弦巻こころの兄が秀知院学園に通って過ごす話(完結)   作:春はる

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三者面談の内容です。

今回は、キャラ達の視点や、その場の状況といった小説の描写が頻繁に変わるので、読みづらくて分かりづらいと感じてしまうかもしれません。

それでも最後まで読んでくれたら幸いです。

では、本編をどうぞ。



第50話

 

 

期末試験から数日が経った夜。

 

 

~優心視点~

 

 

~弦巻家・優心の部屋~

 

 

晩ごはんを食べ終わって自屋でゆっくりしていた時にお父様から電話が掛かってきた。

 

お父様は、雁庵さん達と進めてる事についての話で電話をしてきたみたいだった。

 

しばらくその事について話を進めていた。そして話を終えると、かぐやさんの進路に事やその時の雁庵さんの様子についても教えてくれた。

 

優心「かぐやさんって、外部進学なんだ」

 

誠心『あぁ、話をして言いなりなどを気にせずに本心で話してくれと雁庵が言うと、大学に行きたい事・そしてゆくゆくは家を継ぎたいとも言ってくれたそうだよ』

 

優心「そうなんだ」

 

誠心『あぁ、彼女の思い描く将来のプランは大学に進学し、そこでさらに勉学をしてから四宮家を継ぐということになるな』

 

優心「なるほどね。じゃあ俺と似た感じだ」

 

誠心『そういう事になるな。優心も大学に進学してから代理とはいえ、家を継いでくれるから嬉しい限りだよ。ありがとう』

 

お父様にそう言われて嬉しかった。そうしてるとお父様からまた声をかけられた。

 

誠心『……あとは優心達、生徒会の子達の将来が現実になるように準備を進めていかないとな』

 

優心「そうだね。何かあったらまた教えて」

 

誠心『その時には連絡する。しばらくはこっちで進めていく』

 

優心「分かった。……じゃあおやすみなさい」

と言ってから電話を切った。

 

 

そして、ベッドに入った。

 

 

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優心と父・誠心が電話をした日から、数日後。

 

 

~三者面談当日~

 

 

~生徒会室~

 

 

~会長視点~

 

 

石上「会長。今日は、藤原先輩と四宮先輩と弦巻先輩はいないんですか?」

 

生徒会室で文化祭関係の仕事をしていると、いつの間にか生徒会室に来ていた石上が、弦巻たちの事を聞いてきた。

 

会長「今日は三者面談があるんだ。だから三人はここには居ないし来ないぞ。……まぁ、俺もそうなんだけど、最後の方だから、文化祭の事務作業を少しでもやろうと思って寄った感じだな」

 

石上「三者面談。……僕、将来の事は無いんですよね」

 

三者面談の事を伝えると、夢はないと言ってきた。

 

会長「そうなのか?何かやりたい事とかは無いのか?」

 

石上「家は、兄が継ぐ予定なので、僕の場合はニートになるか社長になるかのどっちかですね」

 

会長「贅沢な悩みだな」

という事を、俺が質問した事の石上が答えに反射的に言ってしまった。

 

反射的に言った時に思い出したことが一つあったので、それを聞いてみた。

 

会長「……そういえば、弦巻の誕生日の時に父親から弦巻グループへスカウトされてただろ?グループの会社に入ろうとか思わないのか?」

 

……そう。石上は弦巻グループにスカウトされたんだ。しかもスカウトした張本人は、弦巻家と弦巻グループの当主兼社長である弦巻の父親だ。

 

トップ直々にスカウトされたもんだから、石上はしばらくあたふたしていたが、最終的に"考えときます"と言っていた。

 

しばらく石上は黙っていたが口を開いた。

 

石上「……それも迷ってはいますね。魅力的な誘いでしたし」

 

ミコ「いやいや、石上が弦巻グループに誘われたって……嘘でしょ」

 

石上「それがマジなんだよ」

 

会長「石上がスカウトされていたのを目の前で見てたから、スカウトされていたのは本当だぞ」

 

ミコ「会長が言うなら信じますけど……」

 

話の途中で、石上がスカウトされた事を信じてなかった伊井野は、渋々だが信じてくれた。

 

ミコ「前に会った時にも思ったんですけど、弦巻先輩のご両親っていい人ですよね~」

 

石上「確かに。僕みたいな見た目が根暗で幸の無いような人間に優しかったし。……何より、あのパーティーに招待されてた人達、全員いい人ですよね」

 

