って訳で本編スタート!!
2026年9月1日……、
旅館『ひな鶴』……、
『臥竜鳳凰の間』にて、『ひな鶴』の未来を担う新たな命が間もなくこの世に現れる運びとなっていた。
祖母となる雛鶴亜希奈女将(ひな鶴ホールディングス代表取締役会長)、祖父となる雛鶴隆総料理長(ひな鶴ホールディングス取締役総料理長)は当然として、父親となる九頭竜八一九段に加え、その亡き先妻である空銀子九段との唯一の子である銀香ちゃんもその命の誕生を今か今かと待ち構えていた……
その中にどういう訳か僕と師匠に山刀伐さんも立ち合う始末に至ったのは殆ど事故みたいなものだった……
そもそも出産直前の対局が2日前となる8月30日の玉座戦第1局であり、未だに八冠を維持していた僕に八一君が挑む戦いであり、結果は八一君が勝ち、僕には反省多き戦いとなっていた。
で、師匠は立会人の仕事からそのまま訪問の流れで、山刀伐さんは解説から一直線で訪問となり、一方の僕は、本来なら京都に戻って研究に邁進する筈が、万智が「兄として伯父としてこの出産見届ける義務果たさなならんどすやろwww」って主張して僕も八一君とあいちゃんの子どもの誕生を見届けたい思いが強かったからその主張に乗っかる形で『ひな鶴』に赴いた訳である。
午後1時30分……、
どうやら産気づいた様だ……
僕ら男には到底想像も付かない痛み苦しみが降り掛かるとは聞くけれど、3児の父となった今でもそんな苦難は体感不可能なだけにあいちゃんには無事に乗り切って欲しいとしか祈れないのが何とももどかしい……
これは八一君も同じ心境と見え、傍から見ても焦り満載な態度が垣間見えた。
結局、午後2時30分に無事出産、元気な女の子が誕生した。
で、命名は………、
『あや』となった。
『あ』はあいちゃんから、『や』は八一君から取られた夫婦由来の名前となり、これからどうなるか心配しつつも楽しみな事となった。
一方で前月の8月15日には桂香さんと神宮寺さんとの間の第2子となる女の子が産まれ、名前は『歩香』(ほのか)と命名された。
何だかんだと次世代の息吹も知らずしらずの内に芽吹いており、彼ら彼女らの厚い壁としての僕らの役割も自然重要になるのは最早疑い無い訳で……
そしてリーナも創多との間に女の子が誕生し、ウマ耳のウマ娘である事からどういう進路を選ぶのか今から夫婦して悩みに悩んでいるようだ……
そんな刺激的に次々と次世代の子どもが誕生する中で僕も万智にせっつかれ、4人目を仕込む事になってしまった訳で……
そして未だにA級を維持している後藤さんの挑戦を受けた竜王戦……、
此処でも雷さんが健吾君との間に子どもを宿したとか、天衣が冬司との子どもを宿したとか、遂には健司君と飛鳥ちゃんも無事に結ばれ、生石さん祖父確定に至るとか……
ホント冗談抜きで次世代の息吹が粛々と……
こうなると僕もまだまだ気を抜けないよな………
いよいよ完結に向かっている訳で……
先回も触れましたが、兎に角年内完結を目指していく所存です。
って訳でまた次回!!