弦巻こころの兄が秀知院学園に通って過ごす話(完結)   作:春はる

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前回から一週間で投稿が出来ました。

今回、前半部分は前回の後書きで書いた通りライブシーンがない状態で、尚且つライブが始まる前後の話がメインになっているポピパの主催ライブの話です。

後半部分は、オリジナルな話を入れつつ、白銀がスタンフォードに飛び級するのでアメリカに行く当日までの話を書きました。

本小説では、四宮かぐやもスタンフォードに行くので白銀御幸と四宮かぐやがアメリカに行く話になっているので、かぐやが遅刻するという展開はないので、空港での見送りの部分は凄く短くなっています。

その辺りは、目を瞑って楽しんで呼んでくれたら嬉しいです。

では、本編をどうぞ。



第79話

 

 

~翌日・休日~

 

 

~優心視点~

 

 

華さんの話をした日の翌日。

 

 

愛「どんなライブになるんだろうね」

 

優心「まぁ、ポピパが主催するライブだから、楽しくていいライブになると思うよ」

 

俺と愛は、今日のライブの事を話ながら主催ライブが行われるライブハウスのギャラクシーへと向かっていた。

 

 

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家から話ながらしばらく歩いてると、ギャラクシーが見えてきた。

 

入り口前にますきとレイヤが話してるのが見えた。

 

優心「ますきー!」

 

ますき「ん?……優心さんと愛さん、ライブ見にきたんすか?」

 

優心「うん。昨日の夜に沙綾から、主催ライブをやるから見にきて欲しいって連絡がきたんだ」

 

ますき「いきなりの電話だったんすね」

 

優心「そうだけど、こっちの方で起きてた問題やらが片付いた後の誘いだったから、タイミングは良かったけどね」

 

この後も少しだけますきと話をして、レイヤと話をしていた愛に声をかけてギャラクシーに入った。

 

 

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~愛視点~

 

銀河青果店兼ライブハウスギャラクシーが見えてきた時に、お店の前でますきがもう一人の女子……女性?と話をしているのが見えた。

 

優心「ますきー!」

と、優心くんが名前を叫んで、ますきと二人で話を始めてしまった。

 

私は、ますきと一緒にいた女性?に声をかけた。

 

愛「あの、ますきの知り合いですか?」

 

レイヤ「あ、はい。和奏レイです。ますきと優心さんからはレイヤって呼ばれてます。……17歳で高校二年です」

 

私の問いかけに名前を教えてくれたけど、年齢と学年を聞いた時に、"ん?"ってなった。

 

愛「……え、年下?」

と、すぐに自分より一つ年下なのを理解して、私は自然とポツリと呟いていた。

 

レイヤ「あ、やっぱり……。身長が高いので、よく間違えられるんですよね……」

 

愛「ご、ごめん」

 

レイヤ「あ、いや、謝らなくても大丈夫です。それで、名前を聞いても……」

 

愛「えっと、私は早坂愛で高校三年です。それと、今そこでますきと話をしている優心くんの彼女です」

 

私も自己紹介すると、レイヤは"あぁ……"という声が出ていた。

 

レイヤ「前に優心さんとますきが言ってた彼女さんだったんですね」

 

どうやら、私の事をなんとなくは聞いてたみたいだった。

 

愛「それで、レイヤもポピパのライブを見にきた感じ?」

 

レイヤ「あ、はい。花ちゃん……花園たえちゃんからチケットをもらったんです。私、花ちゃんとお馴染みで……」

 

愛「え、そうなの?」

 

レイヤ「はい」

 

意外な繋がりがあるんだと思いながら、まだ話をしている時だった。

 

優心「愛、そろそろギャラクシーに入ろっか」

 

愛「うん、分かった」

 

レイヤ「じゃあ私も行きます」

 

優心「レイヤも見にきたの?」

 

レイヤ「花ちゃんにチケットを貰ったんです」

 

優心「あ、おたえと幼馴染みって言ってたよね」

 

レイヤ「はい」

と、会話をする二人の後ろをついていく形で、ギャラクシーの中に入った。

 

 

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~ギャラクシー・店内~

 

 

~優心視点~

 

 

受付で、取り置きしてもらってた俺と愛のチケットを確認してもらって、ギャラクシーの中に入ると結構お客さんがいた。

 

その中を見渡していると、音響機材の所に六花がいて忙しそうにしていた。

 

美子「あ、優心くん。久しぶりだね~」

 

六花の様子を見ていたら、ギャラクシーの店長をしている能々美子(ののよしこ)さんに声をかけられた。

 

