!」
シャルシャ「了解した。ふん!」
豪速球で投げて、パスを求む生徒の真横を通った。
女子生徒B「え・・・!?」
ファルファ「シャルシャ。味方が取れるようにパスするんだよ?」
シャルシャ「加減が難しい・・・」
サンドラ「全く野蛮ね!」
男子生徒B「凄え速さ・・・!」
女子生徒C「運動も出来るの・・・?」
アズサ(ここでも悪目立ちしてるなぁ・・・)
カービィ(やっぱり学校に通わすの無茶だったんじゃ・・・)
男子生徒C「フン!たまたまだろ?パスなんかしてないで、投げて来いや!」
シャルシャ「了解した。」
再びシャルシャにボールが渡った。
アズサ(ちょ!またそれじゃ・・・!)
カービィ(シャルシャそれだけは止めて・・・!)
シャルシャ「ふん!」
男子生徒C「ぐっ!!」
豪速球を受け止めて踏ん張る。
男子生徒C「うわあああ!」
だが耐え切れず倒れてしまった。
女子生徒D「シャルシャちゃん凄ーい!」
男子生徒D「アイツにボールを渡すな!他の弱そうな奴を狙え!」
男子生徒E「よし、アイツだ!」
サンドラ「え!?」
標的はサンドラ。
男子生徒E「喰らえ!」
ボールをサンドラに向けて投げた。
アズサ(あ!!)
カービィ(サンドラ危ない!)
サンドラ「危ない!!」
地面に潜ってボールを回避した。
男子生徒E「ええっ!?」
女子生徒D「地面潜った!?」
女子生徒E「サンドラちゃん?」
サンドラ「何よ?」
男子生徒D「カッケェー!」
女子生徒D「どうやってやるの!?」
女子生徒E「私もやりたーい!」
カービィ(サンドラの地中潜りに釘付け・・・)
アズサ(目立ってはいるけど・・・大丈夫そう。かな?)
数日後。カービィとアズサはユフフの家へお邪魔する。
アズサ「なんて事があってさー。学校が大騒ぎで。」
カービィ「別の意味で注目の的にされてるんだよ?」
アズサ「ユフフママ聞いてる?」
ユフフ「ええ。聞いてるわよ?」
カービィ「その後、ファルファとシャルシャは授業が終わった後にね?」
先生『ファルファちゃんシャルシャちゃんには、もう教える事がありませんので卒業する事になりました。』
生徒達『えええーーー!?』
ファルファ『皆ー!楽しかったよー!』
シャルシャ『机の上だけでは学べない子供の自由の発想による多種多様な価値観を学べた。』
カービィ「と言う感じで早期卒業したんだよ。」
アズサ「でもまあ仕方無いよね。」
ユフフ「ウフフ。残念ねぇ。」
アズサ「サンドラだけなら面倒を見られるかもって言われたけど、サンドラって私とカービィとファルファとシャルシャにしか懐いてない所があるんだよね〜。もう少し丸くなってくれた良いんだけど・・・」
ユフフ「そうねぇ。」
アズサ「あ〜、娘の考えてる事って分かんないなぁ〜。」
ユフフ「さぁアズサ。カービィ。出来たわよ〜。」
今日の昼食は、キノコパスタ。
アズサ「わあ!美味しそう!」
カービィ「キノコパスタ!(って、ん?アズサのパスタに乗ってあるあのキノコは・・・)」
ユフフ「折角2人が遊びに来たから、腕に縒をかけて作ったの。さぁ食べましょ?」
アズサ「うん!頂きまーす!」
キノコパスタを食べる。
カービィ「ん〜!美味しい!」
アズサ「美味しい〜!家庭の味だよ〜!まさしく実家の味だよ!ユフフママ!ママ過ぎるよー!」
カービィ「ママ過ぎるって何?」