会長「あれだろう。類は友を呼ぶみたいに、弦巻に関わる人達は、自然といい人が集まるんだろう」

 

そんな感じで、石上達と話をしてしばらく過ごしていたが、時間を確認のために時計を見た。

 

会長「……と、そろそろ時間だから、俺は面談に行くとするよ」

 

石上「あ、はい」

 

ミコ「分かりました」

 

俺は石上と伊井野にそう伝え、教室へ向かった。

 

 

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会長と石上とミコの三人が、生徒会室で話をしていた頃。

 

 

~優心視点~

 

 

お父様と電話をした日から数日後。

 

 

今日は三者面談があるので、廊下の方でお母様とお父様が来るのを待っていた。

 

待ってると、千花のお父様の大地さんがB組の前に来たのが見えたから、挨拶をするためにB組の方へ向かった。

 

優心「大地さん、お久しぶりです」

 

大地「優心くん、久しぶり」

 

優心「誕生日パーティーの後は中々会えませんでしたけど、お仕事大変だったんですか?」

 

大地「まぁ、少し忙しかったよ。……それより、千花は君とこころちゃんには迷惑をかけてないだろうか?」

 

優心「それは大丈夫ですよ。こころとも仲良くしてもらってますし」

 

大地「それならよかったよ」

 

心美「優心」

 

大地さんと話してると、後ろからお母様から声をかけられた。

 

心美「お待たせ」

 

優心「お母様。……あれ、お父様は?」

 

心美「他の方々と話してるから後で来るわ。……大地さん、誕生日パーティー以来ですからお久しぶりですね。お元気そうでなりよりです」

 

大地「心美さんもお元気そうで。優心くんには千花がお世話になってます」

 

心美「こちらこそ、千花ちゃんには優心とこころの二人にも仲良くしてもらってますよ」

 

優心「ん…」

 

大地さんとお母様が話を始めて、俺とこころの名前を言った時にお母様が頭を撫でてきた。

 

少ししてから、お母様と大地さんが話を終えたから自分のクラスのA組へ向かった。

 

愛「あ、優心くん」

 

A組の教室前に戻ると、愛と奈央さん、かぐやさんと雁庵さんが居て、奈央さんと話をしていた愛が俺に気付いて名前を呼んできた。

 

 

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~朝~

 

 

~ホームルーム前・空き教室~

 

 

~愛視点~

 

 

今日は三者面談がある。

 

そんな日の朝、教室に着くとかぐやに空き教室で話をしたいと言われた。

 

空き教室に着いて話を聞くと、三者面談が今日あるから当たり前だけど進路についての話だったから、かぐやの話を聞いた。

 

愛「かぐやは外部進学するんだ」

 

かぐや「えぇ。……毎日、夜にしているお父様との電話で三者面談が近づいてきたから、進路の話になったのよ」

 

愛「その時に外部進学するって伝えたんだね」

 

かぐや「はい。けど、その時にお父様たちの言う通りにするって、言おうとしたの。でもお父様が本心で話して欲しいと言ってきた」

 

雁庵様が言ったという"本心を言ってほしい"という言葉に、私は驚きつつもかぐやに話を促した。

 

かぐや「そう言われて、私は自分が考えている事を伝えたの。どこの大学に行くかはまだ決めていないけれど、秀知院以外の外部に進学したいってね。そして最終的には、家を継ぎたい事も伝えたわ」

 

愛「そうなんだ。……って、家を継ぐの!?」

 

かぐや「そうよ」

 

かぐやの"家を継ぎたい"の言葉に驚いたが、私の驚きなどを気にせずに、"そうよ"という一言だけで済まされてしまった。

 

愛「……そ、それで雁庵様には、なんて言われたの?」

 

一言だけで済まされてしまった私は、気を取り直してそう聞いてみた。

 

かぐや「大学は、しっかりと自分の判断で考えて行きたいと思った所に行きなさいとお父様に言ってくれたわ」

 

愛「そっか。……でも、家を継ぐって事は?他の三兄弟の事もあるし、特に長男が問題でしょ?大学の事も、目指す所によっては邪魔される可能性はあるよ」

 

かぐや「私もその事を心配して聞こうとしたわ。けどお父様は、今は気にしないでくれ・時期がきたら教える、家を継ぐ事は周りには言わないようにと。話すとしても、早坂の娘だけだと言われたわ」

 

愛「……それは、なんか裏がある感じだね」

 