優心「美子さん、お久しぶりです」

 

美子「本当だよ。最近は来てなかったけど、何かあったの?」

 

優心「まぁ、色々と……」

 

美子「そっか~。なら仕方ないけど、次はもっと来てね~」

 

優心「出来る限りはそうしますよ」

と伝えると、美子さんは"仕事に戻るね"と言って六花の所へと移動した。

 

美子さんがいなくなったら、愛が美子さんの事を聞いてきた。

 

愛「あの人ってどんな人なの?」

 

優心「ここのギャラクシーの店長さんだよ。何回かギャラクシーに来てるから仲良くなったんだ」

 

愛「へぇ~」

 

愛の質問に答えると、ライブが始まる状態になったのでステージを見た。

 

ーーーーーーーーー

 

 

一番最初は、ポピパでステージに上がり曲を披露し始めた。

 

始めて聞く曲だった。

 

六花「この曲は最後じゃ……」

と、六花の慌ててる声が一瞬聞こえたが、気にせずにポピパのその曲に耳を傾けた。

 

 

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ポピパの始めて聞いた曲からも、順番にハロハピとパスパレ、アフターグロウにロゼリアといった順番で曲を演奏していった。

 

そのライブの一曲目は始めて聞く曲ばっかりで、その上演奏される度に六花が嘆くというかパニクってる声が聞こえていた。

 

何回も六花のそんな声が聞こえると、バンドの皆がセトリ無視の上に一曲目を新曲披露をしていたを理解した。

 

そして、アンコールになりポピパがまた登場して、キズナミュージックを歌い始めた。

 

 

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~ライブ終了後~ 

 

 

~ギャラクシー前~

 

 

ライブが終わり、ポピパ達バンドの皆が出てくるまでギャラクシーの入り口前で愛と話ながら待っていた。

 

しばらく待ってると香澄達がギャラクシーから出てきた、

 

香澄「あ、優心先輩と愛先輩だ。……優心先輩、もしかして待ってたんですか?」

 

優心「そうだよ。今日のライブの感想を言おうと思って待ってたんだ」

 

香澄「そうなんですね!」

 

隣にいる愛は、リサと話をしていた。

 

こころ「お兄様ー!」

 

香澄の言葉に答えてると、こころが俺に抱きついてきたので受け止めながら、声をかけた。

 

優心「こころ、ライブお疲れ様。笑顔になれたいいライブだったよ」

 

こころ「それなら良かったわ」

 

蘭「そろそろ帰りません?ずっとここで話すのは流石にどうかと」

と、蘭が言ってきたので歩きながら話をした。

 

内容の殆どは今日のセトリの順番だった。

 

トップのポピパは純粋に間違えたそうだけど、その後の皆はポピパが新曲をやった事に感化された感じで自分達もとなったそうだ。

 

その結果、六花達スタッフが大変になった。

 

優心「だから、所々で六花の大変そうな声が聞こえてたわけだよ」

 

愛「確かに私も聞こえてたよ」

 

六花「え、本当ですか!?」

 

優心「うん」

と頷くと、六花は恥ずかしそうにしていた。

 

そんな感じで、各々で好きなように話をしている時だった。

 

目の前にパレオとチュチュがやってきて、チュチュが俯きながらギリギリ聞こえる声で感想らしき事を言っていた。

と思ったら、いきなり顔を上げてこっちを見てきた。

 

チュチュ「次はブッ潰してやるから待ってなさい!!」

と、大声で叫んでパレオと一緒に居なくなった。

 

その光景に皆はポカーンといった感じになってしまった。

 

愛「さっきのなんだったんだろう……」

 

優心「さぁ……。まぁ、あんま気にせずに帰ろっか」

 

友希那「そうね」

と、俺の言葉に友希那が一言だけ返事をして皆は頷いたので、皆と解散となり家へと帰った。

 

そして一日が終わった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~数日後~

 

 

~昼休み・校長室~

 

 

~優心視点~

 

 

ポピパの主催ライブを見に行った日から数日が経って、会長とかぐやさんがアメリカに行くまでにあと三日になった。

 

そんな今日の昼休みに、俺は校長に呼ばれ校長室に来ていた。

 

ただ校長室には、校長だけではなく白銀とかぐやさんの二人もいたが、俺は二人を見て呼ばれた理由がなんとなく分かった。

 

優心(……二人がスタンフォードに行くと、現生徒会の会長と副会長の席が空席になるから、その辺りの話だろうな)

と思いながらも、俺は校長に質問した。

 