ユフフ「ウフフ。私もアズサにママって言って貰えて嬉しいわぁ!」
アズサ「本当に美味しいよ!」
カービィ「ねぇママ。このキノコは何の種類?」
アズサ「あ、それ気になってた。何か懐かしい味がする!」
ユフフ「それはノームニナルダケね。コリコリして食感が楽しいでしょ?」
アズサ「ノームニナルダケ?何処かで聞いたような・・・」
カービィ「アズサ・・・そろそろ子供になっちゃうよ?」
アズサ「子供?え?ええええええええ!?」
その瞬間、アズサが一瞬で子供の姿になってしまった。
ユフフ「あららららら!とっても可愛くなっちゃったわねぇ〜!」
アズサ「道理で懐かしいはずだよ!前に食べて大変な事になったんだから!カービィは何ともないの?」
カービィ「うん。どうやら僕のはダイダイホソリダケだったみたい。」
ユフフ「ごめんなさい。人間が食べたら子供になっちゃうって、ちゃんと確認すれば良かったわねぇ。」
アズサ「まぁ治し方は判ってるから大丈夫だけどさ。ん?」
するとユフフが子供姿のアズサを抱き上げた。
ユフフ「ねぇアズサ。しばらくの間、私を本当のママって事にしてくれないかしら?」
アズサ「ふえ?これまでもママだと思って接して来たつもりだけど・・・」
ユフフ「それって、帰省した娘と母親の関係でしょ?今なら幼い娘と母親じゃない。」
アズサ「でもぉ・・・」
ユフフ「ファルファちゃんとシャルシャちゃんの気持ちが分からないって言ってたでしょ?だったら、あなたも娘の気持ちになってみるのはどお?」
アズサ「確かにそれは良い考えだけど・・・」
カービィ「アズサアズサ。」
アズサ「え?どうしたの?」
カービィ「下下。」
アズサ「下?ん?」
下を見ると、ユフフの滴りで足が濡れている。
ユフフ「あら!ごめんなさい!私は滴りの精霊だったわ。」
カービィ「ユフフママ。まさか幼いアズサを本当の娘にしてやりたいだけじゃないの?」
ユフフ「ウフッ。バレちゃった?」
アズサ「全くもう・・・そうだ!それならもう1つお願いがあるんだ!」
ユフフ「ん?」
帰宅後早速。
ライカ「キャー!アズサ様ー!」
ロザリー「また小っさくなったんですかー!」
ハルカラ「可愛いですー!」
フラットルテ「抱っこするのだー!」
アズサ「もお!放しなさーい!」
案の定ライカ達にチヤホヤされた。
カービィ「ねぇ、サンドラは何処?」
サンドラを連れてユフフの家へ戻った。
アズサ「サンドラもママの娘にして欲しいんだよね!」
ユフフ「勿論よ!サンドラちゃんね?宜しくぅ!」
サンドラ「・・・何をすれば良いの?」
アズサ「ユフフママをママって思ってくれれば良いよ。」
サンドラ「ママねぇ・・・植物だからよく分からないのよね。あっ!ちょっ!」
考え込んでるサンドラをユフフがいきなり抱き上げた。
ユフフ「何も考えず甘えてくれても良いのよ?サンドラ。」
サンドラ「わあっ!」
そしてユフフの暖かい抱擁を貰い受ける。
サンドラ「ママか・・・何だかホッとして悪くないかも・・・それに・・・ママの水分が適度に吸収出来て丁度良い・・・」
アズサ(植物が滴りを戴いている・・・)
カービィ(側から見たら危ない光景・・・)
ユフフ「じゃあ、ママは夕ご飯の準備をするからお姉ちゃんとお兄ちゃんと遊んでてね?」
サンドラ「お姉ちゃん?お兄ちゃん?」
アズサ「ヒヒっ。」
自分がお姉ちゃんだと指を差す。
