カービィとスローライフファミリー   作:naogran

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ある日。カービィとアズサは何時ものようにスライムに囲まれていた。そしてスライムが一斉に襲い掛かるが。

アズサ「シュパパパパパ!!」

カービィ「バルカンジャブ!!」

ファイターカービィのバルカンジャブと、アズサのデコピンラッシュがスライムを一掃した。

ライカ「オォー!凄いです!目にも止まらぬ早業でした!!」

アズサ「これでも300年、スライムを倒し続けて来たからねぇ。」

ライカ「因みにアズサ様とカービィ様は、1日何匹程スライムを倒して強くなられたんですか?」

カービィ「1日平均25匹だよ。でも獲得経験値で増える効果があるから実質50匹になるね。」

ライカ「案外と楽ですね・・・てっきり血の滲むような努力をしていたのかと・・・」

アズサ「ライカ。そう言う発想は捨てるように。」

ライカ「え?何故ですか?」

カービィ「血の滲む努力と言うのは、人に見られる事を前提にしているからだよ。だからその表現を使った時、ライカは誇らしげな意味をそこに見出していたと思う。」

ライカ「そ、そう言われると・・・」

カービィ「まぁ兎に角、毎日コツコツやる事が物事を気長に続けられる。そしてレベルアップも出来る一石二鳥的な生活だよ。」

ライカ「含蓄ある珠玉な言葉です!何時かお2人の境地に立てるよう精進します!!」

アズサ「スライムに復讐される事なんてないんだから!確実に倒して行こうね!」

カービィ「そうそう!」






???「高原の魔女・・・高原の戦士・・・許さない・・・」

森の中から、2人を睨む存在があった。


第2話「娘が来た」

その日の昼頃。

 

ライカ「アズサ様!カービィ様!今日は我がご飯を作らせて頂きます!!」

 

カービィ「本当に?」

 

アズサ「じゃあお任せしようかなぁ〜?でもドラゴンって料理出来るんだね!」

 

ライカ「えぇ!ドラゴンは高貴なる種族の1つですよ!料理位任せて下さい!!」

 

 

 

 

こうして出来たのは。

 

ライカ「これが我の最高傑作です!さぁ、どうぞ!」

 

超特大オムレツと大盛りサラダと特大肉。

 

カービィ「デ、デカイ・・・」

 

アズサ「オムレツは好きだけど・・・ちょっと・・・卵が多過ぎたかなぁ・・・?3人じゃ食べ切れないよぉ・・・」

 

ライカ「ハッ!!失礼しました!どうしてもドラゴンの価値観が残っていまして・・・」

 

アズサ「そうなんだ・・・まぁ・・・冷めない内に・・・食べようか・・・」

 

カービィ「美味しそうじゃん。早く食べよ?」

 

ライカ「はい・・・」

 

アズサ・カービィ・ライカ「頂きます!」

 

まずは超特大オムレツを試食。

 

アズサ「あ〜ん。・・・ん〜!美味しい〜!ハッキリ言って素晴らしいよライカ〜!」

 

カービィ「美味しいよこのオムレツ!これなら1人でも平らげそうだよ!!」

 

ライカ「ありがとうございます!!それなら毎日でも作らせて頂きますよ!!」

 

アズサ「あ、そこは当番制だから私もカービィも作るし。」

 

カービィ「だから、ライカが当番の時は思いっ切り腕を振るってね!」

 

ライカ「はい!また頑張ります!」

 

 

 

 

こうして特大メニューは一瞬で平らげ、3人で皿洗い。バブルカービィで使った食器を泡で洗ってる。

 

アズサ「ライカ。生活する上で何か気になる事があったら何でも言ってね?」

 

ライカ「では、あの村の事なんですが・・・」

 

カービィ「フラタ村?」

 

ライカ「はい。魔法防御の面で非常に弱いんです。悪い魔法使いが1人でも来たら、あっと言う間に火の海かと。」

 

アズサ「でも、そんな事態を想定したら何処もそうじゃない?」

 

