今回は原作でもあった十代とカイザーの初デュエルです。ただ、デュエルの内容やそれまでの導入に変化があります。
十代side
「はぁ、どうすりゃいいんだろうな・・・」
昨日、ライと名乗る生徒とデュエルをして敗北して気絶した所を翔を探していた彩人達が見つけてそのままレッド寮へと運んでくれたらしい。そして目が覚めた時に彩人と隼人に翔の様子を尋ねたがかなり酷いらしい。
俺より先に目を覚ました翔は叫び声を上げたかと思えばそのまま体をガクガクと震わせながら布団の中に困ってしまったらしい。一応彩人が散らばっていた翔のカードを回収して渡したらしいがそれにも全く触れようとしなかったらしい。
この事から昨日のデュエルでの敗北が余程ショックなのだろう。そんな翔に対して『パワー・ボンド』の事を尋ねるのも酷であるためその事を聞けないでいた。
今は翔に早く元気になってもらいたいのだが、その方法も分からないため俺は一人でレッド寮の下にある海岸で釣りをしながら翔の事を心配していた。
「友達の事を心配するのはいいけど先ずは自分の事を心配するのが先じゃないの?」
「ツァンか、なんの用だよ」
翔の事を考えていると後ろから声をかけられたので振り向いてみるとそこには俺の幼なじみの一人であるツァン・ディレが腰に手を当ててたっていた。
「べ、別に大した用じゃないわよ。ただ制裁デュエルであんたたちがプロデュエリストとデュエルするって噂を聞いたから気になって来ただけよ」
「えっ!俺たちの相手ってプロなのか!?」
俺はツァンの言葉に驚いて思わず持っていた釣竿を落としてしまう。学園側が用意するデュエリストなのだから只者でないことは分かっていたことだがまさかプロを雇うとは思ってもいなかった。
「まぁアンタたちの実力からいって学園内から相手を選ぶより外部から選んだ方がいいわよね」
ツァンが何か言っているが俺はそれよりもプロとデュエル出来るかもしれないことにワクワクが止まらず、早く制裁デュエルをやれないかと不謹慎にもそう思っていたその時だった。
「た、大変なんだな~!」
慌てた様子の隼人がこっちに向かって走ってきた。
「どうしたんだよ隼人」
走ったせいで息が上がっている隼人に驚いた俺は何があったのか聞くと隼人息を整えてから話してくれた。
「大変なんだな!翔がまたいなくなっちゃったんだな!?」
「なんだって!!」
「少し部屋から離れて戻った時には翔が部屋からいなくなってて部屋を探していたら翔の荷物もなくなってて机の上にはこんな書置きが・・・」
隼人はそう言いながら紙を俺に見せるとそれには『探さないでください』の文字だけが書いており、俺はそれを見て何も言えなくなる。
まさかデュエルに負けたショックでこうなるなんて・・・よっぽどショックだったんだろうけどこれじゃあ脱走とか思われるぜ。
でも今はそんなことを考えるよりも先にやるべき事がある。
「まだそう遠くにいっていないはずだから翔を探そう」
「わ、わかったんだな」
「ボクも手伝うよ。それから雪乃達にも連絡して丸藤君を見ていないかも確認しとくね」
今の翔を放っておくことも出来ないので俺は翔を探すことを決め、隼人とツァンにもそれを手伝ってもらい別れて探すことにした。
翔、早まるなよ!
十代sideout
刹那side
「カイザー?」
「知らないのか?この学園の最強デュエリスト丸藤亮の二つ名だぞ」
息抜きにアカデミアの購買部でドローパンを買いに来た俺はたまたまあった神楽坂と軽く話していたのだがそこでこの学園の最強デュエリストの名前を初めて聞いていた。というか
「丸藤ってことはもしかしてあのレッド寮の丸藤となんか関係があるのか?」
「噂じゃあの二人兄弟らしいぞ」
「マジか」
まさか本当に関係があると思わず神楽坂の言葉に素で驚いてしまった。しかし、それが事実だとしたら丸藤の奴は中々に辛い立場にいるな。
偉大な兄と落ちこぼれの弟。言葉にすれば簡単だが丸藤は否応なしに優秀な兄と比べられ劣等感を感じざる得なかっだろうな。
「まぁそんな事を俺が気にしても仕方ないか」
確かに丸藤の事は気になるが今は迫る制裁デュエルに向けて意識を集中する必要がある。制裁デュエルの相手がプロデュエリストであることが現在アカデミアの生徒たちの間で噂となっており教師陣もそれを否定していないことから噂の信憑性はかなり高いと考えている。
「にしてもプロを雇うんだとしても誰が相手になるんだろうな」
神楽坂がそう言うように学園が誰を呼ぶかなど検討がつかない。というのもプロデュエリストにもプロからアマチュアとその実力に差もあるだけでなく数が多いことから候補を絞ることも難しいので誰が来るかなど予想する事ができない。
「だが誰が相手だとしても負ける訳にはいかない」
こっちは退学がかかっているのだから相手がプロだとしてもこちらは負ける訳にはいかない。俺はそう再度決意を固め制裁デュエルに向けてデッキ調整をしようと部屋に戻ろうと足を向けた時、PDAに十代からのメールが届いたので確認する。
『翔の奴が『探さないでください』って書置きを残してどこかに消えちまった。もし見かけたら連絡をくれ。by十代』
「一難去ってまた一難か、十代の奴も大変だな」
