呪術廻戦にP5のジョーカーぶち込んでみた 作:全てのイシを拾イシ者
ああ 私 ずっと
地に縛られて 動けずに
15.
釘を打つ音が森中に響いている。乱雑に、規則性もなく、ただ無闇矢鱈に鳴る鉄の音は、しかし、釘崎野薔薇の標的とするものには掠りもしない。
「っ、くそ……安定しないな!」
それは野薔薇のエイミングが劣悪だからというワケではない……と、普段の彼女ならば言えていただろう。しかし野薔薇は何をとち狂ったのか、釘の頭と呼ばれる平な部分にもう一本の釘の先を充てがって、刻撃と同時に【簪】を発生させている。
射線は安定するはずもなく、速度もまちまち。当然、相対する西宮桃には当たらない。余裕綽々で、迫る釘の連続を全て避け切る。
野薔薇は先程まで同行していたパンダ先輩と二手に別れなければならなかった。伏黒恵の【鵺】の援護もあって、京都高専の目であり耳である桃を墜落させ、二人がかりで追い詰めるまでは良かった。
しかし、思わぬ伏兵がパンダ先輩の胸を文字通り
「ねえ、釘崎さん……だっけ。
釘崎さんはさ、この呪術界が実力主義って本気で思ってる?」
「そうなんじゃないのォ? アンタんとこの担任も準一級だしさ」
「……それは『男に限った話』」
やっぱり、という諦めにも似た感情を含む溜め息を吐き、目を顰めながら桃は続ける。
「呪術界は基本的に男社会。それも御三家の家系ともなれば、その思想は顕著に、より強く、より醜くなっていく。
呪術師は女ってだけで低い目で見られるってのに、古臭い風習が残り続けてる御三家に生まれた女の子は、もっと悲惨な目に遭う。御三家の女に求められるのは〝完璧〟程度じゃない……そして真依ちゃんはそういう家に生まれて、これまでの人生をずぅっと虐げられてきた。
アンタみたいな何も知らない人に、私の友達を悪く言わせはしないし、きっちり訂正してもらう。
安心して、ちゃあんと可愛く矯正してあげるから。」
非術師の普通の家系とは違い、真希と真依には、家に居場所が無いのだ……。
さて、西宮桃は、家とは、ただの建物としての家屋というだけではなく、心休まる安寧の場所という意味もあるはずだと考えている。これは西宮桃の家にて生まれ育った故の認識であり、少なくとも、術師として高専に入学する前までは、そう思って疑わなかった──今にして思う『理想』だった。
帰れば家族がいて、暖かく出迎えてくれて、リビングにはのどかな空気が包んでいて、自分の部屋で勉強そっちのけでスマホをいじって、たまに電話して……そういう精神的に安らぐようなもののはずなのに。
それなのに……あの二人の家元は、その安寧を享受させてはくれない。常に虐げ、時に口に出す事すらも恐ろしいような事をさせられる。そんな家に誰が居たいと思えるだろうか。
だったらせめて、この高専生時代だけでも、安寧を享受していてほしい。四年間だけでも、高専が『帰ったら安心できる場所』であって欲しい。
そう思う西宮桃は、真依が嫌がる事はしないし言わない。それが桃の友に対する優しさであり……そして、桃個人で出来る事の限界でもあった。
その限界と現実を何も知らない野薔薇を、桃は怒った。あるいは、真依に共感してほしかったのかもしれない。知ったような口で真依を非難する野薔薇に、無性に腹が立ったのだ。
「──なんだよ、ちゃあんと友達のために怒れんじゃん。血も涙もねえやつらだと思ってた。
でもまあ、こっちも色々言いたい事あんだよ」
だが野薔薇は、そんな些事に構う事なく続きを告げる。
「そもそもさ、アイツは何で家出て行かなかったワケ? 家柄捨ててどこぞの男とでも駆け落ちてりゃ良かっただろ。そうじゃなくても、もっとやり方があっただろ」
「相手は御三家、私達の想像を遥かに超えてくる、どうしようもないくらいの実力者揃い。真依ちゃんだって逃げたいはず。でもそれをしてしまえば、待っているのはより酷い仕打ちだけ……それでも、私だって助けられるなら助けたいよ……!」
西宮桃は二級術師だ。高専三年生というのもあり、桃自身の経験もそれなりに年季は入っている自覚はある。
