ボクにはとても手のかかる弟と普通じゃない妹が二人いる。弟や妹が小さい頃はとても可愛くていい子だったんだけどな……と今では思いをはせると事も度々あったりする。
弟の臨也は頭の回転が速いが…特殊で博愛主義の持ち主だ。人間観察をして面白いと思った人間にはとことん、その人を理解しようとする。臨也は人をこ馬鹿にすることがあるらしい。この事は妹たちから聞いただけで自ら体験したことがないので分からないけど…そういうことをしているらしい。
そのせいで人から恨まれることも一つや二つじゃないと聞いている。ボクから臨也に何かを言う事はないけど…トラブルを引き寄せてこないと良いんだけどな。
それがボクの弟の折原臨也。
次に長女の九瑠璃についてだ。最近、彼女を知った者は彼女は無口で大人しい子だと思っている子が多いかもしれないけど元々はそうではなかった。少なくともボクがまだ実家で生活していた時は…今ほど無口じゃなかったし、「兄ちゃん!」と無邪気な笑顔を浮かべながらボクのことを呼んでいたこともあった。
だから元々今のような感じではない。彼女がそうなったのは…臨也が言った言葉が原因らしいが詳しい事は知らない。
とても可愛らしい顔立ちをしているんだから……男子からも告白されることもあるらしいが…未だに誰かと付き合ったと報告を受けたことは無い。何故なのかは知らないが本人が付き合わないのならそれでいい。
これがボクの妹の折原九瑠璃。
最期に次女の 舞流についてだ。この子がうちの一家の中で一番感情が豊かかもしれない。ボクは極普通の一般人のようなものだし、九瑠璃はあんまり表情が変わらない。唯一、臨也は表情が豊かかもしれないけど 舞流ほどではないと個人的には思っている。
そして彼女の一番の問題点は何よりも……やりすぎてしまうこと。
まだ、九瑠璃や舞流が小学生の低学年だった頃に九瑠璃がいじめられた。それは勿論、世間的に見ても悪い事。そして両親が海外出張のために行けないと言う事で最年長のボクが彼女を迎えに行くことになった。ボクも九瑠璃がイジメられていると聞いた時は怒りを覚えたが…小学校に行ってみるとそこには………顔が腫れている女子小学生が三人ぐらい泣きながら保健室の前に立っていた。どういうことだろうと思って保健室に入ってみると九瑠璃は何事もなかったように保健室のベッドの上に座っていた。そしてなぜか舞流もいた。
状況の説明を教師に頼むとこういうことらしかった。九瑠璃がイジメられているのを知った舞流はイジメた人物を特定して殴ったらしい。
そんな感じで彼女は加減というものをあんまり知らない。このままでは本当に最後はトラブルを生むのではないかと危惧していたりする。
これがボクの妹の折原舞流。
『折原家』というのは変わり者の集まりと言ってしまってもいいかもしれない。両親には悪いけど…ボクの弟や妹がこんなおかしいのはどう考えても遺伝としか考えられない。別に両親と十五年くらい一緒に生活したけど…そんなおかしい一面はないんだけど………そうとしか思えないだけどな。
そして兄弟のことを語っているボクこそ折原家の長男、折原
自分のことを紹介するのはあんまり得意じゃないんだけど……紹介しないことには始まらないので紹介します。ボクの年齢は二十八で臨也より五個年上だ。九瑠璃や舞流と比べると十二~十三ぐらい離れている。
そして今の職業は一応…声優ということになっている。だけどちょうど今は休業している最中なので声優と名乗るのは少しおこがましい気がする。もう休業して二年近くの年月が経っている。だったら何で金を得ているのかと言うとそれは簡単でもう一つの仕事でお金を得ている。
ボクの表の仕事はさっきも言ったけど…声優。そして裏の仕事は…便利屋。どんな依頼だとしてもお金さえ積まれれば何でもやる。
こんなことを言うと金で全てを決める何て汚いと思う人がいるかもしれないけど…お金が無くては生活が出来ないのだから仕方ない。
まあ、正直、表の仕事で儲かったお金だけでも生活は普通に出来るんだけど……ボクの本業は裏だからね。ボクの根城は……東京の渋谷なんだけど………そろそろ池袋に拠点を移そうと考えている。
池袋には一体どんな出会いが待っているから今から楽しみで仕方ないよ。