って訳で本編スタート!!
免状署名……
アマチュア段位免状の事であるが、連盟が公式に発行する際には相応の金額がかかり、それに相応しく原則として、連盟会長・時の名人・時の竜王の三者がその免状に署名する事となっている。
そして今回は更に、先頃国民栄誉賞を受賞した「名人」の盤王獲得によるタイトル通算100期での追加署名が期間限定で行われる為発行希望が後を絶たず、先着500枚のプレミア発行と相成った。
そしてこの日、僕と八一君は早朝くんだりから連盟職員に確保され、何故か神戸の夜叉神邸に送られた。
連盟曰く理由としては、まず僕は名人戦にかまけてた上、刈田先生のご招待等で署名予定が延び延びになってしまったとかで、一方の八一君は、帝位戦関連でこれまた延び延びって事で両者共通の空き日を狙っての電撃確保だったらしい……
因みに確保の連絡を受けた夜叉神家当主の弘天さんは喜んで屋敷内の一角を用意してくれたらしい……
で、夜叉神邸へは僕と八一君だけじゃなく、冬司とあいちゃんも同行してた。そりゃそうだろう、家主が連行された後に小学生1人放置出来ないよな……
で、小学生2人は天衣と一緒に即席研究会を行う事になったようだ…
さて署名だが、会長の分は既に完了しており、「名人」の分も終えていたので後は僕と八一君だけだった。
地獄の半日弱だ………
署名は1枚1枚毛筆で手書きしなくてはならないのでかなりの手間を要する。
僕は前回の人生で何度か名人や獅子王(今回では竜王)を獲得していたので署名自体は慣れていたが、それでも1日500枚は骨だ…
一方の八一君は只でさえ骨な作業な上に、字があまり上手くない為、1枚1枚ヘロヘロになりながら青息吐息で書き続けていた。
そして30分程度の昼食休憩……
メニューは、「夜叉神家特製神戸牛ステーキサンド」と紅茶orコーヒー+季節のデザートだった。
これは小学生3人と共に美味しく頂いた(笑)
そして午後からも果てのない署名地獄をなんとか書きあげると時刻は18時30分になっていた……
そろそろ帰る支度を…と思っていたら、天衣の付人の晶さんから、「先生、御当主から夕食を共にしたいとの仰せだ。お嬢様もお望み故、帰り支度は待って貰いたい。」と言われ、結局夕食に相伴する事となった。
そして夕食の支度が調ったとの事で食堂に入ると、八一君たちはもとより何故かそこには神宮寺さんまでいた……
で、神宮寺さんが来ていた理由を聞くと、半年ほど前に明石近辺での船釣りで弘天さんと知り合い、今日は豊漁だったんで昼頃に弘天さんに連絡し、夜叉神邸に持ち込んで大量にさばいたらしい…
そんな訳で今晩の夕食は明石の魚尽くしの小宴会と相成った。
しかし神宮寺さんも変わらず豪快な呑みっぷりだな……。
弘天さんも愉しげにお酒が進んでたしホント強いよこの2人…、因みに僕はビールをチビチビ口に運ぶ程度でとても豪快ってわけにはいかなかった…しかし神宮寺さん、八一君に勧めるのはまだ早いんですが……
三段リーグ第6節 大阪・関西将棋会館
午後・第12局
宗谷冬司三段(11勝0敗)vs空銀子三段(10勝1敗)
まさに無人の野を突き進む冬司に対し、序盤での惨敗で一度は心をへし折られ、憔悴を窮めた銀子ちゃんだったが、八一君のフォローとサポート・更にはお互いの本心をぶつけ確かめ合った結果甦り、また一段強靭になり、万全で冬司に挑む。
戦型はお互い居飛車で銀子ちゃんは銀冠を選択し、冬司は棒銀を選択した。
お互い銀を肝にした戦いだったが、前回の人生からの経験が異常に豊富な冬司の方に一日の長があったようで、結局97手で先手の冬司が不敗を通した。
一方の銀子ちゃんはやや厳しい局面となる2敗目を喫したが、それでも「まだ終わった訳じゃない」と更に前を向いていた。
桐山君の最終決戦のお相手は?
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西の魔王・九頭竜八一
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浪速の白雪姫・空銀子
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神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
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神の子or悪魔の子・宗谷冬司
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風林火山・ニ海堂晴信
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盤上の探検者・土橋健司
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盤上の格闘家・隈倉健吾
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猖獗の大魔神・氷室将介
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新世代の申し子・椚創多
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ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
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その他