理事長「決定ッ!絶対に笑ってはいけないトレセン学園24時を開催する!」 作:マームバスター
〜午後4時10分〜
テイオー「ふぅ……やっと全部見終わったよお」
マックイーン「本当疲れましたわ……」
スペ「スズカさん……」
ウオッカ「スペ先輩、大丈夫ですって」
マックイーン「まったく……泣くところなんて無かったですわよ……」
テイオー「スペちゃんワケわかんないなあ……。それにしても、流石にもう休憩し…………」
フクキタル「失礼しますっ!!」
テイオー「ピエッ!?」
フクキタル「出張!占いの館ですっ!」
メイショウ「失礼します〜……」
ダスカ「……面倒臭いのがきたわね」
テイオー「いきなり入ってこないでよ!!びっくりしたじゃん!」
フクキタル「…………」
テイオー「?……え、なに?」
ドトウ「フクキタルさん……?」
フクキタル「…………」ガラガラ
マックイーン「?出ていきましたわね」
テイオー「ど、どういうことなの?」
コンコン
フクキタル「失礼しますっ!!」
全員「…………」
フクキタル「……あれっ?」
テイオー「何してんの?」
フクキタル「ふぇっ!?な、何ってちゃんとノックして……」
ダスカ「あ、あぁそういうことなのね」
ドトウ「あ、あの?フクキタルさん?」
フクキタル「…………ドトウさん。始めましょう」
ドトウ「は、はい〜」
マックイーン「テイオー……。ちゃんと反応して差しあげなさい」
テイオー「あ……ご、ごめん……」
〜〜〜
フクキタル「それでは気を取り直してっ!まずは誰からやりたいですか!?」
ダスカ「別にやりたくないわよ……」
フクキタル「うぐっ……。皆さん何か怖いですよ……」
ウオッカ「もう、疲れたんだよ……」
スペ「じゃ、じゃあ私からいいですか?」
フクキタル「は、はい!!もちろんです、スペシャルウィークさん!!」
ドトウ「では、さっそく〜……」
テイオー「やっぱりスペちゃんか……」
(部屋が暗転。明かりがロウソクの火だけになる)
テイオー「ふぇっ!?こ、怖いよぉ」
マックイーン「ふふっテイオーったら、子供っぽいんですから……あ……」
デデーン マックイーン アウトー
ダスカ「油断したわね」
マックイーン「し、しくじりましたわ……イタッ!」
ウオッカ「うおっ!いってぇ!!顔に当たった!!」(暗いため巻き込まれた)
ダスカ「きゃっ!!急に大声出さないでよ!」
ウオッカ「…………いってぇ……」
ダスカ「………………フフッ」
デデーン スカーレット アウトー
フクキタル「あの〜。み、皆さん……始めますよ?」
テイオー「あ、うん……ごめん」
フクキタル「ではっ!いきます!」
スペ「ドキドキ……ドキドキ」
フクキタル「むむむむむ……むむ!むむむむむ……むむむむぅ〜?むぅ〜?」
マックイーン「…………クッ……フンッ」
テイオー「…………」ピクピク
フクキタル「むぅ〜?むぅ……む!!むむ!む!!!」
スペ「わ、分かりましたか?」
フクキタル「むむむ!むむっ!…………むぅ〜?」
デデーン マックイーン テイオー アウトー
マックイーン「なんなんですの!?この時間!!」
テイオー「結局わかんないんじゃん!!」
フクキタル「恐らく小吉でしょう!」
スペ「お、恐らく……なんですか?」
ドトウ「救いはないんですか〜?その〜ラッキーアイテムとか〜……」
フクキタル「ラッキーアイテムは……特にないですね!でも、背筋をピンッとしてたら多分いいと思います!」
ダスカ「なんたるアバウト……」
スペ「わ、分かりました!背筋をピンッですね!」
フクキタル「そうです!」
ドトウ「気をつけてくださいね〜……」
フクキタル「では!次の方!どうぞ!」
ドトウ「どなたか、いませんかぁ〜?」
マックイーン「で、では私が……」
フクキタル「大凶ですっ!!」
マックイーン「なっ!まだ座っても……」
他「クッ……、フッ……」
ドトウ「救いはありません」
マックイーン「えええええっ!?」
デデーン マックイーン イガイ アウトー
