桐山君は清滝家の長男坊?【本編完結済】   作:紫電海勝巳

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マジもマジでネタが枯渇しつつあるんで、こうなったら…って事で、禁断の父娘対決打込みました…

って訳で本編スタート!!


竜王戦本戦トーナメント準決勝・於鬼頭曜九段vs空銀子四段

今期竜王戦も本戦トーナメントが進み、準決勝に勝ち上がった4名が出揃った。

 

・1組優勝→於鬼頭曜九段

・6組優勝→空銀子四段

 

・1組2位→桐山零名人

・1組3位→山刀伐尽九段

 

が、それぞれ準決勝で激突する運びとなった…

 

 

 

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〜side於鬼頭曜〜

 

竜王戦準決勝…、この位置で銀子と対峙する事になるとは…

彼女の力とブランクから考える限り、精々が6組突破と云うのが私の見解だったのだが、彼女の力が凌駕したのか、或いは九頭竜君や桐山君の助けが大いに寄与したのか…兎も角、私の予測を覆して今この場に私と対峙しているのは紛れもない事実だ。

 

然し、この場に座った以上、私は1人の棋士として君を喰らい尽くすまでだ…

 

 

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〜side銀子〜

 

竜王戦準決勝…

 

思えば6組ランキング戦からして油断ならない対局が続いたものだが、これが本戦トーナメントに入ると、当に地獄絵図の連続としか表現出来ない程に過酷な組み合わせだらけだったわね…

 

1回戦からして桂香さんの旦那さんの神宮寺七段って…、それでなくとも兄弟子とか八一からも「殺気溢れる荒獅子」って恐れられてる規格外の怪物レベルなのに、コレが緒戦の相手って…

もう最初から命擲つしかないけど、それでも犬死にって結末迎えかねないのは、どうしても許容出来なかった。

 

だから時間は限られていたけど、兎に角徹底的に神宮寺対策に己の持つ力の全てを注入した。

 

結果…、終盤になって、神宮寺七段が痛恨のミスを仕出かし、その僅かな穴を突いた私がどうにか勝ちをもぎ取った。

 

以後、2回戦は奨励会以前から世話になっていた鏡洲六段を破り、3回戦では師匠の清滝九段に恩返しをして、次の4回戦…準々決勝で当たったのは…、兄弟子と親しく且つ、あの金髪ブスの現師匠兼親代りの保護者でもある後藤九段だった。

 

 

その準々決勝…、後藤九段から、

「なぁ空、お前、雷と相容れない間柄って聞いてるが、実際アイツの何もかも否定してるのか?少なくとも棋士としてのアイツの力は俺でも否定しようが無いがな」

って本音なのか、揺さぶりなのか、あの金髪ブスへの評価を私にぶつけてきた。

 

そして私の対応は…、無言で駒を並べる事で、「盤上で語りましょう」と明示した。

 

その対局は…、

 

お互い居飛車からの戦いとなり、後藤九段は得意の居飛車穴熊を選択…、一方の私は、銀冠からの戦いを選択した。

 

戦局はと言うと…、基本的には私が攻勢に入り、後藤九段の穴熊に迫る展開であったのだが、後藤九段の守りを容易に崩せず、一度私の攻めが切れるや、今度は後藤九段の逆襲に晒される話に陥り、何とも難しい展開を余儀なくされていた…

 

が、夕食休憩後の後藤九段の一手が痛恨の一手であり、その隙を確実に突いた私が辛うじて準決勝に駒を進めた。

 

 

 

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〜観戦記・雛鶴あい〜

 

 

 

準決勝…

 

東京・将棋会館

 

同日にもう1つの準決勝(桐山vs山刀伐)も関西将棋会館で行われていたが、矢張り注目は此処、東京での1戦であろう。

 

 

午前9時40分頃にまずは空四段が入場、下座に座り、精神集中の為の瞑目に入った…

 

