弦巻こころの兄が秀知院学園に通って過ごす話(完結)   作:春はる

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第29話です。

今回は、優心とこころの誕生日パーティーの話です。ただ、優心とこころの二人の登場は少ないです。

では本編をどうぞ



第29話

 

~8月8日~

 

 

~愛視点~

 

 

私は、弦巻家のテレビなどが付いた車に、会長とその妹の白銀圭、かぐやと会計くんと一緒に乗っている。

 

乗ってる理由として、今日は8月8日で優心くんとこころの誕生日。そして、その二人の誕生日パーティーが、弦巻グループが経営しているホテルのパーティー専用フロアで開催されるからだ。

 

実はこの車に乗る皆は、優心くんと私が旅行に行く数日前に優心くんから招待状が届いていた。そして出席する旨を返事をしているので、今に至る感じだ。

 

そして今は、テレビなどが着いてる車の事を話してるのを聞いていた。

 

石上「会長……、この車凄すぎません?テレビとか付いてますし……」

 

会長「あ、あぁ……。しかも洗面台まで付いてるしな。……それに四宮も驚いてるし」

 

かぐや「この車は、自家用車と彼の護衛の方から聞いてましたけど、初めて見ました。確かに凄いですね」

 

会長「自家用車なのか……。早坂は落ち着いているけど、最初は驚いた……よな?」

 

かぐや達の会話を聞いてると、会長から聞かれたので答えた。

 

愛「もちろん最初は驚いたけど、この車以上に驚くことがあったんで、私はもう慣れましたよ……。こないだ、優心くんとハピネール王国に行った際は、もう自分の驚く基準が狂いましたし」

 

会長「そ、そうか……。一応聞くが……王国では何があったんだ?」

 

愛「王国の王様とお姫様に会いました。それに加え、優心くんは二人と友達と言ってましたよ。その事とかに驚きすぎて、今はよほどの事がない限りは驚かないですね。」

 

ハピネールの事も聞かれたので答えると、車に乗ってた四人は驚いていた。その様子を見て"やっぱり驚くよね"と思いながら、気になってた事をかぐや以外の三人に聞いた。

 

愛「それで白銀兄妹と会計くんは、何で私服なの?」

 

会長「あぁ、それは俺達はスーツとかドレスを持ってなくてな。けど、弦巻からの招待状には会場にレンタルの正装……スーツとドレスがあるからそれを着てくれって書かれてたんだ」

 

石上「それに、自分の名前と弦巻先輩の友人って事を受付の人に言ってくれれば、無料になる様にお願いしてる。だから、お金は気にしないでって事も書かれてたんです」

 

愛「へ~……、無料で貸すってすごいけど……」

 

圭「私はまだ怖いですよ……。パーティーが終わった数日後に請求がくるんじゃないかって」

 

かぐや「流石に、招待状にそう書いておいて請求するなんて、弦巻くんはしないと思いますよ」

 

圭「……まぁ、確かにそうですよね」

と私たちが皆で話していると、車が減速して止まった。

 

そしてドアが開き、着いたことを伝えられた。外に出て運転をしていた黒服の人の後ろを皆で付いていき、ホテルの中に入っていった。

 

 

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~パーティー会場~

 

 

 

~会長視点~

 

 

俺達はホテル受付で、弦巻から個々人に届いた招待状を見せて、俺と圭と石上は正装の事を聞いた。

 

聞くと、パーティー会場がある階で対応していると言われたので、取り敢えず向かった。

 

会場がある階に向かいもう一度正装の事を言うと、俺と石上はスーツを圭はドレスを借りれたのでそれに着替えた。

 

 

着替え終わった後に会場に入ると、もう大勢の人達が集まっていた。

 

会長「招待されて来たのはいいが、周りの人達が……凄すぎる……」

と、周りを見てそう呟いてしまった。

 

かぐや「えぇ……。何人かは会った事のある人はいますが、殆どの方々は全く会ったことがありませんよ」

 

石上「四宮先輩でも会ったことがない人がいるって、相当ですね……」

 

