ヘスティアファミリアが英雄たちの集まる魔窟なのは間違っているだろうか   作:red knight

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今回はベル、ツナ、ナノハ、アツシ、マシュの模擬戦をお送りします。
戦闘シーンを書くのはあまり得意ではないので拙い部分があると思いますがどうぞ最後までお付き合いください。
ではどうぞ。


第7話

ヘスティアファミリア本拠地(ホーム)『聖火の窯』闘技場

 

二本のロングナイフを構えるベルが獰猛な笑みを見せる。

さながら小さなウサギが獲物を狙う肉食獣になったようだ。

そんな中5人の中で最初に動いたのはツナだった。

ツナが一瞬でベルの目の前まで来て炎を纏わせた拳を繰り出す。

しかしベルはそれを背をのけぞるように躱す。

そしてベルはロングナイフを一本持ち替えると

「氷竜、雪月花。」

ロングナイフから放たれた冷気がツナの拳を凍らせていく。

「!?」

「はぁぁぁぁ!」

ベルがそのまま蹴りを放ちツナを遠ざける。

ツナが凍った両拳をクロスさせて防ぐがかなり距離が開いてしまう。

「この蹴り………4年前と変わらない。いや4年前より重さがある。」

「次は僕から行くよツナ。」

ベルが加速しツナに接近する。

ロングナイフ2本で十字に切り裂こうとするが

「させません!」

マシュが間に入り盾でベルの剣撃を受け止める。

そしてそのままマシュが

「カウンター!」

「!?」

盾でそのままタックルするようにベルに突撃するがベルが足で盾を蹴ってその反動でマシュから離れる。

そこをナノハが見逃さず

「アクセルシュート!」

魔力弾がベルに襲い掛かるが

「闇竜、暗黒球壁!」

黒いロングナイフを振って黒い球体を出し魔力弾を吸収する。

「お返しだ!」

ベルが球体をロングナイフで撃ち返す。

ナノハに向かっていく球体は

「はぁぁぁぁぁ!」

アツシが虎の爪となった拳で切り裂いた。

「ふぅ。やはり4年間ただ寝てただけじゃないね。夢の中で鍛えてたんだね」

「流石ですねベルさん。」

「やっぱりベル君はすごいの!」」

「こうなったらこっちも出し惜しみ無しだ!」

ベル以外の4人が再び動く。

「ナッツ、形態変化(カベルネフォルマ)!」

ツナは凍った拳を炎で溶かすとマントをグローブに変化させるとグローブから炎を出して空を飛ぶと片方の手で浮遊しながらもう片方の手をベルに向ける。

「オペレーションX(イクス)!」

[了解しましたボス、X BURNER(イクスバーナー)発射シークエンスを開始します。]

ツナは冷静にただベルという最高の友にして冒険者として頼れる仲間(とも)、そんな彼に対し最大の一撃で彼が眠っていた4年間に応える意思を固める。

「レイジングハート・エクセリオン、行くよ全力全壊!」

『Yes master.』

ナノハは杖レイジングハートを天に掲げる。

「レイジングハート、エクセリオンモード!」

杖が変化し先端がさらに鋭利になりより大きな形に変化する。

「魔力収集開始!フルチャージ!」

レイジングハートに闘技場内の魔力が集まっていく。

ナノハにとってベルは初めての友達にして大事な仲間(ひと)、そしてレベルを追い越してもなお追いつけない存在に4年間で積んだ全力をぶつけようとする。

「僕はナノハやツナのような火力は無いけどスピードなら誰にも負けないよ。………月下獣・半人半虎。」

アツシの両手両足が虎のようになる。

そしてその足で地面を踏み切るとまるで光の線のようなスピードで闘技場内を超高速で移動していく。

(もっと………もっと………もっと速く!)