テイオー「スピード占いじゃん……クフッ」
スペ「ま、マックイーンさん……フフッ」
ウオッカ「可哀想だな〜」
マックイーン「解せないですわ……解せないですわ!!」
フクキタル「ではっ!次の方!」
ダスカ「じゃ、じゃあアタシ……」
フクキタル「ではどうぞ!ダイワスカーレットさん!」
マックイーン「………………」
フクキタル「むむむ……む!」
ドトウ「どうでしたぁ〜?」
フクキタル「…………大吉です!」
ダスカ「え!本当!?」
ドトウ「す、救いがありましたぁ〜」
フクキタル「ですが、もっと幸せになれるラッキーアイテムがあります!」
ダスカ「な、なにかしら……もう1番の大吉ってだけでいいんだけど……」
フクキタル「それは……」
ドトウ「それは〜……」
ダスカ「…………」ドキドキ
フクキタル「それは……ひとつ上のサイズの何かです!!!」
ダスカ以外「ブッフウウウ!」
ダスカ「な、な……」
デデーン スカーレット イガイ アウトー
テイオー「ひ、ひとつ……上のって……」
スペ「あ、あの……それって……」ドキドキ
マックイーン「…………チッ」
ウオッカ「…………」
フクキタル「それは、ドトウさんにも効果アリ!!です!!」
ドトウ「え、えぇ〜?私もですかぁ〜?」
テイオー「クッ……フフッ……絶対アレじゃん……」
デデーン テイオー アウトー
マックイーン「…………」イライラ
フクキタル「ちなみにマックイーンさんには逆効果です!!」
マックイーン「あなた!!!!それ言う必要ありませんわよね!!!!」
他「ブフッ」
デデーン マックイーン イガイ アウトー
テイオー「く、くっふふふ……マックイーン嫌われてるの……?フフッ」
ウオッカ「お前、人のこと言えないだろ……」
テイオー「はぁー!!なんだよウオッカ!キミも言えないじゃん!!」
ウオッカ「な、なんだよ!やるか!?」
テイオー「いいよ!受けて立とうではないか!」
ウオッカ「お、お前!なんでそんなに余裕ぶって……」
テイオー「だって……ボクの方が1cm大きいもんね!!」ニヤ
ウオッカ「!!!!」
デデーン テイオー アウトー
ダスカ「…………クッ」ピクピク
ウオッカ「ば、ばーか!お前笑ってんじゃねえか!」
テイオー「ふっふーん。これは……勝者の痛みだよ!!…………イタッ!」
ウオッカ「く、くっそー!!」
テイオー「はっ!!」(勝者の顔)
マックイーン「…………」イライラ
スペ「ふ、2人とも、落ち着いてください……」
テイオー「っ!!」イラッ
ウオッカ「……スペ先輩。アンタは少し黙っててください」イラッ
スペ「え……?で、でも……」
テイオー&ウオッカ「スペちゃん(先輩)は黙ってて!!」
スペ「え、ええ!?そ、そんなあ……マックイーンさぁん……」
マックイーン「黙りなさい!!!!」
スペ「ひっ!!!!」
マックイーン「…………黙りなさい……」
ダスカ「…………フフッ」
デデーン スカーレット アウトー
フクキタル「……あ、あの……」
ドトウ「次の方は……どうされますか〜?」
ウオッカ「チッ!オレが行く!」
フクキタル「で、では……そこに座って……」
ウオッカ「ふんっ!」ドスンッ
フクキタル「ひ、ひいいいい!」
ドトウ「ひいいいいいいい!!!」
スペ「ウオッカさん……」
ウオッカ「ほら!早く占えよ!!」
フクキタル「ひっ!き、吉!吉です!それも大大大吉!!!!」
ドトウ「ふ、フクキタルさん……嘘は……」
フクキタル「う、嘘じゃないです!嘘じゃないんです!!私の中のシラオキ様がそう告げてるんです!!」
ウオッカ「…………ラッキーアイテムは」
フクキタル「ひっ……ら、ラッキーアイテムは……」
ウオッカ「…………」ジロッ
フクキタル「あ、あの……その…………。!!あっ、アレです!!」
ウオッカ「アレ……?」
フクキタル「アナタは2つ上のサイズを!!!」
ウオッカ「!!!!」
ドトウ「フクキタルさん……大大大吉なら、ラッキーアイテムは……」
フクキタル「はっ!!そうで……」