かぐや「本当に、弦巻家がどれだけ凄いか見せつけられてしまいます……」

 

会長「確かにな。テレビで良く見る芸能関係者やプロのスポーツ選手に政治家、たまにニュースで見る企業の社長から実業家の人達ばかりだからな……」

 

かぐや「本当にすごいです……」

 

眞妃「あら、おば様に生徒会メンバー達じゃない」

 

四宮の台詞に共感したり内心驚いたりしながら、四宮と石上の二人と話していると、四条が話しかけてきた。

 

会長(四条も招待されてたのか……。まぁ当たり前か)

と、思ってると圭から声をかけられた。

 

圭「おにい……、この会場のテーブルに置かれてる料理の数々、見た感じ高価なものばかりだよ……」

 

会長「そうなのか……?」

 

圭「さっきメイドさんらしき人とかに、料理名とか聞いたから確かだよ」

 

石上「そうみたいっすよ」

と、石上も会話に入ってきて、三人で料理の話をしていた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

~かぐや視点~

 

 

 

眞妃「あら、おば様に生徒会メンバー達じゃない」

 

折角、会長とも会話出来ていたのに……。まさか四条眞妃も呼ばれているとは。

 

かぐや「(でも弦巻くんと仲がいい事は知っていたから、もしかしたらと思っていたけれど)……眞妃さん。貴方も呼ばれていたのね」

 

眞妃「優心からの招待状が届いたから、来たわけよ」

 

かぐや「貴方のご両親などは来ているのかしら?」

 

眞妃「いいえ、招待されたのは私と帝だけよ。ただ、弟だけは部活の合宿と重なってるから来てないわ。だから今日来たのは私だけよ」

 

それを聞いて安心はした。四条家は四宮に恨みを持っているので、ここにいると険悪なムードになり折角の友人の誕生日に水を差すことになる。それは避けたかったので良かったわ。

 

かぐや「…そうですか。でも、眞妃さんの弟が参加してない理由について、弦巻くんは知ってるの?」

 

眞妃「その辺りは大丈夫よ。優心本人から、部活を最優先にするようにって釘を刺されてるのよ。だから参加できない時は、参加してないわ。優心は、部活での出来事とか聞くのを楽しみにしてるしね」

 

かぐや「なるほど。弦巻くんがそう言っていたとなれば、私は気にしませんけど。でもなぜ、眞妃さん達は招待されているのに、ご両親は招待されていないのですか?」

 

眞妃さんの弟である帝さんが来ていない理由を聞いた際に、なぜそもそも親だけが招待されていないのか聞いてみた。居ないのは、こちらとしてもありがたいけど……。

 

眞妃「それを言ったらおば様もでしょう」

 

かぐや「私の所は当然よ。四宮家と弦巻家は、お互いの事で何かあれば話をするけれど、それ以外は無干渉に近い関係性なのよ。しかも、最近の弦巻家は四宮家を常に警戒して監視をしているらしいから、呼ばれないわ。……それでそちらは?」

 

聞くと、質問に質問で返されたので私は答えた上でもう一度質問をした。

 

眞妃「……おば様は、四条家が何を目標に大きくなったかは知っているでしょう」

 

かぐや「……四宮家に復讐する為だけで、今の規模になったということでしょう。……それが関係しているのかしら?」

 

眞妃「ええ、まず弦巻家と四条家は同じグローバル企業。けど、弦巻家とはビジネスとかの取引も親同士の交流も、一切していないわ。だって弦巻家の逆鱗に触れたんだから」

 

かぐや「そう……なのですか……?(逆鱗に触れたというのはどういう事?そんな話、私は一切聞いたことがない)」

 

四条家の規模に関することに聞かれて答える。すると"弦巻家に逆鱗に触れた"と言われ、どういう意味か分からなかった。

 

眞妃「えぇ、そうよ。四条家の一部は、四宮家の復讐のためだけに"世界を笑顔に"がモットーの弦巻家に交渉をして利用しようとしたのよ。しかも弦巻の"世界を笑顔に"を、否定するような言い方もしてたみたいよ」