カービィ「お兄ちゃんだよ。」
サンドラ「・・・まぁ良いわ。遊んであげる。」
カービィ「上から目線・」
アズサ「生意気な妹だ。」
3人で遊ぶ事に。
アズサ「じゃあお飯事でもしようか!私は街の靴屋さんね!」
カービィ「僕は街のミュージシャンね。」
サンドラ「だったら私は杉の大木よ!」
カービィ「無機物役?」
アズサ「まぁ良いけど・・・」
お飯事が始まった。
アズサ「あ〜今日も疲れた疲れた!街外れの杉の大木の所に行くか〜!」
カービィ「あ!靴屋さん!」
アズサ「あらミュージシャンのお兄さん!今から劇場へ?」
カービィ「今日はお休み。暇だから杉の大木を見に行こうかと。」
アズサ「奇遇ね〜。私もそこへ行こうと思ってた所なの〜。」
杉の大木役のサンドラの前に着いた。
サンドラ「・・・・」
アズサ「いつ見ても大きな杉だな〜!」
サンドラ「・・・・」
カービィ「この杉はどれ位前から生えているのかな〜?」
サンドラ「・・・・・」
アズサ「・・・あの、喋って欲しいんですけど。」
サンドラ「どうして杉の大木が喋るのよ?植物は黙して語らずよ?」
カービィ「急な正論。」
アズサ「それじゃお飯事にはならないし・・・」
カービィ「一言だけでも良いから何か喋って?」
サンドラ「仕方無いわね。じゃあ話し掛けて良いわよ。」
アズサ「杉さん杉さん。杉さんのお名前は何と言うんですか?」
サンドラ「上の方の枝に鳥が巣を作ったわ。早く雨が降らないかしら?」
アズサ「あのぉ、お名前は・・・?」
サンドラ「来年もしっかり花粉を飛ばすわよ!人間達、覚悟しなさい!」
アズサ「うんそうだよ!!会話してよ!!」
サンドラ「杉が人と会話したいとは限らないわ!」
カービィ「またしても正論・・・」
サンドラ「大体アズサが決める設定は緩過ぎるわ。これじゃあ姉とは認められないわね。」
アズサ「生意気な妹だ・・・!」
夜。アズサはユフフと入浴。
アズサ「あ〜・・・娘の気持ちどころか妹の気持ちも解らないわよ・・・」
ユフフ「ウフフ。サンドラ、根腐れを起こすからお風呂に入れないのは残念ね。」
アズサ「うん。その分ママを独り占めさせて貰うよ。」
ユフフ「幾らでもどーぞ。」
アズサ「ママおっぱい大きいね。」
ユフフ「アズサも成長したら大きくなるわよ。」
アズサ「・・・ならないから!」
ユフフ「楽しみね〜。アズサは成長したら、一体どんな風になるのかしら?植物に詳しいから魔女になるのかしらね〜?」
アズサ「そうだね〜。魔女になったらだらだら暮らしたいな〜。ざっと300年位は〜。」
ユフフ「あら素敵!サンドラはどうなるのかしらね〜?」
アズサ「ふえ?本当にどうなるんだろう・・・」
寝室のベッドで3人が添い寝。ユフフがアズサとサンドラに本の読み聞かせをしている。カービィは寝室のソファでスリープになって爆睡中。
カービィ「zzzz・・・・・・」
ユフフ「ですが、そこで大変な事が起こりました。なんと用意していた玉ねぎが見付からないのです。」
サンドラ「・・・・・・」
読み聞かせの最中、サンドラが眠りに入った。
ユフフ「あら。サンドラ寝ちゃったわね。やっぱり子供って良い物ねぇ。」
アズサ「私もママって良い物だって思ってるよ。」
ユフフ「ウフフ。ゆっくりお休みなさい。」
アズサ「お休みなさいママ・・・」
翌日。州都ヴィタメイに訪れた4人。
