ヘスティアファミリアが英雄たちの集まる魔窟なのは間違っているだろうか   作:red knight

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怪物祭当日です。
3回ぐらいに分けて進めていこうと思ってます。


第10話

怪物祭当日 ヘスティアファミリア本拠地(ホーム)『聖火の窯』

 

玄関先で普段着を着たベルがヘスティアを待っていた。

「待たせたねベル君。」

「いえいえ。それじゃ神様、行きましょうか。」

「そうだね。それじゃ行ってくるよエミヤ君、シロエ君。」

ベルを引き連れて出かけるヘスティア。

「さて、ベルとヘスティアには今日一日楽しんでほしいから問題は俺達で解決するとして………」

そう言ってシロエと医務室にいくエミヤ。

「あの二人をどうにかしないとオラリオが血で染まる危険性があるからな。」

医務室ではアキコの治療を受けて包帯を巻いたザフィーラとクー・フーリンがいた。

「何なんだよあの姉ちゃんたちは!?本当にレベル4なのか!?」

「あれは間違いなくレベル6級の実力はあった………」

「すまんな二人とも。あの二人………ヘラ(ばあさん)の眷属のシズルとリノは以前ビーの仲間達をたった二人で叩きのめした筋金入りの最強最悪の申し子(リトルクレイジーサイコ)達だからな………」(-ω-;)ウーン

「言い得て妙だねその異名………ヘラはオラリオ追放後に別の場所で眷属を迎えたって噂は前々から聞いていたけど本当だったんだね。」

「ところでどうすんだよ。あの二人がもしベルに接触しようとしたら」

「とりあえずコウスケに監視をさせている。まぁアイツなら見つかることはないだろう。それに何かあれば通信機で知らせる手はずになってるからな。」

そう言ってエミヤが自身の耳につけてイヤホンみたいなモノを指さす。

「パスカルの開発した小型通信機だよね。ダンジョン内では使えないという欠点があるけど今回の件にはまさに最適なアイテムだよね。」

「それにまだ私達のファミリアでしか運用していないからな。」

「たしかにこいつはウチの目玉の一つだからな。売り出すにしろ色々とデータを集める必要があるそうだ。」

「とりあえずガネーシャんとこにも今回警備の手伝いに参加するにあたって今回他のファミリアにもモニターしてもらうって名目で何台か貸したんだろ?」

「あぁ。それで怪物祭が終わったら正式にガネーシャファミリアの御用達として取引することになっているんだ。」

「流石だな腹黒メガネ(ブラックグラス)。今回の件で通信機の開発費用を回収する目算だな。」

「ええ。パスカルとリタがこれの開発にかなり費用を使い込んだおかげで今月のウチのファミリアの予算が4年前のあの件ぶりに赤字になりましたからね。赤字分を何としても補填しないとこのままじゃリリが参りそうですからね。」

「あぁ。この間帳簿を見てすごく落ち込んでいたな。」

「なので今回の怪物祭の出店である程度売り上げは期待できますが少なくとも今月一億ヴァリス以上の貯蓄を計上しないと安心できませんからね。」

そう言いつつシロエがある書類を出す。

「今回の警備の見取り図です。エリアスの情報を仮定して奴らの侵入経路を割り出したよ。怪物祭で手薄になる門が一か所あるからそこにルルとマリク、それとシャマルを配置したから少なくともフョードル・D(クラス)以外なら2分で制圧できるでしょう。」

「一応バックアップでジュディスとクロームを控えさせてるから大丈夫だろう。………さてそろそろ本題に入るとしよう。」

そう言って医務室にいる五人が重たい空気になる。

「………そうだね。(アタシ)としてはこれ以上患者は増やしたくないからね。」

「俺もだ。あんなの相手にできるかっての。」

「私もアレを相手にするならせめてシグナムやヴィータを加えてくれないと骨が折れる。」

「なら決まりだね………」

「そうだな………」

「「「「「あのブラコン姉妹(シズルとリノ)がベルにちょっかいを掛ける前にどう止めるか………」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オラリオ中央広場

 

ベルとヘスティアは祭りで賑わう広場を歩いている。

「ベル君、今日は思いっきり楽しもうね。」

「慌てないで下さいよ神様。」

そんな二人をかなり遠くから見ている二人の女性。

「どうしましょうお姉ちゃん!?ベル君(おにいちゃん)がロリ巨乳と仲睦まじく歩いてるのは本当に不味いよ!?」

「あらあら。落ち着いてリノちゃん。あれはベル君(おとうとくん)のファミリアの主神だから大丈夫よ。」

「そんな呑気な事言ってる場合じゃないよ!?例えファミリアの主神でも油断しちゃ駄目だよ!?あの神様の目、あれは間違いなく恋する乙女の目だよ!?このままじゃベル君(おにいちゃん)が!?ベル君(おにいちゃん)が!?」

「あらあら。リノちゃんったら♪落ち着くんだゾ☆」

ドッゴォォォォォォォン!