ウオッカ「いよっしゃあああ!そうか!そうだよなー!オレはカッコ良さを目指してっけど、ブライアンさんみたいなのも良いしな!!」
フクキタル「あ、あの……流石にそこまでは…………」
ウオッカ「ありがとうな!お前!!」
フクキタル「は、はい…………」
ドトウ「フクキタルさん…………」
テイオー「ふんっ。まあ、どうせフクキタルが言ってることは嘘だしさ。今はボクが勝ってるもんねー!」
ウオッカ「はっ!言ってろ!」
テイオー「へっへーん!」
フクキタル「あ、あの……最後はテイオーさんです……」
テイオー「うむ!分かっておるぞよ!」
ドトウ「ど、どうします〜?皆さん全然笑ってないですよ〜。むしろ、喧嘩してます〜」ボソボソ
フクキタル「し、仕方ないじゃないですか……。愛想良くしないと殺されますよ……!」ボソボソ
ドトウ「でも……この占いってテイオーさんがメインなんですよね……?」ボソボソ
フクキタル「そ、そうです!この人はアレを持ってますし、他の人にアレがいきますよ……」ボソボソ
ドトウ「でも、それってもしかしたら……さらに喧嘩になりませんかぁ?」ボソボソ
テイオー「2人ともさっきから、なにコショコショ話してるの?」
2人「ひっ!!」
テイオー「ボクがアレをもってる?アレって?」
フクキタル「…………う、占いますよ!!」
テイオー「?」
フクキタル「むむむ……アナタは……凶です!!」
テイオー「うえっ!?」
2人「ひっ!!」
ダスカ「怖がりすぎでしょ……」
ウオッカ「はっ!残念だったなテイオー!お前凶じゃねえか!」
テイオー「うるさいよ!キミ調子に乗ってるでしょ!」
ウオッカ「なんだよ!喧嘩売るんじゃねえ!!」
テイオー「君から来たじゃん!」
フクキタル「お、落ち着いてください……2人とも……」
ウオッカ「ふん!」
テイオー「…………それで、ラッキーアイテムはあるの?」
フクキタル「ら、ラッキーアイテムですね!ラッキーアイテムは……それです!!」
テイオー「どれ?」
ドトウ「テイオーさんの机にある……あの本です〜」
テイオー「え!カイチョーのギャグ本?」
フクキタル「はい!それがあれば、どんな災厄も防ぐことが出来ます!!例えばタイキック……など!!」
テイオー「ほ、ほんと!?」
他「ええええ!!」
ウオッカ「ずりぃよ!」
マックイーン「そ、そうですわ!」
ダスカ「ていうかその言い方だとこれからタイキックあるの確定じゃない!!」
スペ「そのために2人は来たんですか?」
フクキタル「ふっ……ううう……皆さん……怖いです……ふぇ……」
ドトウ「フクキタルさん……目的は終わったんですから〜逃げましょう〜」
フクキタル「は、はい!逃げましょう!テイオーさん!タイキックには気をつけて!」
テイオー「あ、う、うん!!わかったよ!ありがとう!!」
フクキタル「うう……感謝の言葉が染みます……」
ドトウ「ほら、早く……行きましょう〜!」
フクキタル「では!さらば!!です!」
ガラガラ
全員「………………」
テイオー「ふっふっふ。これがあればタイキックを……!便利グッズじゃん!」
マックイーン「くっ……あの時貰っておけば……」
テイオー「今更あげないよーん!」
スペ「…………今テイオーさん、普通に笑いませんでした?」
テイオー「ひぇっ?」
ダスカ「笑ってたわ……」
テイオー「わ、笑ってないよ!!」
ウオッカ「じゃあ、なんだよ。さっきの『ふっふっふっ』て」
テイオー「そ、それは……ふっ!これでタイキックは防げる!……の『ふっ!』だよ!」
他「………………」
テイオー「…………」
デデーン テイオー アウトー
テイオー「ピエッ!?」
ウオッカ「まあ、当然だな」
テイオー「へっ!キミがボクに何を言おうが、関係ないね!」
ウオッカ「お、お前!いちいち喧嘩を……」
ダスカ「2人ともやめて!!…………それよりタイキックっていつ来るのかしら?」
スペ「言われてみれば確かに……」
デデーン テイオー タイキック
テイオー「うえっ!?どういうタイミング?」