ライカ「それだけじゃなく、地上からの攻撃にも対策が取られていません。大型モンスターが大挙して押し寄せて来ても一溜まりもないです・・・」

 

カービィ「考え過ぎかもそれ。」

 

ライカ「ですが、アズサ様とカービィ様の力が世間に広まったのは最近の事ですよね?例えば村を人質に、お2人を倒そうとするような卑劣な輩が出て来ないとも限りません!」

 

カービィ「あぁ〜・・・確かにそう考えるとそうなりうる可能性があるね。」

 

アズサ「でも四六時中警備する事なんて出来ないし・・・」

 

ライカ「手を打つ事は出来ると思います。」

 

カービィ「ペポ?」

 

 

 

 

 

 

その夜。とある崖の上。レッドドラゴンに戻ったライカが地面に魔法陣を描いてる。

 

アズサ・カービィ「結界をDIY?」

 

ライカ「アズサ様が持つスキルの中に、魔法捜索と言うのがありましたよね?それで結界魔法を自作して、村に張りましょう。長期的な効果が欲しい場合は、魔法陣を描いた方が確実です。」

 

カービィ「ほぇ〜。」

 

アズサ「ドラゴンって魔法にも詳しいんだね!」

 

ライカ「女学院に通っていた頃に習いましたので・・・」

 

アズサ「女学院!?」

 

カービィ「ドラゴンの学校!?」

 

 

 

 

魔法陣が完成した。

 

ライカ「さて、出来ました!」

 

カービィ「アズサ、出番だよ。」

 

アズサ「じゃあやってみるね。悪しき心を持つ者よ、この網に掛かりて自由に奪われるがよい!!」

 

魔法陣が光り、そこから光りを放射してフラタ村に結界を張った。

 

アズサ「成功したかな?」

 

ライカ「はい。これで大丈夫でしょう。」

 

カービィ「今は夜だから、何か出て来そうかも。」

 

”キュピーン!!”

 

アズサ「ウッ!?」

 

ライカ「どうしました?」

 

カービィ「偏頭痛したの?」

 

アズサ「何だろう・・・虫の知らせを感じるんだけど・・・」

 

 

 

 

 

 

フラタ村へ行くと、村人達が噴水広場に集まっていた。噴水広場にあったのは・・・典型的な泥棒が痺れて倒れていた。

 

村長「村に忍び込んだ泥棒が、急に動けなくなりましてな。」

 

カービィ「完全に痺れてるね。」

 

ライカ「アズサ様!早速効果が出ましたね!」

 

村長「どう言う事でしょうか?」

 

ライカ「先程、アズサ様が村に結界を張ったんです!」

 

村長「おぉ〜!長年議論されていた村の安全対策に遂に終止符が!皆!よく聞け!魔女様のお陰で、更にこの村が平和になったぞ〜!」

 

村人達「おーーーー!!」

 

カービィ(この300年間何も対策してなかったんかい・・・)

 

アズサ「村長さん!いいですから!」

 

カービィ「それに褒めるなら、ライカを褒めてね!」

 

ライカ「え!?」

 

カービィ「実はこの結界を提案してくれたのは、僕達の弟子でドラゴンのライカなんだよ!」

 

ライカ「い、いえカービィ様!結界を張ったのは飽く迄もアズサ様なんですから!我は何も・・・」

 

村人A「ドラゴン?」

 

村人B「魔女様と戦士様に倒されたあの時のドラゴンですか?」

 

カービィ「そう!ライカは先日から僕達の弟子になったんだ!気の利く良い子だから、皆可愛がってあげてね!」

 

ライカ「ラ、ライカと申します!宜しくお願いします!」

 

村人A「やっぱりお2人の弟子は一味違うなぁ〜!」

 

皆は快くライカを受け入れてくれた。

 

 

 

 

 

 

翌日。アズサはキャベツ畑に水をやり、ライカはキッチンで火を点け、リーフカービィは落ち葉を掻き集めている。

 

 

 