西宮桃の生得術式は《
桃の術式対象は箒だ──箒『しか』ない。これは桃が、『術式対象を箒にのみ限定する』縛りを組んでいるためだ。それ故に桃の箒は強力な『浮力』と『速度』を得た。
それでも、桃は二級術師にしか成れていない。
二級とは、特段秀でて強いワケでも、何かしら突出した能力を持つワケでもない程度の実力しか認められていない事の証。桃とて、その程度の実力に収まるつもりは毛頭無い。誰よりも下に見られる事を嫌うからこそ、桃の箒は浮力を得たし、二級に上り詰めるほどに努力もした。
それでも、『まだ』二級。東堂葵、加茂憲紀、究極メカ丸、庵歌姫……一級や準一級には遠く及ばない。否、及べない事を、桃は心のどこかで察していた。
現存する術師の人数と階級を比較した時、準一級と一級術師は全体の一割もいない。七割ほどが二級術師で、残り二割を三級と四級が占める結果となる。
なぜこのように偏ってしまっているのか。その一番の要因は『才能』の一言に尽きる。
命のやり取りなど意にも介さないほどに大切な信念を持ち得つつ、類稀なる才能を発揮し、自己の研鑽に余念を持たず勝ち抜ける。故にこそ術師であり、その上澄を一級と呼ぶ。
しかしそれに託けて生き急いだり、上層部の嫌がらせに遭ったり、呪術師という仕事の残酷さに絶望したりして燻っている者を二級と呼ぶ。
桃には信念はあれど、
自分では後輩を助ける事は出来ないと諦めてしまっている。
だからこそ、野薔薇は桃が気に入らなかった。
「そこだよ」
「……は?」
「そんなんで何もかも諦めてるのが気に入らねー。お前もアイツも。『女は侮蔑される立場でしかない』『相手は御三家』『敵いっこない強敵』ってベラベラ喋ってっけどさ。
要するに、お前らが現実から逃げてるだけだろ、それ」
「──────あ゙?」
自分でも、今まで出した事もないような低い声を出した事に驚き。
その声を出させた本人に対して、腑が煮え返っていた。
「逃げ場は現実にしかない。現実から逃げた所で、そこにテメェの場所は無えんだよ」
だが野薔薇もそれは同じ事。
野薔薇にとって桃の第二印象は、気に入らないの一言に尽きる。二級と一級との間に高い壁が聳え立っている事など分かりきった事。
だが、それがどうした。
(蓮なら、たとえ
力は無くとも、真依とて磨けば光る原石のはず。それを捨てるのにも、過程というものがあるだろう。
逃げちゃダメだ、という事を呪詛のように繰り返していた、とあるアニメの主人公がいたけれど、野薔薇はそうは思わなかった。その主人公には、今思えば真依の境遇に似通うものがある。きっかけは成り行きで、嫌々に戦いながら、それでも少年が得たものは確かにあった。『戦う』という行為が、運良く良い方向に向いていたからこそ得られたものでもあった。
しかしながら、その少年には、『逃げる』という選択肢もあった。逃げちゃダメだとは、結局のところ、彼を取り巻く醜悪な環境が少年に強いた虐げに過ぎなかった。
今にして思う……その少年は洗脳されていたのかもしれない。戦う事が自身の存在意義だと、錯覚していたのかもしれない。
性根の腐ったゴミ溜めで産声を上げた双子の姉妹に与えられた運命は、さぞ過酷だった事だろう。心の奥底にある諦観により、全てのことに意味を見出せずにいるのだろう。
それでも出来る事はあるはずだ。鳥籠の中から逃げ出すために、その勇気ある一歩を踏み出して、誰かに助けを求めて、叫んでも良かったはずなのに。
そんな事すらも諦めているのが、釘崎野薔薇には気に食わない。
「要するに、テメェの自意識の問題だろーが……テメェらみたいに『私は悪くない』『悪いのは私以外の全て』って口数揃えて最初から諦めてんのが、クソムカつくんだよッ!」
「ッ、うるさい……! アンタに何が──」
「私は蓮や真希さんの生き方に惚れてる! テメェらみたいな傷の舐め合いしてるだけのみじめな生き方なんかじゃなく、腐った現実でも真っ直ぐに在るような、そんな生き方が大好きだ!!
