って訳で本編スタート!!
竜王戦第7局
開催地 石川県・旅館「ひな鶴」
立会人→清滝鋼介九段
副立会人→峠はじめ七段
記録係→辛香将司四段
現地大盤解説
解説→ニ海堂晴信棋帝・神鍋歩夢玉将(W解説)
聞き手→月夜見坂燎女流玉将
専門チャンネル解説
解説→神宮寺崇徳四段・宗谷冬司四段(W解説)
聞き手→雛鶴あい女流初段
……師匠立ち会いでの決着戦、僕らのクライマックスには最高じゃないか!!
八一君、持てる物全て出し尽くし、更にその上の領域で戦う環境と条件が揃う舞台なんてもう極限だろう!!
そして僕が竜王になる!!
〜〜side八一〜〜
先の第6局、俺が辛うじて勝ちタイに追い付き最終戦へ縺れ込んだけどアレはどう考えても戦前のトラブルが兄弟子に悪影響与えたのは間違いなく、だからこそ今度の最終戦で捩じ伏せなきゃ本当の意味で兄弟子に追い付いたとは言えないのは腹の底から実感してる。
後、今此処で「ひな鶴」ってのも地味にデカいプレッシャーなんだよな…
それというのも先頃の三段リーグ最終戦で満身創痍の中で四段昇段を決めた銀子ちゃんにプロポーズして付き合う流れになったから、あいのお母さん(ひな鶴の女将さん)に顔合せ辛いんだよな…
しかも今のあいは関東で山刀伐さんとニ海堂さんの保護下で世話になってるし…
まぁ、あいについては終わってからでも話し合いは出来るんだけど…
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対局前日…
何時もの通り大阪から特急で現地に向かい、到着すると去年とは違い、人は疎らであった。
どうやらあいちゃんが八一君の下を離れ、関東移籍してるのを地元の方々は先刻承知してたようだ…。
そんな訳で平穏に旅館に到着し、早速検分に入った。
検分では立会人の師匠が僕らに色々注文が有るかとか不備不明な点が無いかとかあらゆる確認を取った後、無事に検分終了。
一旦部屋に戻り、前夜祭への着替を行い、予定通りの時刻に前夜祭の会場に向かった。
到着すると既に大半の参加者が待機していたが、八一君だけはまだ準備中らしかった。
そして程なく八一君も到着したけど、顔色が妙に蒼白なんだけど…
そんな中始まった前夜祭…
まず挑戦者の僕から挨拶を行い、
「関係者の皆様には申し訳無いのですが、此処、ひな鶴では竜王獲得報告に伺うものと考えておりました。まずはその事伏してお詫び申し上げます。」と軽く前フリをし、続いて
「ですが僕の不甲斐なさは別にして、竜王戦最終戦の舞台に「ひな鶴」が選ばれ、此処で最終決戦が行われる事、誠に光栄に思う次第です。故に、この日本一の名門旅館に恥じない戦いをこの2日披露致す所存であります。」
と挨拶すると、大きな歓声と拍手が響いた。
続く八一君の挨拶は、
「この「ひな鶴」で最終決戦が行われる事、私には感慨深い物があります。一昨年の最終戦では竜王を手にし、昨年はあの「名人」を相手に1勝を返し、そこから逆転で防衛を果たす原動力となり、私にとり「ひな鶴」は極めて重要な場と考えております。依って今回もここで勝ち切り、3連覇を果たして見せます。」
であり、堂々たる宣戦布告であった。
そこからは関係者への挨拶もそこそこにお互い早めに部屋に戻り、明日への戦いに備え、早めに床に就いた。
今期三段リーグ…
年末迄5節10戦を経過した処で
10戦全勝
峠なゆた三段
隈倉健吾三段
夜叉神天衣三段
9勝1敗
幸田柾近三段
鈴本永介三段
…
と幾分昇段候補が絞られつつあり、今期参加36名の中でも一定以上の実力者だけが生き残っている印象である。
残り4節8戦…此処からが真の地獄の始まりである。
桐山君の最終決戦のお相手は?
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西の魔王・九頭竜八一
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浪速の白雪姫・空銀子
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神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
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神の子or悪魔の子・宗谷冬司
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風林火山・ニ海堂晴信
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盤上の探検者・土橋健司
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盤上の格闘家・隈倉健吾
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猖獗の大魔神・氷室将介
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新世代の申し子・椚創多
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ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
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その他