3人で家を掃除する。クリーンカービィに変身してる。

 

アズサ「ライカが来てくれて本当に良かったよぉ!家事もしてくれて、美味しいご飯も作ってくれるし。」

 

カービィ「色々助かるよ。流石僕達の弟子だね。」

 

ライカ「我もアズサ様とカービィ様から、多くの事を学ばせております。」

 

 

 

 

ティータイム。

 

カービィ「ふぅ〜。」

 

アズサ(このままのんびり暮らせれば良いなぁ〜。)

 

”コンコンコン”

 

また誰かが突然ドアを叩く。

 

カービィ「お客さん?」

 

アズサ(あぁ・・・)

 

ドアを開けると。

 

アズサ「ん?」

 

カービィ「え?」

 

訪れたのは・・・

 

 

 

 

 

 

青髪の小さな女の子だった。

 

 

 

 

 

 

女の子「わぁ〜!」

 

アズサ(女の子?)

 

カービィ(珍しいね。)

 

アズサ「こんにちは。何か用かな?」

 

カービィ「どうかしたの?」

 

少女「会いたかったよ!ママ!パパ!」

 

ママパパと呼ばれたアズサとカービィが白く固まった。

 

ライカ「アズサ様?カービィ様?」

 

少女「ママ?パパ?大丈夫?」

 

ライカ「何方がいらっしゃったんですか?」

 

少女「ファルファです!ママとパパに会いに来ました!」

 

ライカ「お2人にお子様が・・・」

 

アズサ「いや!!居ないから!!この子の勘違いだから!!」

 

カービィ「僕達子供に恵まれた事ないよ!?」

 

ファルファ「ファルファ!勘違いしてないよ!」

 

アズサ「ファルファちゃんって言うのね?ママとパパって言うのは、ファルファちゃんを産んだり育ててくれた人の事を言うんだよ?」

 

カービィ「だから、ファルファちゃんの本当のご両親は何処に居るのか教えてくれる?」

 

ファルファ「ファルファはママとパパから生まれたもん!!」

 

カービィ「えぇ・・・・・・!?」

 

ファルファ「ママとパパは高原の魔女と高原の戦士って呼ばれてるよね?妹が調べてくれたから知ってるよ!」

 

アズサ・カービィ「妹まで居るのかーーーー!?」

 

ライカ「そうですよね・・・300年も生きていれば、隠し子の1人や2人・・・お2人には多くの事を学ばせて頂きます!!」

 

アズサ「そんな事学ばなくていいから!!」

 

カービィ「絶対に学んじゃダメな奴!!」

 

ファルファ「それよりママ!パパ!大変なの!」

 

アズサ「はぁ?」

 

カービィ「何なの?」

 

ファルファ「妹がママとパパを殺そうとしてるの!!」

 

アズサ「私・・・」

 

カービィ「僕・・・」

 

アズサ・カービィ「命を狙われてるの・・・!?」

 

ライカ「急にサスペンスになりましたね。」

 

ファルファ「ファルファ・・・ママとパパに死んで欲しくないの・・・だから来たの・・・」

 

ライカ「アズサ様。カービィ様。一先ず中でじっくり話を聞きましょう。」

 

アズサ「そうだね。」

 

カービィ「そうしよう。」

 

アズサ「ファルファちゃん。お家でクッキー食べる?」

 

ファルファ「うん!ファルファ食べる!」

 

一先ずファルファを家に招き入れた。

 

アズサ(よく見ると、心無しか・・・私の幼い頃に似て・・・ないな。別に。)

 

 

 

 

招き入れたファルファにクッキーを食べさせる。

 

ファルファ「わーい!頂きまーす!」

 

カービィ「いきなりだけど、ファルファちゃんの妹さんの名前教えてくれるかな?」

 

ファルファ「シャルシャだよ!」

 

アズサ「じゃあそのシャルシャちゃんも私達の子供なのかな・・・?」

 

ファルファ「うん!そうだよ!」

 

カービィ「やっぱり・・・」

 

