弦巻こころの兄が秀知院学園に通って過ごす話(完結)   作:春はる

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今回も前回から一週間で投稿が出来ました。

ただ、急ピッチで仕上げた部分もある為、あとで修正をする可能性があります。それに加え、今回の文字数は前回より1000文字ぐらい少ない4000文字代です。

その為、クオリティが低く感じたりするかもしれませんので、その部分はご了承ください。

では、本編をどうぞ。



第67話

 

 

ロゼリアの主催ライブから、数日が過ぎたある日の放課後。

 

 

~優心視点~

 

 

~放課後~

 

 

今日もいつも通り学校が終わり、愛と一緒に家に帰った時だった。

 

玄関口に、こころ以外の花女の靴が1つがあった。

 

愛「花女の靴が、一つ多いね」

 

優心「うん。……今日は誰が来てるんだろう……?」

 

愛とそう話していると、玄関に来たメイドさんが声をかけてきた。

 

メイド「優心様、愛様、お帰りなさいませ」

 

優心「ただいま」

 

愛「ただいま。今日は誰が来てるの?」

 

メイド「少し前に、こころ様とハロハピの皆様がハロハピ会議をしておりました。今は奥沢様以外の皆さんがお帰りになっていますので、奥沢様だけがいるだけです」

 

優心「なんで美咲だけ皆と帰らなかったの?」

 

メイド「それが、奥沢様が優心様と愛様にお伝えしたい事があるそうなので、二人が帰ってくるまで待っていたという事です。今はこころ様と一緒に応接室におられます」

 

優心「分かった。教えてくれてありがとう」

 

メイドさんの伝言を聞いてお礼を言った後に、応接室に向かった。

 

 

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~応接室~

 

 

美咲「あ、優心さんと愛先輩」

 

応接室に入ると、美咲がそう言ってきた。俺の隣にいる愛は、こころと話をしていた。

 

優心「ついさっき帰ってきたんだけど、その時にメイドさんから、美咲が俺に伝えたいことって聞いたけど……」

 

美咲「えっとですね」

と、美咲は切り出して俺に伝えたいことを教えてくれた。

 

その内容は、こころが香澄達……ポピパの皆を笑顔にするライブをしたいと言ってきたそうだ。

 

それで、ハロハピ会議でどんなライブにするかという話をして決めて、皆が帰った後にもこころと話もして色々と決まったと教えてくれた。

 

美咲「それで決まったのはいいんですけど、ライブを実現にするには、気球と船が必要なんですよ。流石に船とかを普通の女子高生が準備とかは出来ません」

 

優心「確かにそうだね。……って事は、俺にその準備とかをして欲しいってこと?」

 

美咲「いや、それは黒服の人にお願いしてるので大丈夫です。単純に、お二人も船に乗ってライブを見て欲しいだけです」

 

優心「それだけ?」

 

美咲「こころの事なので、優心さんと愛先輩にも見て欲しいって思ってる筈です。まぁ、戸山さん達がメインなので、気球のライブの方を見てもらう事になると思いますけど……」

 

優心「分かった。まぁ、船の屋上デッキとかでのんびりと待っとくよ」

 

美咲「はい」

 

美咲とそう話をして部屋に戻ろうとした時に、一つ質問した。

 

優心「そういえば、気球とか船でライブの他にも何かやるとかある?」

 

美咲「いや、何もそういうのは決まってないですけど……」

 

優心「じゃあさ、気球のライブ終わりに打ち上げ花火をやったら、さらに笑顔になりそうじゃない?」

 

美咲「……え?」

 

俺の言葉に美咲は驚いた顔をした。そんな美咲を無視して華さんに声をかけた。

 

優心「華さん。ライブ準備してる黒服さんに、打ち上げ花火の準備もお願いして。打ち上げる場所とかその周辺の説明や周知は俺も一緒にやるから」

 

黒服(華)「分かりました」

 

優心「こころ」

 

華さんの次にこころに声をかけた。その時に愛にも説明した。

 

花火の話を聞いたこころは目を輝かせて、"やりましょう!"と言ってくれた。愛も楽しそうにしてくれた。

 

美咲「はぁ~……」

 