ユフフ「ウフフ。娘と街でお買い物するのが夢だったのぉ〜!」
カービィ「出店がいっぱいで賑やかだね!」
アズサ「本当に賑やかだな〜。」
サンドラ「人が多いわね・・・魔女が居なけりゃ良いんだけど。」
アズサ「まぁあれだけ大捜索されたらトラウマだよね。」
ユフフ「大丈夫よサンドラ。あなたの事は、ママが命に変えても守ってあげるからね。」
サンドラ「あ、ありがとうママ・・・」
アズサ「フフっ。」
カービィ「アハハ。」
サンドラ「な。何が可笑しいのよ!!」
アズサ「別にぃ〜?妹の顔が赤いな〜って思ってただけだよ〜。」
カービィ「微笑ましいなぁ〜って思ってただけ。」
サンドラ「な、何よ!あなた達も姉と兄だったら妹をしっかり守りなさいよ!!」
アズサ「はいはい。」
カービィ「任せて。」
最初に訪れたのは、服屋。カービィは外で待機。
ユフフ「さぁ2人共。着いたわよ。」
店主「まあまあ!何て可愛いお子さんだ事!」
ユフフ「でしょ〜!可愛さ爆発でしょ〜!この子達に似合う服を見立てて下さいな!」
アズサ「ママ・・・?」
店主「勿論でございます!私、全力でサポート致しますわ!では早速参りましょう!では、まずはこちらのお嬢さんから!」
まずはサンドラを連れて服を見立てる。
アズサ「サンドラーーーー!」
ユフフ「アズサのは私が選んであげるわ!1つ残らず試着するわよ〜!」
アズサ「え!?ひええええーーー!!」
外では。
カービィ「2人の絶叫が聞こえたな〜。楽しそうで何より何より。・・・ん?」
突然周りに何らかの気配を感じた。
カービィ「・・・気のせいか。」
服屋。
店主「如何でしょう!」
可愛らしい服を着たサンドラにユフフが興奮した。
ユフフ「きゃーーー!素敵ーーー!超精霊級の可愛さ!この服頂きます!」
店主「お似合いですーーー!」
今度はアズサも可愛らしい服を試着させられた。
ユフフ「いやあーーーー!可愛過ぎてごめんなさーーーい!!この服頂きます!!」
サンドラ「ねぇ私、お姫様みたいじゃない?人間を跪かせる事が出来そう。」
アズサ「サンドラが新たな扉を開き掛けている・・・」
店主「ありがとうございましたー!」
服屋を出た。
再び街中を歩く。
カービィ「結構買ったねぇ。何かママの興奮聲が聞こえたけど。」
ユフフ「ウフフ。カービィにも見せてあげたかったわ〜。」
アズサ「こんなの初めて着たよ!」
サンドラ「鮮やかな葉っぱみたいで気に入ったわ。」
ユフフ「2人共、何処から見てもお姫様ね〜。」
カービィ「アズサ、そのリボン可愛いね。ちょっと見ても良い?」
アズサ「良いわよ。」
髪留めのリボンを見る。
カービィ「へぇ〜。お洒落でアズサにピッタリだね。」
人気のない裏路地。
ユフフ「ちょっと待っててね?荷物を先に家に置いて来るから。カービィ、手伝ってくれる?」
カービィ「勿論。」
転移魔法で2人がユフフの家へ戻る。
アズサ「便利だなぁ〜。この魔法〜。」
2人が転移して居なくなった次の瞬間。
男2人「フッ!!」
アズサ「うわああ!!」
サンドラ「ちょっと何するのよ!!!」
突然男2人に袋を被せられ、近くの馬車に連れ込まれた。
アズサ「うわっ!」
サンドラ「きゃあっ!」
誘拐犯A「よし行け!」
馬車が何処かへ走り出した。
サンドラ「何が起きたの!?」
アズサ「しっ。」
声を出すサンドラをアズサが止める。
