氷華side
「流石は十代ですね。あの状況から逆転するなんて」
観客席の一角で2人のデュエルを見ていた私は思わずそう呟いた。
雪乃はデュエルアカデミア中等部時代では男女の中でデュエルの腕がトップクラスであり高等部に上がってからもその実力は留まることを知らず、この1ヶ月の間にも成長し続けている。
そんなオベリスクブルーの彼女が最底辺であるオシリスレッドである十代に敗北したのだから多くの生徒、教師がその結果に驚愕しただろう。
本来の物語通りに進んでいれば十代の相手は万丈目であり、十代は彼に勝利したことでラーイエローの昇格の話が上がったのだが、十代はその話を辞退してオシリスレッドに残った。
「(今の私たちがいるこの世界はアニメじゃなくて現実。十代の将来のことを考えれば昇格させた方がいいんですけどね)」
デュエルアカデミア卒業後の進路といえば殆どの生徒がプロデュエリストとして活躍することを目指すが、実際になれるのはほんのひと握りでありなれたとしてもプロとして成功するのはその中でも極一部とプロの道は狭く険しいものである。
なのでプロデュエリストの道を諦め、アカデミアを卒業したあとはデュエル関係の仕事であるデザイナーやデュエルディスクなどの開発部門などに進むものや、大学に進学する道を選択するものもまた多くいる。
どの道を選択しようとこの先の人生ではデュエルの腕だけでなく、十分な学力を要求されるのだった。さらに卒業時に所属していたクラスのランクが低ければそれだけで進路の選択肢は激減してしまうのだから彼のことを考えればやはり少しでも上のランクに上がって欲しいのが個人的な意見だ。
「(でもそれを決めるのはあくまで十代なんだから強制は出来ないのよね)」
十代に昇格して欲しいのは私自身の考えであり、それに対して十代がどう思うかによって決まるのだからあれこれ言うのも筋違いというものだろう。
「そのことについては後回しにするしかありませんね。今は他の人のデュエルでも見ていようかしらね」
そう呟くと私は実技試験を行っているデュエル場に目を向けるのだった。
氷華sideout
翔side
「うぅ~緊張するっス・・・・」
とうとうボクの番となり、実技試験を行うためにデュエル場に来たのだが気分は最悪である。
筆記試験は神頼みしていたからロクに勉強していたことで散々な結果だったのでこの実技試験で結果を出さなければならない。
流石に退学などは言われないだろうがそれでも成績に大きく響いてしまうだろうからこの実技試験で結果を出さなければならないと考えると緊張が止まらない。しかもその肝心の相手が・・・・
「お、遅れてしまいすみません。少し遅れてしまって」
そう言いながらペコりと頭を下げているのは何故かボクの対戦相手になったオベリスクブルー女子の宮田ゆまさんだった。というのもアニキがオベリスクブルーの藤原さんとデュエルしたことでオシリスレッドとオベリスクブルー女子が1人ずつ余ってしまったからこうしてボクが宮田さんとデュエルすることになってしまったのだ。
「気にしなくていいッスよ。まだ時間にも余裕があるんッスから」
ボクはそう言って彼女に気にしていないことを言う。そしてお互いにデュエルディスクを構え始めた。
「「[[rb:決闘>デュエル]]!!」」
翔:LP4000
ゆま:LP4000
「ボクのターンドロー!ボクは『ジャイロイド』を守備表示で召喚してターンエンドッス」
ジャイロイド ☆3 DEF1000
まずは相手の動向を探るために飛行機をモチーフにしたヘリコプターをデフォルメした大きな目を持つ機械『ジャイロイド』を守備表示で召喚した。
ジャイロイド
効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻1000/守1000
このカードは1ターンに1度だけ、戦闘によっては破壊されない。(ダメージ計算は適用する)
「私のターンドロー!私は『E・HEROエアーマン』を攻撃表示で召喚します」
宮田さんの場に現れたのはアニキもよく使う『E・HEROエアーマン』だった。
E・HEROエアーマン ☆4 ATK1800
E・HEROエアーマン
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの「HERO」モンスターの数まで、フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
●デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。
「召喚に成功した『エアーマン』の効果によりデッキから『E・HEROザ・ヒート』を手札に加えます。そして魔法カード『H─ヒートハート』を発動します。このカードの効果により『エアーマン』の攻撃力をターン終了時まで500アップし、守備モンスターを攻撃した場合、攻撃力が相手モンスターの守備力を超えていればその差分のダメージを相手に与えます」
E・HEROエアーマン ATK1800→2300
H─ヒートハート
通常魔法
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップし、このターンそのモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
