新約 仮面ライダーGHOST   作:放仮ごdz

4 / 8
どうも、放仮ごです。今回も題名はオーズ風。VSエジソンカルマ、ムサシカルマです。楽しんでいただければ幸いです。


第三話:重力と弾丸と二刀流

 カルマと名乗ったエジソン、ムサシ二体の怪人によってピンチだった私を間一髪で助けてくれたのは、銀行強盗の時にも助けてくれた仮面の戦士、ゴースト。そこで思い出す。カルマとは、ゴーストがぼやいていた名前だと。つまり、ゴーストはカルマと戦うヒーロー…!?

 

 

「…事件に巻き込まれるのが趣味なのか?」

 

「そんなわけないでしょ!?」

 

 

 首をかしげるゴーストに怒鳴り返していると、起き上がるエジソンとムサシ。ゴーストを見るなり、敵意をむき出しに構えた。

 

 

「いきなりは酷いなあ……君が噂のゴースト?ボクの実験の邪魔をするなんて、もしかしなくても命知らずだなあ?ほらほら、念願のゴーストだよ仕事してムサシ。ボクは実験を続行するから」

 

「心得た。数々のカルマを屠ったその実力…見せてもらう!」

 

「命知らずも何も、既に死んでるんだがね!させるかよ!」

 

 

 腰の長短二刀を抜いたムサシが斬りかかり、ゴーストは咄嗟にベルトの前に手をやって出現させたメカメカしい剣で受けとめ、弾き返す。その間に私に近づくエジソン。

 

 

「さーて、早く君で実験を成功させて奴と戦ってもらおうかな~」

 

「い、いや!来ないで!」

 

 

 助けを求めようにも、ゴーストはムサシの剣を受け止めるので精一杯。だ、誰か…!

 

 

「こいつ、今までのどのカルマよりも強い…!?くそっ、コンドルデンワー!バットクロック!クモランタン!彼女を助けろ!」

 

「ぐはっ!?」

 

 

 ゴーストが叫ぶと、窓を突き破って黒と緑の黒電話みたいな胴体をしたコンドルの様なメカ、茶色と黒の時計みたいな胴体をした蝙蝠の様なメカ、薄い水色と黒の蜘蛛の様なメカが現れ、コンドルと蝙蝠はエジソンに体当たりして怯ませ、蜘蛛が糸の様なワイヤーを伸ばしてエジソンの右手を拘束して引っ張って足止めする。ゴーストの仲間なのかな…?

 

 

「痛いなあもう…こんなおもちゃでボクを止められるとでも!?」

 

 

 そう言ってエジソンが高速で両手を擦り合わせると肩の電極の様な装飾が放電を起こして三つのメカを攻撃、ショートさせてしまう。そんな…!?

 

 

「お前は我との勝負にだけ集中しろ!」

 

「そうはいくか!俺はもう、目の前で誰の命も奪わせない!」

≪アーイ!≫≪バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!≫

 

 

 ゴーストはムサシの剣と鍔迫り合いながらもバックルのカバーを外して目玉の様な物を取りだすと代わりに取りだして起動した、水色の目玉の様な物を取り出しスイッチを入れて04と表示させるとバックルにセット。するとゴーストはパーカーが消えて顔もつるっとしたのっぺらぼうの様な姿になり、カバーを上げたバックルから丸っこい形状をした水色のパーカーの様な幽霊の様な物が現れて踊り狂い、妙な歌を響かせる。何事かと反応する二体のカルマ。

 

 

「え、なになに!?」

 

「これは…我等と同じ、パーカーゴーストだと!?」

 

「俺は、俺が誇れる人間になる!」

≪カイガン!ニュートン!≫

 

 

 そしてレバーを引いて押し込むとムサシからパーカーゴーストと呼ばれたそれがゴーストに被さり、両腕に水色の球体の様なグローブが装着されてムサシを殴り飛ばす。

 

 

≪リンゴが落下!引き寄せまっか~!≫

 

 