昨日に続いてまた丸藤がいなくなったようだ。しかも今回は書き置きを残していることから学園を去る可能性も高い。俺はそう考えて思わずため息を吐いてしまうが仕方ない。放っておくのも後味が悪いし手伝ってやるか
「悪い神楽坂、ちょっと用ができたからこれで失礼する」
「ん、そうか。まぁそっちも大変だろうけど頑張れよ」
「ああ。じゃあな」
神楽坂にそう言って別れると俺は丸藤を探すために動くのだった。
刹那sideout
翔side
「そろそろ時間ッスね・・・」
ボクこと丸藤翔は夜ということで自分以外誰もいなくなっている灯台でそう呟く。後30分ぐらいしたら今日最後の本土行きの船がこの島に来る。それに乗ればこのアカデミアでの生活に二度と戻ることはないだろう。
「これでいいんス。ボクなんかがアカデミアにこれ以上残ってても何の意味もないんスから・・・」
アカデミアに入学してから何度もデュエルをしたが1度も勝つことが出来ていない。デュエルに中々勝てないことに焦りを感じ最近はミスも多発してますます勝てなくなっていた。そして昨日のリスペクトデュエルを理解しないオベリスクブルーの生徒とのデュエルに敗北したことで完全に心が折れてしまった。
だからボクはデュエルの道を諦めて実家に帰ることにした。これ以上ここにいても辛いだけなのだから・・・
「そろそろ行くっスかね。早くしないとアニキたちに見つかっちゃうッスから」
ボクは地面に置いていた荷物を纏めたポストンバックを肩に背負うと船へと歩き出そうとした。
だが、その時だった。
「翔、ここにいたのか」
「えっ!?」
その声に反応して声のした方を向いてしまう。声の主は・・・十代のアニキだった。
「あ、アニキ・・・どうしてここに・・・」
ボクは思わずアニキにそう質問してしまう。
「お前が荷物を持って港に行く姿を三沢がたまたま見つけてくれてな。そんな事より寮に早くもどろうぜ。みんなお前がいなくなって心配してるぞ」
アニキは笑いながらそう言ってボクに手を差し伸ばしてきてくれた。やっぱりアニキはこんなボクに対しても優しくしてくれる。だけど・・・
「ダメっスよ。ボクみたいなのがいてもアニキの邪魔になるだけっス・・・」
「そんな事誰も思ったりしないぜ。負けたことが悔しいならこれから頑張って強くなればいいじゃねえかよ」
「負けたことの無いアニキには分からないッスよ。いくら頑張ったってボクなんかじゃ強くなれるわけないッスよ」
そうだ。ボクはアニキや刹那くんのようなこの学園にいる人達と違ってデュエルの才能がないんだ。そんな奴の気持ちなんてアニキが分かるわけないんだ。
「そんなことはないぜ。俺だって何度も負けたことがあるしどっちかと言うと負けた方が多いくらいだぜ?でもそういった経験があるから今の俺がいるんだぜ」
「アニキが負けたことがある・・・?」
ボクはアニキの言葉に思わず唖然となってしまった。だってボクが知っているのはデュエルが強くて不利な状況でも諦めずに楽しそうにデュエルをする姿だけなのだからそのアニキが何度も負けたことがあるなんてとても信じられなかった。そう思っていた時だった。
「見苦しいぞ、翔」
「「えっ!?」」
突然、背後の灯台の方からそんな声がしてボクとアニキはつい後ろを振り返る。其処には・・・如月くんたちと『カイザー』こと丸藤亮が立っていた。
「お・・・お兄さん!?」
「翔、それがお前の選んだ道なら、俺は止めたりしない。アカデミアを去るがいい」
「なっ!?」
「ええっ!?」
お兄さんにそう言われてボクはショックを隠しきれなかった。もしかしたらお兄さんもアニキみたいにボクが去るのを止めようとここまで来てくれたと思ってしまった。
「おい、翔はあんたの弟だろ!!それが弟にかける言葉かよ!!」
「俺は翔の意思を尊重する。ただそれだけだ。それにこれ以上、今の翔に何を言っても無駄だろう」
アニキがボクのことを思ってお兄さんに対して怒ってくれているがお兄さんはそれに対して反応をみせず冷たい態度をとり、それがお兄さんがボクを見捨てられたと思い思わず涙が零れそうになってしまった。
「ふざけんな!本当の兄貴なら弟に対してそんな事を言うんじゃねえ!!」
「ア、アニキ・・・」
アニキはそんなお兄さんに対して怒りを隠さずお兄さんに噛み付いておりそんなアニキをボクを見てしまう。
「だからカイザー!いや、丸藤亮!!あんたのその翔に対する態度を否定する!!だから、俺とデュエルしろ!!」
アニキはそう言いながらデュエルディスクを取り出すと装着してお兄さんに向けてそう言った。
「いいだろう、遊城十代。君とは一度戦ってみたいと思っていた所だ。その挑戦、受けて立つ」
お兄さんはそう言ってデュエルディスクを取り出して利き腕に装着する。それに合わせて俺も自分の利き腕にデュエルディスクを装着する。そして・・・
「「[[rb:決闘>デュエル]]!!」」
十代:LP4000
亮:LP4000
アニキとお兄さんのデュエルが始まった。
翔sideout
十代side
翔が学園を去るのを止めようとしていたのに気づいたら学園最強デュエリスト『カイザー』とデュエルする事になったが後悔はしていない。
最強デュエリストのカイザーとデュエルすることにワクワクする気持ちは多少なりともあるが今はそれ以上に翔に対するカイザーの態度に怒りを感じているのでそれを反省させるためにもこのデュエルは負ける訳にはいかない!
