んで、現実の8番目のタイトル戦をベースにしたシステムにしてます。
この新タイトル戦、一体全体どんな展開になるやら…
って訳で本編スタート!!
今年、いよいよ新たなタイトル戦がスタートする。
『賢王戦』
6年前に現役棋士とスーパーコンピューターが戦う『電覇戦』にて、当時A級棋士だった於鬼頭さんがトップ棋士として初めて参加したものの、見事に惨敗してトップ棋士ですらコンピューターに凌駕される現実をまざまざと見せ付けられた…
それがその後の於鬼頭さんの将棋人生を大きく転換させたのは勿論、他の現役棋士達にしてもAI・コンピューターによる研究にシフトする大きな転換点になったのは否めない事実である。
そして4年前にエントリー制一般棋戦として行われたのが『賢王戦』の始まりである。
この時期の『賢王戦』は、優勝者が国際コンピューター将棋選手権優勝ソフトと持ち時間6時間の3番勝負を行うシステムで、或る意味で「勝者罰ゲーム」みたいな側面もあった。
只、そんなリスクを負う分賞金額は高く、非公表ではあるが優勝賞金は推定2000万円クラスと考えられていた。
これ迄の結果とvs優勝ソフト戦
第1期(2015〜16)
優勝→山刀伐尽、準優勝→神鍋歩夢
vs優勝ソフト「ツツガナキヤ」
山刀伐(●●)ツツガナキヤ
第2期(2016〜17)
優勝→桐山零、準優勝→山刀伐尽
vs優勝ソフト「ベジータ」
桐山(●○○)ベジータ
第3期(2017〜18)
優勝→神鍋歩夢、準優勝→桐山零
vs優勝ソフト「エクスプレス」
神鍋(○●●)エクスプレス
となり、僕だけ辛うじて勝ち越しとなったが後手番では終始不利から抜け出せないまま完敗…
歩夢君も同じで先手番こそ勝ったものの、最終戦では先手番を取られたのが響き、終始相手優勢に苦しみ投了。
もう人間では殆ど及ばないと認識せざるを得ない結果となった。
そしてこの第3期を以てvs優勝ソフト戦は終了。
次の第4期からは一般棋戦からタイトル戦に昇格し、全棋士強制参加となった。
参加棋士→現役全棋士、女流代表1名、アマチュア代表1名
棋戦方式
予選→段位別で開催、前期ベスト4と現役タイトルホルダーはシードとして予選免除、女流とアマチュアは四段予選に出場
本戦トーナメント→前期ベスト4と現役タイトルホルダー、段位別予選通過者の合計24名で争われる。
2回戦シードは8名だが、内訳は前期ベスト4と名人・竜王の6名が固定で、残り2名は組み合わせ抽選で決定される。
第4期(2018〜19)
本戦シード
◎前期ベスト4以上
前期優勝→神鍋歩夢八段(開始時は玉将・七段)
同準優勝→桐山零名人
同ベスト4→二ツ塚未来五段(開始時は四段)
同ベスト4→九頭竜八一竜王
◎タイトルホルダー(開始時)
帝位・於鬼頭曜(当時)
盤王・「名人」(当時)
の以上6名となる。
他は全員段位別予選に出場となり、予選通過枠は合計18となる。
内訳
四段→1名
五段→2名
六段→2名
七段→3名
八段→4名
九段→6名
となる。
依って五段はAB、六段もAB、七段はABC、八段はABCD、九段はABCDEFの各ブロックに分けられ、予選が行われる事となる。
持ち時間は予選は一律で各1時間となり、基本的に1日2局行われるシステムである。
本戦になると1・2回戦は各2時間で、これも1日で消化する事となり、3回戦からは各3時間に延びる事になっている。
挑戦者決定戦は3番勝負で2勝先行で決着、此処も持ち時間は各3時間となる。
但し、第4期のみは準決勝で3番勝負を行い、決勝戦が4勝先行の7番勝負となり、この決勝勝者がタイトルホルダーとしての初代賢王となる。
その7番勝負は持ち時間変動制で、1・2局、3・4局、5・6局でそれぞれ各1・3・5時間の何れかを選択し、第7局に縺れ込んだ場合は各6時間となる。
因みに持ち時間の決定は第1局前日の検分時に振り駒で選択権者を決め、その選択権者が先に1・2局の持ち時間を決め、他方が3・4局の持ち時間を決定。残った持ち時間は5・6局に振り分けられる。
そして予選→本戦トーナメントとなり、ベスト4が決定。
残ったのは…
桐山零名人
神鍋歩夢八段
九頭竜八一竜王
椚創多四段
となり、準決勝組み合わせは…
桐山名人vs神鍋歩夢八段
九頭竜八一竜王vs椚創多四段
となった。
結果は…
桐山(●○○)神鍋
椚(○●○)九頭竜
となり、決勝7番勝負に進んだのは僕と創多という事になった。
これで創多は順位戦最終戦での10連勝でC1昇級による五段昇段に続き、この決勝進出がタイトル挑戦扱いと認定された事で準決勝通過日付けで六段昇段となった。