 被さると同時にのっぺらぼうだった顔が水色のリンゴと四本の下を向いた矢印が描かれたものに変わったゴースト。しかしエジソンは意にも介さずに私に電気を浴びせようとしていて。

 

 

「関係ないもんね!浴びせてしまえばこっちのもん…!?」

 

「させるかって、言ったよなあ!」

 

 

 ゴーストが突き出した左手から放たれた青い波動に吸い寄せられて引っくり返るエジソン。そのまま引き寄せられ、殴り飛ばされてしまう。同時に、ムサシが攻撃していたものの右手から放たれた赤い波動に吹き飛ばされそうになっていたのを堪えていた。さっき、ニュートンと聞こえたけど…まさか、重力と斥力を同時に操ってる…!?

 

 

「お前は…邪魔だ!」

 

「ぐっ…オォオオオオ!?」

 

 

 さらに斥力を押し付けられたのか、ついに床を離れて壁を突き破り外に吹き飛ばされるムサシ。その間にもエジソンは引き寄せられは殴り飛ばされて、引き寄せられては殴り飛ばされてを繰り返してちょっと可哀想になってきた。

 

 

「お前、お前ェ…!ボクの実験の邪魔をして、許さないぞォオオオオ!」

 

「お前も吹っ飛べ!」

 

「ぷぎゃっ!?」

 

 

 エジソンが高速で掌を擦り合わせて電撃を放射するも、右手の斥力を向けられて電撃は跳ね返され、自分も廃屋の壁に叩きつけられてダウンしてしまった。その間に私に歩み寄り、拳の一撃で拘束を破壊するゴースト。

 

 

「こっちだ。早く逃げろ」

 

「う、うん…!」

 

 

 ゴーストにお姫様抱っこで抱えられ、ムサシが吹き飛ばされた時にできた穴から外に出る私達。後ろからコンドルデンワー?たちも着いて来ていた。ちょっとほっこりしていたのもつかの間。振り下ろされた斬撃を、咄嗟にスウェーで回避するゴーストは私を下ろしながらファイティングポーズをとる。その先には、ボロボロのムサシがいた。

 

 

「貴様、珍妙な技を使いおって…!正々堂々戦え!」

 

「いいぜ、戦ってやるよ。離れてな」

 

 

 そう言って私を物陰に隠れさせると、バックルのカバーを外して目玉の様な物を取り出しのっぺらぼうに戻るゴーストは茶色で彩られた目玉の様な物を取りだしセット、カバーを戻してトリガーを引っ張り押し込んだ。

 

 

≪カイガン!ビリー・ザ・キッド!≫

 

 

 現れたのはテンガロンハットと体中をガンベルトで覆った茶色のパーカーゴースト。被さると正面から見た拳銃とマズルフラッシュが描かれた仮面になり、ゴーストは取りだした剣を変形させて銃にすると、左手を伸ばすとその手に同じく銃に変形したバットクロックが収まり、二丁拳銃となる。

 

 

≪百発!百中!ズキューン!バキューン!≫

「二刀流には二丁拳銃、だ!」

 

「小癪な!」

 

 

 二丁拳銃から弾幕をばら撒くゴーストと、それを二刀で斬り弾いて近づいてくるムサシ。分が悪いように見えたが、ゴーストは余裕の態度を崩さない。ムサシが目の前まで近づくと、ゴーストはバットクロックを剣だった銃の銃口に合体。まるでライフルの様な形態にすると銃口をムサシに突き付け引き金を引き、ムサシはその威力に耐えきれず吹き飛ばされる。

 

 

「豆鉄砲だと油断しただろ。これでとどめだ」

≪ダイカイガン!!≫≪ガンガンミナー!ガンガンミナー!≫

 

「ぐっ…卑怯な…!」

 

 

 ライフルの鍔(?)の目の様な装飾をバックルの目の様な部分にかざすゴースト。目と目が通じ合ってまるでアイコンタクトだ。するとベルトが銀行強盗の時と同じくやかましい音声を響かせ、構えたライフルの上に目玉の様な紋章が現れてスコープとなり、複数の蝙蝠のエフェクトが現れたり時計が時を刻む音が聞こえてきて目に見えてエネルギーを銃口に溜めて行き、ゴーストはライフルのトリガーを引いた。