ダスカ「流すの忘れた……とかじゃないわよね?」
マックイーン「恐らく凶の時に流す予定だったのでは?」
ウオッカ「かもな……。そもそも、これって誰が判断してんだ?」
マックイーン「さあ……」
ガラガラ
〜♪(BGM)
テイオー「き、きた!!でも、今のボクはこれを持ってるから受けないよ!!」
タイキッカー「!!!」
ウオッカ「おいおい、マジで蹴らねえじゃん!」
タイキッカー「……ダレニシマスカ」
全員「!!!!!」
テイオー「え、選べるの!?」
タイキッカー「ハイ」
他「はあああああ!?」
マックイーン「ず、ずるいですわ!!」
テイオー「でもキミいらないって」
マックイーン「く、くううう……。私はなんてことを…………」
テイオー「うーん……誰にしようかなぁ…………ニシシッ」
デデーン テイオー アウトー
テイオー「うっ!つい顔に……。でもタイキックに比べたらねぇ〜?」
他「…………」
テイオー「…………じゃあ、ウオッカ」
ウオッカ「お、おい!!!何でだよ!!」
マックイーン「さっきのやり取りですわね……」
ウオッカ「お前ー!!絶対に許さないからな!」
スペ「ウオッカさん……」
ダスカ「……どんまい」
ウオッカ「くっそー!!」
タイキッカー「…………フンッ!!」
ウオッカ「うおおおおお!!!いってえええええ!!!!ああああ!!」
他「…………クフッ」
デデーン ウオッカ イガイ アウトー
テイオー「くひひ……いったそぉ〜!」
ウオッカ「おまえっ……!おまえ!!」
ダスカ「ご愁傷さまね……」
ウオッカ「ううう……スカーレットぉ……」
マックイーン「可哀想ですわ……」
ウオッカ「………………もう嫌だよ……休みてえよ……」
テイオー「そうだねぇ。休みたいねぇ?」
ダスカ「煽りすぎよ、テイオー……」
ウオッカ「………………」
ガラガラ
全員「!!」
トレーナー「よっ!みんな……ってウオッカ?大丈夫か?」
ウオッカ「大丈夫じゃねえよ……」
マックイーン「トレーナーさん……アナタ、カメラなどで監視してるのでしょう?」
トレーナー「………………。ふんふ〜ん〜♪」
マックイーン「トレーナーさん!!」
トレーナー「い、今から!会長に会いに行くぞ!!今日は時間が合わなくて、朝会えなかったからな!」
テイオー「うぇっ!?カイチョーに会いに行くの!?わーい!カイチョー!!」
スペ「休めないようですね…………ウオッカさん……」
ウオッカ「………………」
ダスカ「ほら、行くわよ」
ウオッカ「…………はあ」
──────────────
〜午後5時〜
トレーナー「失礼しまーす」
スペ「つ、次は会長さんですよね……?」
マックイーン「そうだと信じたいですわね……」
テイオー「カッイッチョー!」
会長室『入っていいぞ』
全員「失礼しまーす」
ルドルフ「やあ、みんな朝は会えなくてすまなかったな」
エアグルーヴ「申し訳ない」
テイオー「全然いいよー!!」
マックイーン「またあの寒いギャグでもするつもりなのでしょうか?」ボソボソ
ルドルフ「…………寒いのか」
ダスカ「流石にもう、ないでしょ……。だって誰も笑ってなかったのよ?」ボソボソ
ルドルフ「…………………………」
ウオッカ「さっきのテイオーも、ギャグ本で笑わなかったしな」
ルドルフ「なっ!!そうなのか、テイオー!?」
テイオー「うぇっ!?わ、笑ったよう!」
マックイーン「あれはダジャレじゃないところでしょう?」
テイオー「う、うぐ……カイチョー……」
ルドルフ「…………テイオー」
テイオー「ひっ……!カイチョー……?」
ルドルフ「私のギャグを………………無礼るなよ?」ギロッ
テイオー「ひっ、ひいい……カイチョー……」
ダスカ「クッ…………フフッ」
マックイーン「…………テイオー……フッ」
デデーン マックイーン スカーレット アウトー
テイオー「……カイチョー……」
ルドルフ「…………(よしっ!笑ったぞ!)」
エアグルーヴ「…………」
トレーナー「それで会長……話とは?」
