私、月読調   作:火野ミライ

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夢真「シンフォギアとメックヴァラヌスによるオリジナル、パチモン戦は経験の差でシンフォギアの勝利で終わる」
クトゥグア「勝者の一人である原作主人公の立花響がメックヴァラヌス装着者の一人、板場弓美へ手を差し伸べる」
夢真「立花が原作主人公なんだ…」
クトゥグア「あぁ!無知な夢真ちゃん可愛い!!」
夢真「戦闘の後、自己紹介をした私達はこの世界の二課へと向かい指令代行凪の元で話をする事に」
クトゥグア「そんなこんなの第24話どうぞ!!」


クトゥグア「____ところでいつもならガヤ入れてくるアイツは?」
夢真「ニャルなら別のニャルと交信中」


私、葛城夢真。話が分からない時は観察に限る。

「よくも、特異災害対策機動部二課を率いる(ボキ)を謀ったな!」

 

二課の作戦指令室らしき場所で声を荒げるのは福与かな体系に鼻の下にひげを蓄えた眼鏡姿の男性。この人が龍騎達の通信機でこちらに話しかけていた凪だ。

 

「調べさせてもらったが、風鳴の家に翼と言う名の人物は存在してない」

 

「…………」

 

指令室にただり着くまでの間に調べた風鳴の家系、その結果で先の勢いを取り戻したのか憤怒する凪。その言葉を受け唖然とする風鳴、一方の龍騎達は身元調査の素早さに驚きを隠せないようだ。別にあの時間で調べ上げるのは普通だと思うけど………

 

ハッキングで調べたと堂々と宣言する彼に苦言を零す板場。

 

「ビックネームをちらつかせれば、うぶな(ボキ)が怯むと思ったようだがそうはいかん! こうなったら全部洗いざらい吐いてもらう! まず(チミ)達はどうやって二課敷地内に侵入した?」

 

さて、どうした物か。風鳴が自身名を告げた事で少し面倒になった。いや、あの場で誰が名を上げても一緒か。まぁ、最初から傍観するつもりでいたしどうなろうと私の知ったこっちゃない。けれどいつでも反撃できるよう、分からない様に身構えておく。

 

「【仰陽館女学院】からの出入り口は、全て厳重な動作しているはずなのに!」

 

「仰陽館女学院!?」

 

「ここって、リディアン音楽院の地下じゃないのか?」

 

どうやら仰陽館女学院とリディアン音楽院は同じ見た目をしているらしい。それにしてもあまり自分達の世界の情報を口にするのは良くないと思う。同じ世界同士でも常識が違うなんてよくあるし、別の世界ならなおさら。ノイズとか錬金術とか。

 

「特異災害対策機動部二課は仰陽館女学院の地下に位置する隠し砦! 特異災害ノイズに対抗しうる技術。 _____メックヴァラヌスの秘密を探りに来たのだろう!!」

 

「信じていただけるかはわかりませんが、順を追ってお話ししましょう」

 

「許可する。さっさと話したまえ」

 

凪が粗方言いたい事を言い終えたタイミングで風鳴が説明を始めた。

その内容はどこか私の状況と似ている。細かな説明をしながら語られたので要約するがシンフォギアのデータを狙った襲撃者を追っている最中、彼女達の所属する組織【S.O.N.G.】で保管していたギャラルホルンが暴走し、この世界へとやって来たそうだ。

 

「無数に存在する並行世界!? メックヴァラヌスに比肩するシンフォギア!? 夢がある! だがリアリティは欠片も無い! 付くならもっとうまい嘘にするべきではないかね」

 

風鳴の言葉聞き凪は一蹴。まぁ、平行世界の実在を知らなければ信じられない現象ではあるのは間違いない。……………エグニマ関連の技術を出して信じてもらう事は可能だろうけど、リスクが大きいな。

 

『シンフォギア世界には英雄狂いの様なつもいますし、大っぴらにその手の技術は見せびらかさない方がいいでしょう。ここが私達が根城にしてる世界線ではないですから、いつも以上に慎重になってください』

 

あ、お帰りニャル。

 

『はい、ただいま戻りました!色々と他の私と交信してこの世界線の情報を軽く仕入れてきましたので、また後でゆっくりとお話しします』

 

了解。

さて、混沌を好むニャルにやめるよう言われたのだ。私の持つ技術の開示はしない方向で話を進めなければいけない。同時にこの手の案件に慣れているであろう並行世界の装者と仲良くしとく方向性が好ましいだろう。だけど最悪、この場の全員と敵対する可能性も考慮して………

 

「大方、どこかの国の特務機関所属でメックヴァラヌスの秘密を奪いに来たのだろう!」

 

装者達や私を疑う凪、それに反論する雪音。装者達の言葉を無化に出来ない龍騎達。彼・彼女らの並行する会話をBGMにどう行動するか思考を巡らせる。そんな私達の様子をニャルは蟻の列を面白がる幼児の様に眺めていた。

 

「代行、あたしは彼女達を信じてみようと思う」

 

驚愕する凪を他所に板場は装者に向けて言葉を紡ぐ。

 

「さっきのあんた達、アニメみたいでカッコ良かった。戦闘の強さも、その後の優しさも。 …だからあたしは信じてみる事にしたんだ」

 

満面の笑みを浮かべ名が言う彼女。どうやらパチモン、パチモンじゃないの戦闘はアニメの様な絆を紡いだみたいだ。その言葉に何度目かの驚愕の声を上げる凪。その一方で立場は嬉しそうに微笑んでいた。少女達によって場が和む中、第三者の声が扉の向こうから響き渡る。

 

「その話、我も信じよう」

 

声の主は白髪に白いひげを生やした威厳のある和服に身を包んだ御年輩の男性。

 

「はわわわッ!? あ、貴方は!!」

 

『マジですか… 情報としては仕入れていましたが、まさかこんな形で出会う事となるとは……』

 

その男性の姿を目にしたとたん凪が声を震わせ、ニャルが珍しく真面目なトーンで言葉を零す。

 

「鬼よりも、蛇よりも、潜んでいやがったな ……………伏魔殿にはとんでもないのが」

 

「___訃堂様」

 

雪音が静かに警戒を高める中、凪がその名を様付で呼ぶ。装者達が険しげな表情を浮かべるそばで、龍騎達は一切変わってない。一方で様子を見守っていたオペレータ人にも緊張の糸が見える。視線を一身に受ける訃堂なる人物を知らぬのはこの場で私のみ。騒めく第六感に従い、いつでもドリルクラッシャーを振るえるようにだけ準備し、この先の展開をひたすら見守る。

 

そして訃堂が次に放った言葉が______

 

「よ~~~~く来たのう、お嬢さん方!」

 

_____孫が遊びに来たおじいちゃんの様なセリフだった。




当初の作者の予定よりも長くなりそうな「メックヴァラヌス編」。切りの良い所で終わらす今のスタイルか、無理やり詰め込んで1話で話を大きくスタイルかで悩み中です。
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