誇らしくねえ事ばっかの人生なんかやってたって、ただ息が詰まるだけだっつーの! クソみたいな現実でも仕方ないって言い聞かせて、どんどん腐っていくだけなんか死んでもゴメンだね!!
──そんな現実、私がブッ壊してやる!!!」
蓮と過ごした時の中で、野薔薇は《芻霊呪法》に新たな可能性を見出したが……しかしそれは、あまりにも発想が突飛過ぎるものだった。
何せ釘を『銃』に見立てて威力の向上を図ろうというのだ。側から見ても容易でない……否、むしろ不可能と言える拡張術式を編み出そうとしていた。
諦めず、修練と実験を積み重ねるも、当然その悉くが失敗に終わった。皮が破れて血が滲み、金槌の柄に血が染みている。血マメなど何個出来て潰れたかも覚えていない。
だが、マメが破れて再生される毎に、より固く強い皮膚へと再生していくように。
野薔薇もまた、数え切れない失敗を経て、とある一つの結論へと辿り着いたのだ──それも、良い方向の結論に。
懸念は、理論の構築が終わったのが、この姉妹校交流会当日の朝だったという事と、発動のために掛かる時間は普段の倍以上になるという事。
二本、釘を宙に
野薔薇は普段から、釘を刻撃する時は、空中にて呪力で固定するような真似は(出来るが)しない。同じく《芻霊呪法》を使う師であり祖母である者から教わり、そして完全に癖として確立させたためだ。
《芻霊呪法》の初心者から脱却するには、どんな状況でも、どんな状態でも、真っ直ぐに釘を打たねばならない……これに関しては、野薔薇も完全に同意していた。打ち損ねた者に残される未来は、容易に想像出来るから。
だが野薔薇は今、敢えて初心者の時代へと戻っていた。
戻っているからこそ、野薔薇の新しい力が確立したのだから儲け物というものだろう。
かつて野薔薇は、アニメや漫画等のサブカルチャーからインスピレーションを得ている蓮を『拗らせている』と評した事があったが、まさか野薔薇的気に食わない人物トップテンには入ろう人からインスピレーションを得るとは、野薔薇自身も思ってもみなかっただろう。
『呪いの代表』として日本中にその名を轟かせた藁人形と五寸釘を用いる《芻霊呪法》。その伝統的な技である【簪】及び【共鳴り】は、名実共に高威力なのは相違なく、そして今の今までこの二つで戦い続けてきた野薔薇は、《芻霊呪法》の技はこの二つしかないと思い込んでいた。
これは、野薔薇がその固定観念を打ち砕いた証。古臭い考えを一新し、更なる発展先を研究し続ける、野薔薇のストイックな求道者精神の現れである。
『釘の超高速射出』。
ただそれだけに特化と進化を遂げた、其の技の名は──
「《芻霊呪法》【
釘を刻撃するのと同時に【簪】を発生させて、まるで銃の火薬のように爆発させる。安定力と指向性は呪力が補填してくれている。金槌がコックハンマーを、呪力がバレルを、後ろの釘が火薬を、前の釘が銃弾を担っている。
最大級の呪力、技術力、想像力、創造力、集中力が要求される、非常に難易度の高い技。
一か八かの土壇場で、野薔薇はそれを成し遂げたのだ。
その苦労の甲斐あって、【閂】による釘の最高速度の到達点は、およそ400m/s。
野薔薇が敵視する真依のマグナム弾よりは遅いが、音速を超えているのだ。低級の呪霊や術師ならば、まず回避は出来ない。《付喪操術》に加えて呪力で強化された桃の箒でも、そんな速度を出せる出力は無く──とも、間一髪直撃を免れ、箒の穂先を十何本か切断するだけに終わった。
(本ッ当可愛くないこの女!!