ルドルフ「あ、ああ。別に深い話もない。ただ"しったく"激励を……」
エアグルーヴ「
ルドルフ「君たちはよく笑いに耐えているからな。少しはおちちゅ……落ち着いた方がいいだろう」
マックイーン「…………クッ」プルプル
ウオッカ「いま、噛んだな……」プルプル
ダスカ(そっち方向で来るのね……)
ルドルフ「この企画も理事長がどうしてもやりたいと言ってね……。全く、理事長も"とくて"勝手というか……」
エアグルーヴ「
全員「………………」
ルドルフ「まあ、私もこの行事が嫌いな訳でもない……。私も愉快適ぜいというか……」
エアグルーヴ「愉快適
全員「…………?」
ダスカ(途中から何言ってるのかわかんなくなったわ……)
マックイーン(……わざと言葉を噛むわけではないのでしょうか……)
スペ(お腹すきました……)
エアグルーヴ「……あの会長」ボソ
ルドルフ「なんだエアグルーヴ」ボソ
エアグルーヴ「彼女ら……何を言っているのかが、わかっていないのでは?」
ルドルフ「なっ!!」
エアグルーヴ(…………はぁ)
テイオー(あ、エアグルーヴ。やる気が下がった顔してる)
ルドルフ「………………くれ」
全員「……え?」
エアグルーヴ「会長?」
ルドルフ「帰ってくれ!!!」ウルウル
全員「なっ!!」
テイオー「か、カイチョー?どうしたの??」
ルドルフ「……うう、ううう……」
エアグルーヴ「よせ、テイオー。会長は前回から今日まで、どうすれば貴様らを笑わせることが出来るのか、ずっと考えていたのだ」
ダスカ「あー……」
マックイーン「だから、会長が好きな四字熟語で?」
エアグルーヴ「……あぁ。前回全く笑って貰えなかったのがショックだったらしくてな……。先程も緊張で噛んでいただろう?」
テイオー「あ、あぁ……。そうなんだ…………。そ、その、カイチョー?」
ルドルフ「なんだ……テイオー」
テイオー「ぼ、ボク!面白かったなあ!あはは……」
他「!?」
ルドルフ「!!」
デデーン テイオー アウトー
ルドルフ「て、テイオー……!!う、うぅ……」
ダスカ「あ、アンタ……」
テイオー「だ、だってさ……こんなカイチョー見たくないからさ……」
エアグルーヴ「まったく……貴様という奴は……」
ウオッカ「テイオー……お前、良い奴だな……」
マックイーン「……ふふっ、これでこそテイオーですわね」
テイオー「そ、そんなに言われても……エヘッ」
トレーナー(………………今の2人は見逃すか)
ルドルフ「テイオー。心配をかけてすま……」
スペ「? テイオーさん、今の何が面白かったんですか?」
他「!!!!!」
ルドルフ「!!!!!」
ダスカ(まずい!この人の事忘れてた!!)
マックイーン(このままだとテイオーの犠牲が……)
ウオッカ(うわぁ……。やっべえよスペ先輩……。マジやべえ……)
テイオー「す、スペちゃん?その……エット……」
スペ「全然面白くなかったじゃないですか!!」
エアグルーヴ「お、おい!貴様……」
スペ「何言ってるのかサッパリでしたし!噛んだ時の方が面白かったです!!」
テイオー「スペちゃん!!やめてよ!ワケワカラナイヨー!!」
ルドルフ「……くっ、くふっ……ぐすっ、あぁ……ひぐっ……」
トレーナー(うおお……流石スペだな……)
エアグルーヴ「もういい!貴様ら出ていくんだ!」
スペ「え?でも会長が泣いていますけど……」
エアグルーヴ「貴様が泣かせたのだろう!!」
スペ「え、ええ!?私ですか!?」
他(やっばいな……この人……)
トレーナー「ほ、ほら!お前ら行くぞ!」
スペ「で、でも……」
他「スペちゃん(先輩)!!!!」
スペ「は、はい…………」
〜〜〜
エアグルーヴ「もう、行きましたよ……会長……」
ルドルフ「あ、ああ……。ありがとう……エアグルーヴ……」
エアグルーヴ「もう、こんな行事は……」
ルドルフ「次は……次は笑わせてみせるぞ……!スペシャルウィーク!!」
エアグルーヴ「…………はぁ」(やる気down……)
エアグルーヴは絶不調だ!