ライカ「しかし、何故お2人を狙うのでしょうか・・・?」

 

ファルファ「ママとパパを恨んでるんだと思う。きっと。殺された恨み。」

 

カービィ「殺された恨み!?」

 

ファルファ「うん!」

 

アズサ(スローライフがオカルトっぽい展開になってる・・・)

 

カービィ「僕達一体誰を殺したの・・・?殺人を犯した覚えがないよ・・・」

 

ライカ「話はまだ見えませんが、取り敢えずシャルシャと言う人物から身を守るべきだと思います。」

 

カービィ「うん。」

 

アズサ「そだね。ファルファちゃん、その子がどんな攻撃をして来るか分かる?」

 

ファルファ「ん〜・・・シャルシャは破邪の魔法をずーっと鍛えてたよ。」

 

ライカ「破邪・・・」

 

アズサ「それって特定の種族にだけ強力な力を発揮する魔法だよね?」

 

ライカ「えぇ。例えば・・・人間、オーク、エルクとか。その絞り込みが狭ければ狭い程、効果は強くなります。」

 

カービィ「逆に、破邪・生物みたいなものは殆ど効かないって事だね。」

 

ライカ「ですが、この魔法は何十年も掛けないと習得出来ないと言われております。」

 

アズサ・カービィ「?」

 

カービィ「ねぇちょっと質問だけど、君達は何年生きてるの?」

 

ファルファ「ん〜とね〜・・・50年位?」

 

アズサ「って事は、普通の人間ではないか・・・」

 

ライカ「だとすると・・・強力な術者でもある恐れがありますね・・・」

 

アズサ「でも、私達に対する破邪って何になるんだろう・・・」

 

カービィ「全く見当が付かないよ・・・」

 

”カタカタカタカタ”

 

突然地震が起きた。

 

カービィ「え?地震?」

 

ファルファ「あ!シャルシャ!!」

 

 

 

 

急いで外に出ると。

 

アズサ・カービィ・ライカ・ファルファ「あ!!」

 

 

 

 

どす黒いオーラを纏った緑髪の少女が佇んでいた。

 

少女「ようやく・・・会えた・・・」

 

 

 

 

アズサ「あれがシャルシャちゃん!?」

 

カービィ「何かどす黒いオーラ纏ってるよ!?」

 

ライカ「何と禍々しい・・・!!」

 

ファルファ「シャルシャ!ママをイジメちゃダメだよ!!」

 

 

 

 

シャルシャ「殺された恨みを・・・晴らす!!」

 

 

 

 

アズサ「シャルシャちゃーん!私があなたを殺したなんてありえないでしょ!?」

 

カービィ「僕達殺人を犯した事ないよ!?」

 

 

 

 

シャルシャ「お前達は!数え切れない程多くのスライムを殺した!」

 

 

 

 

アズサ「・・・え?スライム?」

 

カービィ「どう言う事?スライムを殺したって?」

 

ファルファ「実は、私達姉妹は・・・ママとパパに殺されたスライムの魂が集まって生まれた、謂わばスライムの精霊なの!」

 

アズサ・カービィ・ライカ「スライムの精霊!?」

 

この姉妹の正体はスライムの精霊だった。

 

 

 

 

シャルシャ「お前達を殺して、スライムを供養する!」

 

 

 

 

カービィ「だから僕達に恨みを持ち、破邪の魔法を鍛えたんだ・・・」

 

アズサ「そう言われても・・・子供相手に勝負なんて・・・」

 

ライカ「アズサ様、カービィ様、竜巻でもぶつけて様子を見ては如何でしょうか?精霊なら、竜巻程度で倒してしまう危険もないでしょうし。」

 

アズサ「まぁ埒が明かないからね。やってみるか。」

 

カービィ「よし!コピー能力!トルネイド!」

 

トルネイドカービィに変身した。

 

アズサ「風よ!今こそ我が僕となりて吹き荒れよ!!」

 

カービィ「トォ!!」

 