「そ、そんなぁ・・・」
「バトルです!『エアーマン』で『ジャイロイド』を攻撃!!エアーサイクロン!!」
「だ、だけど『ジャイロイド』は1ターンに1度、戦闘では破壊されないッス!!」
「ですがダメージは受けてもらいます」
『エアーマン』の背中のフィンから放たれた竜巻が『ジャイロイド』を襲いその体を傷つけるが『ジャイロイド』は破壊されずに済んだ。しかし、その衝撃がダメージとしてボクに襲いかかった。
翔:LP4000→2700
しかしダメージは受けたがこれでこのターンは凌げた。そう思っていると宮田さんはカードを発動させた。
「私は速攻魔法『マスク・チェンジ』を発動します!自分フィールド上の『エアーマン』を墓地に送り、『エアーマン』と同じ風属性である『M・HERO』1体をエクストラデッキから特殊召喚します。疾風纏いし仮面の英雄よ、その風の如き速さで戦場を駆け抜けてください!変身召喚!!『M・HEROカミカゼ』!!」
M・HEROカミカゼ ☆8 ATK2700
『エアーマン』の目の前にマスクが出現し、『エアーマン』がそのマスクを頭に被るとその体を光り輝かせた。そして光が収まるとそこには白いマントを付けた緑のマスクを被った英雄──『M・HEROカミカゼ』が現れた。
マスク・チェンジ
速攻魔法
(1):自分フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスターと同じ属性の「M・HERO」モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
M・HEROカミカゼ
融合・効果モンスター
星8/風属性/戦士族/攻2700/守1900
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はバトルフェイズにモンスター1体でしか攻撃できない。
(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
「『カミカゼ』で『ジャイロイド』を攻撃!エアリアル・インパクト!!」
『カミカゼ』が右手の掌に空気の塊を作り出すとそれを『ジャイロイド』に叩きつけ、『ジャイロイド』は今度は耐えることが出来ず破壊されてしまった。
「『カミカゼ』が戦闘で相手モンスターを破壊し墓地送ったことでデッキからカードを1枚ドローします。そしてメインフェイズ2に移行し私はカードを2枚伏せてターンエンドです」
翔:LP2700
手札:5枚
モンスター:無し
魔法・罠:無し
ゆま:LP4000
手札:2枚
モンスター:M・HEROカミカゼ(攻)
魔法・罠:リバースカード2枚
「ぼ、ボクのターンドロー!僕は魔法カード『死者転生』を発動。手札の『サイクロイド』を墓地に送り墓地の『ジャイロイド』手札に戻すッス」
サイクロイド
通常モンスター
星3/地属性/機械族/攻 800/守1000
数あるビークロイドの中で、最も親しみ深く愛されるビークロイド。
補助輪を装備する事もできるぞ!
死者転生
通常魔法
(1):手札を1枚捨て、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
「そして魔法カード『融合』!!手札の『ジャイロイド』と『スチームロイド』を融合!!空を飛ぶ機械よ、蒸気で動く機械と交わりて新たな機械へと生まれ変われ!!融合召喚!!現れよ、『スチームジャイロイド』!!」
『ジャイロイド』と機関車をデフォルメしたような姿をした『スチームロイド』が背後に現れた渦の中に入ると、胴体にプロペラがついた機関車──『スチームジャイロイド』が現れた。
スチームジャイロイド ☆6 ATK2200
融合
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
スチームロイド
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1800/守1800
このカードは相手モンスターに攻撃する場合、
ダメージステップの間攻撃力が500ポイントアップする。
このカードは相手モンスターに攻撃される場合、
ダメージステップの間攻撃力が500ポイントダウンする。
スチームジャイロイド
融合モンスター
星6/地属性/機械族/攻2200/守1600
「ジャイロイド」+「スチームロイド」
「装備魔法『デーモンの斧』を『スチームジャイロイド』に装備し、攻撃力を1000ポイントアップするッス!!」
スチームジャイロイド ATK2200→3200
「バトル!『スチームジャイロイド』で『カミカゼ』を攻撃!ハリケーン・スモーク!!」
『スチームジャイロイド』が胴体のプロペラを回転させながら『カミカゼ』に体当たりした。
ゆま:LP4000→3500
「くっ!ですが『カミカゼ』は戦闘では破壊されません」
『カミカゼ』の効果で倒すことは出来なかったがダメージを与えることには成功した。それに今の『スチームジャイロイド』の攻撃力をそうそう超えることなんてできないはずだがらこのまま攻めればボクの勝ちッス!!