後ろから美咲のため息が聞こえてきたが、俺は気にせずに部屋から出て、別の応接室で華さんら黒服の人達と話を始めた。

 

そうして一日が終わった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

美咲から話をした日から、翌日の夜。

 

 

~優心視点~

 

 

~夜・ライブ当日~

 

 

美咲と話をした翌日の今日、スマイル号の船内で今まさに、船の中でハロハピがポピパの為のライブというか演出をしていた。

 

俺と愛はというとスマイル号の屋上デッキで、のんびりしながら話をしていた。

 

愛「優心くんとこころの誕生日パーティーで写真を見せてもらってたけど、実際にスマイル号を見てみると本当に大きいね」

 

優心「そうでしょ」

 

愛「うん。優心くんの船のハッピー号もこれと同じ大きさなんだよね?」

 

優心「そうだよ。このスマイル号と同じ形だからね」

 

愛「本当に凄いな……。あ、そういえば、ライブの最後にさ花火を打ち上げるって事にしたみたいだけど、周辺の街の人達にはどんな理由で伝えたの?」

 

優心「それは単純に花火大会をするという告知をしたんだ。今の時期でも花火大会している場所もあるからね」

 

愛「そうなんだ」

 

しばらく愛とそんな話をしていると、屋上デッキに出る為の階段から足音が聞こえてきた。

 

香澄「あれ?優心先輩と愛先輩だ~!みんなー、優心先輩と愛先輩がいるよー!」

 

姿を表したのは香澄で、俺と愛の姿を見た香澄は他の皆にそう叫んだ。香澄の後ろからは他の四人のポピパメンバーも上がってきた。

 

沙綾「あ、本当だ」

 

おたえ「おー、香澄の言う通りだ~」

 

有咲「なんでいるんだ?」

 

りみ「なんでだろう……」

 

香澄の言葉を聞いて信じてなさそうな顔をしていたけど、実際に俺と愛を見た皆は、すぐに各々の反応をしていた。

 

そんな皆に俺は、"美咲から見て欲しい"と頼まれたという事を説明した。

 

説明を聞いた皆は、"そうなんだ……"といった感じの顔をしていた。 

 

そうしてると、香澄が"皆、あれ!"と大声を出しながら、街の方を指を指した。街から、ミッシェルの形をした気球が出てきた。

 

優心「ミッシェルの形をしてたんだ……」

 

香澄「優心先輩達は知らなかったんですか?」

 

愛「こころとか黒服さん達に聞いても教えてくれなかったんだ。船と気球でライブをやるとしか聞いてないから詳しく知らないんだ」

 

有咲「二人も詳しく聞いてないんですか……」

 

優心「まぁね」

 

そんな話をしながら気球の方を見続けていた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

しばらく見ていると、有咲が口を開いた。

 

有咲「なぁ……なんか飛んでね?」

 

有咲の言葉によく見ると何かが飛んでる……いや、落ちているように見えた。

 

香澄「すごーい!!飛んでるよ!」

 

俺の隣で香澄が目を輝かせて叫んでたが、頑張ってよく見ると、こころとミッシェルだった。

 

愛「こころ、やっぱり凄い」

 

しばらく様子を見てると、ミッシェルの足の裏からジェット噴射されて、こころを抱き抱えて空を飛び始めた。

 

優心「ミッシェル、いつの間にあんな機能ついてたの……?」

 

黒服(華)「少し前です。ミッシェルがジェット噴射でジャンプをする機能を応用して、飛行できるようにしました」

 

俺の呟きに隣で華さんが教えてくれたが、その直後にミッシェル&こころが船の横を飛んでいった。

 

そして花火が打ち上がり、しばらくして花火が打ち終わった辺りでミッシェルとこころが屋上デッキに降りてきた。

 

 

二人の元に香澄達が駆け寄って話をしていた。

 

そんな会話の中で、ミッシェルは緊張から解放されたのか倒れこんで、気球からパラシュートで降りてきた花音さん達に駆け寄られたりしていた。

 

さらに高所恐怖症の薫さんも倒れて、りみと二人して演劇みたいな状態な感じで心配されていた。

 

そんな感じが続いたがある程度落ち着いた時に、こころが俺と愛のところにやってきた。

 