〜〜〜〜〜
全員「…………」
スペ「…………?皆さん、なんで私を見てるんですか?」
テイオー「ボク……さっきのスペちゃん嫌いだよ」
スペ「ええ!?そんないきなり!」
ダスカ「あれは流石に……」
ウオッカ「こいつの言うことも分かるって言うか……」
スペ「ふぇぇええ!?あ、マックイーンさぁん……」
マックイーン「………………」
スペ「ううう……」
トレーナー「スペ……」
スペ「トレーナーさん!」
トレーナー「…………。気をつけろよ、お前」
スペ「…………はい。あまり分かりませんが…………」
テイオー「もう!スペちゃんったら!本当に気をつけてよね!」
スペ「分かりました……」
ダスカ「…………はぁ」
『…………それでさー!』
テイオー「なんか声が聞こえるね?」
ウオッカ「あっ、あそこに誰かいるみたいだぞ?」
マックイーン「本当ですわ。あの方達は……」
チケット「それでさ、それでさ、それでさー!!」
タイシン「うっさ」
チケット「それでさ!」
ハヤヒデ「それでなんなのだ、チケット。早く言え」
チケット「それでね!この前のこの行事でね!チームスピカのトレーナーが、『うまぴょい伝説』を衣装着て歌ってたらしいんだー!!」
トレーナー「…………………………」
タイシン「なにそれ、マジなの?気持ち悪……」
ハヤヒデ「それは気色が悪いな」
トレーナー「…………………………」
全員「…………グフッ」
デデーン 全員 アウトー
テイオー「くっ、くふふっ……。トレーナー言われてるじゃん……フヒッ」
マックイーン「あれは……確かに擁護出来ませんわ……フフッ」
トレーナー「……………………」
チケット「ねぇねぇ!それでね!うまぴょい伝説のサビで……」
ハヤヒデ「む?どうしたのだチケット」
チケット「ううううん。サビってどんなのだったっけ……」
タイシン「はぁ?アンタ忘れたの??」
チケット「う──ーん……思い出せないよぉ……」
ハヤヒデ「あれは名誉ある歌だ。それを忘れてしまうとは……」
チケット「ねぇー!思い出せないからさ!歌ってよ、タイシン!」
タイシン「パス」
チケット「なんでよ!!歌ってよ!!歌ってってばぁ!!うわああああああんんんん!!」
タイシン「あああ!もう!うるさい!!」
チケット「だってえぇぇ!聞きたいんだもぉぉぉん!」
タイシン「アンタの後ろにスピカの気持ち悪いトレーナーいるから直接頼め!」
トレーナー「!!」ビクッ
マックイーン「…………クッ……気持ち悪い……ククッ」
デデーン マックイーン アウトー
ハヤヒデ「本人が目の前にいるというのに……。だが彼に頼むのは一理あるな」
チケット「えぇ……ヤダよ……」
ハヤヒデ「何故だ?」
チケット「…………気持ち悪いじゃん!!」
トレーナー「なっ!」
全員「ブフーッ!!」
デデーン 全員 アウトー
マックイーン「いま、いまハッキリと……」
スペ「チケゾー先輩……」
テイオー「あの人に言われるとか……プククッ」
トレーナー「…………」
ハヤヒデ「じゃあ、トレーナーではなく他の者に頼んだらどうだ」
全員「えっ!」
チケット「そうだねー!!そうするよ!ありがとー、ハヤヒデー!」
ハヤヒデ「別に構わないぞ」
チケット「ねぇねぇ!スピカのみんなー!!」
マックイーン「き、来ますわ……」
チケット「誰かさ!サビ歌ってよ!!」
ウオッカ「ど、どうする?」
テイオー「えぇー、ボクでもいいけどさあ。スペちゃんで良くない?」
スペ「はい!わかりました!」
テイオー「…………ほら」
ウオッカ「ブフッ」
デデーン ウォッカ アウトー
スペ「じゃあ!いきますね!」
チケット「うん!お願い!!」
スペ「じゃあ……少し前から……。えーと……。どーきどきどきどきどきどきどきどき!キミの」
トレーナー「俺の愛馬が!!!ずきゅん!どきゅん!走り出しー!!ふっふー!!」
スペ「え……あの……トレーナーさんが歌うんですか?」
他「………………フフッ」
デデーン スペイガイ アウトー