当たったら普通に死ぬっつーの!!)
桃は奇跡的な回避に冷や汗を流した。箒を除けばどこにも傷は出来ていない。だが、次も【閂】を避けられる道理は無い。
故に桃が取った行動は、野薔薇から距離を置く事だった。
それ自体は間違いではない。【閂】は、指向性を持たせて釘に圧力を与えるための呪力の捻出や角度の調整などに、最短でも三〜五秒は掛かる。そうでなくとも、普通の刻撃ですら一秒は要る。加えて野薔薇自身は術師の中でも非力であり、呪力による強化があっても射程距離は長くない。
だが桃の《付喪操術》は違う。呪力で強化した箒から発せられる、台風にも似た風圧と、それに付随する鎌鼬があれば、野薔薇を遠距離からも仕留められる。
そう。
【閂】だけ見れば、桃の対処は正しい。
ここでの桃の問題は、《芻霊呪法》には【簪】と【閂】以外にもう一つ切り札があるのを知らなかった事だ。
桃が距離を置こうと自身に背を向けた瞬間、野薔薇は走り出していた。尻目に見つつ振り返った桃は追ってきたのだと考えたが、野薔薇の目下の目標は桃ではない。むしろ野薔薇の足では、桃の箒に追い付くことは難しいだろう。
先程まで桃が滞空していた場所に辿り着き、しゃがみ込んで何かを探している。何をしているんだ、と思ったのも束の間、野薔薇は目標のブツを入手できた。
それは、桃の箒に付いている一本の藁であった。
野薔薇が一瞬目に草を掻き分けた所に落ちていた、【閂】が抉り取った穂先の藁。野薔薇の狙いはまさしくこの一本だったのだ。
制服のフロントボタンを外して、内ポケットにしまっている藁人形を一騎取り出して、箒の藁を差し込み──そうして準備は整った。
「私は、綺麗にオシャレしてる私が大好きだ!
強くあろうと努める私が大好きだ!!
皆と一緒にいたいと願う、そんな私が大大大好きだ!!!
──私は『釘崎野薔薇』なんだよ!!!」
芻霊呪法【共鳴り】──藁人形に釘を突き立て、桃の箒は一時的に『死んでいく』。
何が起こったのかを理解する間もなく、箒は浮力を失い、桃は自身の桃のような桃*1から地面に落っこちてしまう。5メートル地点から落下したが、腰はひりひりと痛むものの折れてはいない。苦痛に顔が歪む──が、その顔は別の要因に歪められてしまう。
「はっ──!?」
振り返ると、もう3メートルも無い距離に野薔薇がいた。ここまでが全て、野薔薇の狙い通りである。桃は【閂】で箒を狙われた時点で既に詰んでいたのだ。
だがその目の焔はまだ消えていない。相棒ともいえる箒を両手で握りしめて、震える下半身に鞭を打ち、立ち上がり様に大きく振りかぶった。
だがそれを、野薔薇は深く懐に潜り込む事で回避する。
(このトンカチで叩けば殺しちゃう……癪だけどそれはダメだ)
「でも!! ──その性根、一発ブチ込んで叩き直してやる!」
ぴこん、と素っ頓狂な音を鳴らして、ポーチから〝それ〟を取り出した。
黄色の柄、赤い殴打部分。英語でPlastic squeaky circus carnival clown hammer with whistleという無駄に長ったらしい正式名称がある、玩具用の安全なハンマー。通称を──
「ピコピコハンマー!?」
「うおらァアアアアアッッ!!」
今までお礼と言わんばかりに、それを桃の下顎に叩き込む。最小限の痛みで脳を揺さぶり、吹き飛ばされて、桃は仰向けに倒れていく。
ぴこーん、という気の抜ける音の後。
どさ、という音が木霊して、勝敗は決した。
「……ふぅ──」
