八銀対決から4年余り…、この間世間も将棋界も色々と地盤変化が噴出しまくりで…
そして今期名人戦は安定の絶対神にして主人公・桐山零名人vs猖獗の大魔神・10年余のブランクなんぞ何のその、現役復帰するやストレートで名人挑戦に至る怪物性を如何なく示した氷室将介十六世名人の組み合わせとなった…。
此処に至る迄の数年間の足跡を辿るのが今話となる…
って訳で本編スタート!!
絶対神vs猖獗の大魔神・プロローグ
西暦2025年…、元号だと令和7年であり、その3月1日…
順位戦A級最終戦が静岡県静岡市の名門料亭で開催された。
出場者…
1位→山刀伐尽九段(4勝4敗)
2位→生石充九段(1勝7敗)
3位→九頭竜八一竜王(6勝2敗)
4位→神鍋歩夢賢王(4勝4敗)
5位→後藤正宗九段(3勝5敗)
6位→宗谷冬司玉座(5勝3敗)
7位→神宮寺崇徳帝位(4勝4敗)
8位→篠窪太志八段(3勝5敗)
9位→夜叉神天衣棋帝(5勝3敗)
10位→氷室将介十六世名人(5勝3敗)
最終戦組み合わせ…
山刀伐九段vs神宮寺帝位
生石九段vs氷室十六世名人
九頭竜竜王vs宗谷玉座
神鍋賢王vs篠窪八段
後藤九段vs夜叉神棋帝
となり、結果…、
○神宮寺(5勝4敗)−山刀伐(4勝5敗)●
○氷室(6勝3敗)−生石(1勝8敗)●
○宗谷(6勝3敗)−九頭竜(6勝3敗)●
○神鍋(5勝4敗)−篠窪(3勝6敗)●
○夜叉神(6勝3敗)−後藤(3勝6敗)●
の成績となり、6勝3敗の4人が僕への挑戦権を賭けたプレーオフに進む事となった。
一方で降級は生石さんと篠窪さんとなり、タイトル戦線常連でも容赦無く引き摺り降ろされる現実を見せ付けられる構図が今回も顕となった訳だ…
で、プレーオフの組み合わせは…、
1回戦は天衣vs氷室先生
2回戦は冬司vs1回戦の勝者
決勝は八一君vs2回戦の勝者
で戦う事となり…、
1回戦→○氷室−夜叉神●
2回戦→○氷室−宗谷●
決勝→○氷室−九頭竜●
と進み、結果…、
氷室十六世名人が今期名人戦での僕の挑戦者に決まった。
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〜side氷室将介〜
桐山の野郎と邂逅して早7年…
漸く奴の待つ名人戦に舞い戻って来た…
まずはどんな曲者をも退け続け、名人8連覇なんざ誰でも出来る芸当じゃねぇ!
しかも奴に挑んだのは、単純な将棋狂いを「盤上真理の追求」なんて下らんオブラートに包み隠した寝癖眼鏡に始まり、最大のライバルな国指定の難病持ちチビガキ、厨二病全開なエセジェントルメン、コンピューターを駆使し、その思考に限り無く同化せんとしたAIの敗北者、奴の弟でもあるロリコン竜王、振り飛車のスペシャリストにして1人娘には激甘のマエストロ、寝癖眼鏡の信奉者にして将棋知識への限り無い追求者でもあり、貪欲な迄に新たな定跡を求め続ける寝癖眼鏡以上の求道者…
どれもこれも俺の名人時代に対峙したなら並大抵に退けられる手合じゃねぇのは確かな奴等ではある。
が、奴には単純に潰すって思考は無く、切磋琢磨した上で更なる高みに自分も認めた敵も上がれば更にレベルアップに至るって考えなのが俺的にはどうにも理解し難い…
ま、昔からの…って言うか、俺には将棋界での唯一の友な鈴本…鈴本永吉って奴に言わせると、俺も桐山のガキに負けず劣らずお人好しな一面を持ち合わせてるって評価らしい…
あ?鈴本?俺はそんな単純な単細胞思考ってか?
少なくとも俺はそんなお人好しじゃねーぞ!
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順位戦が終了し、来期の陣容も確定した。
A級…
篠窪さんと生石さんがB級1組に陥落し、A級に上がったのが二海堂と隈倉君となり、来期は20代以下の若手強豪が7人…僕が負けて陥落すれば8人の究極のサバイバルとなる地獄絵図となる…
B級1組…
50代半ばにして奇跡的にA級復帰した師匠も世代交代の波には抗えず、遂に再びB級2組に陥落した…
そして来期昇級者の内、2人は…女性棋士であった。
峠なゆた七段
祭神雷七段
の2人が天衣に続く女性B級棋士へとステップアップを果たし、今後に期待が集まる注目株に名乗りを上げた…
又、半年前には、三段リーグを16勝2敗で1位突破したリーナが僕の門下3人目のプロ棋士となり、同時にウマ娘初のプロ棋士として歴史に名を刻み、一方では、あいちゃんが奨励会経験無しの女流棋士として対プロ棋士戦績の実績を基に編入試験を受け、見事に突破し、純粋女流からのプロ入りは祭神さんに続く2人目となる等、女性棋士の侵攻も徐々に進みつつあった…
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〜side月光聖市〜
プレーオフが終わり、氷室将介十六世名人が今期名人挑戦者に決まったのだが、その氷室氏から即日とんでもない提案を受けた…
この提案、過去に1度だけ実施された物であるのだが、そのあまりの過酷さにその1度切りで封印された『パンドラの箱』そのもので、私としては受け入れ難い代物だ…
が、私は彼に隠された物を承知しており、これを桐山名人に提示しなくてはならないのが何とも…
後は名人が受けるかだけだが、さてどうなるものやら…
封印された提案…
その過酷な『パンドラの箱』開封を桐山君が受け入れるか否か…
今回は此処まで。
では次回に
桐山君の最終決戦のお相手は?
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西の魔王・九頭竜八一
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浪速の白雪姫・空銀子
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神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
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神の子or悪魔の子・宗谷冬司
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風林火山・ニ海堂晴信
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盤上の探検者・土橋健司
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盤上の格闘家・隈倉健吾
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猖獗の大魔神・氷室将介
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新世代の申し子・椚創多
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ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
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その他