弦巻こころの兄が秀知院学園に通って過ごす話(完結)   作:春はる

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第六話の話の続きで、放課後に優心と早坂が家に帰った後の話と、ライブに行く前日の夜の話も書いてます。読みにくいかもしれません。
宜しくお願いします。


第7話

 

早坂とライブの事を聞いた後、俺は生徒会室に向かい仕事をしてから、すぐに家に帰った。

 

優心「ただいま~」

 

こころ「お兄様、お帰り!はい❗これ、ライブのチケット、渡しとくわね」

 

優心「ありがとう、こころ。楽しみしとくからね」

 

こころ「ええ❗ライブでお兄様も美咲が笑顔にしたい人も、他の皆も笑顔にするから楽しみにしといてね」

 

優心「うん」

 

家に帰ると、こころが俺の所に来て、ライブのチケットを渡してくれた。"楽しみにしてる"と伝え部屋に戻った。

その後の夜に早坂から連絡が来た。見てみるとかぐやさんから休みを貰えたからライブに行けると書かれていた。見ていると早坂から電話がきた。

 

優心「もしもし、休みは貰えたんだ」

 

早坂『貰えたよ。だから楽しみにしてますよ。初めてライブを見るんで』

 

優心「やっぱり、四宮家に仕えてると行けない感じ?」

 

早坂『そうですね。そもそも使用人…特にかぐや様専属の私が何処かに出掛けること自体、無理な感じなんです。なので、庶務くんが誘ってくれなかったら行けてないですね』

 

優心「楽しみにしててよ。ハロハピは、ほんとに自然と笑顔になれるバンドだから。他のバンドも二つ出るみたいだからそれも楽しみにしてて。あ、あとライブハウスの名前、サークルって名前だよ」

 

早坂『分かったよ。じゃあどこで待ち合わせします?』

 

優心「どうしようかな…」

 

早坂『なんでしたら、サークルの場所を教えてくれればそこまで一人で行きますけど』

 

優心「(早坂にこっち来て貰ってもいいけど、でも一緒に行きたいし)……いや、サークル近くに駅があるんだけどそこで待ち合わせでもいい?」

 

早坂『私が目的地まで行かなくても良いですか?』

 

優心「うん。早坂とサークルまでは一緒に行きたいから駅に集合っていうのが理由だけどいい?」

 

早坂『……分かりました。ライブは何時からですか?』

 

優心「ライブは、午後からだからお昼位に向こうに着いといた方がいいし、お昼はサークルの横にカフェテリアがあるからそこで取ろうかなって思ってるよ」

 

早坂『じゃあ外で食べたり、案内してくれたりとしてくれるのなら十時半位に駅に待ち合わせで良いですか?』

 

優心「そうだね。それで集合って事でよろしく」

 

待ち合わせ場所と時間を決めて、あと駅の名前を伝えてから電話を切った。……本当に楽しみだ。

 

 

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~ライブを見に行く前日の夜~

 

晩御飯を食べ終わってからのんびりとこころの部屋で、こころと話してると部屋の扉が開いた。誰だろうと思っていると、顔を出してきたのはお母様だった。

 

両親とも忙しくて、家にいる事が少ない。だけどお父様の秘書をしているお母様はその忙しい時間の中、たまにだけど休日になると帰ってきてくれる。

 

心美「二人とも、ただいま」

 

こころ「お母様❗」

 

お母様の顔を見たこころは、すぐにお母様の所に行った。お母様に話したい事がいっぱいあるこころは、笑顔で話していた。

 

その後眠くなったのか、ウトウトとなり始めたこころに声をかけた。それを見たお母様は、こころの頭を撫でてから廊下に出ていった。

 

優心「こころ、おいで。寝るんだったらちゃんとベットに入ってから寝てね」

 

こころ「うん…。お兄様、お休みなさい」

 

優心「うん、お休み」

 

