弦巻こころの兄が秀知院学園に通って過ごす話(完結)   作:春はる

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完成したので投稿します。

前半は、ラスとロゼリアの対決の話で、後半は温泉回の話です。

ですが、両方の描写についてはあまり期待はしないでください。

そして、終わり方が雑な感じになってしまっていますが、それでも呼んでくれたら幸いです。

では、本編をどうぞ。



第82話

 

 

~放課後~

 

 

~優心視点~

 

 

ラスのライブを見に行った日から、時間が経ったある日の放課後。

 

愛はすばる達と放課後に行きたい場所があるみたいで、荷物を持って教室を出ていった。

 

俺は愛達を見送った後に帰り支度を始めたが、少ししてスマホが震えた。

 

スマホを出して、画面を見ると動画の通知が来ていた。

 

普通ならすぐに開いてみようとしないが、その通知にレイズアスイレンの文字が出ていたので、すぐに画面を開いた。

 

画面を開くと、チュチュが住んでいるマンションで尚且つ曲関係の作業をする為に使っている椅子に座っている状態のチュチュの動画が出てきた。

 

すると、チュチュはバンド名と名前を言ってから、話を始めた。

 

 

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その後、チュチュの話が終わると動画も終わった。どうやら、もう一度見れないし動画も残らない形になってる。

 

それで、チュチュの言った内容は、凄く簡単にまとめると、今やっているBanG Dream!チャレンジの最中にラスがロゼリアと対決……いわば対バンをするという事だった。

 

優心(なんか凄い事になったな……)

と、チュチュの動画を見てそう思ってると、またスマホが震えたので、画面を見てみるとチュチュからのメッセージだった。

 

メッセージを見ると、今回のロゼリアとするライブを招待するという内容だった。

 

優心(チケット二枚を取り置きしているっていうのも書かれてる。……まぁ、愛に連絡して確認するか。と言っても、愛なら行くって言うと思うけど)

と、そう思いながら、愛に連絡をするとすぐに"行きたい"と返事がきた。

 

愛の返事を見た俺はチュチュにライブに行く事という内容をメッセージで送ってスマホをポッケにしまった。

 

優心(今日は愛や鋼達とも一緒じゃないし、どっかに寄り道しようかな。……羽沢珈琲店に行こっかな)

と思いながら、帰り支度を済ませて教室を出た。

 

 

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~商店街~

 

 

商店街に着いて、羽沢珈琲店に向かおうとした時に紗夜と会った。

 

紗夜「あ、優心さん」

 

優心「あれ?紗夜が一人なんて珍しい気がする。ここ最近というか、ほぼ毎日FWF……今だとオーバーザフューチャーライブとBanG Dream!チャレンジに向けて、練習をしてるんじゃなかったの?」

 

紗夜「……そうですけど、途中で抜けました」

 

優心「……あそこで話を聞こうか?」

と、紗夜の答えを聞いて立ち話よりゆっくり話した方がいいと思った俺は、羽沢珈琲店を指差しながらそう言うと、紗夜は頷いたので、店内に入った。

 

 

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~羽沢珈琲店・店内~

 

 

二人席に座り注文も済ませ、注文した商品も全部きてから、紗夜に声をかけた。

 

優心「それでどうしたの?練習を途中で抜け出したなんて……」

 

紗夜「優心さんは、ラスのチュチュの動画は見ました?」

 

優心「うん、見たよ。チュチュがロゼリアと対決するって大々的に言った動画だよね。まぁ、なんか凄く煽る感じの言い方だったけど、それが関係してるの?」

 

紗夜「……湊さんが、何故レイズアスイレンと直接対決を承諾したのかが気になったんです。そもそもオーバーザフューチャーライブに向けての大事な時期に、この大会も対バンも受ける必要はなかった筈です」

 

優心「……で、理由を友希那に聞いても教えてはくれなかった感じでしょ」

 

紗夜「まぁ、そうですね。今井さんは何か理由があると言ってました。湊さん自身、最初はチュチュと昔の自分が似てると仰ってましたけど……」

 

紗夜の言葉を聞いてから、少し考えてから答えた。

 

優心「……なんだかんだ言っても今は、友希那を信じればいいんじゃない?」

 

俺がそう言うと、紗夜は"え"と口から出てた。

 

優心「別にさ、前みたいに友希那は昔のロゼリアに戻るとは言ってないよね?」

 

紗夜「はい」

 

優心「対決の提案を受けた理由は、昔の自分に似てるのもあったかも知れないけど、勝っても負けても何か得られる物とかがあると思ったから受けたと、俺は思うよ」

 

俺の言葉を聞いた紗夜は静かになった。

 

優心「だから、今は友希那の事を信じて、理由は対バンの後にでも聞けばいいよ」

 

紗夜「……分かりました。そうします。……ありがとうございました、話を聞いてくれて……」

 

優心「別にいいよ。……それにさ、そうやって意見を言い合えるのはバンドの成長に繋がる筈だから、その辺りは変わんないでね」

 