先行はデュエルディスクのルーレットの結果、俺からとなった。
「俺の先行ドロー!俺は『E・HEROバブルマン』を召喚!」
E・HEROバブルマン ☆4 ATK800
「『E・HEROバブルマン』の効果発動!召喚に成功した時、自分のフィールドに他のカードがないのでデッキからカードを2枚ドロー!」
E・HEROバブルマン(アニメ効果)
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/ATK800/DEF1200
手札がこのカード1枚だけの場合、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に自分のフィールド上に他のカードが無い場合、デッキからカードを2枚ドローする事ができる。
「魔法カード『融合』を発動!手札の『E・HEROクレイマン』と場の『E・HEROバブルマン』で融合!泡を操る英雄よ、土塊の英雄と交わりて、頑強なる泥の英雄へと生まれ変われ!融合召喚!現れろ、『E・HEROマッドボールマン』!!」
『バブルマン』と『クレイマン』が場に現れるとそのまま背後に現れた渦の中へと入り、そして渦が消えるとそこには丸みを帯びた黒い泥で作られた体をした英雄──『E・HEROマッドボールマン』が腕を交差して膝を着いていた。
E・HEROマッドボールマン ☆6 DEF3000
E・HEROマッドボールマン
融合・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻1900/守3000
「E・HERO バブルマン」+「E・HERO クレイマン」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
「俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ」
まずはカイザーがどういった手を打ってくるのか様子を見るための布陣は整ったが相手はこの学園の最強デュエリストであるカイザーだ。油断せずにいこう。
そう思っていた俺だが次のターン、思い知ることになる。カイザーの実力の一端を・・・
十代:LP4000
手札:3枚
モンスター:E・HEROマッドボールマン(守)
魔法・罠:リバースカード2枚
亮:LP4000
手札:5枚
モンスター:無し
魔法・罠:無し
十代sideout
亮side
十代がターンを終えたことにより、俺のターンとなる。
「俺のターン、ドロー」
俺はそう言ってデッキからカードを1枚ドローする。
「俺は手札より『サイバー・ドラゴン』を特殊召喚する。このモンスターは相手のフィールドにのみモンスターが存在する場合、手札から特殊召喚することができる」
まず俺はサイバー流の象徴である機械の龍『サイバー・ドラゴン』を召喚する。
サイバー・ドラゴン
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
「魔法カード『エヴォリューション・バースト』を発動。このカードは自分フィールドに『サイバー・ドラゴン』が存在する場合に発動でき、相手フィールド上のカードを1枚選択して破壊できる。俺は『E・HEROマッドボールマン』を選択する」
『サイバー・ドラゴン』の口から光線が放たれるとそれはそのまま『E・HEROマッドボールマン』に向けて放たれた。
エヴォリューション・バースト
通常魔法
自分フィールド上に「サイバー・ドラゴン」が存在する場合に発動できる。相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。このカードを発動するターン、「サイバー・ドラゴン」は攻撃できない。
「そうはいかないぜ!リバースカードオープン!速攻魔法『融合解除』!!『E・HEROマッドボールマン』をEXデッキに戻して墓地から融合素材の2体を守備表示で特殊召喚!!」
しかし『サイバー・ドラゴン』の光線が当たる直前、『マッドボールマン』が消え代わりに融合素材である『バブルマン』と『クレイマン』が守備表示で現れた。これによって『エヴォリューション・バースト』は不発となった。
E・HEROバブルマン ☆4 DEF1200
E・HEROクレイマン ☆4 DEF2000
融合解除
速攻魔法
(1):フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。その融合モンスターを持ち主のEXデッキに戻す。その後、EXデッキに戻したそのモンスターの融合召喚に使用した融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を自分フィールドに特殊召喚できる。
E・HEROクレイマン
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻800/守2000
粘土でできた頑丈な体を持つE・HERO。
体をはって、仲間のE・HEROを守り抜く。
「防がれたか。ならば俺も魔法カード『融合』を発動する。手札とフィールドの『サイバー・ドラゴン』2体で融合する。2体の機光龍よ、双頭の機光龍へと生まれ変われ!!融合召喚!現れよ、『サイバー・ツイン・ドラゴン』!!」
2体の『サイバー・ドラゴン』が背後に現れた渦の中へと入り、渦が消えるとそこには双頭の機光龍──『サイバー・ツイン・ドラゴン』が現れた。
サイバー・ツイン・ドラゴン ☆8 ATK2800
融合
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する
サイバー・ツイン・ドラゴン
融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻2800/守2100
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
「バトルだ。『サイバー・ツイン・ドラゴン』で『クレイマン』を攻撃!!エヴォリューション・ツイン・バースト!!」
『サイバー・ツイン・ドラゴン』の口から放たれた光線が『クレイマン』を飲み込み破壊した。
「『クレイマン』っ!!」
「まだだ。『サイバー・ツイン・ドラゴン』は一度のバトルフェイズに2回攻撃することが出来る。『バブルマン』を攻撃!!エヴォリューション・ツイン・バースト第二波ァ!!」
再び『サイバー・ツイン・ドラゴン』の口から光線が放たれると『バブルマン』を飲み込み『クレイマン』と同じように破壊した。これで十代のモンスター全て破壊したと思ったその時だった。
「すまない『バブルマン』っ!だが、トラップ発動!『ヒーロー・シグナル』!!このカードは俺のフィールドのモンスターが戦闘で破壊され墓地に送られた時に発動でき、デッキからレベル4以下の『E・HERO』1体を特殊召喚する。俺はデッキからレベル4の『E・HEROエアーマン』を特殊召喚するぜ!来い!『E・HEROエアーマン』!!」
E・HEROエアーマン ☆4 ATK1800
ヒーロー・シグナル
通常罠
(1):自分フィールドのモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
手札・デッキからレベル4以下の「E・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。
「召喚に成功した『E・HEROエアーマン』の効果でデッキから『E・HEROスパークマン』を手札に加えるぜ」
これで十代の場にモンスターが残った上に手札を一枚増やしてしまった。これがオベリスクブルーが相手ならばこのターンで決着をつけていたがやはり彼は強いな。
「メインフェイズ2で俺は魔法カード『封印の黄金櫃』を発動する。デッキからカードを1枚選択してゲームから除外して2ターン後のスタンバイフェイズ時にそのカードを手札に加える。俺は『異次元からの宝札』を除外する。そしてカードを1枚伏せてターンエンドだ」
これ以上攻撃することも出来ないので俺は『封印の黄金櫃』であのカードを手札に加える準備をするとカードを伏せてターンを終了した。
封印の黄金櫃
通常魔法
(1):デッキからカード1枚を選んで除外する。このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、この効果で除外したカードを手札に加える。
十代:LP4000
手札:4枚
モンスター:E・HEROエアーマン(攻)
魔法・罠:無し
亮:LP4000
手札:0枚
モンスター:サイバー・ツイン・ドラゴン(攻)
魔法・罠:リバースカード1枚
亮sideout
十代side
「俺のターンドロー!永続魔法『亜空間バトル』を発動!互いのプレイヤーはデッキから三体のモンスターを選び一体ずつ同時に見せる。攻撃力の低いモンスターを出したプレイヤーは500ポイントのダメージを受け、そのカードを墓地に送る。攻撃力の高いモンスターを出したプレイヤーはそのカードを手札に加える。ただし効果が終わったあとにこのカードは破壊される」
互いにデュエルディスクからデッキを抜くとその中から3枚のカードを選び手札に加えるとデッキを戻してシャッフルする。
亜空間バトル(未OCGカード)
永続魔法
お互いのプレイヤーはデッキのモンスターカード3体を選択し、選択したモンスターカードを互いに1枚ずつ同時に相手に見せる。
相手より攻撃力の低いモンスターカードは墓地に送られ、そのカードのコントローラーは500ポイントのダメージを受ける。
相手より攻撃力の高いモンスターカードは自分の手札に加える。
攻撃力が同じ場合、どちらも墓地へ送られる。この効果を繰り返した後、このカードを破壊する
「いくぜカイザー!!来い、俺のモンスターたち!!」
「来い十代。現れろ、我がモンスターたちよ!!」
俺とカイザーは同時に互いの選んだカードを公開していく。1枚目は『ネクロ・ガードナー』と『サイバー・ドラゴン』。2枚目は『E・HEROフォレストマン』と『サイバー・ドラゴン・ツヴァイ』。そして三枚目は『E・HEROスパークマン』と『サイバー・バリア・ドラゴン』。
これによってカイザーは『サイバー・ドラゴン』と『サイバー・ドラゴン・ツヴァイ』を、俺は『E・HEROスパークマン』を手札に加えてそれぞれダメージを受けた。
亮:LP4000→3500
十代:LP4000→3000
ライフは減ったけどこれで『サイバー・ツイン・ドラゴン』を倒すための準備は整ったぜ!