トルネイドカービィも回転し、アズサの竜巻魔法に乗って威力を増してシャルシャに突っ込む。

 

 

 

 

シャルシャ「その竜巻、消えて!!」

 

手を振ると、竜巻が一瞬で消えた。

 

カービィ「え!?嘘!?」

 

 

 

 

吹き飛ばされたカービィだが、アズサ達の前で着地した。

 

ライカ「これが破邪の魔法!?でもお2人の魔法を掻き消すような破邪って・・・」

 

 

 

 

シャルシャ「お前達を殺す為に長年修行を続け、この魔法が完成した。破邪・高原の魔女!破邪・高原の戦士!」

 

 

 

 

アズサ「破邪・高原の魔女!?」

カービィ「破邪・高原の戦士!?」

 

ライカ「そ、そうか・・・破邪の魔法は、範囲が狭い程その力が強くなる!アズサ様とカービィ様だけに限定した破邪なんてものがあれば・・・」

 

 

 

 

シャルシャ「お前達のどんな魔法も無効化される。」

 

 

 

 

カービィ「だから効かないのか・・・」

 

アズサ「マージか・・・」

 

 

 

 

シャルシャ「さぁ、どんな魔法でも使ってみるがいい!」

 

 

 

 

カービィ「・・・コピー能力!スパーク!」

 

スパークカービィに変身し、電撃をチャージする。

 

アズサ「赤き炎!蒼き炎!黒き炎よ!我の代わりの力となれ!!」

 

カービィ「スパークはどうだん!!」

 

スパークはどうだんと黒き炎を放つ。

 

 

 

 

だがシャルシャには通用しなかった。

 

 

 

 

カービィ「弾かれた!?」

 

アズサ「そ、そんな!?」

 

ファルファ「シャルシャは、生まれた50年前からこの日の為だけにずっと力を溜めて来たの。破邪なんて膨大に魔力を消費する魔法・・・1時間しか保たないのに・・・」

 

アズサ・カービィ「効率悪!!」

 

カービィ(これはちょっと・・・)

 

アズサ(マズいわね・・・あの子の狙いは私達。ライカやファルファちゃんに危害を加えられる事はない。前世の私は、社畜生活から逃げられる過労死した。だから身を持って知っている。苦しい時は・・・)

 

彼女が取った行動は。

 

アズサ「逃げーーーる!!!」

 

飛んで逃げた。

 

カービィ「逃げるの!?」

 

 

 

 

シャルシャ「魔法よ、消えろ!」

 

 

 

 

飛翔魔法が強制解除された。

 

アズサ「え!?わっ!ちょ!?あわわわわわわ!キャーーーーーー!!!」

 

カービィ「コピー能力!スパイダー!ネットワーク!!」

 

スパイダーカービィが蜘蛛の巣を飛ばし、アズサの下にネットワークを張ってトランポリンにした。

 

アズサ「た・・・助かったよカービィ・・・」

 

カービィ「ちょっとシャルシャちゃん!!いきなり強制解除の魔法使うとか卑怯だよ!?」

 

シャルシャ「逃がしはしない。お前達が殺して来たスライムのように、殺す!」

 

アズサ「クッ!!」

 

 

 

 

ライカ「アズサ様!カービィ様!」

 

ファルファ「ママ!パパ!」

 

 

 

 

カービィ「2人共!来ちゃダメ!」

 

アズサ「まぁでも、そろそろ年貢の納め時か・・・300年も生きて来たしなぁ・・・あなた達に出会えて・・・嬉しかったよ!」

 

ファルファ「そんな事言わないでーーーー!!」

 

シャルシャ「観念するがいい!!」

 

ファルファ「ママーー!!パパーー!!」

 

 

 

 

 

 

しかし、レッドドラゴンに戻ったライカが2人を助けた。

 

 

 

 

 

 

アズサ・カービィ「ライカ!?」

 

ライカ「ここから先は1歩も通しません!!」

 

シャルシャ「そこを退いて!ドラゴン!」

 

