弦巻こころの兄が秀知院学園に通って過ごす話(完結)   作:春はる

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第31話です。

今回は、夏休みに入ってから半月が過ぎた話で、バンドリのイベントストーリー、「ハッピーサマーバケーション」を題材にしてます。

前回より文字数は少ないので、物足りないとか思うかもしれません。

では、本編をどうぞ。



第31話

 

俺とこころの誕生日からしばらく日が経ち、もう夏休みに入ってから半月が過ぎた。

 

一応、その間にも愛と出掛けたりしていた。例えば誕生日の後に、愛とこころと一緒に南の島に行ったりしていた。

 

そんな感じで過ごしていた時の今日に、俺は外で電話をしていた。

 

会長『弦巻は、どうすればいいと思う?』

 

優心「別に素直に"遊びに行こう"とか、"何してる?"みたいな感じの事を、メールとか電話とかすればいいだけでしょ」

 

会長『しかし、俺からしたら負けなんだよ』

 

優心「負けって……。そんな事をしてると、他の人に取られちゃうと思うよ」

 

まず電話の相手は会長だ。

 

俺が、会長との電話をなぜ外でしているのかと言うと、今日はこころと一緒にショッピングモールに出掛ける日だった。

 

それで、家を出てこころと手を繋ぎながらしばらく歩いてると、会長から電話が掛かってきたって訳だ。

 

そして、会長から言われたのは、"かぐやさんを遊びに誘いたいけど、どう誘えばいいか"という内容だった。

 

それに対する返事がさっきの言葉だ。そんな事を言っても、素直にならない態度だったけど。

 

優心(久しぶりのこころと二人での、お出かけだったんだけど……)

 

会長「それにメールを送ろうとしても、書いては消しての繰り返しなんだよ。……もう、初恋か!って感じなんだ……!」

 

優心「初恋じゃん。……てか、そろそろ電話を切ってもいい?今日はこころと出掛けてるんだけど……」

と、会長の言葉にツッコミを入れてから、今の俺の状況を教えてあげた。

 

会長『あ、それは悪かった。……てか、今日は早坂とは一緒じゃないんだな……』

 

優心「しばらく予定があるから、遊んだりするの無理なんだって。だから、しばらくは愛とは出掛けない感じだね」

 

会長『なるほど。じゃあ電話切るわ』

と、電話を切ってスマホをしまった。夏休みに入ってから、愛とは結構な頻度で出掛けたりしていた。 

 

夏休み初日や、誕生日前後にハピネールに行ったり南の島に行ったりした。

 

けど、その間に別邸での仕事が他の使用人が捌ききれない程になったみたいなので、しばらく出掛けたりするのは無しになった。

 

最後に出掛けたのは、南の島に行ったぐらいだ。

 

そんな事を考えてると、こころから声をかけられた。

 

こころ「お兄様、ショッピングモールに着いたわよ!」

 

優心「あ、ほんとだ」

 

俺が考え事をしている間に、ショッピングモールに着いていた。俺はこころに行きたいお店を聞いた。

 

優心「じゃあ、こころはどこに行きたい?」

 

こころ「そうね、まず雑貨屋に行きたいわ!」

 

優心「じゃあ行こっか」

 

こころから"雑貨屋に行きたい"と言ってきたから、まず雑貨屋に向かった。

 

こころと二人でショッピングモールまで来た理由は、しばらく愛との予定が無くなった事、最近こころと二人で出掛けてなかったからだ。

その為、俺が"二人で出掛けよう"と誘ったら、こころは嬉しそうに"ショッピングモールに行きたい"と言ったからだ。

 

こころ「お兄様、早くー!」

 

優心「はいはい」

と、手を引っ張って急かしてくるこころにそんな返事をして一緒に雑貨屋に寄った。

 

 

その後も、色々と回っていると、目の前に見慣れた人を見つけた。

 

優心「リサ達だ」

 

こころ「あら、本当だわ!リサー」

 

目の前にいたのは、リサと燐子とあこの三人だった。こころも気が付いて、リサの名前を大きな声で呼んだ。大きな声だったから、当然リサ達三人もこっちに気が付いた。

 

リサ「こころと優心じゃん。兄妹でお出かけ?」

 

こころ「そうよ!久しぶりに二人でお出かけしてたのよ!そしたらリサ達を見つけたの!」

 

リサ「そっか。二人は、ほんと仲がいいね~。手まで繋いじゃって」

 

こころ「そうよ。前からお兄様と出掛ける時は、必ず手を繋いでるのよ!」

と、リサに言われた事にこころがそう話していた。

 

あこ「優兄とこころだー」

 

燐子「ど、どうも」

 

リサとこころの二人が話をしているのを見ていると、あこと燐子も話に混ざってきたので、何をしてたのか聞いてみた。

 