「手札のこのモンスターは相手フィールド上にモンスターが存在する場合、モンスター1体の生贄で召喚することが出来る。『E・HEROエアーマン』を生け贄に、現れろ!『E・HEROドラゴンガール』!!」
俺の前に火柱が発生し、その中から火柱を切り裂き青龍偃月刀を構えたチャイナドレスを着た赤い長髪の女英雄『E・HEROドラゴンガール』が現れた。
E・HEROドラゴンガール ☆8 ATK2800
「あ、アニキが美少女モンスターを召喚したッス!!」
「だが攻撃力は『サイバー・ツイン・ドラゴン』と同じだ。このまま攻撃しても相打ちになるだけだぞ」
翔が俺が召喚した『E・HEROドラゴンガール』を顔を赤くしながら見蕩れている隣で三沢はどうするのか気になっていた。
「バトル!『E・HEROドラゴンガール』で『サイバー・ツイン・ドラゴン』を攻撃!この瞬間、『E・HEROドラゴンガール』の効果発動!攻撃宣言時にデッキトップのカードを1枚墓地に送ることで攻撃力を500ポイントアップするぜ!」
『E・HEROドラゴンガール』の効果で攻撃力を上げたことによって『サイバー・ツイン・ドラゴン』の攻撃力を上回った。
E・HEROドラゴンガール ATK2800→3300
E・HEROドラゴンガール(オリカ)
星8/炎属性/戦士族/攻2800/守1900
このモンスターはルール上、ドラゴン族としても扱う。
(1):相手フィールドにモンスターが存在する場合、このカードはモンスターを1体リリースしてアドバンス召喚できる
(2):1ターンに1度、このモンスターが攻撃宣言を行った時にデッキの上からカードを1枚墓地に送ることで発動できる。次の相手ターンのエンドフェイズ時まで攻撃力を500ポイントアップする。
「いけ!『E・HEROドラゴンガール』!!龍破斬!!」
『E・HEROドラゴンガール』は青龍偃月刀の刀の先に炎を発生させると『サイバー・ツイン・ドラゴン』の上まで飛び上がるとそのまま2つの首を斬り落として全身を炎で包ませると爆散した。
「くっ!まさかこうも簡単に『サイバー・ツイン・ドラゴン』を破壊されるとは」
亮:LP3500→3000
「カードを1枚伏せてターンエンドだ」
十代:LP3000
手札:3枚
モンスター:E・HEROドラゴンガール(攻)
魔法・罠:リバースカード1枚
亮:LP3000
手札:2枚
モンスター:無し
魔法・罠:リバースカード1枚
十代sideout
刹那side
突如始まった十代とカイザーによるデュエル。十代が『サイバー・ツイン・ドラゴン』を倒したことで天上院と丸藤、隼人は驚いていた。しかし、まだデュエルは始まったばかりなので油断は出来ない。
それにカイザーはまだサイバー流の象徴であるあのモンスターを召喚していない。そう考えている間にカイザーのターンが始まった。
「俺のターンドロー。この瞬間、前のターンに除外された『異次元からの宝札』の効果発動。除外されたこのカードを手札に加え、互いのプレイヤーはデッキから2枚ドローする」
カイザーはまず、前のターンに除外した『異次元からの宝札』を手札に加えつつ手札を増やす。これによってカイザーの手札は6枚となり、反撃するのには十分な数となった。
異次元からの宝札(未OCG)
通常魔法
このカードがゲームから除外された場合、次の自分のターンのスタンバイフェイズ時にこのカードを手札に戻す。
この効果で手札に戻った時、お互いのプレイヤーはデッキからカードを2枚ドローする。
「俺は再び『サイバー・ドラゴン』を特殊召喚する」
サイバー・ドラゴン ☆5 ATK2100
「さらに『サイバー・ドラゴン・ツヴァイ』を通常召喚する」
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ ☆4 ATK1500
「俺は『サイバー・ドラゴン・ツヴァイ』の効果発動。手札の魔法『異次元からの宝札』を見せてこのターンのエンドフェイズ時まで『サイバー・ドラゴン』として扱う」
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ
星4/光属性/機械族/攻1500/守1000
(1):このカードのカード名は、墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。
(2):1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。このカードのカード名はエンドフェイズまで「サイバー・ドラゴン」として扱う。
(3):このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップの間、このカードの攻撃力は300アップする
これでカイザーの場には2体の『サイバー・ドラゴン』が揃ったことになる。再び『融合』をするのかと思えばカイザーは予想外の手段をとった。
「フィールドの2体の『サイバー・ドラゴン』を生贄に速攻魔法『フォトン・ジェネレーター・ユニット』を発動。デッキから『サイバー・レーザー・ドラゴン』を特殊召喚する」
『サイバー・ドラゴン』と『サイバー・ドラゴン・ツヴァイ』が消えると代わりに『サイバー・ドラゴン』をより流線的な姿にし、尻尾の先端が尖っている機械龍『サイバー・レーザー・ドラゴン』がカイザーのフィールドに現れた。
サイバー・レーザー・ドラゴン ☆7 ATK2400
フォトン・ジェネレーター・ユニット
速攻魔法
自分フィールド上の「サイバー・ドラゴン」2体を生け贄に捧げて発動する。自分の手札・デッキ・墓地から「サイバー・レーザー・ドラゴン」1体を特殊召喚する。
「『サイバー・レーザー・ドラゴン』の効果発動!1ターンに一度、このカードの攻撃力以上の攻撃力か守備力を持つモンスター1体を破壊する。俺は十代の場にいる『E・HEROドラゴンガール』を破壊する。破壊光線、フォトン・エクス・ターミネイション!!」
『サイバー・レーザー・ドラゴン』の尻尾の先端が展開されるとレーザー砲が現れ、『E・HEROドラゴンガール』に向けてレーザーが放たれると『E・HEROドラゴンガール』はそのまま破壊された。
サイバー・レーザー・ドラゴン
星7/光属性/機械族/攻2400/守1800