ライカ「断る!我は師匠達を守る義務がある!」

 

シャルシャ「ならば遠慮はしない!」

 

ライカがシャルシャに立ち向かう。

 

アズサ「止めて!ライカ!」

 

カービィ「止めろ!!」

 

 

 

 

ライカ「ドラゴンパンチ!!」

 

ドラゴンパンチを防いだシャルシャ。だが・・・

 

シャルシャ「痛い・・・」

 

その場で倒れてしまった。

 

 

 

 

アズサ「へ?」

 

カービィ「ポペ?」

 

 

 

 

チョンチョンとシャルシャの様子を見る。

 

ライカ「アズサ様・・・カービィ様・・・この者は気絶しています・・・我の勝ちです・・・」

 

 

 

 

アズサ・カービィ「えーーーーーーーー!?」

 

この戦いは、呆気なく着いた。

 

 

 

 

 

 

気絶したシャルシャを部屋へ運んだ。

 

ファルファ「妹のシャルシャはね、ママとパパを倒す魔法に特化し過ぎたから他の相手には凄く弱いみたい。」

 

アズサ「何て不器用な子・・・」

 

カービィ「効率悪い上に呆気なくやられるとは・・・踏んだり蹴ったり・・・」

 

シャルシャ「ん・・・ん・・・」

 

ファルファ「あ!シャルシャ!」

 

気絶していたシャルシャが目を覚ました。

 

シャルシャ「ここは・・・?」

 

アズサ「私達の家だよ。」

 

カービィ「目が覚めて良かった。」

 

シャルシャ「はっ!!高原の魔女に高原の戦士!!」

 

2人を見てすぐに立ち上がった。

 

カービィ「君、ライカに負けて倒れたからここまで運んだんだよ。」

 

シャルシャ「余計なお世話!破邪・高原の魔女!破邪・高原の戦士!」

 

しかし、破邪の魔法は起きない。

 

シャルシャ「え?ん!ん!」

 

カービィ「魔力を使い切っちゃったんだね。破邪の魔法は何十年経たないと回復しないよ?」

 

シャルシャ「ガーン!そんな・・・シャルシャは高原の魔女と高原の戦士に復讐する為だけに生きて来た・・・シャルシャの今までの人生とは一体・・・」

 

カービィ「復讐するだけの人生ってえげつないな・・・」

 

アズサ「まぁ、寧ろ私達が生きてるだけ良いじゃん。私達が死んだら、あなたいよいよ生きる意味なくなるでしょ?だけど私達が死なない限り、あなたは復讐を目的に出来るじゃない。ね?」

 

シャルシャ「・・・そう言う言い方も出来る・・・あ。」

 

右腕に包帯が巻かれてあった。

 

ファルファ「ママとパパが手当てしてくれたんだよ?」

 

シャルシャ「何故そんな事をシャルシャに・・・?」

 

カービィ「だって、僕達は君の生みの親でしょ?」

 

シャルシャ「っ!」

 

カービィ「尚更ほっとけないよ。」

 

シャルシャ「っ・・・お前達は親とは言えなくもない・・・けど・・・それでもスライムの仇で・・・」

 

泣いて悔しがるシャルシャに、ファルファが慰める。

 

ファルファ「シャルシャ。もう意地張るの止めようよ。」

 

シャルシャ「姉さん・・・?」

 

ファルファ「スライムと人間は、戦うものなんだよ?シャルシャがどんなにママとパパを恨んでも、世界中で凡ゆる人達がスライムを倒してる。ホラ、耳を澄ますと今もスライムの悲鳴が。」

 

”キャーーーーーー”

 

アズサ(やだ・・・怖い・・・)

 

カービィ(慰めるの・・・?それ・・・)

 

ファルファ「兎に角!スライムを倒した人達全員を恨んでも、キリがないでしょ?」

 

シャルシャ「うん・・・」

 

ファルファ「それよりも。折角生まれたんだから、2人が幸せになれる生き方を考えようよ。その方が、楽しいでしょ?」

 