紗夜「そうですね。湊さんが最後に決めるにしても、色々と言わないと不満だけが溜まりますもんね」

 

紗夜の言葉をに頷いた後に、席を立ち上がった。

 

紗夜「優心さん、ここの料金は私が払います」

 

優心「え、いや悪いよ」

 

紗夜「いえ、相談に乗ってもらった相談料という事で払います」

 

優心「……そういう事なら、言葉に甘えるよ。ありがとう、紗夜」

 

紗夜にお礼を言って、お互いにお店から出た後は家へと帰った。

 

 

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~ライブ当日~

 

 

紗夜と話をした日から日が経ち、ライブ当日になった。

 

dudの中に入ると、大きな掲示板らしき物が置いてあった。

 

そこに近づくとポピパの皆と明日香がいた。

 

優心「皆も来てたんだね」

 

香澄「あ、はい!優心先輩、愛先輩も来たんですね!」

 

優心「チュチュからチケット二枚取り置きしてるってメッセージがきて、折角だし愛と来たんだ」

 

香澄「そうなんですね」

と、香澄の返事を聞いた後に、明日香に声をかけた。

 

優心「あっちゃんも、あこと六花から誘われたの?」

 

明日香「あっちゃんって呼ばないでください!……誘われてきたよりも自分で来たいと思って来ました。二人ともチケットを取り置きしてくれましたけど」

 

明日香の言葉に俺は"そっか"と呟いてから、ロゼリアとラスに分かれてシールが貼られている掲示板らしき板を見た。

 

優心「このシールが貼られている板は……」

 

愛「なんかラスとロゼリアのどっちかに貼るらしいよ。目当てに来た方に貼るみたいで、シールの数が多い方が一番手に演奏をするんだって」

 

優心「そういうので演奏の順番を決めるのか。(目当ての方か……)」

 

愛「私は、ロゼリアにシールを貼ろうかなって思ってるよ。チュチュからチケットを取り置きしてもらったとはいえ、目当てを決めるとなるとロゼリアになるから」

 

優心「……俺もロゼリアの方に貼ろうかな。ラスの方も気になるけど、俺もどっちかと言うとロゼリアだし」

 

愛とそう話してから、ロゼリアの方にシールを貼った。その時に応援のコメントがいっぱい書いてあったから、俺も書いといた。

 

おたえ「どっちに貼る?」

 

香澄「ん~~、真ん中?」

 

蘭「駄目でしょ」

 

そのタイミングでアフターグロウの皆もやってきて、どっちに貼るか悩み始めた。

 

優心「巴はロゼリアに貼るでしょ」

 

巴「それはもちろん。……アタシは、あこの頑張る所を見に来てるのもあるからな」

 

優心「だと思ったよ」

 

蘭「優心さんは、どっちに貼ったんですか?」

 

優心「ロゼリアだよ」

と答えて、理由を話した。

 

そこから皆も貼り終えたのでライブステージの方へと向かった。

 

しばらく待ってると、演奏準備が終わったのかステージにライトが点灯した。

 

そして先に出てきたのは、ラスですぐに演奏が始まった。

 

 

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~ライブ終了後~

 

ラスとロゼリアの演奏と、勝敗を決める為に見に来た人達の投票も終わり、結果が出るまで待つことになった。

 

そして、しばらく待ってるとステージ上に六花以外のラスメンバーとロゼリアのメンバー全員が出てきた。

 

ステージにある液晶で結果が発表されて、その結果はラスの勝ちだった。

 

ラスが勝ったという事でチュチュが少し喋った後にラスコールをさせていたが、その姿は凄く無理やりしている感があった。

 

優心(ラスが勝負に勝ったしライブ自体も問題はなかった。ただ、どうもメンバー達と同じ方向を向いてない感じがする。チュチュだけが暴走をしてる感じ……)

 

無理やり感もあったし、同じメンバーであるますきとレイヤとの空気感というか雰囲気が違っていた。

 

優心(バンドが……メンバー達が、バラバラにならないといいけど)

 

ライブが終わった後、そう思いながら家へと帰った。

 

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ロゼリアとラスのライブから、少しだけ日が経ったある日の放課後。

 

 

~放課後~

 

 

~秀知院校門前~

 

今日もいつも通りに愛と帰ろうとした時に、スマホに電話が掛かってきた。

 

 

画面を見ると、こころからの電話だったから出てみると、"商店街に来て"と言われてそのまま切られた。

 

不思議に思いつつも愛と一緒に向かった。

 

 

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~商店街~

 

 

商店街についた俺と愛は、こころを探して歩いていた。

 

少しして、ポピパとロゼリアとアフターグロウとハロハピの全員と、ラスのますきとレイヤと六花達が、高速バスが止まっている場所にいるのを見つけた。

 

なので、近くにいたつぐみちゃんに声をかけた。

 

優心「ねぇ、つぐみちゃん。この集まりは……」

 

つぐみ「優心先輩に愛先輩も来たくれたんですか?」

 

