前回の7話目を大幅に修正しました。
話が大幅に変わっていますのでまだ見てない方はこれを見る前に見ておいた方がいいと思われます。
佐世保鎮守府で新たな動きが起きていた。
いや、それは佐世保だけではない。
深海棲艦東南アジア基地を包囲する形で置かれた全ての鎮守府で次なる作戦に向けた艦隊の大移動が起きていたのだ。
その規模は日本、アメリカ、ロシア、EU、中国、韓国の6ヶ国軍の艦隊。
本作戦では地上攻撃用に艦娘以外の現行の艦船の殆どが引っ張りだされている。
「まさに圧巻の光景だな……」
「全世界が本気になっているという事です、この作戦に」
佐世保に集結した戦力を見ているのは横須賀から自分の艦隊の指揮のために連れてこられた遼平とその秘書艦の大淀であった。
数多くの護衛艦、巡洋艦、果てには原子力空母までもがここに停泊していた。
そして港には世界各国からやってきた100名余りの艦娘が集結している。
今までで類を見ないレベルの戦力の規模である。
しかもこれ程の戦力が佐世保以外にも台湾の左営港やマダガスカルのトゥアマシナ、パプアニューギニアのポートモレスビーに存在しているのだ。
「まさか、日本の港で遼寧や世宗大王を見れる日が来るなんてなぁ」
「もうこの港に国境は存在しないという事だよ。 宮嶋 遼平」
「あんたは……」
そこにいたのは韓国海軍の提督と共に歩いてこちらにやってくる佐世保鎮守府の提督、仲本 徹であった。
「この方がお前にもぜひお目にかかりたいとの事だ」
そう言うと韓国海軍の提督がこちらに歩み寄って来る。
「私は韓国海軍第2艦隊を指揮している金 勝奐と申します。 フィリピン海での貴方のご活躍はよく知っております。 我が軍でも有名人ですよ貴方は」
そう日本語で話しながら勝奐は握手を求めて来たので彼はそれに応じて手を握る。
表情からして本当に嬉しそうだ。
「日本語が随分とお達者ですね」
「えぇ、学生の頃は日本で過ごした事もありますから。 多少は使いこなせますよ」
「成程」
勝奐と談笑しながら遼平は複雑な心境に陥っていた。
深海棲艦は確かに、人類に突如として牙を剥き多くの軍人民間人問わずの人々を殺戮した。
その被害の大きさは現状の世界情勢を見れば一目瞭然だ。
東南アジアが壊滅したことにより西アジアは深海棲艦の攻撃と同時に押し寄せて来る大量の難民に苦しめられる事となり、ヨーロッパなどでは深刻な食糧危機が起き、暴動やそれによる死傷者のニュースが絶えない。
唯一マシなのが艦娘の原点である東アジアと世界トップの戦力を誇るアメリカのみであった。
こんな甚大な被害をもたらした深海棲艦だが、これが逆にある事を起こした。
皮肉にも深海棲艦の攻撃は今まで対立していた国同士に団結の意思を起こさせ、世界レベルの協調をもたらしたのだ。
本作戦、『エスペランサ作戦』がその証である。
この戦いに、最早国境は存在しなかった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
一方で、俺達はレ級達と共に街の中を歩いていた。
レ級は俺の右腕に抱きつき、ヲ級もそれに便乗して今は両手が塞がれている。
「キヒヒ……」
「ヲー」
荒廃した街を歩く俺達の姿は、さぞかしシュールな光景だろう。
歩く事かれこれ1時間位は経ったが、未だに人の気配は無い。
集積地棲姫からは深海棲艦がここにもいると聞いているが周りには瓦礫や残骸だけがあるのみでやはり人はいない。
「ホントにいんのかこんな荒れ果てた場所に」
「イルガ?」
「おわっ!?」
突然聞こえて来た声に振り向くと見慣れた顔の深海棲艦がいた。
あのグラドル肩パッド深海棲艦だった。
レ級ちゃんは戦艦にも駆逐艦にも空母にもなれる!
そしてSEXも出来る!!
こんなに素晴らしい深海棲艦はいないな!!!(脳死)