 

 

≪オメガインパクト!≫

 

「ぐっ…アァアアアアアア!?」

 

 

 放たれたエネルギー弾を浴びたムサシは爆散。パーカーだけ剥がれてパーカーゴーストとなり、ゴーストのバックルに吸い込まれていくと赤い目玉の様なものが生成される。

 

 

「こいつがムサシ眼魂か…」

 

 

 眼魂というらしいそれをしげしげと眺めていたゴーストだったが、頭上から放たれた放電をバックステップで避ける。見上げれば、廃屋の壁の穴からエジソンが顔を覗かせていた。

 

 

「あーもう、ムサシの野郎!何が我は強い奴と戦いたい、だ!あっさり負けて!だけどボクはそう簡単には負けないぞ!」

 

 

 そう言って両手を擦り合わせ、肩の電極から電撃を放ちまくるエジソン。対してゴーストはライフルで応戦するも、電磁バリアの様なもので防がれてしまう。

 

 

「ならさっそく、使ってみるか!」

≪アーイ!≫≪バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!≫

 

 

 再びのっぺらぼうとなったゴーストが電撃を避けながらセットしたのは、さっきの赤い眼魂。するとムサシに被さったパーカーゴーストと同じものが現れ、両手の刀を振るい電撃を弾いて行く中でカバーを閉めてトリガーを押し込むゴースト。

 

 

≪カイガン!ムサシ! 決闘!ズバッと、超剣豪!≫

 

 

 そして現れたのは、先ほどのムサシから生まれたカルマと酷似した姿のゴースト。赤い交差した刀が描かれ鉢巻を締めた仮面がエジソンを睨み付け、バットクロックを外して剣に戻した武器を分離して大小異なる刀の様な形状にすると構え、次々と電撃を刀で弾いて行く。

 

 

「な、なにをう…!」

 

「コイツで終わりだ!」

≪ダイカイガン!!≫≪ガンガンミナー!ガンガンミナー!≫

 

 

 そしてアイコンタクト、エネルギーを両手の刀の刃に溜めて飛び上がるゴースト。電撃を弾きながら迫るゴーストの姿はエジソンからしたら恐怖しかないだろう。バリアを張るが、それも斬り裂かれてしまうエジソン。

 

 

「こ、来ないでェエエエエ!?」

 

≪オメガスラッシュ!≫

 

 

 そして二連撃の斬撃が叩き込まれ、エジソンも爆発。パーカーゴーストもゴーストのバックルに吸い込まれて眼魂となる。元の黒いパーカーとオレンジ色の仮面の姿になったゴーストは、二階の壁に開いた穴で一息ついて二つの眼魂を眺めた。

 

 

「こいつで19個。順調だな……あれ?」

≪オヤスミー≫

 

 

 すると二つの眼魂を見ていたゴーストがよろけてその姿が普通の男性の姿となり、二階から落下してふわりとアスファルトに寝そべり、私は慌てて駆け寄る。ゴーストの正体と思われるその人物は、平凡な格好をした男性だった。透けていたり浮いていたりするので幽霊で間違いなさそうだ。

 

 

「え、えっと……どうしよう。あなた、名前は!?」

 

 

 混乱しながらそう問いかけると、目を開けたゴーストだった男はぼそりと呟いた。

 

 

「俺は………柳原、悠二」

 

 

 そう言って気絶してしまった男性、柳原君に、私はどうしたものかと慌てふためくしかなかった。




ようやく判明したゴーストの名前。ヒロインと同じく幽霊から取りました。

ニュートンカルマ、ビリー・ザ・キッドカルマとは一話と二話の間に戦ってます。それぞれ、引き寄せられたところを両断、決闘で早撃ちで勝利してますが話にするほどじゃないのでスキップしました。

お気に召したなら感想などいただけると嬉しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。