優心「三人はここで何してたの?」

 

リサ「さっきまで、このお店で水着を選んで買ったんだよ。ひまりから海に遊びに行こうって誘われたから、水着を見てたんだ」

 

優心「なるほどね」

 

リサの説明に納得してるとあこから提案された。

 

あこ「そうだ!優兄達も一緒に行こうよ」

 

リサ「お、それいいね。優心達も来たら、もっと楽しめると思うしね。……それで、二人どうする?」

 

こころ「あたしは、行きたいわ!」

 

優心「しばらく予定はないし、俺も行くよ」

 

あことリサに海に誘われて、こころは即答で"行く"と答えた。そういう俺もしばらくは予定が無いため行くことを伝えた。

 

リサ「じゃあ、ひまりに連絡しとくね。……そういえば二人は水着持ってるの?」

 

優心「俺は去年買ったのがあるから大丈夫だよ。こころは?」

 

こころ「あたしは新しいの買いたいわ!折角、水着を売ってるお店の目の前にいるんだもの!」

 

優心「リサ、こころに似合う水着を選んであげて。お金は俺が持つから」

 

リサ「オッケー♪こころは美少女だから、とびっきり似合うの選んであげよう。……どれがいいかな……。あれもいいし……、いや……

 

優心「(こころが、着せ替え人形になりそうな気がするけど)……リサ、ほどほどによろしく」

 

リサ「大丈夫だよ。そこまで着せ替え人形にはしないつもりだから」

という、リサの言葉に苦笑いしつつ、リサに"とりあえずよろしく"と言っといた。

 

こころに水着分の金額を渡してお店に見送った。水着分のお金は俺の自腹だったが、華さん達……黒服さんが動こうとしてたけど、俺が制止させた。妹のための買い物だしね。

 

 

買い物が済むまでは、お店の外でスマホを弄りながら時間を潰した。

 

水着の買い物が済んだ時に、リサから愛の事を聞かれたが、愛はしばらく予定があって遊べない事を伝えた。あこ達は少し残念がってた。

 

 

その後は、皆でショッピングモールを回ってから解散になった。

 

 

 

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ーーーーーーーーー

 

 

 

そして、遊ぶ日になった。

 

 

駅で待ち合わせしていたので、電車に乗って皆と海に向かった。

 

 

電車の中で愛の話になった際に、遊びに来れない愛のために、遊んでる様子を写真を撮って送ることになった。

 

愛に"送っても大丈夫か"と確認したら、"大丈夫"と返事がきた。その事を教えると、どんどん写真を撮って送ろうという事になった。

 

そんな話をしていると、海の近くの最寄り駅に着いたので、電車を降りて海に向かった。

 

 

海に着いた後は、パラソルなどの準備を始めた。それで全て終わった後に華さん達に荷物の番をお願いして、水着に着替える為に更衣室に向かった。

 

 

水着に着替え終わって再び集合をした。集まった後、ひまりが気合いの入った感じに"蘭達が羨むぐらい楽しむ"と言って、漫画とかだと"ゴゴゴ……"というのが後ろに付くぐらいになってた。

 

こころ「お兄様、海まで競争しましょ!」

 

優心「こころ、いきなり走っちゃだめだよ。準備体操をしないと」

 

こころ「む~……。だって早く遊びたいもん」

 

優心「でも、怪我したらもっと遊ぶ時間がなくなるし、遊べなくなっちゃうよ」

と、頬っぺたを膨らませて拗ねたこころにそう言うと、素直にしてくれた。

 

準備体操を終えると、あこと一緒に猛スピードで走っていってしまったが、リサとひまりはその二人の後ろを追いかけた。

 

優心「ねぇ、燐子に一つお願いしたいんだけどいい?」

 

燐子「は、はい。……電車の中で言ってた…遊んでる様子の写真を撮ってほしいって、お願いですよね?……遊びに来れなかった愛さんの為の……」

 

優心「うん。気が向いたらでいいからさ」

 

燐子「は、はい……」

 

俺は燐子にお願いしてから、皆の所に向かった。

 

こころ「お兄様!」

 

バシャッ‼️

 

優心「……!?」

 

皆の所に着くと、海の水を顔に思いっきりかけられた。俺は"うげ……"となったが、すぐにこころに水をかけ返した。そこから五人の水のかけ合いになったりした……。

 

あこ「ひーちゃん、これでもくらえー!」

 

こころ「あたしもひまりにかけるわ!」

 

ひまり「ちょっ!二人して水をかけ……わぁっ!?」

 

中には、あことこころの二人がひまりに攻撃したり、それを見てると今度は俺やリサも標的になってやり返したりと凄く楽しめた。

 