そう言ってシズルがリノに頭突きをかます。

「ハラヒレホレヒレ………」

リノが目を回す。

一方のその二人をさらに背後から見張るコウスケは

(やっべー………できれば関わり合いになりたくねぇな。)

二人にすら気づかれないほど気配を殺して見張っていた。

そんな色んな人達(ストーカー)の思惑など気にせずベルとヘスティアは祭りを堪能していた。

「ベル君、わたあめが美味しいよ。」

「神様、一人で食べれますから~」(;^_^A

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翠屋オラリオ支店

 

祭の影響か、かなり繁盛している翠屋では

「ありがとうございました。」

「ふぅ~ようやく一段落ね。」

レジを担当していたナノハとミアハファミリアから手伝いに参加しているレベル2の冒険者アリサ・バニングスが忙しそうにしていた。

「ナノハちゃん、アリサちゃん。レジ代わるよ。」

「私達が代わりますんで休憩してきてください。」

ナノハ達の元に来たのはタケミカヅチファミリアからバイトで参加している命とミアハファミリアのスズカ・月村だ。

「ありがとうなの。」

「それじゃ後は頼んだよ。」

そう言って休憩室に入るナノハとアリサ。

休憩室には先客がいた。

「おう。お疲れさん。」

「「タケミカヅチさん。」」

神タケミカヅチだ。

彼も翠屋でバイトしている。

「今日は怪物祭だから本当に忙しいな。それにしてもナノハは実家だからいいとしてアリサはミアハの所の出店はいいのか?」

「ナァーザ団長とマリエさんが上手く切り盛りしてるし、ヘンリエッタさんもいるから私達は今回自由にやらせてもらってるのよ。それにセララちゃんもヘスティアファミリアの出店の手伝いをしているし私達以外にも自由に祭りを楽しんでる人たちがいるから問題ないよ。」

「そうか。まぁミアハも運がいいよ。マリエやヘンリエッタ、それと鉄平が加わったおかげでかつての中堅ファミリアの頃の活気を取り戻したからな。俺も神友としてホッとしたよ。」

「私もその後入ったから詳しい経緯は知らないけど当時はかなり厳しい状況だったのよね。ナノハ達を追いかけてオラリオに来たけど本当にミアハファミリアでよかったと思ってるわ。」

「アリサちゃんだったら私達のファミリアに入ってもやっていけたと思うの。」

「そうね。でもスズカとも話した事だけどやっぱりナノハ達と一緒じゃなく違う場所でお互い強くなっていくことが大事だと思ったのよ。まだまだナノハやハヤテには追い付いてないけどいずれは追いつくんだから待ってなさいよ。」

「分かったよアリサちゃん。」

そう話すアリサにナノハはちょっぴりむずがゆい気持ちになったが笑顔で答えた。

「それはそうと………どうなのよナノハ。」

「どうって?」(。´・ω・)?

「ベルの事よ。ウミナリで出会って一緒に”宝石種(ジュエルシード)”封印したし、終わった後も一生懸命魔法の訓練を続けて、ベルを追いかける形でオラリオに来たじゃない。告白ぐらいはしたのかなって。」

アリサがいきなりナノハに恋バナを振ってきたのでタケミカヅチは二人に気づかれずに休憩室を出ていった。

「べっべっ別にそんな事してないの!?それにベル君は私にとっては弟みたいな存在でお姉ちゃんとしてベル君を支えるって決めてるの!?」(*ノωノ)

「本当に?」(・∀・)ニヤニヤ

ナノハは赤面しつつ必死で弁解するがアリサはにやけながら追撃してくる。

「そう言えばベルって結構モテるよね。ウチの女性陣の中にもベルの事気にしている人がいたわよ。」

「………」

「それにあの『剣姫』がベルが昏睡してから4年間毎日欠かさずお見舞いに来てるって聞いてたし」

「アイズちゃんとは誰がベルの”お姉ちゃん”かOHANASHIする必要があるの。」

アイズの話題に触れた途端ナノハの表情に威圧感が増す。

「そう言えばナノハ、そのアイズと何があったのよ?私達がオラリオに来てからよく口喧嘩してたわよね。」

「何でもないの。ただアイズちゃんとは………出会い方が最悪だったの。」

さらに威圧感を増すナノハにアリサは少し煽りすぎだと後悔していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闘技場近辺

 

ベルとヘスティアは闘技場の周りを歩いていた。

「そう言えばベル君はモンスターの調教を見た事なかったよね。」

「そうですね。毎年怪物祭(モンスターフィリア)では色々トラブルに巻き込まれましたからね。」

「オラリオに来て最初の怪物祭(モンスターフィリア)でツナ君達の抗争に巻き込まれたし、その次の年は兜ファミリアの侵攻を防ぐために戦力総出で遠征したから参加できなかったしね。その次の年はベル君が昏睡状態になったし仕方ないよね。」

そう言いながら闘技場の周りの出店を歩き回るベルとヘスティア。

すると………

「!?」

「どうしたんだいベル君?」

ベルが急に立ち止まり辺りを見渡す。

ヘスティアがベルに話しかける。

「神様………少し離れてください。」

ベルがヘスティアを闘技場から遠ざけると

ドッカァァァァァン!

