桐山君は清滝家の長男坊?【本編完結済】   作:紫電海勝巳

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竜王戦本戦トーナメントも佳境に入りつつあるこの頃ですが、レジェンド羽生九段が梶浦七段にリベンジを許し、年内の100期挑戦が無くなってしまいました。
で、逆ブロックでは山崎八段vs藤井二冠と、久保九段vs八代七段の準々決勝が間もなく行われます。永瀬王座vs梶浦七段の準決勝も加え、残り6人に絞られた挑戦権争いですが、誰が豊島竜王の前に座っても注目度の高い番勝負になるかと思ってます。

って訳で本編スタート!!


マイナビ一斉予選

奨励会試験から遡ること3週間…

 

8月1日、マイナビ女子オープン一斉予選が東京で行われた。

 

我々清滝一門関係からは、

 

清滝桂香さん、雛鶴あいちゃん、夜叉神天衣ちゃんの3名がこの予選に臨んだ。

 

 

今回は現地解説に八一君、聞き手はマイナビの頂点たる「女王」の銀子ちゃんがそれぞれ担当する事となり、僕も帝位戦番勝負に進出出来ず、少しスケジュールが空いたので彼らに同行して東京入りした。

 

前日に東京入りし、僕は「名人」邸を訪れ、山刀伐八段に二海堂と4人で研究会に勤しんだ。

一方の銀子ちゃんと八一君は原宿の釈迦堂里奈女流名跡が経営するショップに行き、銀子ちゃんは釈迦堂さんと、八一君は歩夢君とそれぞれ研究会を行ったようだ。

因みに今回は天衣ちゃんはマイナビに専念させる為、『名人』邸には連れて行かなかった。

 

 

当日、銀子ちゃんと八一君は早速係員に案内されて所定の控え室に入った。

僕はのんびり観客に混じって観戦するつもりだったのだが係員の1人が僕に気付いて急いで銀子ちゃんたちの控え室に案内されてしまった。あの2人、2人だけにしないと進展が期待出来ないんだけど…

 

ともあれ僕も控え室に入り、予選展望を予想し合った。

いよいよ予選開始。

 

3人とも予選決勝に勝ち上がった。

 

決勝の組み合わせは、

 

桂香さんvs香酔千女流3級

 

あいちゃんvs祭神雷女流帝位

 

天衣ちゃんvs鹿路庭珠代女流二段

 

となった。

 

 

桂香さんは、研修会時代からの親友との鬼勝負をお互い涙で盤面を濡らす中、最後まで優位に指し続けて勝ち切り、本戦トーナメントで1勝すれば女流3級資格を獲得まで持ち込んだ。

 

一方、あいちゃんは祭神女流帝位に対し、中盤までは相変わらずリードを許していたが、得意の終盤に入るや驚異の読みが冴えに冴え、一気に逆転。最後は祭神女流帝位が駒をぶちまけ、礼もせずに即座に席を立った為、そのままあいちゃんの勝利となった。

 

そして天衣ちゃんは鹿路庭女流二段を最初から最後まで圧倒し、終局後の感想戦でも次々とダメ出しを行い、鹿路庭さんも悔しさがあからさまだったけど、別れ際になると鹿路庭さん、却ってスッキリした顔つきになって一皮剥けた感じになってたのは驚いた。

 

そして…直後に行われた本戦トーナメント抽選。

 

1回戦の組み合わせは、

 

桂香さんvs釈迦堂里奈女流名跡

 

あいちゃんvs月夜見坂燎女流玉将

 

天衣ちゃんvs登龍花蓮奨励会1級

 

となった。

 

全員初戦から難儀な相手と対峙したものだが、ここをクリア出来なきゃ棋士として生き抜くには足りな過ぎるとしか言えないので、どうにか頑張って欲しいものだ。

 

 

奨励会の天衣ちゃんは兎も角、桂香さんとあいちゃんは女流棋士入りが懸かっているのだからここを正念場と捉えなくてはならない。これはあいちゃんは八一君がいるからまだしも、桂香さんのサポートも考えなきゃならないかもな…天衣ちゃんと冬司君には不満たらたら言われるかも知れないけど。




マイナビ一斉予選と本戦1回戦の相手ですが、改編も考えたけど、結局原作踏襲に落ち着いた次第です。
変に変えるとこの後の展開が書きにくくなりそうだったんでそこは悪しからず。

って訳でまた次回!!
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