ベットに入ったこころが"お休み"と言ってきたので、俺はこころの頭を撫でて"お休み"と声をかけた。

 

俺はこころが眠ったのを確認してから、部屋を出て廊下にいるお母様に声を掛けた。

 

優心「お母様、お帰りなさい」

 

心美「ただいま。寂しくなかったかしら?」

 

優心「こころがいたし、学校でも生徒会の皆とかいたし華さんもいるから大丈夫だったよ。…いやでも、やっぱり寂しいって感じる時はあったかな……」

というと、お母様は頭を撫でてくれた。

 

そしてお母様が撫でるのをやめると休日の予定を聞いてきた。

 

心美「華から聞いたけど、ライブを見に行くらしいわね」

 

優心「そうだよ。さっきこころが話してたハロハピのライブを見に行くんだよ。あと二つのバンドも出るけど、こころとハロハピのメンバーからチケットを貰ったから友達と行くよ」

 

心美「ふふ、それは楽しみね。でも友達じゃなくて好きな人と行く、でしょう?」

 

"好きな人"と言われビックリした。そういえば華さんから聞いたって事は、俺の好きな人も知ってる……って、事だよね?

 

優心「お母様、もしかして……俺の好きな人が誰なのかも知ってる?」

 

心美「えぇ、勿論よ。早坂さんの娘の愛ちゃんでしょう?一回だけ、愛ちゃんが専属の近衛になる前に会った事があるわ」

 

優心「そ、そっか、知ってるんだ。…早坂に会った事があるって事は、かぐやさんとは会ったことはあるの?」

 

心美「会った事は無いわ。でも一回会ってみたいわよ、優心の友達だからね」

 

優心「俺とこころの誕生日パーティーに呼んでもいいんだったら会えると思うよ」

 

心美「そうね、その時に招待してあげなさい。それまで会うの楽しみにしとくわ。じゃあ遅いからもう寝なさい」

 

優心「うん。お休み、お母様」

 

お母様にお休みと言って部屋に向かい、ベットに寝た。

 

 

 

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~早坂視点~

 

 

 

優心に電話をかける少し前。

 

私は今週の休日に休暇を貰う為に、かぐや様の部屋に向かった。ノックをして返事を貰ったので中に入った。

 

早坂「かぐや様にお願いしたい事があるんですが」

 

かぐや「早坂がお願いを言ってくるのは初めてだけど、聞いてみないと分からないから内容を教えてくれない?」

 

早坂「今週の休みに、休暇を一日だけ欲しいんです」

 

かぐや「休暇?何でまた休暇が欲しいの?」

 

早坂「今日の放課後に、庶務くんからライブに誘われたんです」

 

かぐや「ライブ?確か、バンドや歌手がステージで曲を披露する事をライブって言ったりするのよね。それで弦巻くんに誘われたのは何でかしら?」

 

早坂「かぐや様は、前に庶務くんの妹の話を聞いたと言ってましたよね。その妹ちゃんがリーダーをやってるバンドがライブをするんです。それでライブチケットを二枚貰ったからと誘われたんです」

 

かぐや「それで行きたいから休暇が欲しいと言うわけね。……今週は特に予定はなかったわよね?」

 

今週中の平日と休日に客人が来る予定、本邸に行く事や学校内の行事自体は何もないので、"何もないです"と答えた。

 

その辺の予定は使用人として全て把握済みだ。

 

かぐや「だったら休暇でいいわよ。…ただ、一つ聞きたいから聞くけど、早坂って弦巻くんの事が好きなの?」

 

早坂「え⁉ど、どうしてそんな事を…?」

 

かぐや様に休暇を貰ったので一安心だと思ったらいきなり庶務くんの事が好きなのかと聞かれた。

 

かぐや「ラブレターの事で、早坂に好きな人がいるかと聞いた時に顔を真っ赤にしてたから、いるんじゃないかと思ってたのよ。しかも弦巻くんと一緒にいる時の早坂って素の感じだから、好きな人は彼じゃないかなと思ったのよ。その反応だとどうやらその通りみたいね」