このカードは通常召喚できない。このカードは「フォトン・ジェネレーター・ユニット」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。このカードの攻撃力以上の攻撃力か守備力を持つモンスター1体を破壊する事ができる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
「くっ、すまない『ドラゴンガール』っ」
これで十代の場にモンスターはいなくなった。
「バトルだ。『サイバー・レーザー・ドラゴン』で十代にダイレクトアタック!エヴォリューション・レーザー・ショット!!」
「そうはいくか!俺は墓地の『ネクロ・ガードナー』の効果を発動!!墓地にあるこのカードを除外することによって相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする!!」
『サイバー・レーザー・ドラゴン』の口から放たれたレーザーが十代に向けて放たれるが十代の前に半透明となった『ネクロ・ガードナー』が現れてその攻撃を防いだ。
ネクロ・ガードナー
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 600/守1300
(1):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。
「成程。『亜空間バトル』を発動したのはそのカードを墓地に送るためだったのか」
「まぁな。けど狙いは他にもあるぜ」
十代がニヤリと笑いながらそう言うとカイザーはフッと笑みを浮かべ・・・
「俺はこれでターンエンドだ」
そのままターンを終了した。
十代:LP3000
手札:5枚
モンスター:無し
魔法・罠:リバースカード1枚
亮:LP3000
手札:2枚
モンスター:サイバー・レーザー・ドラゴン(攻)
魔法・罠:リバースカード1枚
「俺のターンドロー!俺は『E・HEROスパークマン』を攻撃表示で召喚」
E・HEROスパークマン ☆4 ATK1600
E・HEROスパークマン
通常モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1600/守1400
様々な武器を使いこなす、光の戦士のE・HERO。聖なる輝きスパークフラッシュが悪の退路を断つ。
十代はドローするとそのまま『E・HEROスパークマン』を召喚するがその攻撃力は『サイバー・レーザー・ドラゴン』に劣っている。何を狙っているんだ。
「ヒーローにはヒーローの戦う舞台があるんだぜ。フィールド魔法『摩天楼ースカイスクレイパーー』を発動!」
十代が発動したフィールド魔法によってアメコミチックなどこかのっぺりとしたビルが、二人の周りを囲むように生えてくる。路地裏、煉瓦の壁に左右を封鎖された通路に十代とカイザーは立っていた。
摩天楼-スカイスクレイパー-
フィールド魔法
(1):「E・HERO」モンスターの攻撃力は、
その攻撃力より高い攻撃力を持つモンスターに攻撃するダメージ計算時のみ1000アップする。
「バトルだ!『E・HEROスパークマン』で『サイバー・レーザー・ドラゴン』を攻撃!この瞬間、『スカイスクレイパー』の効果で『スパークマン』の攻撃力は1000ポイントアップする!」
E・HEROスパークマン ATK1600→2600
「くらえ!スパークフラッシュ!!」
ビルの上に立っている『E・HEROスパークマン』はビルから飛び降りると両手に電気を溜め込むとそのまま『サイバー・レーザー・ドラゴン』の頭に電撃を叩き込んで破壊する。
「くっ!」
亮:LP3000→2800
「俺はこれでターンエンドだ」
十代はカードを伏せずにそのままターンを終える。
次はカイザーのターンだが、そろそろ現れるかもしれないな。サイバー流の象徴にして切り札であるあのカードが・・・
十代:LP3000
手札:4枚
モンスター:スパークマン(攻)
魔法・罠:リバースカード1枚 摩天楼ースカイスクレイパーー(フィールド魔法)
亮:LP2800
手札:2枚
モンスター:無し
魔法・罠:リバースカード1枚
刹那sideout
亮side
(まさかここまでやるとはな)
思わぬ形で十代とデュエルすることになったが、予想以上のデュエルに胸の高鳴りが抑えられそうになかった。
学園最強と呼びれるようになってからほとんどの生徒たちが俺に対して憧れを持つだけで本気で勝つ気でデュエルしてくれていなかった。同じランクの生徒たちとのデュエルもほとんど鮫島校長から禁止されていたために最近は不完全燃焼気味だった。
しかし、十代とのデュエルは久しく忘れていたデュエルの熱さを思い出させてくれた。故にこのデュエル、俺は全力を尽くす。
「俺のターン、ドロー」
俺はそう言ってデッキからカードをドローする。引いたカードは『天使の施し』だった。
「おれは魔法カード『天使の施し』を発動しデッキからカードを3枚ドローし2枚捨てる」
天使の施し
通常魔法
デッキからカードを3枚ドローし、その後手札からカードを2枚捨てる
これによって手札にこのデッキの切り札を召喚するために必要なカードが揃った。
「ライフを半分払って速攻魔法『サイバネティク・フュージョン・サポート』を発動。これによって俺は1度だけ融合召喚する時に墓地のカードを素材にすることが出来る」
これで俺のライフはかなり減ってしまったがこのターンで決着をつける気なので問題ない。
亮:LP2800→1400
サイバネティク・フュージョン・サポート
速攻魔法
ライフポイントを半分払って発動できる。
このターン、自分が機械族の融合モンスターを融合召喚する場合に1度だけ、その融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを
自分の手札・フィールド上・墓地から選んでゲームから除外し、これらを融合素材にできる。
「サイバネティック・フュージョン・サポート」は1ターンに1枚しか発動できない。
「来るか。サイバー流の切り札にして象徴であるあのカードが」
十代はそう言いながら警戒を高めるようにデュエルディスクを構え直す。どうやら十代は俺がこれから召喚するモンスターが分かっているようだな。ならば見せてやろう。この俺の切り札にしてサイバー流の象徴たるモンスターを!
