桐山君は清滝家の長男坊?【本編完結済】   作:紫電海勝巳

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名人戦…、早くも魔王が2勝先行となり興味が削がれる勢いとなり、一方で叡王戦では瀬戸物天才児が先勝と、番狂わせなんてねーじゃんかって勢いで棋界ツートップがその存在感をギラギラに輝かせている現状…
その上棋聖戦も挑戦者が軍曹(中尉)と、他の若手中堅は何やってんだ?(叡王戦挑戦者除く)って具合に下の世代があまりにも不甲斐ないお話で…


我々部外者にしても一介の一般人からしても何とも物足りないタイトル戦線を今度は誰が風穴ブチ抜くのか…しか今後の興味が無いのは将棋界にとっても幸福とは思えないのだが…

野球にしても二刀流大谷から甲子園放棄してまでも守ってくれた監督に報いて今年スペシャルインパクトをぶちかました佐々木朗希から次々とニュースターが誕生する昨今…


一方で本小説での主要キャラについては、主人公の桐山君から原作主人公の八一君から銀子ちゃん、それぞれの原作ではライバルながらも実績では主人公から一歩退いた役回りでしか無かった二海堂君に歩夢君、不運な立ち位置だった鏡洲さん、才能は抜群ながらもやや地味に位置付けられていた椚創多や今現在では本小説では未登場の蜂谷すばるなんかは基本的に本小説では資質力量強化キャラに進化させてるお話な訳で…


そんな原作超絶強化を施した上での本編スタート!!


結婚式

あの地獄の名人戦から2ヶ月後…、

 

 

大阪・高槻の将棋会館で将棋界始まって以来とも云える大規模にして高槻市としても最大規模な大結婚披露宴が行われた…。

 

 

 

 

主役の2人は…

 

 

 

 

新郎→椚創多八段(A級1期、現在B級1組、竜王戦1組)

 

新婦→桐山カタリーナ五段(現在C級2組、竜王戦5組)

 

 

 

 

であり、両者とも高校卒業し、そのタイミングで正式に結婚する運びとなったのだった。

 

 

 

 

因みに媒酌人は昨今では異例ながらもアリって事で、

 

 

 

新郎側(創多)→鏡洲飛馬&月夜見坂燎夫妻

 

新婦側(リーナ)→神宮寺崇徳帝位&清滝桂香女流名跡夫妻

 

 

 

が担ってくれた。

 

 

 

 

 

 

そしてこの日は高槻・関西将棋会館2日間貸し切りでド派手に食べ呑みし放題の狂宴となり、一応は式次第の建前も有ったのだが、最初の挨拶の時点で見事なまでに木っ端微塵に叩き壊されてしまったのだった…(汗汗冷や汗…)

 

 

 

 

 

 

 

で…、皆さん不思議疑問に思える創多とリーナの邂逅と関係成立の経緯なんだけど…、

 

 

 

 

 

 

 

 

事の始まりはプロ1年で早くもC級2組を全勝で1期抜けした創多がその頃女流入りしたばかりのリーナに直感的に興味を示した事だった…

 

 

 

 

僕がそんな事態を知ったのはリーナが、

 

「師匠、私なんて女流でも木っ端程度の実力実績でしか無いのは師匠も御承知ですよね。なのに何故だか椚六段が私に執着してるって、意味不明なんですけど!何故椚六段が私にストーカー紛いになってまで私に近づきたいのか訳ワカラネーなんですが」

 

って訴えて来たからだった。

 

 

 

 

なので、歩夢君との名人戦でこっちから記録係に創多を指名し(本来なら連盟指定なので不可能ではあったのだが)、僕らの名人戦を否が応にでも体感して貰い、断念させる積もりだったんだけど…

 

 

 

創多って、これ程までに女性に執念深かったか?

 

 

 

まかり間違って八一君なら有り得ないにしてもまだしも納得出来なくもないけど、それにしてもな…

 

 

 

 

 

 

で、僕1人じゃ何とも不安だったから鏡洲さんも誘い、3人での相互激励会って形にしてみた。

 

 

 

 

 

そうしたら早速創多が、

 

「零さん、リーナさんの事はこれから先、僕が全てに責任を負います。ですから将来の結婚もお許し願います。」

 

ってブチかましたよ…

 

 

 

 

で、僕はと云えば…

 

 

 

 

 

「あのさ、僕はリーナの御両親から彼女の今後の人生(ウマ娘生)を預かっているの創多も知らない訳無いよね。憚りながらも親代わりを担ってる僕の見解としては、今の創多にリーナは委ねられない!!」

 

 

 

って叩き付けたんだけど…、

 

 

 

 

「零さんが何言おうが御両親がどう宣おうが僕の気持ちは変わりません。それに実家からは僕も基本勘当扱いですから将棋を失えば僕が野垂れ死ぬのは明らかですので、この大した事の無い命は兎も角、少なくとも僕が健在な間はリーナさんを決して不幸にはさせません。」

 

 

 

との言質を貰い、幾分不安を持ちつつも改めて三者会談を行う事にした。

 

 

 

 

……なんだけど、其処に何故か万智まで参加し、四者会談になってしまったのは今でも何でだろうな…って思ってしまう…

 

 

 

 

「基本創多君って女性への興味が薄い方やと思っとったんどすけど、なんでまたリーナちゃんに其処まで惚れ込んだんどす?」

 

って万智から問われた創多…

 