かぐやの説明に私はそう呟いて、かぐやはその呟きに頷いて口を開いた。

 

かぐや「確実に何かがあるわよ。……まぁ、家の事については置いといて、ひとまず進路は外部進学で大学に行くと決めたって事よ」

 

愛「なるほどね」

 

かぐや「愛さんは、進路はどうしたいか決めました?」

 

かぐやの進路の事を聞いた後に、かぐやから私の進路について聞いてきた。

 

愛「私は優心くんと同じ大学に行くつもり」

と、かぐやの問いに答えたら"予想通り"と言われた。

 

愛「予想的中したんだ?」

 

かぐや「まぁ、二人は本当にラブラブカップルです。それに、愛さんは弦巻くんと一緒にいる事が多いですから、大学も一緒の所を受けたいと思っていそうだったので……」

 

愛「……まぁ、その通りだけどね」

 

かぐや「他にも理由がありそうね」

 

愛「優心くんって、経営学が強い大学に進学希望なんだ」

 

かぐや「それはつまり……弦巻くんと結婚して会社などの経営に関する事を携わる事が出てくるから、その将来のためにって事ですか?」

 

愛「……うん、そういう事」

 

かぐや「そういう理由も良いと思いますよ」

 

そんな話をしていると、予鈴が鳴ったのでホームルームに間に合うように急いで、A組に戻った。

 

 

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~愛視点~

 

 

~三者面談の時間・放課後~

 

 

放課後になり、ママが来るまでかぐやと一緒に話をしながら待っていた。

 

奈央「愛」

 

しばらくして、ママがやってきた。隣には雁庵様も一緒に来ていた。

 

かぐや「あ、お父様」

と言ったかぐやは、雁庵様とそのまま話を始めた。そういう私も、ママと話を始めた。

 

愛「そういえば、パパは?」

 

奈央「正人は、どうしても外せない仕事をしているの。雁庵様直々の仕事よ」

 

愛「そうなんだ……」

と、パパの事を聞いてそう呟くと、ママは頭を撫でてくれた。

 

愛「……ねぇ、今日は晩ごはん一緒に食べれる?」

 

奈央「勿論。今日は休みをもらっているから、一緒に食べれるわよ」

 

頭を撫でられながら、晩ごはんを一緒に食べれるのか聞くと、"食べれる"と答えてくれた。

 

愛「じゃあ、帰りに焼き肉かお寿司食べたい!」

 

奈央「私はふぐ刺しが食べたいわ」

 

愛「えー……」

 

ママもママで食べたいものがあるから、意見が割れてどうしようとなってると、優心くんと心美さんの二人が教室前に来たのが見えた。

 

愛「あ、優心くん」

 

心美「奈央、どうしたの?」

 

奈央「晩ご飯をどうしようかって、愛と話になってたのよ」

 

心美「それなら、うちでご飯を食べない?」

 

奈央「いいの?」

 

心美「いいわよ。今日は休みを貰ってるんでしょ?だったらどこでご飯を食べても構わないじゃない。家だったら愛ちゃんが食べたいものや、奈央が食べたいものも用意できるわよ」

 

心美さんの提案に、私も賛成してママに"そうしよう"と言った。ママは少し考えてから、承諾してくれた。

 

心美「あと、かぐやちゃんも食べに来るでしょ?」

 

かぐや「わ、私も?……私も行っていいんですか?」

 

心美「優心の大事な友達だから、当たり前じゃない。それに優心が友達だと認めて仲良くしてる子は、私にとって自分の子供みたいなものだしね」

 

奈央「心美はいつもその言葉を言ってるわね。前にも、弦巻家が運営してる児童養護施設の子供達にも同じこと言ってたわよね?自分の子供みたいって……」

 

心美「おかしい事かしら?けど、私がそう思ってるのだからいいじゃない。……それでかぐやちゃんはどうする?」

 

かぐや「折角の誘いですし行きたいですが……」

 

心美さんの誘いに、かぐやは雁庵様を見ながら迷っていた。

 

心美「雁庵さん、かぐやちゃんを連れていってよろしいですか?というよりも連れていきますので、文句言わないでくださいね。というより言わせませんので」

 

雁庵「かぐや、行ってきなさい」

 

かぐや「い、行っていいの……?」

 

雁庵「あぁ」

 

心美さんが雁庵様に強引な物言いをして、許可を出させていた。

 

けど、かぐやは嬉しそうにしていたから、心美さんの強引な言動は気にしないでおいた。

 