徐々にスピードが上がっていき最早目では追えないほど光速(スピード)が闘技場内を駆け抜けていく。

アツシにとってベルはオラリオに流れ着いた自分に最初に手を差し伸べてくれた恩人の一人でいつでもそばで戦ってくれる仲間(あいぼう)に対し4年間大事にしてきた彼の居場所を守る力を彼に示そうとする。

[『霊基外骨骼(オルテナウス)』、オールグリーン。]

「白兵戦でも私は皆さんには負けません!」

マシュは自らの装備を変化させる。

盾がパイルバンカーのようになり背中にスラスターのようなものがつきまるで今にも飛び出すかのように出力を上げている。

刻寿測定針(アコンプリッシュ・メジャー)、測定開始!逆説構造体(ブラックバレル)、形成します!生命距離弾(デッドカウンター)、砲身に焼き付け!――――接続完了(セット)生命距離弾(デッドカウンター)、逆説から真説へ。霊子チャンバーに令呪装填!バレルレプリカ、フルトランス……!」(討ち滅ぼす力………本来の私の力とは真逆の力………でも私はこの力で証明する………私も『英雄の雛(ヒロイックベイブス)』の一員だという事を!)

マシュにとってベルはマスターであり自分を導いてくれる仲間(みちしるべ)、彼が4年前に示した英雄としての在り方に応えるためマシュは借り物ではない自身の力を見せようとする。

「なら僕も見せるよ………"顕現せよ英雄図鑑(アルゴブック)"」

ベルが魔法で英雄図鑑を出す。

「あの4人の技を相殺するにはこれしかない………50ページ目。」

『Number50 Master ASIA TOHOUFUHAI Actual』

英雄図鑑のページが開くとベルの髪が伸びて弁髪のように束ねられベルの雰囲気がまるで歴戦の武術家のようになる。

「行くぞ!流派東方不敗が最終奥義!」

ベルの手から大きな気力弾ができあがる。

(皆強くなってる………なら僕も見せてあげるよ………英雄図鑑(アルゴブック)が見せた英雄たちに鍛えられた僕の力を………)

ベルが寝てた4年間、かつてパーティーを組んでいた仲間(メンバー)全員が強くなっている事を肌で感じながら英雄図鑑(アルゴブック)に宿る英雄の力の中でも自身の力が大きく作用する英雄の大技を放とうとする。自らの力を再び仲間(メンバー)を証明するために………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観客席のヘスティアファミリア陣営

 

「アイツら………全開で大技を放つつもりか!?」

「パスカル殿、闘技場の耐久性に問題はないのか?」

直継がベル達5人が大技を放つことに驚愕し、アカツキは闘技場の耐久力を心配する。

「大丈夫だよ。この屋敷をリフォームする時多くのメンバーが闘技場を希望してたからその面々の大技にも耐えれるように設計したからね。それこそトリコの∞釘パンチやナノハのスターライトブレイカー、ツナのXXBURNER(ダブルイクスバーナー)でも耐えきれるよ。」

「高火力の面々の名前出されたら大丈夫か………」

「そんなことで納得しないでよ直継。それに闘技場の費用はフィッツジェラルド商会がいくつかの中堅ファミリアに渡してた賄賂から捻出したからこの屋敷を建てたけどそのせいでほとんど資金が残らなかったからね。」

「そうですよ!だからあの頃私達のファミリアにかなり無茶な強制任務(ミッション)が回されたり他のファミリアからの依頼とかも積極的に受けて資金稼ぎしてたんですよ!なのにパスカル様やリタ様が毎回毎回費用の6割を研究費用に持っていくんですからこっちは迷惑してるんですよ!」

ヘスティアファミリアの書類仕事を引き受けているシロエとファミリアの財布を預かっているリリが講義する。

「にゃはははは………」(;^_^A

「笑い事じゃないですよパスカルさん。僕もシロエさんと一緒に書類の処理してるんで分かりますが貴方方は研究にお金を懸けすぎなんです。もう少し自重してください。」

さらにヒューバートが小言を言う。

「えぇー、いいじゃないヒューバートくん。それにヒューバートくんだってあたしの研究に協力してくれてるじゃん。それこそメカベルのモーションキャプチャーに乗り気だったじゃん。」