「はぁ…、リーナさんって元々ウマ娘で本来なら今頃『皇帝』シンボリルドルフさんとか『日本総大将』スペシャルウィークさんとかみたいにトゥインクルレースで活躍すべき人材ですよね。なのに、その道を放棄してまで全身全霊将棋に打ち込む姿勢が僕の心に刺し込まれて…、ですから今直ぐにって訳ではないですけど、何れ僕が相応しい立ち位置に立った時、是非にもリーナさんをお嫁さんに迎えたいと思っています。」

 

ってすかさず答えてたよ…

 

 

一方で鏡洲さんは面白そうに、

 

「ハハっ、なんだかんだで創多も一端の男だってのを知って俺も安心したわ。そもそもお前って女っ気無いわ俺やら零とか八一には懐いても他には儀礼程度にしか関わり持たないわで俺も幾分人間関係に不安持ってたんだが、そんなお前が思春期の男らしく1人の女性に惚れ込んだって聞いて今直ぐにでも祝福したい位だ。」

 

って僕の懸念を他所に創多を後押ししていた。

 

 

で、僕は…、

 

「いやいや鏡洲さん、創多の将来を心配する自体は分かりますけど、僕からすれば創多もリーナもまだ中学生なんだし、今直ぐに結論付けなくてもまだ考える余地はあるんじゃないかと…」

 

って幾分迷い気味に返したのだが…

その返しを聞いた万智が、

 

「なら、一度付き合ってその交際次第で改めて結論付ければ宜しいんやないどすか?」

 

って言い出し、鏡洲さんもそれに乗って、

 

「だな。食わず嫌いのなんとやらってのもあるし。そもそも俺も燎と付き合う前はアイツの事、ムダに吠えるだけの見せ掛けヤンキーにしか思えなかった訳だし…、まぁ実際付き合って結婚して認識完全に覆された訳だけど。だから零も気長に見守るスタンスにしとけばいいんじゃね?」

 

って僕の説得に掛かってた…。

 

こうなったら様子見賛成の万智・鏡洲さんvs反対気味の僕って図式となり、結果…、僕が折れて改めてリーナと話し合い、友人交流からスタートする事となった。

 

 

 

 

それから5年…、結婚衣装の両者を眺める僕の目は感慨深さに誰が見ても丸わかりな程に潤んでいた…。

 

 

 

 

 

そして隠居前最後の仕事と称した月光先生のスピーチが、

 

「新郎椚創多八段、新婦桐山カタリーナ五段、この度新たな門出を迎える事、誠に目出度く存じます。思えば私が椚八段を認識したのは、貴方が桐山名人レベルで最速昇級を重ねていた奨励会時代の事でした。その後も出世を重ね、若手随一の期待株となり、今を迎えた事、感慨深い物が有ります。新婦・桐山五段に於きましては、女王戦トーナメントを勝ち上がり、夜叉神現棋帝との五番勝負で当時アマチュアながらも既にプロとして活動していた夜叉神棋帝相手にあれだけ渡り合えた事で新たな息吹を感じたものです。そんな御二方が今日の日を迎える事、私にしても感慨深い物で有ります。将棋界の未来の為にもこの縁を通じて更なる発展を望む物で有ります。」

 

だった…

 

 

 

其処からは殆ど無礼講の酒盛りとなり、蔵王先生の底なしは相変わらずで、それに付き合う神宮寺さんも大概で周りは潰される面々多数…

 

師匠は元より、生石さんも新会長の十八世名人も山刀伐さんも於鬼頭さんも他ベテラン中堅若手の誰もが終始へべれけ状態と化していた…。

 

当然僕もズダボロに潰されており、そこそこで逃げていた万智に介抱される有様で…

 

更には創多も卒業祝いと称され呑まされる始末…まぁ創多は初飲酒だったから少し呑ませただけで後は鏡洲さんと八一君が引き取ったけど…

 

只、意外だったのは、リーナがやたら酒も強かった事…

って言うのも、ウマ娘は元々食事量がハンパないのは知ってたけど、まさか酒までハンパないのは流石に予想外だった…

 

何せあの蔵王先生に付き合える酒豪って僕の知る限り、神宮寺さんしか居ない訳で…

それが同レベルで呑みまくれるって…、ウマ娘の体質ってどうなってる訳?!

 

 

 

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

 

連盟新体制が決定…

 

◎会長→十八世名人

 

◎専務理事→佐伯宗光永世竜王

 

◎常務理事→於鬼頭曜九段

  同  →生石充九段

  同  →山刀伐尽九段

  同  →後藤正宗九段

  同  →久留野義経八段

 

の面々となり、それぞれが一時代を築いたりその時代を彩った名棋士であったりと、兎も角も存在感抜群な陣容となった。

 

因みに月光先生からは、将来的には僕に会長を引き継いで貰いたいとの事で、僕的には全く自信ないんだけど…




ウマ娘の酒量については基本原作アニメでは学生であり特には語られてないので、この物語独自の設定解釈って事で…

って事でまた次回!!

桐山君の最終決戦のお相手は?

  • 西の魔王・九頭竜八一
  • 浪速の白雪姫・空銀子
  • 神戸のシンデレラ・夜叉神天衣
  • 神の子or悪魔の子・宗谷冬司
  • 風林火山・ニ海堂晴信
  • 盤上の探検者・土橋健司
  • 盤上の格闘家・隈倉健吾
  • 猖獗の大魔神・氷室将介
  • 新世代の申し子・椚創多
  • ゴッドコルドレン・神鍋歩夢
  • その他
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