「ボクはカードを1枚伏せてターンエンドッス!!」
念の為にカードを伏せておく。しかし、この後ボクは思い知ることになるのだった。それが甘い考えであると・・・・
翔sideout
翔:LP2700
手札:0枚
モンスター:スチームジャイロイド(攻)
魔法・罠:デーモンの斧(スチームジャイロイド装備) リバースカード1枚
ゆま:LP3500
手札:2枚
モンスター:M・HEROカミカゼ(攻)
魔法・罠:リバースカード2枚
ゆまside
「(丸藤さんの場に『カミカゼ』の攻撃力を上回る『スチームジャイロイド』がいますがまだ手はあります)」
私は丸藤さんの場にいる『スチームジャイロイド』を見ながら心の中でそう呟いた。
今の手札では『スチームジャイロイド』の攻撃力を超えることは出来ないが、デッキの中に倒すことの出来るカードはあるためドロー次第ではまだわからない。
「私のターンドロー。私は魔法カード『苦渋の選択』を発動します。私はデッキからカードを5枚選択してそれを相手に見せます。相手はその中からカードを1枚選択し、私はその選択したカードを手札に加え、残りは墓地に送ります。私が選択するのはこの5枚です」
私はデッキから5枚のカードを取ると、それを丸藤さんに見せた。ちなみに私が選択したカードは『E・HEROシャドーミスト』、『E・HEROリキッドマン』、『光の護符霊剣』、『超電磁タートル』、『E・HEROクレイマン』の5枚である。
苦渋の選択
通常魔法
自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。
相手はその中から1枚を選択する。
相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードを墓地へ捨てる。
「ボクは『クレイマン』を選択するッス」
「なら私は『クレイマン』を手札に加え、残りのカードを全て墓地に送ります。そして墓地送られた『シャドーミスト』の効果でデッキから『E・HEROオーシャン』を手札に加えます。さらに私は魔法カード『天使の施し』を発動し、デッキからカードを3枚ドローして手札からカードを2枚捨てます」
E・HEROシャドー・ミスト
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の「HERO」モンスター1体を手札に加える。
天使の施し
通常魔法
デッキからカードを3枚ドローし、その後手札からカードを2枚捨てる
『苦渋の決断』と『天使の施し』によって墓地に十分なカードを送ることができ、手札にもカードが揃った。ここは攻めます!!
「私は魔法カード『マスク・チャージ』を発動します。墓地の『エアーマン』と『マスクチャージ』を手札に加え、再び『エアーマン』を召喚します!!」
エアーマン ☆4 ATK1800
マスク・チャージ
通常魔法
(1):自分の墓地の、「HERO」モンスター1体と「チェンジ」速攻魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
「私は『エアーマン』のもう1つの効果を発動します!このモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、このカード以外の『HERO』の数だけ相手の魔法・罠カードを破壊します!!私の場には『カミカゼ』がいるのでそのセットカード1枚を破壊します!!」
私の場に再び現れた『エアーマン』が背中のフィンを回転させると、フィンから竜巻が発生しその竜巻は丸藤さんの伏せカードを飲み込むと破壊した。ちなみに破壊した伏せカードは『聖なるバリア─ミラーフォース』だったのでそのまま攻撃していたら危ないところでした。
「くっ、でも『ミラーフォース』を破壊されてもボクの『スチームジャイロイド』の攻撃力なら問題ないっス」
丸藤さんは『ミラーフォース』が破壊されたことに一瞬顔を歪めたが、すぐに場にいる『スチームジャイロイド』を見て余裕な表情になった。ですが問題ありません。
「私はさっき手札に加えた速攻魔法『マスク・チェンジ』を発動し、再び自分フィールド上の『エアーマン』を墓地に送り『エアーマン』と同じ風属性の『M・HERO』1体をエクストラデッキから特殊召喚します。荒々しき風を纏いし仮面の英雄よ、その拳で道を切り開いてください!変身召喚!!『M・HEROブラスト』!!」
再び『エアーマン』の目の前にマスクが出現し、『エアーマン』がそのマスクを頭に被るとその体を光り輝かせた。そして光が収まるとそこには赤いマフラーを首に巻いた『カミカゼとほ異なる』緑のマスクを被った英雄──『M・HEROブラスト』が現れた。
M・HEROブラスト
融合・効果モンスター
星6/風属性/戦士族/攻2200/守1800
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を半分にする。
(2):1ターンに1度、500LPを払い、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
