現在は1勝1敗と五分の互角ですけど、これからが勝負所としか答えられませんわ…
それと、他から誰投入しようか絶賛お悩み中…
って訳で本編スタート!!
2018年後期三段リーグ…
今回は春から夏にかけて初段・二段と圧倒的に通過した天衣が、
そんな地獄に足を踏み入れる……
〜side天衣〜
弟の冬司には先んじられたけど、半年遅れながら私もこの地獄に人生突っ込む事となった。
そして緒戦、2戦目となる東京・将棋会館での対局は、何れも前期成績不振な若年寄が相手だったのもあったから、大きなトラブルも無く、無難に連勝スタートを決めれた。
対局終了後、何時もの如く晶を従えて東京駅に向かおうと会館を立ち去ろうとしたのだが、同じ年頃の男子小学生から呼び止められ、少し話相手になってやった。
その男子小学生はまず、「夜叉神さん、俺の勝手で呼び止めて誠に申し訳無い。俺は今期から三段リーグに挑んでる隈倉健吾です。師匠は、君の師匠である桐山名人とも浅からぬ縁を持っている山刀伐尽です。今期、俺にとって最大の難局は他ならぬ夜叉神さんと突き付けたのは山刀伐師匠と師匠の弟弟子でもあるニ海堂棋帝ですので、宣戦布告を兼ねて挨拶した次第です。」
って闘志満々に滾った眼光を容赦なく私に向けて来た。
けど、彼は私の大半を知ってるようだけど、私は彼を殆ど知らないから、最低限の情報だけは摑んで置きたいと思い、「アンタは私を研究してるわね。けど、私はアンタの事はまるで知らない。だから差し支えない程度でアンタの人となりを教えなさい」
って返してやった。
そしたら隈倉三段、案外すんなり答えてくれた。
「俺は現在小学5年で11歳、一昨年に奨励会に入り、今期三段リーグに初参加した新米だ。師匠やニ海堂先生からは桐山名人の底のない強さを頭が壊れる程毎度突き付けられてるが、だからこそ桐山名人の薫陶を染み込ませてる君にだけは負けられない!負けたくない!!」
答えと同時に揺るぎない決意を突き付けてくれた。
この開幕節2戦は私も隈倉三段も連勝スタートを切り、一見するとスタートダッシュに成功し、勢いに乗って……って希望的観測を妄想しかねない危険水域に片脚を入れそうだけど、敵は隈倉三段だけじゃない、前期虚弱体質の白雪姫に負けて次点止まりだった峠なゆた三段も虎視眈々と巻き返しを狙ってるし、他にもロリ王こと九頭竜竜王と同学年の幸田柾近三段も関東の次期ホープ候補として評判が高い。
それでなくても3歳下の冬司が先んじてプロ四段となり、嫉妬と焦燥が渦巻いているのに、これだけの強敵揃いって完全に地獄よね…
でも私は負けない。お父様が私を託した師匠・桐山零名人、弟でありながら私に先んじた宗谷冬司、彼らに追い付き、その鉄壁を踏み越えなくては私には先がないのだから……
今期、秋のタイトル戦は僕の将棋人生にとって極めて難解な戦いになるのは間違いない。
玉座戦→挑戦者・生石充九段
竜王戦→竜王・九頭竜八一竜王
何れも関西最上級のトッププロである。
生石さんからは、「お前、いつの間に万智ちゃんとそんな仲になってやがった?お前みたいな女に消極的なタイプだったら飛鳥とは相性最高だと思ったから色々画策してたんだが、ムダ足だったってか…けどよ、親としてアイツを行かず後家にしたくねぇんだよ…今からでもどうにか出来ねぇか?」
って師匠並に潰れながら絡まれたけど、ムリです…
確かに飛鳥ちゃん、僕に対しリスペクトはあるけど、恋愛対象とは違う感じだから…
その玉座戦第1局、北海道・すすきのの温泉ホテルで開催された。
前夜祭では北海道の海の幸やブランド肉がふんだんに盛り込まれ地元の食を彩り、参加者の殆どが蕩ける程舌鼓を打ち、大いに盛り上がってた。
そんな中で対局者挨拶となったが、挑戦者の生石さん、
「桐山玉座とは3年振りのタイトル戦だが正直恨み満載だ。タイトル戦で負けた云々じゃねぇ、万智ちゃんがいい女ってのは異論はねぇ、けど、飛鳥がそんなに劣るってのか?そんな恥ずかしい娘に育てちゃいねぇ!!」
え…、泥酔レベルが師匠並なんだけど…
けど会長も男鹿さんも生暖かく見つめてるだけ…
誰か止めろよ…
結局、大盤解説で参加してた神宮寺さんがどうにか宥め、降壇させてた。
一方の僕のスピーチは「婚約おめでとう」みたいな雰囲気で終始しており、ちょっと困惑しながら話し終えた。
そして当日の対局は、先手を握った僕が両者1分将棋の激戦を制し、どうにか先行に成功した。
桐山君の最終決戦のお相手は?
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西の魔王・九頭竜八一
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浪速の白雪姫・空銀子
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神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
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神の子or悪魔の子・宗谷冬司
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風林火山・ニ海堂晴信
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盤上の探検者・土橋健司
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盤上の格闘家・隈倉健吾
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猖獗の大魔神・氷室将介
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新世代の申し子・椚創多
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ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
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その他