 

かぐや「その話は初めて聞きましたよ」

 

眞妃「だって結局失敗して隠してるからね。交渉関係の事が、他の家に知られれば四条家の名にどんな傷がつくか分からないからね。だから、弦巻家とは最初から関わっていない立場を振る舞っているんだから」

 

かぐや(確かに交渉した理由などが知られれば、家と会社の評価にどんな影響が出るか分からないですからね)

と、眞妃さんからの説明に"なるほど"と納得した。

 

眞妃「まぁ、優心とその妹の誕生日パーティーに、こんな話はしない方がいいわね」

と、そう言われたので"そうですね"と答えた。

 

眞妃「それでおば様も優心から招待されて来たのよね」

 

かぐや「えぇ、愛さんも一緒にね」

 

すると私も招待されていた事を触れてきたので、愛さんも一緒に招待された事を伝えた。

 

眞妃「かぐやのお付きの人も招待されたのね。意外ね」

 

かぐや「まぁ愛さんは弦巻くんの彼女ですし、何より夏休み明けから弦巻家の使用人という事になってますから、当然だと思いますよ」

 

眞妃「へぇ~、優心の……はぁ?優心の彼女?弦巻家の使用人?それ、どういう意味よ!?てか優心といつから付き合ってたのよ!?」

 

愛さんの事……弦巻くんと恋人同士や使用人の事について伝えると、眞妃さんは私が今まで見たことがないぐらいに驚いて質問をしてきた。

 

千花「それはなんと!交流会の前ぐらいからなんですよ!」

 

かぐや・愛「……藤原(書記)さん(ちゃん)!?」

 

眞妃さんの質問に愛さんが答えようとした時、気がついた時には藤原さんが答えていた。私と愛さんは藤原さんが出てきた事に驚いてしまった。

 

 

 

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~早坂視点~

 

 

私は会場に入ってしばらくかぐやや眞妃様が二人で話をしているのを近くで見ていた。その途中で私と優心くんの話題になった時に、書記ちゃんが会話に入ってきて驚いた。眞妃様の質問は、書記ちゃんが代わりにしていた。

 

ちなみに、書記ちゃんの方は家族全員が招待されていたらしく、皆で来たとの事。

 

書記ちゃんの説明に、私が訂正したりして話をしていると、会場のドアが開いて優心くんとこころが入ってきた。

 

優心「あ、今日は来てくれてありがとう」

と、優心くんは私や生徒会メンバーとかの皆にそう言ってきた。私たちが返事をする前にこころと一緒に会場のステージのような所に行ってしまった。

 

会長「何か、いつもより凄く格好よくなってるな……」

 

かぐや「えぇ。服に着せられてることも無いですし、妹さんも見せてもらった写真よりも、可愛いですしどこか綺麗さもありましたね」

 

愛「確かに。優心くんは格好いいし、こころはドレスを着ると大人っぽくなってる……」

 

千花「はは……、早坂さん、二人にメロメロじゃないですか……」

 

書記ちゃんにそう言われて"ハッ!"となって顔が熱くなった。皆に弄られたくなかったので、顔をそらした。案の定、その事を言われた。

 

しばらくしていると、優心くん達の父親の挨拶が始まったが、私はあの人が誠心さんなんだと思いながら、聞いていた。

 

 

 

 

 

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~優心視点~

 

 

俺はスーツにこころは赤のドレスを着て、会場に入るのを待っていた。待ってる理由は、招待客の方々が全員来ているか確認してると華さんに教えてもらっていた。

 

お父様とお母様にも服装のチェックしてもらって、こころと一緒に会場に入った。

 

会場に入ってすぐに愛達がいた。

 

優心「あ、今日は来てくれてありがとう」

と、咄嗟に一言しか言えなかった。その一言を愛達に言ってから、入り口から反対の壁側にあるステージに設置されてる椅子に、こころと俺は座った。

 

 

 

ここの席からは皆の顔が良く見える。パーティーが始まるまでの時間帯だが、皆が笑顔で話をしていた。

 