シャルシャ「・・・分かった。」

 

ライカ「どうやら、一件落着のようですね。」

 

アズサ「うん。どうなる事かと思ったけど。」

 

カービィ「何とか収拾が着いたね。」

 

アズサ「所で、2人は何処に住んでるの?」

 

ファルファ「誰も寄り付かない森の小屋に住んでるよ。」

 

カービィ「他の人は居ないの?」

 

シャルシャ「居ない」

 

アズサ「そっか・・・じゃあ2人共!ここで暮らしなよ!」

 

ファルファ・シャルシャ「え!?」

 

アズサ「部屋も沢山あるし。それに、親と子供が一緒に住むのは当然の事でしょ?」

 

ファルファ「うん!ファルファ!ママとパパと一緒に住みたい!ね?シャルシャ!」

 

シャルシャ「うん。高原の魔女。高原の戦士。」

 

アズサ「そう言う呼び方じゃなくて〜、家族っぽいのが良いなぁ〜。」

 

カービィ「僕達は君達の生みの親だよ〜?」

 

シャルシャ「・・・か、母さん・・・父さん・・・シャルシャも一緒に、住む・・・」

 

アズサ「じゃあ!決まりだね!」

 

カービィ(父さん・・・前世では高校生の僕が、もう親になっちゃった・・・)

 

ライカ「アズサ様!カービィ様!如何でしょう?今夜は歓迎パーティと言うのは!」

 

アズサ「良いね!」

 

カービィ「グッドだよライカ!」

 

アズサ「じゃあ!皆で食材を買いに行こー!」

 

ライカ「はい!」

 

カービィ「ペポーイ!」

 

ファルファ「オー!」

 

シャルシャ「オー!」

 

 

 

 

 

 

こうして皆で食材を買いにフラタ村へ行く。

 

アズサ「そう言えば、あなた達ここに来るまでどんな事してたの?」

 

ファルファ「悪いスライム退治かな?」

 

カービィ「悪いスライム?それって何?」

 

シャルシャ「スライムには、善のスライムと悪のスライムの2種類がある。」

 

アズサ「あのぉ・・・確認したいんだけど・・・スライムって倒しても良いんだよね・・・?」

 

ファルファ「うん!良いよ!ファルファは元々気にしてないし、シャルシャももう大丈夫みたいだから。」

 

するとシャルシャのツインテールが何かに反応した。茂みに隠れてるスライムに反応してる。

 

シャルシャ「ナンテール州のスライムは、色が濃いのが基本。だが。」

 

隠れてるスライムを捕まえた。

 

シャルシャ「ここのはかなり薄い。色が薄いものは邪悪なスライム。駆除した方が良い。」

 

アズサ「そ、そうなのか・・・」

 

カービィ「勉強になります。」

 

ファルファ「あのね?スライムには弱点の穴があるんだよ!お前はもう死んでいる〜!ドスッ!!」

 

弱点の穴に突き刺すと、スライムが消滅して魔法石を落とした。

 

ファルファ「ねぇ?」

 

ライカ「流石はスライムの精霊!」

 

カービィ「スライムを熟知している!元々スライムだけど・・・」

 

 

 

 

 

 

フラタ村に到着。ファルファとシャルシャが村人達に挨拶する。

 

 

 

 

夕方。

 

アズサ「そこがパン屋さんで、その隣が服屋さん。」

 

カービィ「よーく覚えといてね?お使いの時に迷わないようにね?」

 

ファルファ「はーい!ママ!パパ!ファルファもうしっかり覚えたよ〜!」

 

アズサ「本当に〜?じゃあ大通りのお店、ちゃんと言えるかな?」

 

ファルファ「村の南の入り口側から6番地がノイレス靴店。次にメイツ乳製品販売所。5番地は8年前まで万屋だったけど現在は閉店した空き家。続いてカントー商店は野菜の種や農具を扱っているね。因みに先日店主がギックリ腰になった。」

 

アズサ「詳し過ぎる!!」

 

