桐山君は清滝家の長男坊?【本編完結済】   作:紫電海勝巳

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ライオン本編では現在に至る迄ついぞ実現してない桐山君vsニ海堂君のタイトル戦…
此処ではifだの改変だの何でもありな展開ですんで、遂に桐山君vsニ海堂君による名人戦に突入致しましたwww

前世からの終生のライバル同士による念願の最高峰決戦…
書いてる私自身もどうしようかな?って悩みに悩むお話ですが…

って訳で本編スタート!!


名人戦第1局・in旧公爵邸別邸(前編)

名人戦…

 

江戸幕府創設者の征夷大将軍・徳川家康から将棋所の責任者を任された初代・大橋宗桂を以て『名人』が成立したと云うのが通説である…

その後は大橋宗家や大橋分家、伊藤家が世襲した後、幕府崩壊と世襲各家の後継者不足等の諸事情により、世襲外から小野田六平が十二代名人を継ぎ、長命を保った後、小野田名人を実力で凌駕していた関谷金四郎が十三代名人を継いだ…

しかし小野田もだが、関谷にしても名人就位時には既に全盛・ピークは過ぎており、半ば過去の最強棋士への名誉職と化していた『終生名人』に本格的に危機感を持つようになっていた。

実際この時期の最強棋士は、関谷の弟子であった土井一太郎と見做されており(とは言え、関谷と土井の関係は険悪であったが)、人生も晩年に入っていた関谷は思い切って『名人』を返上し、その時の実力者が『名人』を名乗れるように世襲・終身制から実力制への転換に動いた。

そして昭和10年代に始まったのが実力制による『名人戦』である。

ここから十四世、十五世、氷室将介十六世、月光聖市十七世、「名人」十八世、そして現名人でもある十九世名人・桐山零と歴史を重ね、現在に至る…

 

 

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〜sideニ海堂〜

 

前回の人生ではタイトルは取ったが、名人戦にはついぞ届かないまま命が尽きてしまったが、転生した今回、いよいよ名人戦に臨む…しかも挑む相手が終生のライバルにして心友でもある桐山とは運命であり、神に感謝しかない。

この大舞台、存分に堪能しなくては勿体なく失礼だろう。

 

 

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第1局…旧公爵邸別邸にて開催…

 

立会人→後藤正宗九段

副立会人→久留野義経八段

記録係→辛香将司四段

 

現地大盤解説

解説→「名人」

聞き手→鹿路庭珠代女流二段

 

専門チャンネル

解説→山刀伐尽八段・九頭竜八一竜王(W解説)

聞き手→花立薊女流五段

 

の陣容となった…

しかし育児で多忙な筈の花立さんが聞き手で出て来るとは余程僕らの対局に興味津々なのか…

 

〜前夜祭〜

 

まずは形通りの進行から僕の挨拶になった。

「本日は御多忙の所、この場に集まって戴き、誠に有難う御座います。さて、僕も勝ち負けは兎も角、名人戦への出場は7年続けてとなりますが、同年代を迎えるのは今回が初めてであり、しかも相手が長年のライバル・ニ海堂棋帝であるので尚一層気が引き締まる思いであります。ですが、特に彼には遅れを取りたくはない思いも強いですので、彼との戦いを楽しみ、勝ち上がりたいと存じます…(以後は略)」

って挨拶すると、大きな歓声と拍手が渦巻いた。

 

一方のニ海堂の挨拶は、

「この度初の名人戦に臨む事となったニ海堂晴信です。この23年の人生で最高の舞台に立てる事、心より感謝申し上げます。しかし何よりも挑む名人が生涯のライバル・桐山名人である事が私にとり、本望であります。彼とは13年前の小学生名人戦で戦い、力及ばず敗れて以来、常に意識し、彼の存在を指針として将棋道に精進した次第です。ですので、今回の名人戦は私にとり、これ迄の集大成として不退転の決意で臨む次第であります。明日からの戦い、私の全てを投入し、燃え尽きる迄戦う所存です…(以後は略)」であった…

 

 

お互い不退転の決意を表明した前夜祭…

いよいよ明日からは最高にして最凶の名人戦七番勝負がスタートする…

 

 




さて女王戦が終わり、従妹のカタリーナさんを新たに門下に加えたのだが、彼女と悶着が続いている御両親との話し合いをしなくてはならなかった。
と言うのも彼女、この春から中学生になるので、それに関する事も踏まえた話し合いが必要だったからだ。
で、東京のカタリーナさんの実家を訪れたのだが…
一応歓迎はされた…のだが、将棋界入りには矢張り難渋しており、兎も角色々と話し合った。
けど、僕が本家の次期院長予定だった父の長男でありながらあの「元・親族」の邪な思惑で事実上の排除・追放に至った話になると、叔母も御自身が実父の祖父と異母兄である父以外からは邪険・疎外の目に遭っていた過去を振り返ってか、僕への目が疑いから信頼に変わっていったのがハッキリ感じられた。
で、叔母からは、
「本来ならウマ娘として私が叶わなかったG1・重賞制覇を果たして欲しかったけど、この子のウマ娘生を親のエゴで縛っても良くはないかも知れない…、だから零君、これからは貴方がカタリーナを導き、この子を一人前の棋士にして下さい。」
と、兎も角許しを得た。
そして改めて師弟の誓いを立て、僕からはカタリーナの名前は少し長いので「リーナ」と呼ぶ事にし、彼女も了承してくれた。
で、リーナの学校については僕のいる大阪に移り、そこの中学に通う事で決着した。
これで僕の家の住人も4人となり、益々騒がしくなる事必定である…

桐山君の最終決戦のお相手は?

  • 西の魔王・九頭竜八一
  • 浪速の白雪姫・空銀子
  • 神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
  • 神の子or悪魔の子・宗谷冬司
  • 風林火山・ニ海堂晴信
  • 盤上の探検者・土橋健司
  • 盤上の格闘家・隈倉健吾
  • 猖獗の大魔神・氷室将介
  • 新世代の申し子・椚創多
  • ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
  • その他
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