「魔法カード『パワー・ボンド』を発動!『サイバネティック・フュージョン・サポート』の効果で墓地の3体の『サイバー・ドラゴン』を素材に融合!3体の機光龍が交わり、サイバー流の象徴にして偉大なる機光龍へと生まれ変われ!融合召喚!現れろ、『サイバー・エンド・ドラゴン』!!」
3体の『サイバー・ドラゴン』が俺の場に現れるとそのまま背後に発生した黒い渦の中に入っていき、渦が光り輝きその光が消えると俺の場にサイバー流の象徴にして俺のデッキの切り札にしてエースである三つの頭を持った巨大な翼を得た偉大なる機光龍『サイバー・エンド・ドラゴン』が咆哮を上げながら現れた。
サイバー・エンド・ドラゴン ☆10 ATK4000
パワー・ボンド
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、機械族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、その元々の攻撃力分アップする。
このカードを発動したターンのエンドフェイズに自分はこの効果でアップした数値分のダメージを受ける
サイバー・エンド・ドラゴン
融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻4000/守2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
「やっぱり出てきたか、『サイバー・エンド・ドラゴン』。それにやっぱりあんたも『パワー・ボンド』を持ってたんだな・・・」
十代は驚きを隠さずにそう言う。どうやら『サイバー・エンド・ドラゴン』だけではなく『パワー・ボンド』を持っていることも予想していたようだ。
だが、今更その事に気づいたところでもう遅い。
「『パワー・ボンド』の効果により『サイバー・エンド・ドラゴン』の攻撃力は2倍になる」
サイバー・エンド・ドラゴン ATK4000→8000
「攻撃力8000のモンスターか、流石だぜカイザー!」
十代は驚きながらもその顔には笑みが浮かんでいた。それが少し気になるがここは攻撃させてもらおう。
「バトルだ。『サイバー・エンド・ドラゴン』で『スパークマン』を攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!!」
『サイバー・エンド・ドラゴン』の3つの口から同時に放たれた光線は合わさるとそのまま1つの太い光線になり『スパークマン』を飲み込むと消滅させそのまま十代に迫ろうとした。
これでこのデュエルは終わってしまうのか、と少し残念に思っていたその時だった。
「トラップ発動!『パワー・ウォール』!!戦闘ダメージが0になるように500ダメージにつきデッキから1枚カードを墓地に送る。俺が受けるダメージは6400なのでデッキから13枚墓地に送るぜ!!」
十代を覆うように透明な障壁が発生すると『サイバー・エンド・ドラゴン』の光線は障壁によって弾かれてしまい十代のライフを削ることは出来なかった。その後、十代はデッキの上からカードを13枚抜くとそのまま墓地に送った。
パワー・ウォール
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に発動できる。その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージが0になるように、受けるダメージの代わりに500ダメージにつき1枚、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
「くっ、まさかこの攻撃を防がれてしまうとはな・・・」
これは伏せカードに対しての警戒が甘かったな。だが状況はまだ俺の方が有利だろう。
「俺は『サイバー・ジラフ』を召喚」
サイバー・ジラフ ☆3 ATK300
サイバー・ジラフ
効果モンスター
星3/光属性/機械族/攻300/守800
このカードを生け贄に捧げる。
このターンのエンドフェイズまで、このカードのコントローラーへの効果によるダメージは0になる。
「『サイバー・ジラフ』の効果発動。このカードを生贄にすることでエンドフェイズ時まで効果ダメージを無効にする」
「そうはいかないぜ!俺は手札の『E・HEROナイト・ウイング』を墓地に送って効果発動!!『サイバー・ジラフ』の効果を無効にして破壊するぜ!!」
「なにっ!?」
『パワー・ボンド』のデメリットを回避するため 『サイバー・ジラフ』を墓地に送ろうとした瞬間、十代の背後に半透明の口元を黒い布で覆っている黒い鎧を纏った黒い翼を生やした英雄が現れ、『サイバー・ジラフ』の前に立つとその鳥の鉤爪のような脚で『サイバー・ジラフ』を破壊されて効果を無効にされてしまった。
E・HEROナイト・ウイング(オリカ)
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻800/守1200
(1):相手のフィールドまたは手札のモンスターが効果を発動した時に手札のこのカードを墓地に送ることで発動できる。その効果を無効にして破壊する。
このまま何もしなければ俺はこのデュエルに負けてしまうだが、まだ手は残っている。
「俺はこれでターンエンドだ。そしてエンドフェイズに『パワー・ボンド』の効果によって俺は4000のダメージを受ける。だが、カウンタートラップ『ダメージ・ポラリライザー』を発動。これにより『パワー・ボンド』によるダメージの発動と効果を無効にし互いのプレイヤーはデッキからカードを1枚ドローする」
念の為に伏せておいた『ダメージ・ポラリライザー』のおかげでこのターンの敗北は免れたが十代にドローを許してしまった。
ダメージ・ポラリライザー
カウンター罠
ダメージを与える効果が発動した時に発動する事ができる。その発動と効果を無効にし、お互いのプレイヤーはカードを1枚ドローする。
だが、俺の場には『サイバー・エンド・ドラゴン』がいるためまだデュエルの勝敗は分からない。次の十代のターン、彼はどのような手を使ってくるのか楽しみだ。
十代:LP3000
手札:4枚
モンスター:無し
魔法・罠:摩天楼ースカイスクレイパーー(フィールド魔法)
亮:LP1400
手札:1枚
モンスター:サイバー・エンド・ドラゴン(攻)
魔法・罠:無し
亮sideout
十代side
(『パワー・ウォール』を伏せてなかったら危なかったな)
前のターン、何とか耐えきることに成功したが正直内心冷や汗ものだった。
(だけどまだ俺のライフは残っている。このターンで何とか勝ってみせるぜ)
俺は改めてそう決意する。そして・・・
「俺のターン、ドロー!」
俺はデッキからカードを1枚ドローする。引いたカードを確認した俺は手札のカードを見る。賭けになるがここはこのカードに賭けるしかない!