「「「「………」」」」

「………」

パスカル以外の4人の視線がヒューバートに突き刺さる。

「何でばらすんですかパスカルさん!」

「だって本当の事じゃん。」

「まぁしょうがないんじゃないかな。」

「それは仕方ないと思うぞ。」

「ヒューバート様はパスカル様に弱いですからね。」

「まぁ惚れた弱みって奴だな。」

「(/ω\)」

4人の追撃に顔を赤くするヒューバート。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ頃観客席の他のファミリア陣営

 

ロキファミリアの面々はベル達の模擬戦を見ていて

「あれがあのウサギ野郎かよ………」

「すごーい!」

「こらティオナ!落ち着きなさい!」

「私より年下なのにあの実力………」

「あれがヘスティアファミリアの団長ベル・クラネルだよ。」

「あやつが最初に出てきたときは驚いたのぉ。何せあの頃はアイズよりも小さい子供じゃったからの。」

「最初私は眼を疑ったよ。だがあのファミリアには当時から最強ともくされる実力者だったエミヤやトリコ、ユキチ殿も居たのにベルは常に成長し続け4年前昏睡状態になるまでは新たな英雄候補として名を馳せてたからな。」

「ほんとっすよね。俺もベルが小さい時に一緒にパーティ組ませてもらったんっすけどベルの成長速度は本当に舌を巻くほどでしたっすからね。」

「私も思った。アイツ本当に同じ冒険者かと疑ったよ。アイツ冒険者になって2年間で一気にレベル4まで駆け上がったんだけどな。」

「マジかよ………」

「「「嘘でしょ!?」」」

アキの言葉に驚くベート達。

「本当だよ。………だからこそあの時門番がやらかした事には本当に頭にきてるんだけどね………」(# ゚Д゚)

「「本当にな………」」(# ゚Д゚)

フィン達のこめかみに怒りの色が浮かびティオネ達が少し後ずさる。

「ウチもその事聞いたらはらわた煮えくりかえるところだったわ。そのお陰で最強の戦力を手に入れるチャンスを棒に振ったんだから。」

「それってどういう事?」

「6年程前にベルはエミヤと一緒にオラリオに来て探索系のファミリアに入団しようとしてたんだが当時のベルの年齢からしてほとんどのファミリアから門前払いを喰らったらしくてね。その中には僕達のファミリアもあったらしくてね。彼を門前払いした門番は後日その事実を知った後クビにしたけどその事が原因でエミヤにはいまだに警戒されてるんだよ。」

「おまけにベルのあるスキルはとてもレアで英雄と呼ばれる者を引き寄せる能力があるんだ。それでヘスティアファミリアにはユキチ殿やトリコ、ユーリら等英雄と呼ばれるに値する実力者が集まってくるんだ。だからわずか6年でヘスティアファミリアは我々ロキファミリアやオッタル達フレイヤファミリアを抑えてオラリオ最強のファミリアになったからな。」

「特にユキチ殿やエミヤ、トリコの3人はヘスティアファミリアの三傑で対抗できる冒険者はオッタルとフレイヤファミリアの『死四天(フォー・フォースメン)』を除けば誰もいないのが現状じゃ。それだけ個々の強さもつば抜けているが何より集団戦闘においては抜群の連携力を持っているのがヘスティアファミリアの特徴でもあるがの。」

フィン達が語るヘスティアファミリア評に他の団員も聞き入る中

「………ツナもナノハもずるい………やっぱり私も戦いたかった………」

「そう言えばアイズが一番ベルとエミヤのコンビと一緒にダンジョンに潜っていたか。そう言えばベル達と関わるきっかけもアイズだったな。」

「たしかベルがオラリオで迷子になったのをアイズが拾ってホームにかくまったのが原因でエミヤが本気で激怒して私達三人を相手に圧倒したからな。まぁあの時ベルがとりなしてくれなかったら間違いなく死んでいただろう。」