こころ「お兄様、愛!今日のライブは、どうだったかしら?」

 

優心「良かったよ」

 

愛「びっくりな事もあったりして、楽しかった」

と、俺と愛がそう言うと、こころは笑顔になって嬉しそうだった。

 

そうこうしていると、スマイル号は港に着いたので今日は解散となった。

 

ポピパとこころ達ハロハピと、俺と愛は同じ車に乗ってそれぞれの家へと寄りながら帰った。

 

 

こうして、濃い出来事があった一日を終えた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

豪華客船スマイル号を使い、ポピパの為に開催されたハロハピのライブがあった日から、翌日の夜。

 

 

~優心視点~

 

 

~優心の部屋~

 

 

部屋で過ごしてると、スマホが震えて画面を確認するとお父様からのメッセージが来た通知だった。

 

内容を確認すると雁庵さんが倒れて入院したという事と、お父様が明日の夜に家へ帰ってくるというメッセージだった。

 

優心(雁庵さん、とうとう倒れちゃったんだ。……そろそろ物事が大きく動き出すだろうな)

 

お父様からのメッセージを見ながらそう考えてると、またスマホから着信音が鳴った。

 

今度は雲鷹さんの電話のようだったので、すぐに電話に出た。

 

優心「どうも」

 

雲鷹『おう。親父が倒れたって事は知ってるか?』

 

優心「はい。ついさっきお父様からその内容のメッセージが届いたんで、知ってます」

 

雲鷹『ならいい。それでだ……大兄貴が動きを見せた』

 

優心「動きましたか……」

 

雲鷹『あぁ。監視していた早坂の人間によると、今日の昼頃に大兄貴が親父に、自分に有利になる遺書にサインさせた』

 

優心「その遺書はどこに?」

 

雲鷹『親父が、役所に提出して公正遺言書として弁護士に預けるって事を伝えて親父が大兄貴から預かった。で、今は早坂正人が持っていて保管場所に向かっている』

 

優心「じゃあ、こっちが持っている雁庵さんが書いた本当の遺書は、公正遺言書として提出するで構わないですね?」

 

雲鷹『そうだ。親父付きの弁護士と弦巻家の弁護士は、弦巻家が代わりに提出する事に関しては了承済みだ』

 

優心「明日の夜にお父様が帰ってくるので、お父様に渡しておきますよ」

 

雲鷹『分かった』

 

優心「因みに、その遺書はあの名夜竹さんと密会に使われていた秘密の場所に厳重に保管する感じですか?」

 

雲鷹『そうだ。……あとは自由に動け』

 

優心「了解」

と、俺が言った瞬間に、向こうから通話は切れた。

 

通話が切れた後の俺は、ベッドに入り眠りについた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

お父様からのメッセージと、雲鷹からの電話があった日の翌日。

 

その日の夜にメッセージの通りお父様が帰ってきてくれたから、俺の部屋で雁庵さんの遺書を渡した。

 

後日、お父様から雁庵さんの遺書を公正遺言書として正式に提出したと教えてくれた。

 

こうして、遺書のやり取りは落ち着いて事が動くのを待つだけとなったので、それまではいつも通り過ごす事になった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

優心が父の誠心に雁庵さんの遺書を渡した日から、少し日が経ったある日の放課後。

 

 

~優心視点~

 

 

~放課後・生徒会室~

 

 

今日は、会長達の生徒会メンバーと愛と一緒に生徒会室で過ごしていた。

 

皆と話をしたりしていたが、千花だけは無表情で無言の状態だった。

 

その千花を見て不思議に思って、声をかけようとした時に千花が口を開いた。

 

それは衝撃の言葉だった。

 

千花「もーですね。私、彼氏を作ろうと思うんです」

 

その千花のたった一言に、俺と愛と生徒会メンバー全員が驚いてしまったのだった。

 






次回は、今回最後に書いた部分の続きである藤原千花の彼氏宣言の内容と、その他の話も書いて投稿します。

次回は遅くなる可能性があります。

ただ、前回や今回みたいに一週間で投稿できたら投稿しますが、一週間以上遅くなる前提で気長に待ってくれたら幸いです。
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