「『ブラスト』の効果発動します!このモンスターが特殊召喚に成功した場合、相手フィールド上の表側表示モンスター1体を対象として発動できます。そのモンスターの攻撃力を半分にします。私は『スチームジャイロイド』の攻撃力を半分にします。ガスト・ブロウ!!」
『ブラスト』は勢いよく正拳突きを放つと、大気の塊が『スチームジャイロイド』に向けて放たれ、その大気の塊に当たった『スチームジャイロイド』は胴体のプロペラを破壊した。
スチームジャイロイド ATK3200→1600
「そ、そんな・・・『スチームジャイロイド』の
攻撃力が・・・」
丸藤さんは顔を青くさせながら『スチームジャイロイド』を見ているが容赦はしない。あの人だってどんなデュエルでも全力を尽くすのだから私も最後まで油断せずにデュエルを続けるんです。
「バトルです!『ブラスト』で『スチームジャイロイド』を攻撃!!ウインド・ラッシュ!!」
『ブラスト』は『スチームジャイロイド』に一気に近づくと拳によるラッシュを決め、破壊した。
翔:LP2700→2100
「これで終わりです!『カミカゼ』でダイレクトアタック!!」
『カミカゼ』はジャンプすると体勢を整え、ラ〇ダーキックの構えを取ると勢いよく丸藤さんに向けて蹴りかかった。
「うわぁぁぁぁぁぁっ!?」
翔:LP2100→-600
『カミカゼ』の攻撃が決まり、このデュエルは私の勝利となった。これで私も少しはあの人に近づけましたかね?
ゆまsideout
刹那side
丸藤のデュエルが始まってから少しして、アナウンスで俺の名前が呼ばれたので指定されたデュエルリングにいくと、そこには三沢がデュエルディスクを構えて待ち構えていた。
「俺の相手はお前か、三沢」
「あぁ、まさかこんな早くに君とデュエルできるとは思わなかったよ」
三沢とはまだデュエルしたことがないから今回のデュエルはこちらにとっても都合がいいものだ。
「いいさ。ラーイエロー1年首席のお前とせっかくデュエルできるんだから楽しませてもらうぜ」
「あぁ。だが勝つのは俺だ!」
俺もデュエルディスクを展開する。
「「
刹那:LP4000
三沢:LP4000
「先行は俺だ、俺のターンドロー!俺は『岩石の番兵』を守備表示で召喚し、フィールド魔法『岩投げエリア』を発動!」
先行は三沢となり、三沢はカードを引くと三沢の場に岩の身体を持つ二振りの折れた岩の大剣を交差させているモンスター『岩石の番兵』が守備表示で現れ、フィールドが岩埃の立つ古ぼけた城塞のような場所へと変わり幾つかの投石器が建ち並ぶ。
岩石の番兵 ☆3 DEF2000
「俺はさらにカードを2枚伏せてターンエンドだ」
岩石の番兵
効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻1300/守2000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在し、自分フィールドのモンスターが岩石族モンスターのみの場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
岩投げエリア
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分のモンスターが戦闘で破壊される場合、代わりに自分のデッキから岩石族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
この効果は1ターンに1度しか適用できない。
三沢:LP4000
手札:2枚
モンスター:岩石の番兵(守)
魔法・罠:リバースカード2枚
「俺のターンドロー。相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは攻守を半分にして手札から特殊召喚することができる。俺は『バイス・ドラゴン』を守備表示で特殊召喚!」
バイス・ドラゴン ☆5 ATK2000/DEF2400→ATK1000/DEF1200
バイス・ドラゴン
効果モンスター
星5/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守2400
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。
「俺は手札の『レベル・スティーラー』を墓地に送り、魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動。デッキからレベル1のモンスター1体を特殊召喚する。俺はチューナーモンスター『変溶王 ヘル・ゲル』を召喚!」
変溶王 ヘル・ゲル ☆1 DEF100
「『ヘル・ゲル』の効果発動!このモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。俺は『バイス・ドラゴン』を対象にし、『ヘル・ゲル』のレベルは『バイス・ドラゴン』と同じレベル5になりそのレベル×200ライフを回復する。俺はライフを1000回復する」
カエルの上半身が2つくっついたようなゲル状のモンスター『ヘル・ゲル』 はそのゲル状の身体を隣にいる紫色のドラゴン『バイス・ドラゴン』と同じ姿へと姿を変えた。
ヘル・ゲル ☆1→☆5
刹那:LP4000→5000
ワン・フォー・ワン
通常魔法