テイオー「ずるいよ!!トレーナー歌ったらダメなんでしょ!!」
マックイーン「えぇ……あれはダメですわ……フフッ」
ダスカ「上手くないし……」
トレーナー「…………」
ウオッカ「やっぱりあんまだよな……」
チケット「わあああああ!!思い出したよ!!ありがとう!!」
トレーナー「ああ!いいぞ!なんなら2番も……」
チケット「いや!それはいいよ!!やっぱり気持ち悪いし!!」
トレーナー「あっ…………。うん、……はは」
全員「……クフッ」
デデーン 全員 アウトー
──────────────
〜午後5時40分〜
トレーナー「もうすぐで控え室に着くからな。あと、夕食の時に呼ぶからそれまで待っていてくれ」
スペ「わかりました!」
テイオー「さ、流石に引き出しリセットはないよね?」
トレーナー「さすがにもう無いぞ」
テイオー「ほんと!?わぁーい!!」
ウオッカ「それが聞けて本当に安心したぜ……」
ダスカ「本当よね……」
テイオー「お!扉が見えてきたよ!」
トレーナー「よーし、着いたな。1時間後くらいに呼ぶから、ゆっくりしててな」
全員「はーい」
テイオー「ふぅ……やっと休めるよー!」
スペ「疲れましたね!夕食が楽しみです!」
ウオッカ「ほんとっすね〜」
マックイーン「あ、私……少しお手洗いに……」
ダスカ「出たら右側にあるわよ」
マックイーン「ええ。ありがとうございます」
〜〜〜
マックイーン「…………あら?『ここのトイレは使えません』ですの?困りましたわ……」
マックイーン「『代わりのトイレはここを左に行った廊下の先』……ですか。ではそちらの方に……」
マックイーンはもう1つのトイレへと向かった。その途中で掲示板のポスターに目が止まる。
マックイーン「………………おや?あのポスターは?」
【メジロライアンの筋肉体操!!〜筋肉は裏切らない〜】
マックイーン「!!……くっ…………ふっ」
〜〜〜
デデーン マックイーン アウトー
テイオー「何かあったのかな?」
ダスカ「可愛そうね……」
ウオッカ「…………だな」
〜〜〜
マックイーン「ら、ライアンまで……。それにしても掲示板がここにあったかしら?」
マックイーン「まあ、恐らくこの時のためでしょう。…………あら?こちらにもなにか……」
そこには【一日限定10個!!激レアスイーツを用意させて頂きました】の張り紙が貼ってあった。
誰かに渡すものなのだろう。宛先らしきものが書いてあるが、そんな事マックイーンの眼中になかった。
マックイーン「な、なんですのー!!!!」
マックイーン「こ、こんなものが……。一体どこに用意されているのでしょうか……」
【スイーツは隣の部屋に】
マックイーン「隣の部屋とは……ここでしょうか」
その部屋の扉からは何故か上品な感じが出ていた。
マックイーン「…………私の家に似た感じがしますわ」
しかしなんの部屋かがわからない。これは……
マックイーン「これも、仕掛けですわね……。私に何かするつもりなのですわ!!」
マックイーン「私はメジロ家のウマ娘……。こんなスペシャルウィークホイホイなんて効きませんわ!」
……。
マックイーン「でも少しくらい、どんなものかを見ても……」ガチャッ
そこにはとても美味しそうなケーキが用意されていた。
マックイーン「あ!ありましたわ!!フォークなども用意してあります!!」
近くに寄って見ると、『召し上がれ』の文字が。
マックイーン「これは私へのご褒美ですわね!食べない訳には行きませんわ!……あの方達には内緒で…………フフッ」
〜〜〜
デデーン マックイーン アウトー
テイオー「またなの?」
スペ「大丈夫なのでしょうか……」
〜〜〜
マックイーン「いけませんわ……ご褒美を前にしてつい顔が。…………それにしても、とても美味しそうですわ!」
マックイーン「では!いただきますわ!」
この行動を後のマックイーンは後悔することとなる。
だが……彼女はその事など知る由もなかった……。
後編へ続く!
ようやく後編!