そんな感じで遊んでると、お腹が空いてきたので時間を見るとお昼の時間だった。なので昼食を取るために近くの海の家に向かった。

 

 

 

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~海の家~

 

 

彩「いらっしゃいませー!」

 

海の家まで行くと彩が居た。

 

彩がいることに驚いていることを聞くと、コラボイベントをしているこの海の家で一日店長としての仕事でいると教えてくれた。

 

こころ「コラボイベント?や一日店長ってどういうものなの?」

と、こころが聞いてきたので教えてあげてると、お店の中から彩の名前を呼びながら店員さんが出てきた。

 

店員「彩ちゃん!またホール手伝ってもらってもいい?」

 

彩「勿論です」

 

店員「ありがとう、助かるよ。……この子達は知り合い?」

 

彩「はい。私の友達で、遊びにきてくれました」

 

店員「ごめん!皆もお店を手伝ってくれない?」

 

彩と話をしていた店員さんが、俺たちの方を向いてきて"手伝ってほしい"と言ってきた。店員さんの言葉にいち早く反応したのはこころだった。

 

こころ「えぇ!手伝うわ。困ってるから、お願いしてきたのよね?」

 

こころの言葉に、店員さんが頷きながら色々と説明してくれた。

 

店員「NFOってゲームのコラボカフェなんだけど、まぁそのお陰で繁盛してるんだ。けど、繁盛してる分人手が足りてないんだ。そんなに難しくないし、お礼もするから」

という、店員さんのお願いを見た俺は手伝うことにした。

 

優心「俺、手伝いますよ。店員さんが困ってお願いしてきてるし……」

 

リサ「確かにね。アタシも手伝いますよ」

 

あこ「あこもやります!」

 

ひまり「私もホールなら出来ますので、やりますよ」

と、あことひまりも手伝うと店員さんに言っていた。

 

ただ、人前が苦手な燐子は少し悩んでいたが、勇気を振り絞って手伝うと言ったので、お店の中に入った。

俺は店員さんからメニュー表をもらった。

 

リサ「じゃあ誰がどこをやるかだけど……、優心お願い!」

と、俺がメニュー表を見ていると、リサがそう言ってきた。

 

優心「俺が決めるの?」

 

リサ「優心ってこういう役割を決めるの意外と上手いし、生徒会でも役割とか決めてるって、愛から聞いてたしね」

 

優心「愛から?」

 

リサ「うん。初めて会って連絡先交換してから良くやり取りしてたんだよ。その時に聞いたんだ。だから、優心に決めてもらった方が絶対いいと思ったんだ」

 

優心「……了解。とりあえず、彩とひまりの二人はホールで確定だね。彩は頼まれてたし、ひまりもホールなら出来るって言ってたから、お願い」

 

彩・ひまり「はい!」

 

彩とひまりにホールをお願いすると、二人は元気良く返事をしてきた。二人の返事を聞いてから、あことこころの方を見た。

 

優心「次はあことこころだけど、二人もホールね。あこは元気で明るいし、NFOをやってるからメニューの名前だったり、商品の説明も出来ると思うからお願い」

 

あこ「分かった❗」

 

優心「こころも、あこと同じで元気で明るく笑顔がいいから接客に向いてる。だから、こころもホールね」

 

こころ「えぇ、分かったわ❗」

 

俺が二人に言うと、彩達と同様に元気良く返事をしてくれた。

 

優心「彩。こころは接客経験は一切無いからやり方を教えてあげて。こころ、接客だったりメニューの取り方とかは、店員さんや彩の説明してくれたやり方でやってね」

 

彩・こころ「分かった(わ)」

 

俺は彩にもそう言ってから、リサと燐子の二人の方を向いた。

 

優心「リサと燐子の二人と、あと俺は厨房……料理を作る方ね。リサは元々料理をしてるし、俺はたまーにこころのお弁当を作ってあげてるから、多少は料理は出来るからね」

 

リサ「りょーかい♪」

 

燐子「わ、私も料理の方ですか?」

 

優心「うん。あこにも言ったけど、お店のメニューはNFOのアイテムとかの名前が使われてるんだ。だから、NFOに詳しい燐子がいた方が助かると思ったからだよ。それに燐子の性格の事を考えても、こっちの方がいいかなって」

 

燐子「は、はい。分かりました……!」

 

俺がそう言うと燐子は力強く頷きながら、返事をしてくれた。

 

リサ「じゃあ彩とあこ、こころとひまりの四人がホールで接客。アタシと優心、燐子が中で料理作りを担当ってことで行こう!おー!」

 

五人「おー!」

 

燐子「お、おー……!」

 

リサの言葉で、持ち場に向かった。

 





今回、1話で収まりきらなかったので、次回も続きの内容です。
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