その後の雁庵様は誠心さんと、心美さんはかぐやさんと優心くんと話をしていた。

 

私はその様子を見ながらママに声をかけた。

 

愛「ママ。心美さんって雁庵様に怯えてないんだね」

 

奈央「愛は、心美の事を弦巻家で過ごしてて聞いたりしてないの?」

 

愛「うん。心美さんって、仕事で家にいることが少ないし家に帰って来たとしても、優心くんとこころと話をしてることが多いから」

 

奈央「そういう事ね。……心美はね、一般の家出身よ。生まれながらの、富豪名家界隈の人間じゃないわ」

 

愛「え、そうなの?」

 

奈央「そうよ。確か、誠心さんとは幼馴染みだそうよ」

 

愛「誠心さんと幼馴染みなんだ……」

 

奈央「えぇ。……まぁ取り敢えず一般の家出身だし、心美自身強気な部分があるから」

 

愛「だから雁庵様にも全然臆してないんだ……」

 

奈央「そういうことよ」

 

心美「奈央。勝手に人の事は言わないようにね。いつ誰が聞いてるのか分からないから」

 

奈央「ごめんなさい」

 

ママと心美さんの話をして少しすると、ママがすぐに謝っていた。

 

愛(体育祭の時もだったけど、ママが即答で謝った。なんでだろう……)

と、二人の光景を見てそう思ってしまった。

 

すると教室にいる担任から、優心くんの名前が呼ばれていた。

 

どうやら話している内に、優心くんの番になったみたいで、先生に呼ばれた弦巻親子は教室に入っていった。

 

教室へ入っていったのを見てから、ママに声をかけた。

 

愛「ママ。体育祭の時もそうだったけど、心美さんにすぐに謝ってたのは、なんで?」

 

奈央「圧が凄いし、変に怒らせたくないからよ……」

と、ママは私の言葉に冷や汗をかきながら、一言だけ呟いた。

 

ママの言葉に、私は苦笑いしか出来なかった。

 

愛「(……って事は、優心くんの怒ると怖いっていう所は、心美さん似って事?)じゃあ、優心くんは心美さん似って事だよね」

 

奈央「……前にそう言ってたわね。誠心さんは今じゃ落ち着いているけれど、学生時代とかは今のこころちゃんとほぼ同じぐらいの性格だったそうで、心美の方は昔から変わってないって聞いたわね」

 

愛「そうなんだ……」

 

奈央「だから性格がどっちに似ているのかって話になった際に、強いて言うならば優心くんは心美似で、こころちゃんは誠心さん似と聞いたわよ」

 

ママの言葉を聞いて”へえー”となった。そうなってると優心くんが出てきた。三者面談が終わったみたいだった。

 

その後に、私とママの番になり、その次にかぐやの番だった。

 

 

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~優心視点~

 

 

~二年A組・教室~

 

 

かぐやさんとお母様と話をしていると、担任の先生に呼ばれたので、教室に入った。

 

 

担任「弦巻くんは外部進学希望だったね」

と、席に座ると先生がそう言ってきた。

 

優心「あ、はい。そうです」

 

担任「うん。じゃあ進学するとして、大学はどこに行きたいか決めてるかい?」

 

優心「経営学が強い大学に行きたいと思ってます」

 

担任「なるほど、経営学か……。ということは、将来的には当主・社長として家を継ぐ感じなのかな…?」

 

優心「あ、継がないです」

 

先生に行きたい大学の事を聞かれて答えると、家の跡取りの話になったからそれにも答えた。

 

そして俺の答えに、先生はびっくりしていた。

 

担任「え……、継がないの?」

 

優心「……いや、正確に言えば俺は当主兼社長"代理"に、就くつもりなんです。当主と社長を継ぐのは妹のこころですよ」

 

担任「でも私からしてみれば、弦巻くんでも継げるほどの能力や人望などがあると思っているんだが、妹さんが継ぐのか」

 

優心「はい。妹の方が俺よりカリスマがありますし、妹が当主と社長になれば本当に世界を笑顔に出来ると思うんです。俺はその支え……いわばサポートをしたいと思ってるんで」

 

担任「なるほど。それで代理に就くという事か。それで代理とはいえ、家や会社の経営には必然的に携わるから経営学が強い大学に行きたいと……」

 

優心「そういう事です」

 

担任「……本人はこう言ってますが、ご両親はどう思っておられますか?」

 