優心「……校長。俺を呼んだ理由と二人がいる理由を教えてください」

 

校長「弦巻くんなら分かってると思いますが、結論から言うと現生徒会の活動が終了する秋までの間、生徒会長になってくれませんカ?」

 

優心「やっぱりそういうやつですか。……そこの二人がスタンフォードへ飛び級で行く為、会長と副会長が空席になる。だから、会長職を俺にして欲しいって事ですね」

 

白銀とかぐやさんを見ながら、俺はそう言った。

 

校長「その通りです。一応この事は白銀くんが弦巻くんを推薦したんですよ。"会長として動けるのは弦巻しかいない"と、言ってました」

 

優心「そうなの?」

と、校長の言葉を聞いた後に、白銀にそう聞くと頷いてきた。

 

白銀「知ってると思うが、生徒会長は忙しい。別に弦巻じゃなくても、能力的に石上でも伊井野でも問題はない。ただ、あの二人は次の生徒会で活躍をしてもらいたいんだ」

 

優心「……それで、残った選択肢の俺と千花で考えた場合、俺にした」

 

会長「そうだ。藤原もなんだかんだで能力がある方だからいいと思うんだが、弦巻と比べるとどうしても……な」

と、会長はそう問いかける口調でかぐやさんに顔を向けた。

 

かぐや「本当、そうなんですよね。弦巻くんは能力が高く、全学年から慕われる程の人望もある。弦巻くんはトップに立つ器の人間ですので、私も白銀会長の意見に賛成しました」

 

かぐやさんの言葉の後に、校長が"どうですか?"と聞いてきた。

 

優心(別に断る理由はない。それに家の跡継ぎも代理に継ぐ訳で、こころの代わりにトップとして動く場合もあるから、これも経験って事になる)

 

白銀とかぐやさんの言葉を聞いた俺は、そう考えをまとめて、三人に結論を伝えた。

 

優心「会長職を受けるよ」

 

俺が答えると二人は安心した感じだったが、一つ質問した。

 

優心「……けど、副会長はどうする?二人は……特にかぐやさんに聞くけど、誰に副会長をして欲しいとかの要望はある?」

 

かぐや「そうですね。……出来れば、愛さんにして欲しいと思ってます」

 

優心「なんでまた……」

 

かぐや「弦巻くんのサポートするなら、突拍子な事をする可能性がある藤原さんよりも、能力もあってしっかりと仕事をする愛さんの方がいいと思ったからです」

 

かぐやさんの言葉に、納会長もかぐやさんの隣で頷いているのを見て苦笑いしつつも俺も納得していると、"なによりも"と言葉を続けてきた。

 

かぐや「……弦巻くんも彼女と生徒会の仕事をやりたいでしょう?」

 

そんな言葉に一瞬キョトンとしてしまったが、すぐに俺は頷きながら答えた。

 

優心「そうだね。かぐやさんの言う通り、やりたいよ」

 

俺の言葉にかぐやさんは笑顔で、"ですよね"と答えていた。

 

 

そんなこんなで、俺が繋ぎというか代理という形で会長になる事をオッケーを出して、副会長の件は俺とかぐやさんで愛に話すという事になった。

 

その為、この場は解散となり三人でA組に戻った。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~放課後~

 

 

放課後になり、愛に生徒会副会長の事を話した。

 

当然、最初の反応は驚いていたけど、最終的に友達のかぐやさんに頼まれた事と、俺と生徒会の仕事が出来るという理由で引き受けてくれた。

 

残りの生徒会メンバーの千花と石上と伊井野の三人に伝える為に生徒会室に向かった。

 

だけど、向かっている途中の廊下で眞妃がいてかぐやさんと話し始め、最終的にかぐやさんがマウントを取る形で惚気話をするという出来事があった。

 

その上、石上達生徒会メンバー達に聞かれて引かれてしまうし、眞妃は泣き出すという状態になってしまった。

 

この時に、かぐやさんに助けを求める感じで俺と愛の方を見てきたけど、流石にフォローは出来なかったから、何も言わなかった。

 

まぁ、この出来事のせいで皆に話をするのは無理になったので、今日は解散となった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~翌日・放課後~

 

 

~生徒会室~

 

 

翌日の放課後に、俺と愛は生徒会室にいた。

 

ここで、ようやく俺と愛が現生徒会の活動が終了するまでの間、白銀とかぐやさんの代わりとして会長と副会長になる事を伝えた。

 

石上とミコは特に反論やらはなくて納得してくれたけど、千花は"なんで!?"って言ってきた。

 