極度の集中状態から解放されて、肩で息をする女が一人。
振り上げた体勢のままで、釘崎野薔薇は己の成長と勝利に、しかし素直には喜ぶ事は出来なかった。
仰向けに倒れ動かない桃を見て、野薔薇はなぜか、あの誇らしい先輩の憎たらしい妹の顔を思い出していた。勝利の美酒に酔いたいはずなのに、なぜか。
嫌いなはずなのに、どうなろうと構わないヤツのはずなのに……なぜかモヤモヤが止まらない。
「………………あー、くそ!」
釘崎野薔薇は禪院真依の在り方が嫌いだ。……だが、真依のその境遇を思い返せば、憎悪すべきは呪術界だというのも分かっていた。厭うべきは、腐っている現実だと。
こんな時、雨宮蓮ならどうする。目の前に広がっているクソみたいな現実を、雨宮蓮はどう生きる。
励ますのか、無視するのか。
手を差し伸べるのか、手を払い除けるのか。
そう思った時には、野薔薇は手帳に数字の羅列を書き留めて、その頁を破り、桃の着るワンピース型の制服、その胸辺りに被せた。脳を揺さぶられて間もなく、数秒の目眩の後、桃は手探りでその紙を手に取った。
数字の羅列に規則性はない。……が、ゼロから始まるその文字列に、桃は既視感を抱いた。家族への連絡や友人との会話のため三日に一度は見るそれは、まさしく──
「──これ、私の電話番号。何か困ったら掛けろ。
……まあ私が出来る事とかたかが知れてるけど、一応ね」
それを聞いて、桃は一気に思考がクリアになる。疑念という名の感情は、桃の口を勝手に動かした。
「……なん、で……?」
「だってさ──」
正直、野薔薇自身も、なぜこのような奇行に出たのか分からなかった。ただ、気が付けば手が動いていた。本能的なものだったのだと思う。……と、そこまで思考が行ったところで、野薔薇は気が付いた。
西宮桃は、かつての釘崎野薔薇なのだ。
親友であり、憧れの人でもあった『沙織ちゃん』を助けられなかった、幼く、力も無い釘崎野薔薇と同じなのだ。西宮桃にとっての『沙織ちゃん』が、禪院真依なのだ。
その姿を、かつての自分と重ねてしまった。
故にこれは、かつての自分への戒めであり──
「そういう生き様の方が、よっぽど素敵でしょ?」
──野薔薇なりの、『沙織ちゃん』への贖いでもあるのだ。
辛いね、頑張ったね……そんな言葉で繕っていても、結局何も変わらない。苦しんでいる人に必要なのは、一時凌ぎにしかならない慰めではないのだから。
大切なのは、人に手を差し伸べた『後』を、一緒に考える事。
それが、ハッキリと口に出して言える『友達』の在り方だと、野薔薇は思うから……。
去っていく野薔薇に、桃は罵倒も感謝も言えず。
ただ、双眸から溢れ出す熱いものを堪えるのに必死だった……。
コープアビリティ:《芻霊呪法》【
釘崎家に伝わる相伝の術式《芻霊呪法》の、どの文献や資料にも存在しない、野薔薇が編み出した野薔薇だけの力。相手に物理及び銃撃属性の特大ダメージ。
釘を二本用意し、それらを連結させて発動する。後者の一本は【簪】によって火薬の役割を担い、前者のもう一本は銃弾を担い、呪力のコーティングがバレルの役割を果たし、野薔薇の鎚がコックハンマーを担う。
二本の釘を呪力でコーティングしつつ圧力を加え、更に指向性を保ちながら空中で固定する事で、時短を犠牲に発動の安定感が増した。
本作の完全オリジナル脳筋技。コープランクが6になると野薔薇が使える。
というわけで野薔薇強化。
3000〜5000文字で週一投稿って言ってたのになんか8000字近く書いてるの草