俺の話を聞いた先生は、お父様とお母様に話を聞き始めた。少しして話が終わり三者面談が終わった。

 

 

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俺の後に愛が三者面談を受けていた。

 

それで、愛も俺と同じ経営学の強い大学に進学すると先生に話したそうだ。

 

この事に、先生は驚いてはいなかったみたいだ。

 

俺と愛が付き合ってる事は知っていたそうで、"なんとなくそうだろうと思ってた"と言われたみたいで、少し恥ずかしかったと話してくれた。

 

愛が俺と同じ大学に行く事は知っている。

 

知ってる理由は、期末試験が終わった日から三者面談の日まで間に、愛本人から聞いたからだ。

 

愛なりに将来の為に色々と考えた結果、俺と同じ大学に行く事にしたという事も教えてくれたんだ。俺も一緒の大学に行けるから嬉しかった。

 

そしてかぐやさんは(前にお父様が話してた通り)、外部進学に行く事に決めたと教えてくれた。因みに、雁庵さんとかぐやさんを見て、先生は二人の結構な歳の差を多少驚いていたらしい。

 

それで雁庵さんは三者面談が終わると、かぐやさんと話を少ししてから一足先に本邸へと帰っていった。

 

会長の進路の話は聞いてない。一応、聞こうとしたけど、三者面談を終えてすぐに親と一緒に真っ先に帰ってしまったから、聞けなかった。

 

ただ、教室……いや校長室から出てきたから、校長と三者面談をしてたのは見て分かった。

 

そして、その時に会長も会長のお父様も真剣な顔つきをしてたから、会長なりの大きな決断をしたのは感じから、話しかけなかった。

 

優心(何かあるって事だな。……けど、今はあまり聞かない方がいいような気がするし、聞くのをやめとこう)

 

心美「優心ー?帰るわよ~」

 

優心「あ、今行くー」

 

会長の事で考え事をしているとお母様に呼ばれたので、返事をしてすぐに向かった。

 

お母様の元へ向かった後は、俺と愛とお母様とお父様で、弦巻家へ帰った。

 

勿論、家で食事をするという事を三者面談が始まる前に約束をしたから、奈央さんとかぐやさんの二人も一緒に乗ったんだ。

 

車に乗ってる時に、愛と奈央さんが食べたい食べ物をお父様が聞いて家に連絡をしていた。

 

車の中で色々と食べたい物を言ってたけど、最終的にふぐ刺しとお寿司だった。

 

家に着いた後は、すぐにご飯を食べる部屋にご飯を食べることになったので、ご飯を食べる部屋へ皆で向かった。

 

因みに華さんや皐、お父様達の護衛をしていた黒服さんは自室や戻ったり自分の仕事をしに行った。

 

部屋に向かってる間にこころが口を開いた。

 

こころ「奈央とかぐやが来たのね」

 

優心「そうだよ。一緒にご飯を食べることになったんだ」

 

こころ「皆でご飯を食べるの楽しいものね♪」

と、部屋に着くまでの少しの間は、こころと話をした。

 

そうしてると、部屋に着いた。

 

テーブルの上には、奈央さんと愛の希望のお寿司とふぐ刺し、他におかずになる食べ物も準備されていた。

 

皆で席に座ってご飯を食べ始めた。俺はこころと愛とかぐやさんの三人と、奈央さんはお父様とお母様の二人と話をしながらご飯を食べてた。

 

その途中で、皐がお母様と奈央さんの二人と話をしていた。

 

お母様に声をかけると、皐が愛の護衛をしている事を伝えて、それで皐が奈央さんに挨拶をしたと教えてくれた。

 

体育祭の時は、奈央さんと護衛とかの話などをしていなかったそうなので、この際に話をしたという事も教えてくれた。

 

 

その後も、皆と楽しくご飯を食べて過ごした。

 

 

そしてこの日、奈央さんはうちに泊まりかぐやさんは別邸に帰った。

 

こうして、三者面談があった一日が終わった。

 




 
愛がパパ呼びの理由は、単純に母親の早坂奈央をママ呼びなので、父親もパパ呼びだろうと思ったからです。

それに加えて、奈央が言った「正人(まさと)」は、愛の父親の名前です。

原作に『早坂正人(はやさかまさと)』と、父親と名前が少しだけ出てましたので、名前だけ出しました。(一応、この第50話は三者面談の話なので)

次回からは、文化祭関連の話を書いて投稿していこうと思います。
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