カービィ「詳し過ぎて怖い!!」

 

ライカ「じゃあシャルシャちゃんは?何か色々気にしてたみたいですけど。」

 

シャルシャ「その少し広い道は旧街道。よく見ると間道だった痕跡が見付けられる。その辺りは旧王国時代の関所跡。」

 

ライカ「流石お2人の娘さんだけあって、2人共利発ですね!!」

 

アズサ・カービィ(最早そう言う次元では・・・ないと思う・・・)

 

娘達が怖くなったアズサとカービィであった。

 

 

 

 

 

 

夜。超特大なフルコースが完成した。

 

全員「頂きまーす!」

 

ファルファ「ライカお姉ちゃん!このオムレツ凄く美味しいよ!」

 

シャルシャ「美味!」

 

ライカ「それは良かったです!腕を振るった甲斐があります!しかし・・・申し訳ありません・・・我はまた作り過ぎてしまいました・・・」

 

アズサ「ううん。家族が2人も増えたんだもん。」

 

カービィ「これ位が丁度良いよ!」

 

ライカ「・・・エヘヘへ。」

 

 

 

 

殆どの料理を食べたが、ファルファとシャルシャはセロリのスープを残している。

 

アズサ「どうしたの2人共?口に合わなかった?」

 

ファルファ「ママ・・・パパ・・・セロリも食べないとダメ・・・?」

 

シャルシャ「シャルシャも・・・セロリ苦手・・・」

 

カービィ「意外だねぇ。2人がセロリ苦手とは。」

 

アズサ「じゃあそれを食べたら、後でシフォンケーキを食べても良いわよ?」

 

ファルファ・シャルシャ「っ!・・・うん!・・・はむ!」

 

頑張ってセロリのスープを食べる。

 

アズサ「よしよし!好き嫌いせずに食べるんだよ。」

 

カービィ「ん?ありゃ?ライカもセロリ残してるね。」

 

ライカ「ギクッ!じ、じじ実は!我の一族にはセロリを食べてはいけないと言う掟がありまして!!」

 

カービィ「ライカ。師匠に嘘は禁物だよ?」

 

ライカ「ももも申し訳ありません!!食べます!!はむ!!・・・セロリって何でこんな味なんでしょうか・・・」

 

ファルファ「偉い偉い!」

 

アズサ・カービィ・ライカ・ファルファ・シャルシャ「あはははははは!」

 

セロリのスープを食べた3人にシフォンケーキをご褒美。

 

 

 

 

2人でのスローライフも良かったけど、やっぱり、帰る場所は賑やかの方が良い。スライムを倒し続けて300年。弟子が1人と、娘が2人出来た。

 

 

 

 

ファルファ「ママ!パパ!ファルファ達、部屋は一緒で良いよ!」

 

シャルシャ「問題ない!」

 

ライカ「じゃあまだ増やせますね!ドラゴンと精霊と来て、次はエルフですか?魔族ですか?」

 

アズサ「えぇ・・・?」

 

カービィ「いや、それはないんじゃないかな?」

 

家族の多いスローライフも、それはそれで良いと思った2人であった。

 

『END』




         キャスト

      カービィ:赤崎千夏
       アズサ:悠木碧
       ライカ:本渡楓
     ファルファ:千本木彩花
     シャルシャ:田中美海

        村長:杉崎亮
        村人:兼政郁人
           深澤純
           柳原かなこ
           大町朋裕



次回予告

カービィ「賑やかになっていく僕達の家に、今度は美少女エルフ・ハルカラが助けを求めてやって来た。どうやら彼女の作った栄養酒が原因で、恐ろしい上級魔族・ベルゼブブの恨みを買ってしまったようだ。スローライフを壊しかねない面倒事は避けたいものの、かといって放っておく事も出来ない僕とアズサは、しぶしぶ彼女を匿う事にした。ってか、胸デカ過ぎない!?」

次回・エルフが来た

カービィ「ああもう・・・胸に目が行ってしまう・・・」
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