「魔法カード『フュージョン・バース』発動!デッキの上からカードを5枚めくりその中に融合モンスターによって決められた融合素材モンスターを墓地に送り、そのモンスターを融合召喚する」
めくったカードは『ヒーロー・バリア』、『フェイクヒーロー』、『カード・ガンナー』、『E・HEROフェザーマン』、『E・HEROバーストレディ』だった。
「よし!俺は『E・HEROフェザーマン』と『E・HEROバーストレディ』で融合!風を操りし翼の英雄よ、爆炎を操りし女英雄と交わりて炎の翼を持つ英雄へと生まれ変われ!!融合召喚!!現れろ、『E・HEROフレイム・ウィングマン』!!」
『E・HEROフェザーマン』と『E・HEROバーストレディ』が俺の場に現れるとそのまま背後に発生した黒い渦の中に入っていき、渦が光り輝きその光が消えると俺の場に俺のデッキのフェイバリットカードである右腕にドラゴンの頭を持つ左肩に白い翼を生やした英雄─『フレイム・ウィングマン』が出現した。
E・HEROフレイム・ウィングマン ☆6 ATK2100
E・HEROフレイム・ウィングマン
融合・効果モンスター
星6/風属性/戦士族/攻2100/守1200
「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO バーストレディ」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
「さらに魔法カード『ミラクル・フュージョン』を発動!フィールドの『E・HEROフレイム・ウィングマン』と墓地の『E・HEROスパークマン』をゲームから除外して融合!炎の翼を持つ英雄よ、雷を操りし英雄と交わりて輝きの翼を持つ英雄へと生まれ変われ!!融合召喚!!現れろ、『E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン』!!」
今度は『フレイム・ウィングマン』と『スパークマン』の2体が渦の中へと入る。そして渦が消えるとそこには『フレイム・ウィングマン』の進化系である白い鎧を纏い、眩い光を放っている英雄─『シャイニング・フレア・ウィングマン』が現れた。
E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン
融合・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2500/守2100
「E・HERO フレイム・ウィングマン」+「E・HERO スパークマン」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードの攻撃力は、自分の墓地の「E・HERO」カードの数×300アップする。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
「『E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン』の効果発動!このカードの攻撃力は自分の墓地にいる『E・HERO』の数×300アップする。俺の墓地には13体の『E・HERO』がいるので攻撃力を3900アップするぜ!」
『シャイニング・フレア・ウィングマン』が墓地に眠る仲間の魂を受け継ぎ、その力を増大させ身体をさらに輝かせていた。
E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン ATK2500→6400
「いつの間にあれだけのモンスターを墓地に送ってたんだな・・・」
「恐らく『パワー・ウォール』の効果で落としたのだろうな。だが・・・」
「えぇ、それでも攻撃力は亮の『サイバー・エンド・ドラゴン』には及ばないわ」
隼人は俺の墓地に多くの『E・HERO』たちがいることに驚いているが三沢は冷静にその理由を推測した。
そして明日香の言う通り今のままでは『スカイスクレイパー』の効果を使っても攻撃力は『サイバー・エンド・ドラゴン』に届いていない。だが、まだ手はある!
「墓地の『スキル・サクセサー』の効果発動!墓地のこのカードをゲームから除外して『シャイニング・フレア・ウィングマン』の攻撃力をさらに800アップする!!」
E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン ATK6400→7200
「バトルだ!『E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン』で『サイバー・エンド・ドラゴン』を攻撃!この瞬間、『スカイスクレイパー』の効果でさらにこのカードを攻撃力を1000アップするぜ!」
E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン ATK7200→8200
これで『サイバー・エンド・ドラゴン』の攻撃力を上回った。
「いけ!『シャイニング・フレア・ウィングマン』!!シャイニング・スカイスクレイパー・シュート!!」
『シャイニング・フレア・ウィングマン』はビルの方へと飛び上がると、それを蹴りあげながら空高く急上昇しそのまま最も高いビルの天辺へと上り詰める。そしてしこから急降下すると右手の武器から白い炎を出してそのまま『サイバー・エンド・ドラゴン』に衝突すると爆発による煙が周囲を覆った
「くっ!」
亮:LP1400→1200
「これで『シャイニング・フレア・ウィングマン』の効果で『サイバー・エンド・ドラゴン』の攻撃力分のダメージを与えれば」
「十代さんの勝ちです!!」
雪乃とゆまが言うようにこれが決まれば俺の勝ちだ。それは俺だけじゃなくこのデュエルを見ている刹那たちも思っていることだろう。だが何故だろう。目の前のカイザーを見ているとまだデュエルは終わっていないと警鐘がなっているようどった。
そして煙が晴れるとそこには『シャイニング・フレア・ウィングマン』と破壊したはずの『サイバー・エンド・ドラゴン』の姿があった。
「なっ!どうして『サイバー・エンド・ドラゴン』が!?」
「俺は墓地の『メタリカル・スフィア』の効果を発動していた。このカードをゲームから除外することで俺の場にいる機械族はエンドフェイズまで戦闘・効果で破壊されずデッキからカードを1枚ドローする」
メタリカル・スフィア(オリカ)
効果モンスター
星3/光属性/機械族/ATK0/DEF1800
(1):このモンスターが表側守備表示で存在している場合、相手はこのモンスター以外の機械族を攻撃することが出来ない
(2):墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。自分フィールド上の機械族モンスターはエンドフェイズ時まで戦闘・効果では破壊されない。この効果は相手ターンにも使用出来る。