誘拐犯A「ヘッへッへ。お嬢ちゃん達、その成りは良い所の娘だな?」
アズサ「おじちゃん達、誘拐犯?」
誘拐犯A「ヘッヘッヘ。ご名答だ。嬢ちゃん達を攫って、たんまり身代金を稼がせて貰うぜ。」
誘拐犯B「おい、あんまり喋るなよ?」
誘拐犯A「分かってるさ。子供相手だからな。」
サンドラ「・・・・!」
アズサ「心配いらないよサンドラ。すぐに片付けるから。」
こんな時でもアズサは動揺せず冷静に過ごす。
荷物を置いて先程の場所に戻ったカービィとユフフは、居なくなった2人を探している。
ユフフ「アズサー!サンドラー!何処へ行ったのぉーーー!」
カービィ「・・・・・」
ユフフ「2人共迷子になっちゃったのかしら・・・」
カービィ「いや多分、誘拐されたと思う。」
ユフフ「え・・・?」
カービィ「最近この街で良い所の子供を攫って身代金を稼ぐ誘拐団の噂を聞いてね。恐らく2人はその誘拐団に。」
ユフフ「そんな・・・」
カービィ「でも大丈夫。こんな事もあろうかと。コピー能力!ユーフォー!」
ユーフォーカービィに変身し、2人が攫われた場所を調べる。
カービィ「あっちだ。行こうママ!」
ユフフ「うん!」
一方アズサとサンドラは、誘拐団のアジトがある山奥へ攫われていた。
誘拐犯A「着いたぞ。2人共さっさと降りろ!」
アズサ「ここがアジトね。中に仲間が居るの?」
誘拐犯A「ああ。だから逃げられるとは思わない事だ。」
アズサ「そうだね。逃げるのはあなた達を痛い目に遭わせてからにするよ。」
誘拐犯A「は?」
アズサ「はあああああああ!!!」
自身を縛ってる手枷を怪力で破壊した。
アズサ「はぁっ!!だぁっ!!」
誘拐犯2人「ぐああああ!!」
サンドラ「アズサ、本当に強かったんだね・・・!」
誘拐犯2人を気絶させた後、サンドラの手枷を壊した。
アズサ「すぐ終わらせるから待っててね。」
アジトのドアの前に立ち。
アズサ「はあぁぁーーーー!!!!」
ドアを軽々と破壊した。
アズサ「はああぁぁぁぁ!!!!」
誘拐犯C「な、何だコイツ!?ぐあああ!!」
誘拐犯D「がはっ!!」
誘拐犯E「ぐはっ!!」
早速目の前の誘拐犯3人を高速打撃で気絶させた。
サンドラ「キャアアーーーー!!」
アズサ「はっ!!」
誘拐犯F「大人しくしろ!!コイツがどうなっても良いのか!!」
油断してしまい、サンドラが人質に取られてしまった。
アズサ「サンドラ!!」
サンドラ「お、お姉ちゃん・・・!」
アズサ「くっ!汚い真似を!!」
カービィ「スーパーめちゃためショット!発射!!」
誘拐犯E「え?ぐああああああ!!!」
真後ろの地面に星型の弾丸が着弾し、誘拐犯が爆風で吹っ飛ばされ壁に激突して倒れた。
ユフフ「2人共怪我はない!?」
カービィ「助けに来たよ!」
レンジャーカービィとユフフが駆け付けてくれた。
サンドラ「ママ!カービィ!」
アズサ「ユフフママ!カービィ!」
ユフフ「怖い目に遭わせてごめんなさい!良かった・・・!良かったわ・・・!」
夕方。憲兵団が到着し、誘拐団を拘束した。
憲兵兵「後は私達に任せて下さい。」
アズサ(カービィ。どうしてここだって判ったの?)
カービィ(さっきリボンを見せてくれた時、リボンにユーフォーの発信機を取り付けたんだ。服屋の外で待ってる時、嫌な予感を感じたから。)
アズサ(そうだったの。ありがとうカービィ!)