其処から10分後、今度は於鬼頭九段が入場し、上座に座り、駒箱から袋を取り出し、駒を出した。

お互い主流の並べ方である大橋流で淀みなく並べ、其処から今局記録係の幸田柾近四段が歩を5枚取り、振り駒を行った。

 

結果…、先手は於鬼頭九段となった。

 

 

午前10時、対局開始。

 

午前中は両者主に守りを固め、戦型を整える事に専念している模様であった。

 

 

昼食休憩…

 

於鬼頭九段→鰻重(松)、肝吸い付

 

空四段→握り鮨(松)、味噌汁付

 

 

昼食休憩後の午後になり、戦型を整えていた午前中とは対照的に今度は駒がなかなか動かず、中長考が続いていた。

 

そして動いたのは、3時のおやつタイムが過ぎてからだった…。

 

まず、於鬼頭九段から開戦の一手を繰り出し、其処から空四段が応対…、此処は先仕掛けの於鬼頭九段がやや優勢寄りと感じられたが、空四段も焦る風でも無く、淡々と指し続けていた。

 

午後6時30分、夕食休憩…

 

於鬼頭九段→天ざる蕎麦+おにぎり(梅)

 

空四段→ビーフシチューセット

 

 

そして午後7時対局再開…、

 

此処迄の消費時間(両者持ち時間5時間)

 

於鬼頭九段→3時間45分(残り1時間15分)

 

空四段→3時間40分(残り1時間20分)

 

 

此処からいよいよ終盤に突入し、お互い正念場を迎える事となった。

攻勢は開戦時と変わらず於鬼頭九段が握っていたが、それでもあと一押しを空四段に阻まれ、なかなか最後の一線を越えられず…、そして午後8時、於鬼頭九段が最後の長考に入った…。

 

午後9時、秒読みまで残り1分の処で漸く次の一手を指すと、今度は空四段が30分強の残り持ち時間を使い、秒読みに入った処で次の手を指した。

 

そして30分が経過し、遂に於鬼頭九段の攻めが切れ、空四段のカウンターからの逆襲が始まった…

尤も、この逆襲が失敗したら於鬼頭九段の勝ちが濃厚となる為、空四段としては何としてでも攻めを繋げ、於鬼頭九段の陣を崩さなくてはならない。

 

その最後の攻防は、ありったけの持ち駒をフル稼働させて巧みに陣を突き崩した空四段に軍配が上がり、結果…

 

午後11時過ぎ、遂に於鬼頭九段が投了、竜王戦挑戦者決定戦進出は空四段となった。

 

 

一方、関西将棋会館でのもう1つの準決勝は、桐山名人が山刀伐九段を破り、3年連続の挑戦者決定戦進出を決めた。

 

 

 

 

 




今期玉座戦本戦トーナメントは…、

ベスト4進出者

・宗谷冬司七段
・九頭竜八一竜王
・神宮寺崇徳七段
・後藤正宗九段

で、その準決勝の結果…、

○宗谷七段−九頭竜竜王●
○後藤九段−神宮寺七段●

となり、挑戦者決定戦は、冬司vs後藤さんとなった。


その決定戦…、ガチガチの居飛車穴熊に固める後藤さんに対し、相も変わらず茫洋とした表情で淡々と崩しに掛かる冬司の図式となり、何度か攻防が入れ替わる激戦の末、挑戦者に勝ち上がったのは冬司であった。

これで冬司とは2度目の番勝負となる。そして、冬司の才能の蓋もかなり開いていると見受けられるので、今度の玉座戦は相当厳しい戦いとなりそうだ…

桐山君の最終決戦のお相手は?

  • 西の魔王・九頭竜八一
  • 浪速の白雪姫・空銀子
  • 神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
  • 神の子or悪魔の子・宗谷冬司
  • 風林火山・ニ海堂晴信
  • 盤上の探検者・土橋健司
  • 盤上の格闘家・隈倉健吾
  • 猖獗の大魔神・氷室将介
  • 新世代の申し子・椚創多
  • ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
  • その他
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