闘技場の壁をぶち破りシルバーバックが現れた。

「なんで調教用のモンスターが!?」

「下がっててください神様。『福音(ゴスペル)』」

ベルが何かを唱えるとシルバーバックがいきなり体を真っ二つに引き裂かれた。

「とりあえずシルバーバックは仕留めましたが一体なぜ?」

「あ~ベル君?」

「「エイナさん(アドバイザー君)!?」」

「今闘技場にいる調教用のモンスターが何匹か逃げ出したのよ!」

「なんだって!?」

「それでエイナさん、逃げたモンスターの数はどれくらいか分かりますか?」

「それが………20匹近くいるみたいなの。」

「分かりました。」

するとベルがポケットから小さなイヤホンを取り出しつけると

「もしもしエミヤ。今闘技場で調教用モンスターが脱走したんだ。僕はこれからそのモンスターを仕留めに行くから急いで住民の避難を。」

[了解した。こっちもモンスター討伐に人員を送る。………無茶するなよMymaster。]

「ありがとう。」

するとベルがリュックからナイフを取り出す。

「神様、僕はこれから脱走したモンスターを討伐してきます。神様は避難を」

「何言ってるんだいベル君。ボクは君たちの主神だよ。戦えなくても住民の避難や誘導ぐらいはできるよ。だからボクの事は気にせず暴れておいで。」

「ありがとうございます。では行ってきます。」

そう言ってベルは駆けだす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オラリオ西側の門の前

 

門の近くの民家の屋根の上で門を見張るマリクとシャマル。

「敵はまだ来てないようですね。」

「門を通る奴らも皆商人や近くに住む農民と怪しい奴はいないな。」

「そう言えばルルはどうしたんですか?」

「民家近くの地下を調べてるそうだ。」

「地下?バベル周辺はダンジョンですがこの辺は何もないはずでは?」

「何でもこの地下にはダイダロスが作ったとされる秘密の通路があるという噂があるそうだ。」

「………まさか!?」

すると門近くの地面が少し盛り上がる。

その瞬間を見逃さなかった二人は

「どうやらルルは地下の秘密通路を見つけたみたいですね。」

「だな。という事は闇派閥(イヴィルス)の残党の潜入経路は………」

「「地下だな(地下ですね)!」」

そう言って二人は臨戦態勢をとる。

 




遅くなり申し訳ございません。
ここ最近面白い作品をサーチしながらそれに読み更けたりpixivで小ネタ小説を書いていたりで少し時間をかけてしまいました。(。-人-。) ゴメンネ



さて今回は怪物祭当日part1という事でベルとヘスティアのデート?とそれを見張るストーカー?な二人とさらにそれを見張る深淵卿、ナノハ達の会話等を盛り込んでみました。
そして終盤でモンスター脱走騒動に巻き込まれたベル。
次回はベル無双………にするかどうかは次回のお楽しみという事で(;^_^A



今回ベルをストーキングする二人………シズルとリノはプリコネのキャラですが以前アニメやYouTubeでのゲーム動画を見て面白いなと思って登場させたキャラですがあまりに濃いのでヘラの眷属という事にしました。
まぁオラリオ追放後に眷属にした設定でレベルはそんなに高くないんですが実力はオラリオのレベル5以上をやり合えるだけの技量を持っています。
でもそれ以上にヤベェー方々ですのでいずれアルフィアさんと鉢合わせた時どうなるか書いてみようと思います。



第8話~第9話でとったアンケートの結果ですが、家庭教師ヒットマンREBORNのヴァリアー編がかなり票を集めたので怪物祭編後に過去編として書いてみようと思います。
あとリリカルなのはのジュエルシード編もヴァリアー編に次ぐ票を集めたのでこれも書くことにします。
アンケートにご協力いただいた67名の読者の皆様、本当にありがとうございました。※アンケートは削除しました。



あとベルのプロフィールを『プロローグ』と『第一話』の間に投稿してますがこちらは話の進み具合で随時更新予定ですので気になる方は読んでみてください。
と言っても次の更新予定は怪物祭編後になると思うので今しばらくお待ちいただくかと思います。



それでは次回もお楽しみに。
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