カイザーはそう言いながらカードをドローする。まさかこの攻撃を耐えられるとは思わず驚いたが、それ以上にワクワクが止まらなかった。
「すげぇ、すげぇぜカイザー!!翔、お前の兄ちゃんってホントに強いな!!」
「アニキ・・・」
俺は興奮を隠しきれずに思った言葉を言って翔の方に顔を向けると翔はデュエルが始まる前の落ち込んだ表情は消えて顔を上げていた。
「バトルが終了したことで『シャイニング・フレア・ウィングマン』の攻撃力は元に戻り、俺はカードをセットしてターンエンドだ」
E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン ATK8200→6400
十代:LP3000
手札:4枚
モンスター:E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン(攻)
魔法・罠:摩天楼ースカイスクレイパーー(フィールド魔法) リバースカード1枚
亮:LP1400
手札:1枚
モンスター:サイバー・エンド・ドラゴン(攻)
魔法・罠:無し
「俺のターンドロー。バトルだ『サイバー・エンド・ドラゴン』で『シャイニング・フレア・ウィングマン』を攻撃!この瞬間、手札から速攻魔法『リミッター解除』を発動し『サイバー・エンド・ドラゴン』の攻撃力を2倍にする」
サイバー・エンド・ドラゴン ATK8000→16000
『サイバー・エンド・ドラゴン』の3つの口にエネルギーが溜まっていき、今にも放たれそうだった。この攻撃を受ければ俺の負けが決まってしまう。だが
「最後まで俺は諦めない!速攻魔法『決闘融合─バトル・フュージョン』発動!!俺のフィールドの融合モンスターが相手モンスターとバトルする時、相手モンスターの攻撃力分だけ『シャイニング・フレア・ウィングマン』の攻撃力をアップする!よって『シャイニング・フレア・ウィングマン』の攻撃力は──」
E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン ATK6400→22400
決闘融合─バトル・フュージョン
速攻魔法
「決闘融合-バトル・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドの融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
これで『シャイニング・フレア・ウィングマン』の攻撃力は『サイバー・エンド・ドラゴン』を超えた。このまま何も無ければ俺の勝ちだが・・・
「ふっ、最後まで勝利を諦めないその姿は見事だった。だがこのデュエルに勝つのは俺だ!手札から速攻魔法『決闘融合─バトル・フュージョン』を発動!『サイバー・エンド・ドラゴン』の攻撃力を『シャイニング・フレア・ウィングマン』の攻撃力分だけアップする!!」
「なっ!あんたもそのカードを!?」
まさかカイザーも同じカードを使うとは思わず驚いてしまった。そしてこれに対して俺は打つ手はないためこのデュエルは俺の負けが決まってしまった。
サイバー・エンド・ドラゴン ATK16000→38400
「ははっ、流石だぜカイザー。だけど次は負けないぜ」
「ああ。何時でも挑んでくるといい。遊城十代」
俺はカイザーにそう宣言するように言うとカイザーはふっ、と笑みを浮かべながらそう言い返した。
そして『サイバー・エンド・ドラゴン』の3つの口から光線が放たれると『シャイニング・フレア・ウィングマン』を飲み込み撃破するとその衝撃が俺を襲いライフがなくなった。
十代:LP3000→-19400
これでカイザーとのデュエルは俺の敗北で終わってしまった。だけど俺はこのデュエルを全力でやり切れたので満足だった。
十代sideout
???side
「流石は十代ボーイ。あのカイザーを相手にあそこまで追い詰めるとは・・・これは次の制裁デュエルも期待できマース」
本土にあるインダストリアルイリュージョン社日本支部の会長室にてデュエルアカデミアにて行われていた遊城十代と丸藤亮のデュエルを見ていたペガサス会長は満足そうだった。
「会長。彼が例のカードを渡す予定の少年ですか?」
「イエース。その通りデース!!今の彼も充分強いデスがこの新たなヒーローたちが彼をより強くし面白いデュエルを見せてくれるでショウ」
ペガサス会長の隣に立っていた弟である天馬夜行がそう聞くとペガサス会長は楽しそうに話していた。遊城十代の事は彼の姉であり友人である遊城榛名からイヤと言うほど惚気と自慢話をされた事でよく知っている。
「それでは早速デュエルアカデミアに向かうための準備をしまショウ。夜行、月行」
「はっ!」
「承知しました」
ペガサス会長はテーブルの上に置いてあるカードが入ったアタッシュケースを手に取って立ち上がると歩き始めた。私と夜行はペガサス会長の後に続いて歩く。
目指す目的地はデュエルアカデミア
月行sideout
十代「今日の最強カードは『サイバー・エンド・ドラゴン』!!」
サイバー・エンド・ドラゴン
融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻4000/守2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
刹那「このカードはアニメでは主にカイザーこと丸藤亮の切り札兼エースとして使われていて、他にはサイバー流の門下生たちが使用してるな」
十代「高い攻撃力と貫通効果で相手を追い詰めるぜ!」
刹那「『サイバー・ツイン・ドラゴン』と効果の面で比べられることもあるらしいがどちらも優秀なカードだ」
十代「この先も何度も登場すると思うし扱いの差があるかもしれないぜ」
刹那「それでは次回の話もよろしくな」
あとがき
お久しぶりです有頂天皇帝です。スパロボ30やダイパリメイク、ギアジェネなど面白いゲームがたくさん発売されて小説書くの止まってました。とりあえず今年中にそれぞれの小説で一話投稿できるように頑張りたいです。最後にペガサス会長が登場していますが予定としては次回の話でも登場させる予定です。制裁デュエルの相手は誰にするか決まってきたのであとはデュエルの内容をしっかりと考えます。これからも投稿は遅いですが頑張って投稿していきたいです。それではまた次回!
オリカデッキありかなしか
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あり
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なし