「全くじゃ。わしもあの時ほんとに死ぬかと思ったからのぉ。」

「ウチも思ったわ。ほんとにベルたんには感謝や。」

一方アストレアファミリアの面々は

「やっぱりベル君は凄いね。4年間のブランクを全然感じさせないわね。」

「そうね。だからこそあの時助けてくれたことに感謝しないとね。」

「そうですね。私としては個人的にもベルには感謝してます。」

「そう言えばリューがあの時最前線にいたもんね。」

するとアルトリアが弁当を食べる手を止める。

「あの時私はアストレアの護衛で遠征に参加してなかったんですが聞いた時はアイリスフィールと共に心臓が止まるかと思いましたよ。」

「そうね。私も生きた心地がしなかったわ。本当にあの時ベル達『英雄の雛(ヒロイックベイブス)』がいなかったら私の眷属()達は皆無事に帰ってこなかったわ。そういった意味では本当にベル達には感謝しかないわね。」

「その後ヘスティアファミリア総出で闇派閥(イヴィルス)の残党の殲滅作戦を決行した時我々は参加させてもらえなかったですがあの時アイリスフィールを通じてキリツグが極秘裏に闇派閥(イヴィルス)の神々を一人残らず消していったそうですしね。」

「そう言えばキリツグって今何してるの?」

「私の聞いた話ではギルドの秘密職員として働いているとか………まぁあくまで噂ですが」

そう談義するアリーゼ達。

「そう言えば4年前の一件でアイリスフィールは引退しましたが2年前に彼女の娘が我々の下で冒険者になりましたね。」

すると

「アストレア様。どうかしましたか?」

「いいえ、何でもないわよイリヤ。」

アストレアファミリアのレベル2であるイリヤスフィールはアストレア達の話を聞きながら興味深く闘技場を見ていた。

「あれがヘスティアファミリア団長………母様やキリツグが言ってた………」

「イリヤ、どうしたのですか?」

「アルトリア、どうしても気になってるのよ。」

「というと?」

「あんな凄い人が4年間も眠ったままだったのにどうして今目覚めたのかなって」

イリヤの疑問は尽きない。

その傍では

「あのウサギ~、ナノハを傷つけたら私の手で切り刻んで………」

「あの~アリーゼ、輝夜、リュー。フェイトが怒り心頭でどうすればいい?」

フェイトが手すりを握り壊さんぐらいの勢いで怒っているのを同じくアストレアファミリアのレベル3の狼人アルフが困惑しながら団長たちに助けを求めてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び闘技場にて

 

それぞれ大技を繰り出そうとする5人。

「いくぞ皆!X BURNER AIR(イクスバーナーエア)!」

「全力全壊!エクセリオンバスター!」

「はぁぁぁぁぁぁ!」

「ブラックバレル!」

「石破天驚拳!」

繰り出された技は闘技場の中央で炸裂し強烈な爆風となって観客席にも届くほどの衝撃を与える。

ただし衝撃は闘技場に設置された結界に阻まれて観客席に直接届くことはなかったが

「やれやれ。だから僕が審判に抜擢されたって訳か………異能力『人間失格』!」

審判役のオサムは手をかざすとオサムの方に向かってくる衝撃波が一瞬で消えてしまう。

それでも

「っ!ツナ君やナノハちゃんの技はある意味異能だから防げるしアツシ君は飛び道具が無いから防ぐ分には問題ないけどやっぱりベル君の英雄図鑑(アルゴブック)の力やマシュちゃんのパイルバンカーは防ぎようがないんだよね………」

『ファミリア内序列9位なのに泣き言言わないで下さい。』

『君の身体能力は充分常人離れしてるから大丈夫だぞ。』

解説席にいる同じファミリアの二人にツッコまれるオサム。

一方爆風が収まり闘技場が静まり返る中

「光竜、千手百花!」

ベルが白塗りの光るロングナイフをかざしまるで千本の矢を放るように光弾を放つ。

その一瞬の隙を突かれナノハ、アツシ、マシュに矢が命中する。

「ぐぁぁぁ!」

「「きゃぁぁぁ!」」

しかしツナだけはまるで予知していたかのようにベルの後ろに回り込む。

「ビッグバンアクセル!」

「雷龍、金剛雷壁!」

ツナの拳をベルは帯電するロングナイフが生み出した雷の壁で防ぐ。

「はぁぁぁぁぁぁ!」

!?

「もらった!」

「ふっ。」

!?

