「セレナを担いで火の手が広がる研究所から脱出!去り際にセレナが纏うシンフォギアの成分を採取【エンキフルボトル】を手に入れたのであった。 …ネタバレが嫌な人は透明字幕を解読しない方がいいよ~」
「新編が始まる第9話どうぞ」
「ところで前回、手加減してないですよ!タイトル詐欺です!!」
「(手加減)した」
「どこが? 私、死ぬところでしたよ!!」
平行線上に広がる暗闇、反対に上空にはあちこちで星々に満月の明かり。潮風が腰まで伸びた髪を優しく揺らすなか、夜空の光を海面が反射して幻想的な雰囲気を醸し出している。人口の光が足元を照らすぐらいの光量の中で、雲一つない夜空に穏やかな海。
なかなかお目にかからない光景を目にして、思わず船の端まで歩みより夜景を楽しむ。普段がいろいろとアレで特にこの時間は周囲に警戒しながら仮眠をとっているのだが、今ばかりは普通の子供………… 普通の人間らしく夜空に釘付けだ。
〈~~~~♪〉
そんな私の横に独特な音を流しながら寄り添ってくる小さなドラゴン。正確に言うとドラゴン型自立行動メカ【クローズドラゴン】、仮面ライダービルドの2号ライダー【仮面ライダークローズ】へ変身する為の
『作った良いものの、私たちはクローズに変身出来ないんですけどね~』
ニャルの言う通り、私達では通常フォームのクローズへ変身出来ない。その理由はビルドドライバーのある性能を引き出せないと同じで、私が自衛や実験の為に力を振るっているから。
ビルドフォンで夜景の写真(画質5K)を何枚撮り、昔懐かしの白熱電球がぶら下がっている柱の近くの椅子に座り異次元収納から一冊の本【
『それにしても、こんなにゆったりとした夜は何時ぶりでしょう?』
…………………F.I.S.で働いていた時以来だから、2・3年ぶり?
本から目を放し懐から一本のボトルを取り出す。それはネフィリムを基底状態にした後、セレナから採取した成分を浄化することで出来上がった【アガートラームフルボトル】。こいつの存在もあり、ライダーシステムでの対ノイズプログラムが完成した。
それでもスムーズに行かなかったのはやはり、シンフォギアとライダーシステムでは使用するエネルギーも運用目的も違う異なるものを組み合わせようとした結果。途中でAL AZIFを読み始めたこともあり、ハザードレベル上げは思ったようにいかなかったが……………
『それでもハザードレベル4.1は、有るんじゃないですか』
ハザードレベル4.0は一つの節目。ビルドドライバーの次世代機とも言える変身デバイス【スクラッシュドライバー】の負荷に耐えられる。このベルトはボトルの力と装着者の戦闘能力を限界まで引き出す代わりに、[ネビュラガスの影響を強く受ける][アドレナリンを過剰に分泌させる][新しいアイテム開発するのメンド]と言うデメリットがある。
『最後あなたの愚痴じゃないですか……』
呆れるニャルの声を無視し、再び本に視線を向ける。今は私が乗っているこの船は日本行き、細かく言うなら沖縄行の密航船。たまたま出会ったこの船の船長のご厚意で乗せてもらっている。
奇妙の縁で思い出したが、クトゥグアとも交流がなんだかんだ続いていたりする。
『あんな奴、さっさと絶縁すればいいんですよ!』
交流と言っても手紙とプレゼント一方的に渡してくるだけ。【葛城夢真】としての戸籍にパスポート、その時私が滞在してる国の金、5Aのステーキ肉なんかも貰った。ここまで良くしてくれるから、ヨメムコの話抜きにして一緒に出掛けるぐらいは良いかなと思う。
『なんだと…………………………………』
沖縄と言え数10年ぶりの日本だ。ちょっと楽しみ。
>ヨメムコの話抜きにして一緒に出掛けるぐらいは良いかなと思う。
???「マジで!」ガタ!
>
ニャルが用意した新たな特典? 某邪神に調を取られないように原本(新品)を与える徹底ぶり。