こころ「お兄様、皆いい笑顔ね!」

 

優心「うん。今回も笑顔になったから良かったよ」

 

こころの言う通りだった。それにここは必然的に皆の笑顔が見れる事になるので、ここの席が好きだった。

 

こころ「この後にお父様の挨拶なのよね。その後に、お兄様のお友達に会わせてね。会ってみたいから!」

 

優心「うん、もちろん」

 

こころ「あの入り口の近くにいる皆がそうなの?」

と、こころは指を指して聞いてきた。

 

優心「うん。あそこにいるのが友達だよ。……こころの方はハロハピの皆を呼んだんだっけ?」

 

こころ「もちろんよ!だから皆にも会ってね、お兄様!」

 

黒服「これより誕生日パーティーを開催します。まず弦巻家当主の弦巻誠心様からの挨拶です」

と、こころと話をしていると黒服さんがマイクを持って喋り、お父様が話を始めた。

 

 

 

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~会長視点~

 

 

弦巻の父親である誠心さんの挨拶が終わりしばらくすると、誠心さんと女性の方がやってきた。

 

誠心「優心とこころの父、弦巻誠心だ。よろしく」

 

心美「母の弦巻心美よ。よろしくね」

 

相手側から自己紹介をされ、女性の方は弦巻の母親だと分かった。

 

会長「私、学校で生徒会長をしている白銀御幸です。よろしくお願いします」

 

俺も自己紹介をすると、誠心さんが対応してくれた。心美さんは四宮達の方と話をしていた。

 

誠心「君が白銀くんか。一年の時から息子と仲良くしてると聞いてるよ。息子と友達になってくれてありがとう」

 

会長「いえいえ、私も彼と仲良くなって良かったと思ってます」

 

誠心「そうか。……君も優心と同じで外部入学した子だと聞いているし、今後とも息子と仲良くしてくれるか?」

 

会長「言われなくても当然ですよ」

 

誠心「そうか、そう言ってくれると嬉しいよ……。で、君が石上優くんだね」

 

俺と話を終えると、誠心さんは石上と話を始めた。俺はその会話を隣で聞いていた。

 

二人の話を聞いていると、石上が弦巻グループにスカウトされていた。

 

何でも、弦巻から石上が事務仕事や会計関係などの情報系のエキスパートという事を、聞いていたらしい。今は情報社会のため、そういう人材を募集しているとの事。将来、仕事を悩んだ時はうちの企業に面接を受けるか、優心に声をかけてみてくれと言われていた。

 

言われた石上はあたふたしていた。そんな石上に声をかけて、俺も話に混ざった。

 

 

 

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~愛視点~

 

 

 

誠心さんの挨拶が終わり、私はしばらく生徒会メンバー達と話をしていた。

 

優心くんとこころは会場に来ている人達と話をしていた。

 

しばらくして男女二人組が近づいてきたので、男性の方は誠心さんだった。だから隣にいる女性の方は、前に写真を見せてもらっていたのもあるが、すぐに優心くんのお母さんだと分かった。

 

二人が私たちの近くに来た際に自己紹介をされた。その後に心美さんから話しかけられた。

 

心美「愛ちゃん、久しぶり。……って言っても、私の事は覚えてるかしら?」

 

愛「一応、前に優心くんとライブを見に行った時にはっきりと思い出しました。それまでははっきりとは覚えてはなかったですが」

 

覚えているか聞かれたので、ライブを見に行った時に思い出した事を伝えた。

 

心美「それは仕方ないわよ。一回しか会ってないものだから、あまり覚えてなくても不思議じゃないわ」

 

愛「一回だけだとそうですよね」

 

心美「そうね。でも小さい頃から可愛かった子だったから、やっぱり美人さんになるわね」

 

愛「あ、ありがとうございます……」

 

心美「こんな子が、優心の彼女になってくれるなんて私は嬉しいわ。付き合ってくれてありがとうね」

 

少し会話をした後に、心美さんがそう言いながら頭を撫でてきた。少し驚いたが優心くんと似た感じの撫で方だったので嫌じゃなかった。

 