しかしツナはその壁をまるで浄化するようにぶち破りベルに拳を叩き込んだ………かに見えたが拳が届く寸前でベルがまるで霧のように消える。

「しまった!?龍刃六爪剣の合奏双竜(シンメトリカルドッキング)か!?」

幻竜(ミラージュラグーン)・朧月。」

ベルがツナの背後にしゃがみながら現れると光速で動く多くの斬撃がツナに叩き込まれた。

「うわぁぁぁぁぁ!」

ツナが倒れたと同時に闘技場で立っていたのはベル一人だった。

「そこまで!模擬戦の勝者はベル・クラネル!」

審判であるオサムの宣言と共に模擬戦はベルの勝利に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

模擬戦後、観客席では

 

「流石だなベル。やはり夢の中でも鍛錬を怠っていなかったな。」

「十代目、惜しかったっすね。」

「アツシはよく頑張った。」

「ナノハちゃんもホンマにいい戦いっぷりやったで。」

「マシュもオルテナウスをしっかり使いこなせるようになったな。」

模擬戦を終えた5人にヘスティアファミリアの面々だけでなく他のファミリアの面々の歩み寄り称賛していた。

特に

「ねぇねぇアルゴノォト君、今度は私と戦ってよ。」

「そういう事なら次は手前と勝負しないか?」

「待てよ。それなら次は私とやろうぜ。」

ティオナと椿、それとヴィータが名乗りを上げてた。

なので………

「こらティオナ、自重しなさい!」

「椿、少し落ちつけよ。」

「もうヴィータったら無理言うたらあかんよ。」

三人ともそれぞれ保護者(おもり役)に連れていかれる。

「あっははははは」(;^_^A

「あいつらは………」(-ω-;)ウーン

そんな中………

「おーい、皆。客が来てるんだが?」

ヘスティアファミリアのレベル5で召喚術士(サモナー)、チーム『記録の地平線(ログ・ホライズン)』のシロエの妹ロエ2がやって来た。

「どうしたんだロエ2?」

「おお兄よ。実はな。ベルの見舞いと言ってフレイヤファミリアの使いが来ているんだが?」

「「「「フレイヤファミリア!?」」」」

「なんでアイツらが?というか誰が来た?『女神の戦車(ヴァナ・フレイア)』か『黒妖の魔剣(ダインスレイブ)』なら丁重にお断りしろよ。」

「いやそれがな。」

すると

「いやいや失礼。何分ここに来るからには警戒するに越したことはありませんからね。」

ロエ2の隣に現れた黒い帽子にラテックスの手袋をした黒衣の男が柔らかい口調で話す。

「まさかお前が来るとはな。まさか私達と殺し合いしに来たかと思ったぜ。」

「フフフ。そうならばどうするつもりですか?私と一対一で戦いますか?『無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)』?」

「今日はベルの快気祝いパーティーだ。そういう物騒な事は止そう。」

「ええ。いいですとも。私も無粋な真似はしたくありませんし」

「そう言ってくれるとありがたい。なぁ『ドクタージャッカル』」

「ええ。………さてと」

すると男がいつの間にかベルの前に立ち

「ご回復、お祝い申し上げますベル君。」

「えぇありがとうございます赤屍さん。」

するとベルの隣にいたアツシが震えていた。

「アツシ君もお元気そうで何よりですね♪」

え、えぇ………赤屍さんもおかわりなく

「そう言えば模擬戦をしていたとか………早く来ていれば私も参加できてたのではと………いやぁ~残念でありませんよ♪」

ひぃ!?

