桐山君は清滝家の長男坊?【本編完結済】   作:紫電海勝巳

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はぁ…、益々展開作るの難儀しまくりで更新もままならない有様で…

さて、これからどう動かすやら…


って訳で本編スタート!!


絶対神vs猖獗の大魔神・端歩突き

第83期名人戦時間無制限一番勝負初日…

 

 

会場となる先斗町の名門料亭の一室に前泊し、午前5時過ぎに目を覚ますと部屋に併設されている露天風呂で一汗流し心身スッキリさせると、暫く手慰み程度のシミュレーションで時間を潰し、午前6時30分頃になると朝食の膳が運ばれて来た。

 

・朝食メニュー

 

米飯櫃(茶碗4〜5杯分)、味噌汁鍋(椀4〜5杯分)、玉子焼3切れ、焼鮭1切れ、切り干し大根の小鉢、きんぴらごぼうの小鉢、香の物の小皿、フルーツカクテルの小鉢…

 

 

を食べ(御飯、味噌汁はそれぞれ2杯だけ)、その後に対局用の和服に着替えてまた暫くシミュレーションに没頭した。

 

 

 

そして午前8時30分頃になり、早目に対局場に向かう事にした。

 

 

 

其処には既に初日担当の神宮寺さんがスタンバイし、諸々の準備も終えており、後は氷室先生の到着と対局開始を待つだけとなっていた。

 

 

 

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

 

〜side神宮寺〜

 

 

…、全く転生して若返ったにも関わらず、あの頃の老体会長時代じゃあるまいに、妙に早く目覚めちまったもんだ。

けど対局準備なんざそうも時間掛からず出来るし、手持ち無沙汰だからつい奴等の棋譜を何通りか予測して見た。

 

結論、そんな簡単な奴等じゃねぇ…ってのが見えただけだった…

 

 

で、早目の朝食を食べ、その後に諸々の準備に取り掛かり、8時30分頃にはもう桐山が到着し、早速上座に鎮座して瞑想に入っていた。

 

 

 

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

 

 

午前8時45分…

 

特別立会人の刈田先生に正立会人の十八世名人、立会補佐の佐伯さんと後藤さんも会場入りしたのだが、肝心要の挑戦者・氷室先生だけが未だ姿を見せて居なかった…

 

 

全く何もたついてやがる…ってオーラを醸し出してた神宮寺さんが席を立とうとした午前8時55分…、漸く氷室先生が現れ、トレードマークの帽子を被った珍妙な和服姿での登場と相成った…

 

 

 

そして神宮寺さんによる振り駒の結果…、先手を握ったのは僕だった。

 

 

 

 

その第1手をオーソドックスに角道を開け、続く氷室先生の第2手は…

 

 

 

 

何と△9四歩であり、所謂端歩突きであった。

 

 

 

これは氷室先生の祖父で古の大棋士の1人にも数えられる御神三吉先生が得意とした初手であり、氷室先生も大事な対局にはほぼ用いる奇手であった。

 

 

 

この時、僕の頭に氷室先生の声無き声が確かに聴こえた…

 

 

「さぁ桐山、殺し合い・死合の始まりだ…」

 

 

と…

 

 

 

 

第3手…、早速僕が長考に突入…

 

 

時間無制限である故、考慮時間は幾らでも消費可能ではあるのだが、無駄に消費は出来ない…。

少なくともこの2手で解ったのは、氷室先生の精神・神経の全てが人間から掛け離れるレベルで極限なまでに研ぎ澄まされていると云う事だ…

 

 

 

4時間程度の長考の末に導き出した第3手は…

 

 

飛車を中央に振り、中飛車を選択する事であった。

 

 

 

 

 

今度は氷室先生が長考…、本気で超長期戦の構えとなった…

 




さて、この時期のタイトル戦線はと云うと…


・名人戦→只今桐山名人(8連覇、通算11期獲得)vs氷室十六世名人が対局中

・竜王戦→九頭竜八一竜王が怒涛の9連覇中でこの秋、10連覇に挑む

・帝位戦→神宮寺崇徳帝位が現在5連覇中、間もなく挑戦者が決定(永世帝位資格取得済)

・玉座戦→宗谷冬司玉座が現在5連覇中、夏に挑戦者が決定(名誉玉座資格取得済)

・盤王戦→桐山名人が保持(3連覇中、通算14期獲得)

・賢王戦→神鍋歩夢賢王が保持(前期初獲得)、現在挑戦者の桐山名人(前々期迄賢王5連覇)と番勝負中

・玉将戦→桐山名人が保持(前期奪還、通算10期獲得で永世資格を取得)

・棋帝戦→夜叉神天衣棋帝が保持(前期初獲得)、挑戦者決定戦の勝者(桐山名人vs宗谷玉座)と今後番勝負となる


って事で桐山一門、4人中3人がタイトルホルダーってチート振り…、しかも過半数の5冠保有とか…、で、天衣ちゃんも高校生になり、小学校の後輩の1人が弟子となり、研修会在籍しているので桐山君、何時の間にやら大師匠となっていましたとさwww

で、今1人のリーナちゃんは…、前期公共放送杯に女流代表として出場し、1回戦で佐伯宗光永世竜王を破ったのを皮切りに2回戦では後藤正宗九段、3回戦でも九頭竜八一竜王を倒し、準々決勝では姉弟子・夜叉神天衣棋帝に競り勝ち、準決勝は兄弟子・宗谷冬司玉座を撃破、最後の決勝では師匠で従兄でもある桐山零名人に千日手指し直しの末にギリギリの勝負を制し、公共放送杯史上初の女性(ウマ娘)覇者となったので、全員何らかの勲章持ちになりましたとさ(リーナちゃんはこの優勝で順位戦参加前にして五段に昇段となった)!!

桐山君の最終決戦のお相手は?

  • 西の魔王・九頭竜八一
  • 浪速の白雪姫・空銀子
  • 神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
  • 神の子or悪魔の子・宗谷冬司
  • 風林火山・ニ海堂晴信
  • 盤上の探検者・土橋健司
  • 盤上の格闘家・隈倉健吾
  • 猖獗の大魔神・氷室将介
  • 新世代の申し子・椚創多
  • ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
  • その他
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