しばらくして撫でるのをやめた心美さんはかぐやに声をかけて話を始めたのを私は静かに見ていた。

 

心美「それで貴方がかぐやちゃん。さっきも言ったけど、優心達の母の弦巻心美です。よろしくね」

 

かぐや「初めまして。秀知院学園では副会長をしています、四宮かぐやです」

 

心美「そんな固い挨拶と敬語は無しで、もっと砕けた感じで話していいわよ」

 

かぐや「当主の奥様と会ってますので、そう簡単には……」

 

心美「そう……。いつか砕けた感じで話せる時があったら話してね」

 

かぐや「分かりました」

 

心美「それでかぐやちゃん。優心と友達になってくれてありがとうね。優心は貴方に迷惑かけてないかしら?」

 

かぐや「いえ、色々と助けてもらってます。生徒会では彼がいてくれたお陰で助かったことが何度もありましたので」

 

心美「そう。華の言う通り、優心はちゃんと頑張っているのね。それを聞けて嬉しいわ」

 

千花「心美さん、こんにち殺法!」

 

かぐやと心美さんが話していると、書記ちゃんがいきなり"こんにち殺法"とポーズ付きで心美さんに声をかけた。それを見たかぐやは"何をしてるのよ!"と叫んでいた。私は心美さんを見てみた。

 

心美「ふふ……、こんにち殺法返し……です」

と、控えめにポーズはして書記ちゃんに笑顔で返事をしていた。

 

心美「千花ちゃん、こころと会う時にやってあげてね。あの子喜ぶから」

 

千花「はい、もちろんです!」

 

かぐや・愛「「あの!」」

と、かぐやと私は同時に声をかけた。私はかぐやに譲り、かぐやはさっきの書記ちゃんの事を挨拶をやった理由を聞いていた。そして帰ってきた答えは"やった方が笑顔になるから"と言われた。

 

私は大人っぽい心美さんでもやりたいと思ったのかな?と、思いながら話に入った。

 

 

 

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~優心視点~

 

 

お父様の挨拶が終わった後に、俺は来てくれたお客様達に挨拶をしてまわっている。

 

今はプロのスポーツ選手達が集まるの所に着いた所だ。着くとまずバスケの選手から、"おめでとう"と言われた。

 

バ)選手A「誕生日おめでとう」

 

優心「ありがとうございます。…この間の試合見ました。お互いに抜いては抜かされての接戦の熱い試合でした!最後の最後に、スリーポイントが決まって勝ったのが凄かったです!」

 

バ)選手B「ありがとな、見てくれて。次もいい試合するから応援よろしくな」

 

優心「はい!」

 

"おめでとう"と言われた後に、前に見た試合の感想を伝えた。伝えると笑顔になって"次も応援よろしく"と言われたから、元気よく返事をした。

 

 

 

その後も、他の競技の人達と話をしていった。それでソフトボールの選手の二人と会って話してる時に、思い出したことがあった。なのでソフトの選手に一つお願いした。

 

優心「あの、一つお願いしてもいいですか?」

 

ソ)選手A「どんな事?」

 

優心「妹がボーカルしているバンドで、ベースをしている子がいるんです。その子が地元のソフトボールチームでソフトをしているんです」

 

ソ)選手B「あ、その子に会ってほしいってこと?」

 

優心「そうなんです。その子、二人の大ファンなので。会ってもらっても大丈夫ですか?」

 

ソ)選手A「勿論!……で、その子はどんな子なの?」

 

優心「あそこに集まってる子達が、バンドのメンバーなんです。で、オレンジ色をした髪の女の子です。あとで声をかけて、お二人の所へ行くように伝えとくので、待っててください」

と伝えると、頷いてくれた。その後も少し話してから他とお客様の所に向かった。

 

 

 

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舞台の監督さんや演出家さんなど、芸能関係者の人達と話をした。

 

舞台での演出などを話してる時にとか、知り合いに演劇やってて実力がある人はいるかと聞かれた。聞かれた時に、薫さんの事を教えた。

 