「アツシ………まだ赤屍さんがトラウマなの?」

「いい加減克服したらどうですか?」

「というかアツシ君は何で『黒獣(ブラックビースト)』や赤屍さんみたいばヤバい人に目を付けられるのかな?かな?」

「………ドクタージャッカル、アツシに何かしたら許さない………」

「安心してください『夜叉白雪(スノーホワイト)』。彼を本気で殺すならこんな公衆の面前で戦いませんよ。それに私は自分の100%を知らない。それを引き出す可能性がある相手とは然るべき場所でしかるべき時に戦いたいですからね。」

「………分かった………」

「………」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

((((本当に物騒な人に好かれるな………))))

鏡花と赤屍の会話が物騒すぎてアツシは身を震わせ、ベル達4人はアツシに同情した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレイヤファミリア本拠地(ホーム)戦いの野(フォールクヴァング)

 

「ねぇオッタル、ついに彼が目覚めたわね。」

「………では」

「それはまだよ。何せ彼の周りには目障りなのが多い。………忌々しいわ。『贋作者(フェイカー)』め。」

「奴はいずれ自分が………」

「まぁいいわ。でもその時には貴方達にも働いてもらうわね。」

フレイヤとオッタルの後ろで円卓の椅子に座る3人の男たち。

「けっ!俺はボンゴレ最強の座があればいいだけだ。アンタに従う気はねぇよ!」

「貴様!フレイヤ様に対し」

「止めろアレン。お前では『憤怒の炎(カースフレア)』に勝てない。」

「ふん!」

そっぽを向くアレン。

「まぁまぁアレン君も落ち着きなよ。私はフレイヤちゃんが気に入ったから協力してるだけだしね。」

「はぁ(*´Д`)………『夢追い人(ドリームチェイサー)』、貴方のその態度を我が女神は問題視してないからいいんですが少しは敬語というモノを………」

「止めろよヘディン、カナミはこういう性格だ………」(*´Д`)

「お前も苦労してるなレオナルド………」

カエルみたいなスーツを着た男レオナルドと一緒にため息を吐くヘディン。

「いいですね。私としてはいずれ果たすべき野望………世界征服の第一歩に相応しい舞台ですねフレイヤ殿。」

「おぉぉ流石『狂気の科学者(マッドサイエンティスト)』殿、では俺もその計画に噛ませてもらおう。さすれば世界をフレイヤ様の」

「「「「黙れ中二病ども!」」」」

ガリバー兄弟にツッコまれるヘグニと白衣を着た男。

「そう言えばドクタージャッカルは?」

「彼には快気祝いでヘスティアファミリアに出向いてるわ。まぁ彼が私の眷属になったのは過程を楽しみたいって言う理由だけどね。」

「あの男はむしろ今の状態で繋ぎとめるのが得策かと………」

「そうね。むしろ今の戦力でヘスティアファミリアに対抗するには正直心細いわね。あの三傑にアインス、『凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)』、『記録の地平線(ログ・ホライズン)』………そして『英雄の雛(ヒロイックベイブス)』がいるならこっちもそれ相応の準備がいるわね。」

女神は嗤う………己が願いを叶えるために………

 




お読みいただきありがとうございます。



闘技場での模擬戦は快気祝いという事もありましてベルに花を持たせました。
ベル君の武器は左右対称のロングナイフという設定でそれぞれ組み合わせると………より強力になるんです。
それでも高火力のナノハやツナに敏捷性の高いアツシ、鉄壁の防御力を誇るマシュに勝つんだからね………多少手加減させて上げないと(;^_^A
………だってナノハのスターライトブレイカーやツナのXXバーナーなんて放ったら闘技場が悲惨な事にはなるしね(笑)



フレイヤファミリアにももちろん戦力は割り振ってますが………
ジェイル・スカリエッティにXanxus………ある意味凶悪な面々で固めてみました。
ちなみにドクタージャッカルこと赤屍蔵人はかつて週刊少年マガジンで連載されてたマンガ『GetBackers-奪還屋-』のキャラクターで私も気に入っているキャラクターなので出してみました。
そして何故かアツシ君の天敵になってました。(笑)
その内何故狙われたか書いてみようと思います。(笑)
あと『黒獣』はアツシのライバルポジションですがフレイヤファミリアではありませんのであしからず………



次回は閑話で快気祝いパーティーの小話を入れてから新章に入ります。
新章はもちろん怪物祭なのでお楽しみに。















あと気軽にこの作品の感想をコメントしていただけるとありがたいです。
何せ自分………メンタルは弱いけど意外と寂しがりやなもんで………(;^_^A
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