事件は幕を閉じ、4人が街を歩く。サンドラは疲れて寝てしまい、ユフフに背負って貰っている。
ユフフ「2人共無事で良かったわぁ。」
アズサ「ママ。カービィ。来てくれてありがとう!捕まった時、サンドラがお姉ちゃんって呼んでくれたんだ!私、サンドラを守らなきゃって必死だったよ!」
ユフフ「アズサは立派なお姉ちゃんよぉ。」
アズサ「えへへ!」
ユフフ「アズサありがとう。今日は沢山買い物をして楽しかったわぁ!この50年位の中で1番幸せな日々だったかも知れないわねぇ!」
アズサ「私もだよ!とっても幸せな時間だった!またサンドラを連れて、ユフフママの所に遊びに行くね!」
ユフフ「えぇ!何時でもいらっしゃい!次も沢山服を買ってあげる!」
アズサ「それは・・・当分いいかも・・・」
翌朝。元の姿に戻ったアズサが目を覚ました。
アズサ「ん〜〜〜〜!やっぱりこの大きさの身体が1番だねぇ〜!昨夜は散々だったなぁ〜。」
昨夜。帰宅した直後。
ライカ『アズサ様!最っ高に可愛いですー!』
フラットルテ『いやー!こっちの方が可愛いのだー!』
ライカ『いいえ!絶対にこっちです!』
フラットルテ『全くレッドドラゴンは見る目が無いな!』
お嬢様風の服かコート。どっちが良いか喧嘩が勃発。
カービィ『ああもう喧嘩しないで。』
ハルカラ『この状態で、もう一度ノームニナルダケを食べたらどうなるんでしょう〜!』
ロザリー『本当に愛らしいですね〜!姐さん、しばらくこのままで居ませんか?』
アズサ『ええ・・・もおおお!!いい加減にしてぇーーーーーー!!!!』
そして現在に至る。
アズサ「無事に元に戻れて良かった。」
以前エノから貰った熟成マンドラゴラ錠で元の姿に戻れたのだ。
リビング。
ファルファ「おお!合ってる合ってる!」
シャルシャ「自分のペースを崩さずに。」
カービィ「今日も読み書きのお勉強かぁ〜。」
サンドラ「出来たわ!リンゴよ!」
リンゴの字を完璧に描いた。
ファルファ「上手ー!」
シャルシャ「これなら学校で自慢出来る。」
サンドラ「学校はもういいわ!」
ファルファ・シャルシャ「え?」
アズサ「え?サンドラ学校行かないの?」
カービィ「折角通い始めたのに勿体無いよ。」
サンドラ「勉強は家で出来るわ。それに、もっとここに居たいし・・・」
アズサ「っ!フフっ。」
カービィ「ペポポ。」
サンドラ「な、何笑ってるのよ!」
カービィ「いや〜?」
アズサ「別にぃ〜?」
サンドラ「・・・!さぁ!早く次を教えて!!」
と言う訳で、サンドラも学校を卒業したのであった。
『END』
『高原の日々』
アズサ「男の人に付いて行ったらダメだよ?変な虫が付いたら大変!」
ファルファ「はっ!サンドラちゃんに変な虫!」
アズサ「何ぃーーーー!?」
サンドラ「全然離れないのよ。」
アズサ「リアルに変な虫!」
『その2』
ユフフ「すっかり服を濡らしちゃったわねアズサ・・・」
カービィ「まあママは滴りの精霊だからね。」
サンドラ「私が吸収するわ。」
カービィ・ユフフ「え!?」
アズサ・サンドラ「ハグゥ〜。」
カービィ・ユフフ「尊い・・・」
アズサ「ユフフママ!?カービィ!?」
キャスト
カービィ:赤崎千夏
アズサ:悠木碧
ライカ:本渡楓
ファルファ:千本木彩花
シャルシャ:田中美海
ハルカラ:原田彩楓
ロザリー:杉山里穂
フラットルテ:和氣あず未
サンドラ:小倉唯
ユフフ:茅野愛衣
先生:中井美琴
男子生徒:松田利冴
中村カンナ
葵あずさ
関ありあ
女子生徒:乾夏寧
平塚紗依
店主:中村カンナ
誘拐犯:塚田徹郎
星祐樹
奥上英雄
下川草介
次回予告
カービィ「武術大会に出場すると言うブッスラーが、ライカと稽古をするためにアズサの家にやって来た。所が稽古中に腰を痛め、スライムの姿から戻れなくなってしまう。稽古相手として責任と、彼女の勝負にかける執念を感じたライカは、急遽「スライム使いのライカ」となってブッスラーを伴い参加する事になったんだけど・・・」
次回・ライカが武術大会に出た
カービィ「僕もファイターになって出てみたいなぁ〜。」