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。
変溶王 ヘル・ゲル
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 100/守 100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードのレベルをそのモンスターと同じにし、自分はそのモンスターのレベル×200LPを回復する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。手札からこのカードより低いレベルを持つ悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。
「『ヘル・ゲル』の効果発動!自分メインフェイズに手札からこのカードより低いレベルの悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。俺は手札からレベル3の『ダーク・リゾネーター』を特殊召喚!」
『バイス・ドラゴン』と似た姿になった『ヘル・ゲル』が左腕を横にかざすと地面に黒い穴が生まれ、そこから音叉を持った小さな悪魔『ダーク・リゾネーター』が現れた。
ダーク・リゾネーター ☆3 DEF300
ダーク・リゾネーター
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1300/守 300
(1):このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
「そして墓地の『レベル・スティーラー』の効果発動。『バイス・ドラゴン』のレベルを1つ下げて墓地から特殊召喚する」
『バイス・ドラゴン』の頭上に5つの星が浮かび上がると、その1つの星を背中に星が描かれた天道虫『レベル・スティーラー』が齧りながら羽ばたくとほかのモンスターたちと同じように並んだ。
バイス・ドラゴン ☆5→☆4
レベル・スティーラー ☆1 ATK600
レベル・スティーラー
効果モンスター
星1/闇属性/昆虫族/攻 600/守 0
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、アドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。
「チューナーモンスターを揃えてきたということは狙いはシンクロ召喚か」
三沢は俺の場にいるモンスターたちを見て警戒心を高めていた。
「永続魔法『次元の宝札』を発動。互いのプレイヤーはエクストラデッキからモンスターを特殊召喚する度にデッキから1枚ドローする」
次元の宝札(オリカ)
永続魔法
このカード名はフィールドに1枚しか存在できない。
(1)互いのプレイヤーはEXデッキからモンスターを特殊召喚する度にデッキからカードを1枚ドローする。
これで準備は整った。
「俺はレベル1の『レベル・スティーラー』にレベル5となった『変溶王 ヘル・ゲル』をチューニング!」
☆1+☆5=☆6
『ヘル・ゲル』がその身を輝かせて5つの光の輪となり、その輪の間を『レベル・スティーラー』が潜ると1つの星となる。
「天を焼くシリウス、孤狼の蒼き瞳よ、地に縛られた牙無き犬共を噛み砕け!!シンクロ召喚!!吠えろ!『天狼王 ブルー・セイリオス』!!」
俺の場に雄叫びを上げながら三つ首の蒼き狼が現れた。
天狼王 ブルー・セイリオス ☆6 ATK2400
天狼王 ブルー・セイリオス
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/獣戦士族/攻2400/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は2400ポイントダウンする。
「『次元の宝札』の効果で1枚ドロー。続けてレベル4となった『バイス・ドラゴン』にレベル3の『ダーク・リゾネーター』をチューニング!!」
☆4+☆3=☆7
「天頂に輝く死の星よ!!地上に舞い降り生者を裁け!!シンクロ召喚!!現れよ『天刑王ブラック・ハイランダー』!!」
この瞬間、死神のような鎌を持った黒い外装を纏った悪魔──『ブラック・ハイランダー』が俺の場に現れた。
天刑王ブラック・ハイランダー ☆7 ATK2800
天刑王ブラック・ハイランダー
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2800/守2300
悪魔族チューナー+チューナー以外の悪魔族モンスター1体以上
(1)このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにシンクロ召喚をする事ができない。
(2)1ターンに1度、装備カードを装備した相手モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターに装備された装備カードを全て破壊し、破壊した数×400ポイントダメージを相手ライフに与える。
「『次元の宝札』の効果で1枚ドロー。バトル!『ブルー・セイリオス』で『岩石の番兵』を攻撃!