優心「いや、白銀が俺に会長職を頼んできて、愛を副会長に希望したのはかぐやさんだよ。俺と愛はそれを承諾しただけだよ」

 

千花「なんでですか!?」

と、俺の言葉を聞いた千花は白金とかぐやさんに大声で聞いた。

 

白銀「本当は、石上と伊井野でも良かったんだが、二人には期待してるから、次の生徒会で活躍をしてほしいと思って今回の件では除外したんだ」

 

かぐや「私も、二人が生徒会として学校を引っ張ってほしいと思っているんです」

 

二人の言葉と期待されてると事に石上とミコは嬉しそうにしていた。

 

白銀「それに、今から生徒会の活動終了までの期間って中途半端だろ。中途半端な時期に変わると色々と無駄な負担が出たりするもんだ」

 

かぐや「そういう中途半端な時期だけなら、同じ三年の生徒会メンバーにお願いした方がいいと思ったのも理由の一つです」

 

その言葉に、石上は"なるほど"と呟いていた。

 

白銀「そうなると、藤原と弦巻をどっちにするかという話なる訳だが、どう考えても断然弦巻だろ」

 

かぐや「私もその意見だったので、弦巻くんを会長になってもらう事に賛成しました。藤原さんって、ほら……たまにですけど突発的な事をするので……」

 

千花「ひどいですよ、かぐやさん!」

 

かぐやさんの言葉に、グサッときたのか涙目になっていた。

 

ミコ「藤原先輩に悪いですけど、それなら弦巻先輩にお願いするのは同感です」

 

石上「僕も同感ですよ」

 

かぐやさんに続き、二人にも言われた千花は項垂れてしまった。

 

そうしてると生徒会室の扉が開いて、白銀の妹の圭が入ってきた。

 

圭も混じって話をしていたが、そこでも一悶着があったが時間が過ぎていき、騒がしい日常が終わった。

 

 

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ーーーーーーーーー

 

 

アメリカに行く前日の夜。

 

 

~白銀視点~

 

 

昼休みや放課後で学校にいる間に、皆が明日アメリカに行く俺とかぐやに別れというか積もる話をした。

 

この時、弦巻からは"頑張れ"みたいな事だけを言われた。

 

弦巻がそれだけを言った理由は、"会おうと思えばいつでもいくらでも会いに行けるから"と言っていた。

 

その言葉を聞いた時に、俺は"弦巻は金持ちだったな"と思い出して"確かに弦巻ならそうだな"と言葉を返しといた。

 

皆との話をしてから時間が過ぎていき、もう"夜"と呼ばれる時間帯になった。

 

そんな時間に、俺は一人で河川敷にいるんたが、なぜ夜に居るかというと、四宮雲鷹に会うためだ。

 

学校から帰る際に、弦巻から"雲鷹が会いたがってる"と言われたからだ。

 

この時に、弦巻から"俺もいた方がいいか?"と聞かれたが、俺自身も青龍から受け取った10億について話したかったし、"一人で大丈夫だ"と伝えたから一人で居る訳だ。

 

しばらく待ってると、足音が近づいてくるのが聞こえたから顔を向けると、四宮雲鷹だった。

 

 

そこから話をしていく中で10億の件についても触れたが、最終的に、雲鷹がどうにかするという事になったので、俺の心残りが解決した。

 

 

そうして話を終えた俺と雲鷹は家へと帰ったので、一日を終えた。

 

 

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ーーーーーーーーー

 

 

白銀御幸と四宮かぐやが、アメリカへ出発する当日。

 

 

~空港~

 

 

~優心視点~

 

 

今日は白銀とかぐやさんがアメリカに行く日だ。

 

 

搭乗窓口の近くで時間なるまで、愛はかぐやさんと話していて、他の皆も混ざって話をしていた。

 

俺は話が途切れた瞬間に白銀に声をかけた。

 

優心「昨日も言ったけど、スタンフォードで頑張ってよ」

 

白銀「あぁ。……向こうに着いて落ち着いたら連絡する」

 

優心「オッケー。夏休みやら冬休みとかの長期休みになったら遊びに行くよ」

 

声をかけたけど、白銀とはこんな簡単な会話で済ませた。

 

その後にかぐやさんと少し話すと、飛行機の搭乗時間になったので、二人が乗り飛行機が離陸して見えなくなるまで空港にいた。

 

飛行機が見えなくなった後は、それぞれ家へ帰った。

 





次回、今回の様に早く投稿できるかは分からないですが、待ってくれたら嬉しいです。
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