どんな事になるのやら…
って訳で本編スタート!!
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〜side月光聖市〜
3月29日…
今期名人戦の詳細を発表する連盟記者会見まで残り2日…
立会人、記録係とも未だに確定出来て居なかった…
それもその筈、時間無制限である以上、全ての予定を開け、又は予定キャンセルも視野に入れなくては到底立ち行かないからだ。
それでも立会人は1人は確保出来てはいたが、その御仁…当年90歳越えの刈田升三実力制第四代名人であり、その意気込みは兎も角、年齢的に長期間勝負での立会は単独では無理が有り過ぎ、複数立会にするか、体力のあるベテラン中堅クラスを複数立会補佐に付けるか未だ決着が付いておらず、悩み処である…
一方で記録係も大分難航しており、先回ですら四段三段連中の誰もが尻込みし、結局自ら申し出た清滝さんが10日余り座り通して何とか乗り切る有様であり、今回は尚更拒絶反応が激しく、どうしたものか未だ結論が付いて居ない…
そして意を決し男鹿さんにスケジュール調整を行って貰い、急遽上京する事とした…
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3月31日…
午後1時からの将棋会館(東京)での記者会見生中継が間もなく始まる…
この日、僕は京都の自宅マンションには居らず、そもそも関西からも離れていた。
と言うのも、リーナだけを連れて故郷・長野に極秘お忍びで訪ねていたからだ。
その第一の目的は祖父の墓参であり、僕らに取って事実上最後の訪問であった。
僕を排除し、リーナもウマ娘の血筋だからって冷遇し続けたあの形だけの親戚モドキなんて今更だが此方から願い下げだ。
そしてもう1つの目的は両親と妹の墓を僕の現在の拠点・京都に移し、長野の桐山一族から完全に割る事であった。
因みに3人の骨壺は20年前の葬儀の後、師匠と月光先生の計らいで大阪・清滝家に預かって貰い、その後、僕の独立に伴い、福島の家→京都のマンションと僕の手元に保管していた。
で、京都の墓地だが、供御飯家の計らいで供御飯家代々の専用墓地敷地の一角に小ぢんまりとしたスペースを用意して貰い、其処に改めて納める事となった。
因みに僕は供御飯家の婿養子であるので死後の墓は供御飯家に納められる事となる。
そして墓前で祖父に別れを告げ、信州蕎麦の隠れ家的名店を1営業日借り切り、午後から閉店予定時間迄滞在し、ゆっくり昼食を済ませ、テレビで生中継を見る事にした。
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〜side観戦記者・鵠〜
東京・将棋会館にて行われる生中継での記者会見…
午後1時、予定通りに月光会長が男鹿秘書を伴い、会見の席に就いた。
まずは形通りの挨拶から始まり、直ぐに今期名人戦の詳細を発表…
内容は、
◎今期だけの汎ゆる特別ルールでの名人戦開催である事であり、詳細は…、
・通常の七番勝負ではなく、時間無制限での一番勝負
・会場は当初予定された七番勝負での開催場所ではなく、特別に京都の名門料亭を借り切り行う事
・立会人は、特別総合立会として刈田升三実力制第四代名人が担当、特別正立会に十八世名人、副立会は置かず、特別立会補佐に佐伯宗光永世竜王と後藤正宗九段がそれぞれ就き、後藤九段だけは現役である為、その間の予定対局は全て延期する配慮が為される
・記録係は単独では置かず24時間交替とし、陣容は、初日・神宮寺崇徳帝位、2日目は隈倉健吾新八段、3日目は椚創多八段、4日目は鏡洲飛馬八段、5日目は神鍋歩夢賢王がそれぞれ担当し、其処迄に決着が付かなければ6日目以降は初日からのメンバーで切り回す事とする、又、全員現役である為、その間の予定対局は全て延期する配慮が為される
・現地大盤解説は行わず(時間無制限の為)、専門チャンネル解説のみとする
(解説は12時間交替で初日前半は二海堂晴信九段、後半は於鬼頭曜九段、2日目前半は山刀伐尽九段、後半は生石充九段、3日目前半は宗谷冬司玉座、後半は九頭竜八一竜王がそれぞれ担当し、其処迄に決着が付かなければ4日目以降は初日からのメンバーで切り回す事とする、又、全員現役である為、その間の予定対局は全て延期する配慮が為される)
との事であった。
次に今一つの重大発表として、月光会長が今期限りで8期16年の永きに渡り務めていた連盟会長から退く事が公表された。
後任の新会長は…既に内定しており、十八世名人が引き受ける内意を受けたそうである…
水面下であれあからさまであれ、十八世名人であれば誰もが承服以外有り得ないであろう。
そしてその十八世名人新会長体制での新理事は今期名人戦終了後、遅くともGW明け迄には発表される見込みとなる模様となる。
この間30分足らずであり、後は質疑応答の時間となり、色々な角度からありとあらゆる質問が為され、それに月光会長が1つ1つ丁寧に答える光景となった。
結局、会見と質疑応答で2時間半が費やされて会見終了…
紆余曲折の果てに『地獄の再現』となる異様な「名人戦」が此処で事実上スタートした…
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ふぅ…、皆さんよくも引き受けて貰えた物で…
…けど解説はまだしも、聞き手の陣容が誰1人発表されていないのだが、更に何かあるのか?
否、これ以上は問うまい…、後は氷室先生との生死を賭けた宇宙に飛び込む迄だ!!
当に前代未聞としか言えない一番勝負の詳細内容…
けど複数に割り当てなければどうにもならないのは確実であり、月光会長の苦渋の英断であるのは動かし様無し…
って訳でまた次回!!
桐山君の最終決戦のお相手は?
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西の魔王・九頭竜八一
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浪速の白雪姫・空銀子
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神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
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神の子or悪魔の子・宗谷冬司
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風林火山・ニ海堂晴信
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盤上の探検者・土橋健司
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盤上の格闘家・隈倉健吾
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猖獗の大魔神・氷室将介
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新世代の申し子・椚創多
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ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
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その他