監督「その薫って子の実力はどのぐらいなんだ?」

 

優心「台本を読めば、どんな役でも降ろすことが出来るって言われてますよ」

と言うと、監督さんは"なるほど"と呟いていた。けどすぐに補足で一つ伝えた。

 

優心「けど、部室で一人で黙々と練習してると聞きました。勿論、それはプロだと当たり前ですけど、ちゃんと練習を重ねてもいますよ。基本をしっかりとしていますよ」

 

俺がそう伝え終わると、ファッション系からの人から質問された。

 

それにも答えていくと、"会ってみたい"と言われたので会場に来ている事を伝え、自分から薫さんに声をかけておくと伝えた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

こころ「お兄様!」

 

監督さん達との話が終わった後は、海外の政治家の人と話をした。

 

そして今は、日本の政治家さん達と話をしていた。すると、こころが大きな声を出して背中に抱きついてきた

 

優心「あ、こころ。どうしたの?」

 

こころ「ハロハピの皆が会いたいって言ってたから、皆のところに行きましょ!」

 

優心「分かったよ。でも、その前に挨拶しないといけないでしょ」

 

こころ「あ、そうだったわ!今日はパーティーに来てくれてありがとう!」

 

こころが笑顔でお礼を言うと、政治家の人が笑顔になった。

 

政治家A「こちらこそ、お呼びいただきありがとうございます。お嬢様もお元気そうで何よりです。より一層、お母上に似て美人に尚且つ可愛くなりましたね」

 

こころ「そう?ありがとう!……お兄様早く行きましょ❗」

 

優心「引っ張らなくても行くから落ち着いてよ、こころ……」

 

こころ「だって早く会って欲しかったんだもの」

 

こころはムスッとした顔でそう言ってきたので、頭を撫でてなだめた。その後に、政治家の皆に会釈してからハロハピの皆のところに向かった。

 

大地「本当に仲がいい兄妹だね」

 

政治家A「えぇ、微笑ましいです。私の息子と娘もあんな風に仲が良ければいいのですけどね」

 

政治家B「お子さんは、あまり仲が良くないんですか?」

 

政治家A「あぁ、二人とも頑固過ぎてお互いに譲らないので、喧嘩をしてしまうんですよ。なので、あのお二人みたいに仲が良くなればいいのに、って思ってしまうんです」

 

大地「しっかり者の優心くんに、おてんば娘のこころちゃんだからこその関係なんだろうね。こころちゃんの方も、驚く行動するけれど、兄の優心くんやバンドの友達たちの提案を聞いたり言うことを聞いたりと聞き分けもしっかりあるからかもしれないね」

 

政治家C「明るく元気いっぱいの即行動ができるお嬢様に、しっかり者でサポートに徹する優心様。その二人がいると、弦巻家も世界も安泰ですね」

 

政治家B「あぁ、そうだな」

 

政治家A「もし、弦巻家や、あの二人本人や友人が何かあった際は助けましょう。もちろん助けを求められた場合はですけどね。……弦巻家にはいつも助けられてばかりで、恩を返しきれていないですから」  

 

政治家B「ええ。しかし、これからの将来は、優心様とこころお嬢様もいますから、ますます恩を貰ってしまいますけどね」

 

政治家C「確かにそうですね」

 

そんな政治家さん達の会話が後ろから聞こえたが、気にせずにハロハピの皆とかぐやさん達がいる方へ向かった。

 





台詞の前に名前を書いてますが、選手との話の時に書いていた、バ)とはバスケ選手、ソ)はソフトボール選手です。

サブタイトルの「キャラ・世界観設定(ネタバレあり)その2」に、弦巻家と四宮家、四条家、藤原家の関係……、家の関係性を大雑把かと思われるかもしれませんが、書きました。それで参考にしていただければありがたいです。今後追加で書くと思いますので、読んでくだされば幸いです。

今回は1話に纏まらなかったので、次回も誕生日パーティーの話です。次回は優心とこころをもっと出せると思います。
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