 

早坂「……そうですよ。庶務くんの事好きですよ」

と答えると、どこが好きか、いつ好きになったのか色々聞いてきて、私は答えるのが恥ずかしかったのですぐに部屋を出た。

 

取り敢えずかぐや様の部屋から離れて庶務くんに休暇を貰った事をメールで送った。…あ、でも待ち合わせとかを決めるんだったら、電話の方が早く決められるから電話にしよう。そう思い電話を掛けた。

 

優心『休み貰えたんだね』

 

早坂「貰えましたよ。ライブ楽しみにしてますよ」

 

優心『やっぱり、四宮家に仕えてると行けない感じ?』

 

楽しみにしていると伝えると、四宮に仕えてると行けないのかと聞いてきた。

 

早坂「そうですね。そもそも使用人…特にかぐや様専属の私が何処かに出掛けること自体あり得ない感じなんです。なので庶務くんが誘ってくれなかったら行けてないですね」

 

優心『楽しみにしててよ。ハロハピは、ほんとに自然と笑顔になれるバンドだから。他のバンドも二つ出るみたいだからそれも楽しみにしてて。あ、あとライブハウスの名前、サークルって名前だよ』

 

庶務くんが自信満々に言ってきたので、楽しみがより増えた。サークルって名前なんだ。

 

早坂「分かったよ。じゃあどこで待ち合わせします?」

 

優心『どうしようかな…』 

 

早坂「…なんでしたら、サークルの場所を教えてくれれば、そこまで一人で行きますけど」

 

どこで待ち合わせるか聞くと悩んでる感じだったので、"場所を教えてくれたら私が目的地まで行くよ"と答えたが、目的地近くの駅で待ち合わせだと言われた。

 

早坂「私が目的地まで行かなくても良いですか?」

 

優心『うん。早坂とサークルまで一緒に行きたいから駅に集合っていうのが理由だけどいい?』

 

"目的地まで行かなくていいのか"と聞くと、庶務くんは私と一緒に行きたいと言ってきた。

 

嬉しいと思いながら、取り敢えず話を切り替えて時間も決めとこう。

 

早坂「……分かりました。ライブは何時からですか?」

 

優心『ライブは、午後からだからお昼位に向こうに着いといた方がいいし、お昼はサークルの横にカフェテリアがあるからそこで取ろうかなって思ってるよ』

 

時間を聞くと、ライブは午後らしくサークルの横のフェテリアでお昼を食べてから、見るみたいだ。

でも、ライブハウスってイメージ的には暗いというかあまり人が近寄らない感じのイメージがあるけど、カフェテリアがあるなんて凄いな…。

 

早坂「じゃあ外で食べたり、案内してくれたりとしてくれるのなら十時半位に駅に待ち合わせで良いですか?」

 

優心『そうだね。それぐらいで集合って事でよろしく』

 

"分かった"と返事をしてから電話を切った。

 

 

 

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ライブを見に行く日の前日

 

 

明日の準備を終えた時に、私はふと思い出したことがあった。そういえば、庶務くんがハロハピ以外であと二つバンドが出るって言ってた。

 

早坂(ライブハウスの出演とかで検索したら出てくるのかな…?)

と思った私は、見に行くライブハウスのサークルのサイトを検索して調べてみた。

 

早坂(えっと、あ…あった。妹ちゃんのハロハピと、他の二つは……一つはPoppin’Party(ポッピンパーティー)でポピパって呼ばれてるバンド。もう一つはAfterglow(アフターグロウ)で略称が載ってないから無いのかな…。でもサイトに載ってる写真の皆の凄く笑顔で楽しそうだし写ってるお客さんも笑顔だ)

 

名前を調べてサイトに載ってる写真を見た私は、庶務くんから聞いた時よりも、より明日が待ち遠しく思いながらベットに入った。

 

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