優心「あ、詳しい事は聞いてないから分からないんだ。こころからここに来てっていう電話が来ただけだから、詳しい事を聞きたいんだ」

 

つぐみ「こころちゃんらしいですね。えっと説明するとですね……」

と、つぐみちゃんは説明してくれた。

 

そもそも、今日は長老さん三人と商店街組合の人達が高速バスで温泉に行く筈だったけど、その皆がぎっくり腰というか腰をやったそうで温泉に行けなくなったそうだ。

 

だけど、キャンセルが出来ないから代わりに人を集めて行ってほしいと、親から電話が掛かってきたので人数を集めるためにバンドメンバーに声をかけたとのこと。

 

優心「だから、俺と愛にもこころから電話が掛かってきたってことか……」

 

愛「優心くん、私は行きたいけど」

 

優心「……まぁ、男一人ってのもちょっとあれだけど、折角ここに来たから行こっか」

 

つぐみ「二人も行くという事でオッケーですか?」

と聞いてきたので頷いた。つぐみちゃんは俺と愛が頷いたのを見てから、皆の方を見た。

 

つぐみ「皆さーん、点呼お願いしまーす」

と、皆に声をかけてそれぞれの人数を確認を始めた。

 

ラスはチュチュとパレオ以外の三人だったが、ラス以外のバンドは全員来ていた。

 

ますき「それじゃあ行くかー!」

 

ますきの一声で皆は"おー"と叫んだ。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~温泉宿~

 

 

目的地の温泉宿に着くと、皆は順番にぞろぞろと中に入っていったが、俺も中に入ろうとした時に団体客の名前が書いてある所にふと目が行った。

 

見てみるとパスパレの名前があった。

 

優心「……パスパレも来てるんだ」

 

愛「本当だ。……仕事で来てるのかな?」

 

優心「もしかしたらそうかもね」

 

香澄「あ、パスパレの名前がある!」

 

おたえ「本当だー」

 

パスパレの名前がある事を愛と話をしていると、香澄とおたえもやってきた。

 

おたえ「彩先輩達に会えるかも」

 

香澄「確かに!」

 

優心「多分、仕事で来てると思うけど、もし仕事が終わってから一緒に話をしたり温泉に入れるんじゃない?」

 

香澄「そうですね!」

と、香澄達と少し話をした後に温泉宿の中に入った

 

 

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各バンド毎に部屋は分かれる事になっていたが、俺と愛はひとまず三人だけだったラスのメンバーと同じ部屋という事になった。

 

その部屋に荷物を置いてから、温泉に一人で入りに行った。愛はハロハピの所に行って美咲と温泉に入る事になったとメッセージがきた。

 

そんなこんなで温泉に入浴して温まったから少し涼もうと思い涼める場所に探すと、景色が見れるベンチがあったから、そこに座った。

 

リサ「あれ?優心じゃん。そこで何してるの?」

 

少しすると、リサがやってきた

 

優心「俺は温泉から上がってここで涼んでた。リサは?」

 

リサ「そっか。……アタシはブラブラしてた感じかな。友希那と紗夜は温泉に入りに行ったし、あこと燐子は部屋でクロスワードを始めたからさ」

 

優心「あぁ、なるほど。……ここに座っていいよ」

 

リサの言葉を聞いた後に、隣に座るように促すとリサは隣に座った。

 

リサ「そういえば、愛は?一緒じゃないの?」

 

優心「愛は美咲と温泉に入りに行ったから、一緒じゃない」

 

リサ「なるほどね~」

と、リサと話をしていると、レイヤがやってきて三人で話をした。

 

有咲「和奏レイ……!」

 

しばらく三人で話していると、有咲がいつの間にか来てて、レイヤの名前を呼んでいた。

 

レイヤ「あ、星のシールの子だよね」

 

有咲「ちょっ……なんでその事を!?」

 

優心「……星のシール?」

 

リサ「星のシールって?」

 

星のシールという言葉に不思議に思ってると、レイヤが説明をしてくれた。

 

なんでも小さい頃に通ってミュージックスクールで演奏が上手に出来た子が貰えるシールらしい。

 

レイヤ「それで誰よりも貰ってたのを見てたからよく覚えてる」

 

有咲「や、やめろよ!」

 

リサ「有咲、やるじゃん!」

 

優心「へぇ、凄い。確かにバンドでの演奏、凄く上手だよね」

 

レイヤ「同い年の中で一番上手かったよね。それに発表会で聴いたあの曲も覚えてるよ」

 

有咲「やめてくれーー!」

と、レイヤの褒めの言葉を聞いた有咲はそう叫びながら走って、どっかに行ってしまった。

 

レイヤ「どうしたんだろ……」

 

優心「有咲、褒められるの慣れてないから、恥ずかしくて逃げた感じだと思うよ」

 

レイヤ「あ、そうだったんですね」

 

この後も、少し話をした後は、二人と分かれて愛と合流して他の皆の所へ向かって話をした。

 

 

そんな感じで過ごして一日が終わった。

 





次回も話を飛ばして、武道館ライブの話を書いて投稿予定です。 
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