五段から六段への昇段期間は僅か5日であり、飛び付きを除けば(飛び付きは近年では八一君位である)勿論最短となる。
それにしても10歳下の創多とタイトル戦なんて予想以上に早いよな…なんて思ったものだが、考えてみれば僕のタイトル初挑戦は小6の時だったからあまり変わらないって事か…
何にせよ、また新鮮な気持ちで戦いに臨めるのは確かだ。
フィッシャー団体トーナメント『宗歩リーグ』緒戦
チーム・サタンファミリー
(桐山・宗谷・夜叉神)
vs
チーム・リアルレジェンド
(月光・佐伯・氷室)
まず先陣は僕が出る事にし、相手は佐伯さんとなった。
短期間ではあるが一応それなりに練習はしたものの、矢張り本番にならないと見えて来ないのも確かだ。
「まさかこんな発想するとは、「名人」ならではという事か…」と、早速佐伯さんが幾分感嘆しながら口を開いた。
僕も「しかもチームを組んで団体戦とは、「名人」の発想ばかりじゃなく、会長の目論見も多分に入っていると思いますがね…」と返し、そのまま振り駒となった。
結果、1局目は僕が、2局目は佐伯さんがそれぞれ先手という事になった。
序盤はお互いスイスイ指して持ち時間を蓄積させるのがセオリーとなるが、40手程で僕も佐伯さんも6分強に伸ばしていた。
さて、この中盤からが考え処となる…
此処からはお互い徐々に時間を削りつつ攻防に勤しむ事になり、超早指しなだけあって駒の動きも速く激しい。
しかも今局がトーナメント開幕戦でもあるからこの1局が今後のトーナメント全体の1つの指針となるのは間違いない。
将棋界全てから試され真価を問われるこの戦い、非公式戦と云えども負けられない。
これは佐伯さんも同じ気持ちのようで、完全にヒートアップモードに入っているのが肌で感じる…
此処は捌きで防戦しつつ、駒を奪ってからの逆襲しかなさそうだが、佐伯さんも簡単に攻めを切らさない…
しかし、100手を過ぎるとやっと攻めが切れた。此処からは僕の番だ。持ち駒を全て投入し、敵陣に侵入した駒と連動させ、たちまち相手陣を破壊。どうにか投了させ、まずは1勝を挙げた。
続く第2局も連勝し、幸先良くスタートを飾れた。
2番手は…こちらは天衣を投入し、あちらは月光会長が登場。
結果…月光会長の連勝で五分に戻された。実質デビュー戦と永世名人じゃ仕方無いけど、それでも新人が現役A級の実力を体感出来たのはこれからの財産になるのは間違いない。
最後、3番手は冬司vs氷室先生となり、こちらは早指し自体あまり得意としてなさそうな氷室先生が冬司に連敗、結局トータル4勝2敗で勝敗ポイント+2点と勝利ポイント+1点の計+3点がチームポイントとして記録された。
これ(予選)を2ヶ月掛けて行い、3ヶ月目に決勝トーナメントを行うのだから随分慌ただしい日程になるのは目に見えてるよ…
桐山君の最終決戦のお相手は?
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西の魔王・九頭竜八一
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浪速の白雪姫・空銀子
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神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
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神の子or悪魔の子・宗谷冬司
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風林火山・ニ海堂晴信
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盤上の探検者・土橋健司
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盤上の格闘家・隈倉健吾
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猖獗の大魔神・氷室将介
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新世代の申し子・椚創多
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ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
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その他