「だがフィールド魔法『岩投げエリア』の効果発動!1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘で破壊される場合、代わりにデッキから岩石族1体を墓地に送ることができる。俺はデッキから『リバイバル・ゴーレム』を墓地に送る」
『ブルー・セイリオス』の牙が『岩石の番兵』に当たる寸前に三沢がデッキからカードを1枚選択し墓地に送る。すると投石器の1つに粘土で出来た人のような形をしている巨人『リバイバル・ゴーレム』が設置され、そのまま『ブルー・セイリオス』に向けて投げ飛ばされた。そして『ブルー・セイリオス』その投擲された『リバイバル・ゴーレム』の攻撃をかわすために攻撃を中断し俺の前まで戻ってきた。
「そしてこの瞬間、墓地に送られた『リバイバル・ゴーレム』の効果発動。1つ目の効果を選択し、墓地から守備表示で特殊召喚する」
リバイバルゴーレム
星4/地属性/岩石族/攻100/守2100
このカードがデッキから墓地へ送られた時、以下の効果から1つを選択して発動する。"リバイバルゴーレム"の効果は1ターンに1度しか使用できない。
●このカードを墓地から特殊召喚する。
●このカードを墓地から手札に加える。
リバイバル・ゴーレム ☆4 DEF2100
モンスターを増やしてしまったか。だが今は少しでも三沢の伏せカードを使わせよう。
「『ブラック・ハイランダー』で『リバイバル・ゴーレム』を攻撃!
『ブラック・ハイランダー』は手に握っている鎌を振りかぶると『リバイバル・ゴーレム』に向けて振り下ろした。
「トラップ発動!『岩投げアタック』。デッキから『タックルセイダー』を墓地に送り相手に500ポイントダメージを与える。さらに墓地に送った『タックルセイダー』の効果により『ブラック・ハイランダー』を裏守備表示に変更させる!!」
しかし『リバイバル・ゴーレム』が巨大な岩を持ち上げると投げとばし、地面に落ちるとその砕けた破片が俺に襲いダメージを受けた。さらに砕けた岩の中からトゲのついた肩パットをつけた機械が『ブラック・ハイランダー』にショルダータックルをかますと『ブラック・ハイランダー』は体制を崩しそのまま裏守備表示になってしまった。
刹那:LP5000→4500
タックルセイダー ☆4 DEF1800
岩投げアタック
通常罠
自分のデッキから岩石族モンスター1体を選択して墓地へ送る。
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
その後デッキをシャッフルする
タックルセイダー
効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1500/守1800
このカードが墓地へ送られた場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して裏側守備表示にする。
●相手フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。
このターン、相手はこの効果で手札に戻したカード及びその同名カードを発動できない。
「俺はこれでターンエンドだ」
さぁ見せてもらおうじゃないか、お前の実力を・・・
三沢:LP4000
手札:2枚
モンスター:岩石の番兵(守) リバイバル・ゴーレム(守) タックルセイダー(守)
魔法・罠:リバースカード1枚
刹那:LP4500
手札:3枚
モンスター:天狼王ブルー・セイリオス(攻) 天刑王 ブラック・ハイランダー(裏守備)
魔法・罠:次元の宝札(永続)
刹那sideout
十代「今日の最強カードは『マスク・チェンジ』!!」
マスク・チェンジ
速攻魔法
(1):自分フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスターと同じ属性の「M・HERO」モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する。
刹那「漫画版遊戯王GXの後半で十代が使用していたカードで漫画版の効果は『M・HERO1体を対象とし、レベルが2つ上までの同属性M・HEROを特殊召喚する』だったから大幅に効果変更されたな」
十代「速攻魔法だから今回みたいに攻撃し終えたモンスターに使って追撃をしたり、リリースエスケープをすることも可能だぜ!!」
刹那「『M・HERO』はそれぞれに様々な効果を持っているので戦況に合わせて『M・HERO』を召喚したいな」
十代「今後は他の『M・HERO』たちも出てくるから活躍に期待だぜ!」
あとがき
皆さんこんにちは有頂天皇帝です。今回は探究者さんからのリクエストであった。ゆまVS翔のデュエルを行いました。この頃の翔はプレイングミスも多く融合モンスターも『スチームジャイロイド』くらいしかいなかったことからこうしました。宮田ゆまのデッキは漫画版遊城十代の『E・HERO』と『M・HERO』の混合デッキです。漫画に出ているレベル4以下の『M・HERO』たちに効果を考えて出そうかなど考えているのですがどうでしょうか?また、三沢のデッキは要望の多かった『岩石族』デッキになりました。このデュエルで出番があるかはまだ決まってませんが、『磁石の戦士』シリーズもデッキに入っています。
現在、神楽坂のデッキを遊戯と海馬の混合デッキを考えているのですが『青眼の白龍』の代わりとなるモンスターが思いつかないので何か良いカードとかあったら教えてください。
オリカデッキありかなしか
-
あり
-
なし